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りん×くう! 16/霊烏路空
 おりんくうパート、これにて一区切り。









 再びやってきた地上は、今日もきらきらと眩しい青と白に覆われて、冷たくて心地よい風が吹いていた。天井のないそらは高く高く、どこまでも飛んでいけそうで、空は鴉の姿で地上に飛び出した勢いのまま、一気に高く高くまで舞い上がった。
 見下ろせば、雪に覆われた幻想郷が小さく見える。
 それがつくりもののように見えて、なんだか恐ろしくなって空はゆっくり高度を下げた。
「お燐、どこだろ」
 きょろきょろと見回すけれど、見えるのはただ凍った木々と、雪に覆われた大地と、遠くの山ばかり。
 地上に出るのは二度目だったから、探すあてなど空には一箇所しか思い当たらなかった。
 お燐と一緒に、ゆで卵をもらいに行った、あの神社。
 またあそこで、お燐はゆで卵でも食べているのかもしれない。そう考えると、空もお腹がすいてきた。
 お燐がそこにいたら、一緒にゆで卵を食べるのだ。
 そう考えるとよだれが出て、それをぬぐいながらふと思い出す。ゆで卵の前に、何かすることがあったはず。
 ――あ、そうだ。ゆーわく、するのだ。
 ヤマメが言っていたことを思い出す。服をはだけて、お燐をゆーわくする。で、お燐が何か言ってきたら、自分はひたすら、お燐のことが好きだってことを言い続ければいい。お燐が観念するまで。
 なんだか意味はよく解らないけど、やることは簡単だ。
「あ、戻らないと……」
 と、自分の姿を見下ろして空は気付く。縦穴を飛ぶとき、鴉の姿になったままだった。このままじゃ服を脱いでお燐をゆーわくできない。空は姿を人型に変える。
 自分の胸元を見下ろして、お燐のことを思い出した。自分を組み伏せて、この胸の膨らみに触れたお燐の手。あのときは、お燐の顔が辛そうだったから嫌だったけれど、そうでなければどうだっただろう。
 お燐が笑って、「おくう」と名前を呼んで、自分にああして触れてくれたら――。
 なんだか顔が熱くなってきて、空はぶんぶん首を振った。よく解らないけど、ちょっと恥ずかしい気がする。でも、嫌じゃない。ぜんぜん、嫌じゃない。たぶん、うれしい。
 きっとそれは、お燐のことが好きだからだ。
 好きの意味はいろいろあるってヤマメは言うけど、難しいことは解らないから。
 自分は、お燐が好きだ。
 好きで好きで好きで、大好きなのだ。
「うんっ」
 そのことを確かめて、空は頷くと、冷たい冬の空気の中に黒い翼をはためかせる。
 博麗神社の建物は、既にその視界に映っていた。


     ◇


 ――そうして、空は神社の庭に降り立った。
「お燐、見つけた!」
 探していた姿は、やっぱりそこにあった。神社の縁側に佇んで、お燐は呆然とこちらを見つめている。まだどこか、泣き出しそうな顔のお燐に、空は笑いかけてみる。
「おくう――」
 縁側から、お燐がふらりと雪の上に降り立った。雪を踏む音。お燐は躊躇うように手を伸ばしかけて、胸の前でぎゅっと握りしめる。
 その姿に駆け寄ろうとして、空はヤマメの言葉を思い出す。
『あんた、お燐を見つけたら――その服はだけて、誘惑しなさい』
 ゆーわく、そうだ。それをしないといけないんだった。
 どうするんだっけ、とさらに思い出す。ええと、確か――。
「えと、お燐、あのね」
 空は胸元のボタンに手を掛けて、それを外していく。お燐が僅かに顔色を変えた。
「――おくう?」
 目をしばたたかせるお燐の前で、ボタンを外した上着を開こうとして、ヤマメの言葉が再び甦った。『ただ脱げばいいんじゃないからね。こう、扇情的に、ギリギリ見えないぐらいに開くのがコツよ。で、ちょっと目元潤ませて――』
 ヤマメの教えてくれた通りに、その場に膝をついた。足に触れる雪の感触が冷たい。
 胸元を軽く開くと、冷たい空気が素肌に触れてちょっと寒かった。
 上目遣いに、お燐を見上げる。お燐は戸惑ったようにこちらを見下ろしている。
 ――なんて言えばいいんだっけ。ええと、確か、
「お燐……あのね?」
「お、くう」
「――わたしのこと、好きにしていいよ?」
「わあああああああああッ!?」
 その途端、お燐が奇声をあげて頭を抱えた。びくりと身を竦ませた空に、お燐は愕然とした表情のまま慌てて詰め寄り、肩を掴んでがくがくと揺さぶる。
「おくう、あんた――だっ、誰にそんなこと教わったのさ!?」
「ふえ。えと、ヤマメに――」
「ヤマ――あんの馬鹿、おくうに何てこと教えて、ああもうっ! こんなところでそんな格好するもんじゃないってば! 風邪ひくよ!」
 髪を掻きむしって、お燐は喚きながら空の広げた胸元を無理矢理押さえる。
 真っ赤になったその顔を見つめて、空はひとつ首を傾げた。お燐は何をそんなに慌てているのだろう。自分はただ、ヤマメの言う通りにしただけなのだが。
「お燐」
「ああいい、いいからっ! ヤマメに言われたことは忘れなよ、いいねっ!?」
「うにゅ――」
「ヤマメの奴、今度会ったらただじゃおかないよ、灼熱地獄に放り込んでやろうか――」
「お燐ってば」
 視線を逸らして、そんなことを唸り続けるお燐の袖を、空は掴んだ。
 はっと、お燐がこちらを振り向く。――その顔はまだ、どこか苦しそうに空を見つめる。
 そんな顔を、してほしくないのだ。
 お燐には、いつも笑っていてほしいのだ。
 大好きなお燐には、自分のそばで幸せにいてほしい。
 空が願うのは、本当にそれだけのことでしかないのだ。いつだって。
『ま、そこで誘惑に乗ってはこないだろうから、あとはおくう、あんたがどれだけお燐のこと好きなのか、とにかく言い続けなさい。お燐が止めてって言っても、観念するまで言い続けるのよ。お燐の馬鹿は、そのぐらいやらなきゃ解らないだろうからさ』
 ヤマメの言葉を思い出す。それでお燐が笑ってくれるなら、空はそうするだけだ。
「お燐のこと、好きだよ」
 だから空は、そう口にした。はっきりと、お燐の目を見つめて。
「好きだよ。大好きだよ。さとり様より、ゆで卵より、かくゆーごーより、わたし、お燐のことがいちばん好きだよ」
「おくう――?」
「好き。お燐が好き。大好き」
 ぎゅっと、お燐の身体にしがみつく。お燐が耳元で慌てた声をあげるけれど、構わず空はお燐の細い身体を、強く強く抱きしめた。
 とくん、とくんと、触れあった身体からお燐の鼓動が伝わってくる。
 その温もりが、空の何よりも大切なものだから。
「お、おくう――」
「お燐になら、何されたってへいきだよ? お燐が、わたしのこと好きでしてくれるなら、なんだってうれしいよ。ほんとだよ?」
「――そんな、こと」
 ぎゅっと、空の背中に回されたお燐の腕に、力がこもる。
 強ばったお燐の身体を包み込むように、空は左手でお燐の髪を撫でた。
「ダメだよ、おくう――」
「うにゅ」
「あたいの、おくうへの気持ちなんて――そんなに、綺麗なものじゃ、ないんだ」
 ゆるゆると首を振ったお燐に、おくうはひとつ唸る。
 きれい、ってなんだろう。
「きれい、じゃなきゃ、ダメなの?」
「――え?」
「わたし、お燐が好きだよ。きれいか、きたないか、わかんないけど、お燐のこと大好きだよ。んと、きれいでもきたなくても、お燐が好きだよ」
 好きにもいろいろあると、ヤマメは言っていたけれど。
 空の、お燐への《好き》は、いつだって変わらない、たったひとつの《好き》だから。
 それはどんなことがあったって、変わりはしないのだ。
「ねえ、わたしの好きと、お燐の好きは、ちがうのかな」
「おく、う……」
「ちがうなら、おしえて?」
 身体を離して、空はお燐の手を握りしめた。冷たい冬の空気の中、重ね合わせた指先の温もり。向かい合ったお燐の顔はなんだか泣き出しそうで、震える吐息が白く空気に溶けていく。
「お燐の好きが、どんな好きなのか、わたし、知りたいよ」
 そしてそれがどんなものでも、お燐が笑っていてくれるなら。
 笑顔でそばにいてくれるなら、その《好き》は、空の幸せなのだ。
「きれいでもきたなくても、お燐がわたしのこと、好きでいてくれるなら、わたしもお燐のこと好きでいるよ。ずーっとずーっと、いつまでも、お燐のこと好きだよ。大好きでいるよ。いつまでだって、わたしのいちばんはお燐だよ。お燐がいちばん、大好きだよ」
 そのことを、うまく伝えられているのかは解らないけれど。
 自分にできる、精一杯の言葉を、空は重ねていく。
「お燐の好きがどんなのでも、お燐がわたしのこと、好きでしてくれるなら、どんなことだってうれしいよ。――さっきのだって、いやじゃなかったんだよ」
 はっと、お燐が目を見開く。空は笑って、そのことを伝える。
「わたしがいやだったのは、お燐が泣きそうだったことだよ。……お燐が辛そうにしてるのが、いちばんいや。お燐が笑っててくれるなら、わたしはうれしいよ」
 ひどく曖昧な表情で、お燐は顔を伏せて、小さく震えた。
 空はそれを見て、また不安になる。――何か、間違えてしまっただろうか。
 伝えたかったことはちゃんと口にしたはずなのに、言葉を間違えてしまっただろうか。
「それじゃ、ダメなのかな」
 重ねた指先に視線を落として、空は小さくそう呟く。
 お燐の返事はない。やっぱり、ダメなのだろうか。お燐は笑ってくれないのだろうか。
 自分の好きと、お燐の好き。それはやっぱり、全然違ってしまっているのだろうか。
「わたしの好きじゃ、お燐は、しあわせじゃないのかな――」

 不意に、両肩が強く押されて、空は雪の上に仰向けに倒れ込んだ。
 ぼすん、と積もった雪が、空の身体を柔らかく受け止める。
 頭上に広がるのは、凍りつくように澄んだ蒼穹と、降り注ぐ陽光。
 そして――それを遮るように、自分を見下ろすお燐の、苦笑だった。

「……おくう」
「うにゅ」
「馬鹿」
「ばかじゃないよ」
「馬鹿だよ。……あたいも、あんたも。ホント、馬鹿みたいだよ」
 そう言って、お燐は笑った。目を細めて、――だけどそれは、苦しみの笑顔ではない。
 空の好きなお燐の、呆れ混じりの楽しげな笑顔だ。
「好きだよ。……おくうのこと、ずっとずっと、好きだったんだよ」
 覆い被さるような格好のまま、お燐は囁く。なんだか気恥ずかしくて、空は身をよじった。
「わたしも、ずっとずっと、お燐のこと、好きだったよ」
「……でも、それは違う《好き》だ。あたい、ずっとそう思ってたんだ」
「うにゅ」
「だけどさ――」
 そしてお燐は甘えるように、空の胸元に頬をすり寄せる。
「あたいの心はあたいのもので、おくうの心はおくうのものなんだよね」
「ん」
「あたいの好きと、おくうの好きと、おんなじもののはず、なかったんだ」
「ふえ?」
「好きって気持ちが、同じ形じゃなきゃいけない決まりなんて、無いんだ。――そんなことも解ってなかったあたいが、一番馬鹿だったんだよ」
 吐息のようにそう囁いて、お燐は顔を上げた。
 視線が重なる。見つめるお燐の顔は、優しく微笑んでいる。
 いつも空に向けられる、お燐の笑顔。空の宝物の、大好きな笑顔だ――。
「あたい、おくうが好きだよ」
「……うにゅ」
「好きだから、おくうに触れたいよ。抱きしめたいよ。頬ずりしたいよ。キス、したいよ」
「きす?」
「あの巫女と冬妖怪のお姉さんがしてたやつ。口と口と合わせるの」
 お燐の手が頬に触れて、顔と顔が近付く。白い吐息が、混ざり合いそうな距離まで。
「恋人同士の、しるしなんだ」
「こいびと」
「そう。世界で一番、大好き同士なんだっていう、しるし」
 それなら、と空は思う。――それなら、お燐としたい。
 だって空は、お燐のことが、世界でいちばん大好きなのだから。
「――おくう。……キスして、いい?」
「こいびと?」
「うん」
「わたしとお燐、こいびと? せかいでいちばん、大好きどうし?」
「ああ、――あたいは、おくうが世界で一番大好きだ」
「わたしも、いちばん、お燐が好きだよ」
 こつん、と額がぶつかる。くすぐったい吐息に、ふたり笑い合った。
「じゃあ――あたいとおくうは、恋人同士、だ」
「……うん」
「目、閉じなよ。……恥ずかしいから」
「うにゅ……」
 言われるまま、目を閉じた。少しの沈黙のあと、優しく――お燐の唇が、空のそれに触れた。
 貪るようなものではない、ゆっくりと触れあう、重ね合うだけの優しい口づけ。
 背中に感じる雪の冷たさと、覆い被さるお燐の熱が、身体の中で混ざり合う。
 触れあった吐息が愛おしくて、ずっとそうしていてほしい、と願うように、空はお燐の首に腕を回した。重なりあう重みが、心地よかった。
 大好き、と塞がれた唇で囁いてみる。
 あたいも、と囁き返された気がして、それだけで溶けてしまいそうなほど幸せだった。
 ――ずっと、こんなふうにお燐に触れてほしかったんだ、と。
 空はそんなことを確かめるように、ただお燐の触れる手に身を任せて――。

「おいこらそこの猫と鴉」
 雪よりも冷たい声に、お燐が唇を離してびくりと身を竦ませた。
 離れてしまった温もりに、空は目を開けて雪の上に身体を起こす。
 ――いつぞやの紅白の巫女が、額に青筋を浮かべてこちらを睨んでいた。
「あ、いやお姉さん、これはそのね?」
 わたわたとお燐が首を振るけれど、返事は取り出された針とお札だった。
「ひとんちの庭で逢い引きすなっ! 家に帰ってやれってーの!」
「わあい!? お、おくう、ちょっとこの場は退散するよ!」
「う、うにゅー!?」
 雨霰と飛んでくる針とお札の中を、お燐は猫に、空は鴉に姿を変えて逃げ回る。
 そんな神社の狂騒を、冬の穏やかな陽光だけがひどく脳天気に見下ろしていた。



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| 浅木原忍 | 22:46 | comments(0) | trackbacks(0) |
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同人誌の委託はこちらにお世話になってます。




このサイトはくろまくみこ(霊夢×レティ)の普及を目論んでいます。

東方SSインデックス

長編
【妖夢×鈴仙】
うみょんげ!(創想話・完結)
 第1話「半人半霊、半熟者」
 第2話「あの月のこちらがわ」
 第3話「今夜月の見える庭で」
 第4話「儚い月の残照」
 第5話「君に降る雨」
 第6話「月からきたもの」
 第7話「月下白刃」
 第8話「永遠エスケープ」
 第9話「黄昏と月の迷路」
 第10話「穢れ」
 第11話「さよなら」
 最終話「半熟剣士と地上の兎」

【お燐×おくう】
りん×くう!(完結)
 ※スピンオフなので、できれば先に『ゆう×ぱる!』をどうぞ。
 1 / 火焔猫燐
 2 / 霊烏路空
 3 / 火焔猫燐
 4 / 霊烏路空
 5 / 古明地さとり
 6 / 火焔猫燐
 7 / 霊烏路空
 8 / 火焔猫燐
 9 / 古明地さとり
 10 / 霊烏路空
 11 / 火焔猫燐
 12 / 古明地さとり
 13 / 霊烏路空
 14 / 火焔猫燐
 15 / 古明地さとり
 16 / 霊烏路空
 17 / 古明地こいし
 18 / そして、地底の恋物語

【勇儀×パルスィ】
ゆう×ぱる!(完結)
 0 / そして、星熊勇儀の孤独
 (1) (2) (3) (4) (5) (6)
 (7) (8) (9) (10) (11) (12) (13)
 14 / 「星熊勇儀の微睡」
 15 / 「水橋パルスィの恋心」
 16 / 「星熊勇儀の応談」
 17 / 「黒谷ヤマメの懸念」
 18 / 「星熊勇儀の懊悩」
 19 / 「キスメの不安」
 20 / 「火焔猫燐の憂鬱」
 21 / 「黒谷ヤマメの奮闘」
 22 / 「古明地さとりの場合」
 23 / 「水橋パルスィの狂気」
 24 / 「古明地さとりの思案」
 25 / 「星熊勇儀の煩悶」
 26 / 「水橋パルスィの意識」
 27 / 「星熊勇儀の虚言」
 28 / 「水橋パルスィの嫉妬」
 29 / 「星熊勇儀の決断」
 30 / 「キスメの幸福」
 31 / 「水橋パルスィの戸惑」
 32 / 「黒谷ヤマメの嫉妬」
 33 / 「古明地さとりの思惟」
 34 / 「キスメの献身」
 35 / 「星熊勇儀の愛情」
 36 / 「水橋パルスィの変化」
 37 / 「火焔猫燐の懸案」
 38 / 「星熊勇儀の失態」
 39 / 「水橋パルスィの存在」
 40 / 「星熊勇儀の審判」
 41 / 「水橋パルスィの幸福」
 42 / 「星熊勇儀の願い」
 43 / 「地底への闖入者」
 44 / 「水橋パルスィの真実」
 45 / 「星熊勇儀の幸福」
 46 / 「星熊勇儀と、水橋パルスィ」
 47 / 「地底の恋物語」

【にとり×雛】
にと×ひな!(完結)
 Stage1「人恋し河童と厄神と」
  SIDE:A SIDE:B
 Stage2「厄神様へ続く道」
  SIDE:A SIDE:B
 Stage3「神々も恋せよ幻想の片隅で」
  SIDE:A SIDE:B(前編)(後編)
 Stage4「秋めく恋」
  SIDE:A SIDE:B SIDE:C
 Stage5「少女が見た幻想の恋物語」
  (1) (2) (3) (4)
 Stage6「明日晴れたら、雨は昨日へ」
  (1) (2) (3) (4)

東方創想話・SSこんぺ投稿作

【少女秘封録】
 真昼の虹を追いかけて
 ヒマワリの咲かない季節
 闇色メモリー
 2085年のベース・ボール
 スタンド・バイ・ユー
 睡蓮の底
 遠回りする傘

【自警団上白沢班の日常】
 折れた傘骨
 おおかみおんなと人魚姫

【探偵ナズーリンシリーズ】
 説法の時は出たくない
 腹の中

【星ナズ】
 貴方のための探し物
 性別とかどうでもいいじゃない
 ナズーリンを縛って目の前にチーズをぶら下げたらどうなるの?

【稗田文芸賞シリーズ】
 霧雨書店業務日誌
 第7回稗田文芸賞
 第6回稗田文芸賞
 第8回稗田文芸賞・候補作予想メッタ斬り!
 第8回稗田文芸賞
 第9回稗田文芸賞
第10回稗田文芸賞

【狐独のグルメ】
<Season 1>
 「人間の里の豚カルビ丼と豚汁」
 「命蓮寺のスープカレー」
 「妖怪の山ふもとの焼き芋とスイートポテト」
 「中有の道出店のモダン焼き」
 「博麗神社の温泉卵かけご飯」
 「魔法の森のキノコスパゲッティ弁当」
 「旧地獄街道の一人焼肉」
 「夜雀の屋台の串焼きとおでん」
 「人間の里のきつねうどんといなり寿司」
 「八雲紫の牛丼と焼き餃子」
<Season 2>
 「河童の里の冷やし中華と串きゅうり」
 「迷いの竹林の焼き鳥と目玉親子丼」
 「太陽の畑の五目あんかけ焼きそば」
 「紅魔館のカレーライスとバーベキュー」
 「天狗の里の醤油ラーメンとライス」
 「天界の桃のタルトと天ぷら定食」
 「守矢神社のソースカツ丼」
 「白玉楼のすき焼きと卵かけご飯」
 「外の世界のけつねうどんとおにぎり」
 「橙のねこまんまとイワナの塩焼き」
<番外編>
 「新地獄のチーズ焼きカレーと豚トロひとくちカツ」 NEW!!

【その他(そそわ無印・こんぺ)】
 記憶の花
 帽子の下に愛をこめて
 レイニーデイズ/レインボウデイズ
 或る人形の話
 インビジブル・ハート
 流れ星の消えない夜に
 或る男の懺悔
 天の川の見えない森で
 花の記憶
 時間のかかる念写

同人誌全文公開(pixiv)

 『流れ星の消えない夜に』
  (1) (2) (3)

 『るな×だい!』
  (前編) (後編)

東方野球in熱スタ2007異聞
 「六十日目の閻魔と死神」
 「グラウンドの大妖精」
  (前編) (中編) (後編)
 「神奈子様の初恋」
 「May I Help You?」
 「決戦前の三者会議」
 「夏に忘れた無何有の球を」
  (前編) (後編)
 「月まで届け、蓬莱の想い」
 「届く声と届けるものと」
 「魔法使いを見守るもの」
 「夏に雪桜は咲かないけれど」
  (1) (2)
 「星の光はすべて君」
 「さよならの代わりに」
  (前編) (後編)
 「野球の国、向日葵の妖精」
  (1) (2) (3) (4)
 「わりと憂鬱な霊夢の一日」
 「猫はどこだ」
 「あなたの人生の物語」
  (1) (2) (3) (4)
  (5) (6) (7) (8)
 「完全なアナタと不完全なワタシ」
 「伝えること届けること」
 『東方野球異聞拾遺 弐』
  (1) (2) (3)


艦これSSインデックス(pixiv)

【第六戦隊】
 ワレアオバ、ワレアオバ。
 衣笠さんは任されたい
 刻まれない過去
 古き鷹は光で語りき NEW!!

【響×電】
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長編
魔法少女リリカルなのはBURNING

【BURNING AFTER】
 祝福の風と永遠の炎
 フェイトさんのお悩み相談室
 それは絆という名の――
 王子様とお姫様と黄昏の騎士のわりと平和な一日
  (前編) (中編) (後編)

魔法少女リリカルなのはCHRONICLE
魔法少女リリカルなのはCRUSADERS

中編
 ストラトスフィアの少女(完結)
  (1) (2) (3) (4)

 プラネタリウムの少女(完結)
  (1) (2) (3) (4)

短編
【フェイト×なのは】
 キミがくれる魔法
 たまに雨が降った日は
 キミが歌うボクの歌
 お嫁さんはどっち?
 願い事はひとつだけ
 君がここに生まれた日
 stay with me
 私がここに生まれた日
 ハラオウン家の家庭の事情「エイミィさんのお悩み相談室」
 WHITE SWEET SNOW
 冬、吐息、こたつにて。

【アリサ×すずか】
 はじめての××
 TALK to TALK
 少し歩幅が違う分
 好きな人が、できました。
 おとぎ話は目覚めた後にも after
 DOG×CAT?(プレ版)
 第97管理外世界における、とあるロストロギア関連事件に付随した何か(仮)
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【八神家】
 ある日の八神さんち(メロドラマ編)
 ある日の八神さんち(家族計画編)
 ある日の八神さんち(ホラー編)
 You are my family
 魔導探偵八神はやて「アイスはどこへ消えた?」
 届け、あなたがくれた空に。
 朧月夜の銀色に

【クロノ×エイミィ】
 ハラオウン家の家庭の事情「クロノ・ハラオウンはロリコンなのか?」

らき☆すた

【かがみ×つかさ】
 Sleeping Beauty?
 夢見てた、夢

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「なのはBURNING」三次創作

【沈月 影さん】(影ラボ
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 予告編
 第1話「流転 -Returning End-」
  (1) (2) (3) (4)

【てるさん】(HEAVEN
 ユグドラシルの枝(完結)
  (1) (2) (3) (4) (5)

【緑平和さん】(PEACE KEEPER
 その右手に永遠を

短編

【kitさん】(pure heart
 好き、だから

【mattioさん】
 The parting of the ways
 みんなで奏でるボクの歌
 ボクは親友に恋をする
 白い悪魔事件―なのはは罪な女のコ?なの―
 か け お ち
 約束の桜〜ダイヤ〜
 月剣〜つるぎ〜のち陽盾〜たて〜
 青に魅せられた私―Moondust…―
 ハート オブ エース―AMBITION―
 わたしの日溜り
 春の日、とあるカップルのとある時間のつぶし方
 少し角度が違う分
 大胆はほどほどに
 そして二人は時を忘れる
 注意報「あま風に御用心」
 一番守りたいもの、それは――
 ひっかかって。
 キミのいない平日は
 最近の翠屋において甘い物が売れない理由、それは――
 バカップル法第○条第×項「うっかりは無罪なり」
 正月、とある五人のとある年明けの過ごし方
 スキー大好き! って大好きななのはが言ったのでつい私も好きだし得意だと言ってしまいました。
 親友>恋人・・・?
  ―前夜なの―
  ―臨戦なの―
  ―結末なの―
 桜〜なのは〜の舞う季節―Prince of ・・・―
  予告編 本編
 天使に誓うラブレター
  予告編 本編
 「アツい日」シリーズ
  アリサ先生のアツい一日
  それぞれのアツい午後
  アツかった日の後日。
  アツくない場所で
  アツい日は季節を越えて
  アツみの増した写生会
  アツ力のかかった一日
 木の葉が紅く染まる頃
  (1) (2) (3)

【ぴーちゃんさん】(P'sぷろじぇくと
 ワガママのススメ
 おとぎ話は目覚めた後で

【鴇さん】(It flows.
 
 遠くない未来
 贈り物〜blessing happily〜

【伊織さん】(伊織の詞認筆
 ハラオウン家家族会議
 ケーキより甘い思い出
 八神家家族相談室

【maisyuさん】(ぐったり裏日記
 キミの呼びかた
 素直なキモチ
 この星空の下、貴女と二人

【隅田さん】(NooK
 四つ葉のクローバーを、君に。

【沈月 影さん】(影ラボ
 Pleasure, into the Rain

【クロガネさん】(クロガネの間
 理想な人は?

【フィールドさん】
 The honey holiday
 Dangerous Shower Time

【霧崎和也さん】(Kの趣味部屋
 祝福の花

【HALさん】(交差幻想
 コイメツ

【月翼さん】
 秘密のrouge

【tukasaさん】
 名前を呼んだ日

【フェルゼさん】(Empty Dumpty
 夜長の行き先
 Their party's never over.
 彼女たちのフーガ

【シン・アスカさん】
 メリッサの葉に…

【結さん】
 青い空の下で

【tanakaさん】部屋の隅っこで小説なんかをやってみる
 君が見てくれているから/新年
 知らぬ間に
 なのはさん争奪戦
 いたずらなお姫様
 お願い
 海と水着と……
 何年経っても変わらぬ関係
 越えられない壁
 小さくてもなのはさん
 思春期なんです
 手相占い?
 暗闇の中で
 フェイトちゃんは変態さんなの?
 手を繋いで
 王子様とお姫様のお祭り
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