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りん×くう! 4/霊烏路空
 うーにゅうーにゅうにゅからすのこー。









 拾ってきたおりんという火焔猫は、ほどなく起きあがれるようになった。うつほがその日、そのへんの死体から腕を千切ってくると、おりんは四つ足で立って伸びをしていた。折れていた後ろ足も繋がったようだ。
『ごはん、もってきたよ』
『ああ――ありがと』
 振り返ったおりんは、うつほの方を振り返って、何か気まずそうに顔をしかめる。
 うつほが拾ってきた腕をその前に置くと、『あー』とおりんはひとつ咳払いした。
『あんたさ』
『あんたじゃないよ、うつほだよ』
 名前を間違えないでほしいと思う。うつほが頬を膨らませると、『はいはい、うつほ』と呆れたようにおりんは言い直す。
『とりあえず、その格好はどうにかしない?』
『う?』
 うつほは自分の身体を見下ろす。何か変だろうか。
 今のうつほは人の姿をしていた。鴉に戻って飛んでご飯を探そうと思ったら、近くに死体が転がっていたので人の姿のままその死体から腕を千切ってきたのだ。
 ぺたぺたと、お腹や胸や腕を触ってみる。変なところは無いと思う。
『へん?』
『変ってか……人の姿のときは服ぐらい着なよ』
『ふく?』
 ふく、というのはなんだろう。うつほは考えてみるが、思い当たるところはなかった。
『それ、なに? ごはん?』
『――いや、何だ……』
 おりんはがくりとうなだれた。うつほはわけがわからず、首を傾げるしかない。
『服っていうのは――』
 と、不意に目の前で、猫の姿が消えた。代わりにその場に、二本の尻尾と獣の耳を生やした人間の少女が現れる。三つ編みの赤毛が尻尾と一緒にゆらゆらと揺れ、その身体には何か黒いひらひらとしたものを巻き付けていた。
『う、うにゅ!?』
『こういうのだよ、こういうの』
 その人間みたいな少女は、おりんとよく似た声で、ひらひらした黒をつまんでみせる。
 というか、この女の子、だれ?
『お、おりんは? おりん、どこいったの?』
『いや、あたいがりんだから』
 少女は疲れたような声で、自身を指差して言った。『ほへ』とうつほはその少女を見上げる。
『おりんは、ねこだよ?』
『――あんた、うつほだって鴉のくせに、そんな姿してるじゃんか』
 うに、とうつほは自分の身体を見下ろす。そんなこと言われても、自分は自分だ。
『あたいは、りん。うつほと一緒で、人間の姿になれるのさ』
『おりん?』
『そうだよ、ほら』
 と、目の前の少女の姿が消え、再び火焔猫がその場に姿を現す。
『おりんだ!』
『だからそうだって言ってるじゃんか』
 ぽん。再び人間の少女。ようやくうつほにも理解できた。この少女はつまり、おりんなのだ。猫もおりんで、人間の少女もおりん。ちゃんとおぼえた。
『で、うつほ』
『ん』
『とりあえず、服を着なってばさ』
 そんなことを言われても、なんのことだか解らないのである。
『こういう、布を身体につけるんだよ』
 と、ひらひらした黒を引っぱって、またおりんは言う。
『なんで?』
『なんでって――』
 うつほが問い返すと、おりんは眉を寄せて首を傾げた。『なんでって言われてもねえ』と首を捻り、それからうつほの身体を見て、ゆるゆると首を振る。
『……恥ずかしいじゃないさ』
『うにゅ?』
 はずかしい、とは何だろう。やっぱりうつほにはよく解らない。
『ああもう、こっちが恥ずかしいからとりあえず何か着なってば!』
『そういわれてもー』
 そんなヒラヒラした布なんて持っていない。うつほが抗議の声をあげると、ため息をついておりんはうつほの肩を叩いた。
『じゃ、とりあえず鴉に戻りなよ』
『ん』
 言われた通り、鴉の姿に戻ると、おりんはしゃがみこんでこちらを見つめた。
『人型に変身するとき、どうしてる?』
『ふえ?』
『変身したとの自分の格好、イメージしてるだろう?』
『んー』
 相変わらず、おりんの言うことはよくわからない。鴉の姿のままうつほが首を捻ると、『とにかくだよ』とおりんはまた黒いひらひらをつまんでみせた。
『この服でいいから、自分の身体につけた状態に変身してみなって』
『んにゅー』
 よくわからないけれど、とりあえずまた人間の姿になればいいらしい。
『ほら、こんな感じだよ』
 と、おりんは膝元の布をうつほに触らせる。ひらひら。触り心地はよかった。
『これを、自分が着てるのを思い浮かべて、ほら、人型に変身だ』
『うん!』
 ぽんっ、とうつほはその場で人型に変身する。
 その姿に、おりんは一度頷きかけて――露骨に顔を歪めた。
『あんた、それ――』
『あんた、じゃないよ、うつほだよ』
『それじゃ服じゃなくてマントだよ!』
『うにゅ?』
 おりんに言われた通り、布を自分の身体に巻き付けた姿で変身してみたのに、どうしておりんは怒るのだろう。わけがわからず、おりんは巻いていた黒い布を広げた。
『広げるなって馬鹿! それじゃ裸マントだ、かえって変態だよ!』
『ばかじゃないよ、うつほだよ』
『ああもう、この鴉はっ――』
 ぶんぶんと首を横に振り、おりんはうつほの両手を掴んで、布の前を閉じさせた。
 おりんのすることの意味はさっぱり解らず、うつほはやっぱり首を傾げるしかない。
『解った、解ったから、いいよもう鴉の姿でいてくれれば』
 そう言って、おりんは猫の姿に戻る。釈然としないまま、うつほも鴉に戻った。途端、ぐう、とお腹が鳴る。変身しすぎてエネルギーを使ってしまった。
『おりん、ごはんたべよ』
『……はいはい、そうしよ、うん』
 ふたり身を寄せて、おりんは指にかぶりつき、おくうは二の腕の肉をついばんだ。
 拾ってきた死体の腕は生焼けで、ちょっと生臭かった。


      ◇


 地霊殿の近くまで戻ってくると、空気に熱気が戻ってくる。
 その暖かさに、空は息を吐き出した。ほっとする熱だ。家に帰ってきた気分になる。
「あったかいね、お燐」
「そりゃね。炎、しばらく放っておいたけど、大丈夫かね?」
「だいじょぶだよ」
 地霊殿で、灼熱地獄の炎を管理するのが空の仕事だ。火力が足りなくなったら、お燐が運んできた死体をくべる。火力が強まったら、天窓を開けて熱気を逃がす。それだけの仕事。
 灼熱地獄の炎は、空があの神様の力を手に入れてから、強めで安定している。天窓はおかげで開けっ放しだけれど、一日や二日放っておいたぐらいで炎が小さくなったりはしない。経験則で空はそれを知っていた。
「ねー、お燐」
「ん?」
「ゆでたまごー。おなかすいたー」
「はいはい。でも先に、さとり様にただいまを言わないと」
「うん!」
 さとり。空とお燐のご主人様であり、この地霊殿の主でもある少女だ。「うつほ」という名前に今の「空」の字を与えてくれたのも、さとりである。それ以来、空はお燐と一緒に、さとりのペットとしてこの地霊殿で暮らしているのだ。
 地霊殿の中に足を踏み入れると、他のペットである火焔猫たちが「にゃあ」と出迎えた。お燐も「にゃーん」と猫の言葉でそれに応えて、それからうつほの手を引いて屋敷の奥へ向かう。
 廊下の突き当たり、扉の向こうはリビングになっている。その片隅で、さとりは安楽椅子に腰を下ろし、本を読んでいた。お燐と空の足音に気付いたか、本を閉じてさとりは振り返る。
「おかえりなさい、お燐、空」
「あ、ただいま戻りました、さとり様」
「ただいま、さとりさま!」
 元気よく空があげた声に、さとりは微笑して目を細めた。
「空、地上はどうだったかしら?」
「ん……ひゃっこかった!」
「そう、雪遊びをしてきたのね。お燐、ご苦労様」
 さとりは、胸元の第三の目を軽く撫でてそう言った。いつもそうだ。さとりは空の言いたいことを何でも解ってくれている。そういう力の持ち主なのだ。
「いえ、こっちがお願いしたことですから。ありがとうございます、さとり様」
 ぺこりと頭を下げて、それからお燐は手にしていた袋を取り出した。
「あ、そうだ、これ。神社から貰ってきたので、さとり様もどうぞ」
「ゆでたまご!」
「あらあら」
 さとりは、お燐の差し出した袋の中を覗きこみ、――そして、一瞬だけ顔を曇らせた。空はそれに気付いたが、その意味はよく解らなかった。
「……私はひとつでいいから、残りはふたりで仲良く食べなさいね」
 袋からゆでたまごをひとつ取り出して、さとりは微笑む。お燐も笑い返した。
 けれど、空は疑問を覚えて、首を傾げた。
 ゆでたまごは四つあった。自分と、お燐と、さとりさま。それから――。
「こいしさまは? いないの?」
 そう、もうひとりいたはずだ。主であるさとりの妹の、こいしという少女が。
 お燐が眉を寄せ、「おくう」と小声で囁いた。「うにゅ?」と空は首を傾げる。
 そういえば、こいしの姿はしばらく見かけていない気がする。
 いつから見かけていないのかは覚えてないけれど、だいぶ前からの気もした。
「……こいしの分は、いいの。あの子は、お腹は空いていないだろうから」
「うにゅ」
 主は微笑んだままそう言った。さとりにそう言われれば、そういうものかとうつほは納得する。それで、こいしのことは頭から消えた。
「それじゃ、あたいたちは仕事場に戻りますんで」
「お疲れ様。……晩ご飯は、少し遅めにしましょうか」
「了解です」
 さとりへ一礼して、ほら行くよ、とお燐は空の手を引いて歩き出す。「さとりさま、またね」と空は手を振って、お燐の後に続いた。さとりはそれに手を振り返してくれる。
 灼熱地獄へ通じる中庭へ出るとき、空はもう一度リビングを振り返った。
 安楽椅子に腰掛けて、さとりは手にしたゆで卵を、自分の額にぶつけていた。
「…………」
 そして、額を押さえて悶絶していた。


      ◇


「……かーたーいー」
「ああもう、殻ごと食べるもんじゃないってば」
 渡されたゆで卵にかぶりついてみたが、固くて歯が痛くなった。
 空が唸ると、やれやれとお燐は首を振って、空の手からゆで卵を取り上げる。
「こうやって」
 コン、とお燐がゆで卵を空の制御棒にぶつけると、ぺき、という音がして表面に亀裂が入る。おー、と空が見つめる先で、ざらざらした殻の下から、つるんとした白が姿を現した。
「ん、綺麗に剥けた。ほらおくう、これがゆで卵だよ」
 つるんとしてぷるぷるした、白いその物体が空の左手に転がされる。固い殻の下から現れたそのぷにぷにした感触に、「おおお」と空は歓声をあげた。
「ぷにぷにしてる! つるつるしてる!」
「そういうもんだよ」
「お燐のほっぺたみたい」
「……あたいのほっぺたは食べられないって」
 そう答えたお燐の顔は、何だか少し赤くなっているような気がした。
「ほら、いただきます」
「いただきます!」
 あぐ。ゆで卵を口に放り込んで噛んだ。ぷるんとした中に、不思議な味の塊が隠れている。むぐむぐと咀嚼すると、じわりと中心に隠れていた味が口の中に広がっていく。
「おいひい!」
「こら、飲みこんでから喋りなってば」
「んにゅ……」
 口いっぱいに広がったその味を楽しんで、少し名残惜しみながら空は飲みこんだ。今まで食べたことのない味だった。不思議な食べ物だと空は思う。真っ白でぷにぷにした中に、何が隠れていたのだろう。
「美味しいかい?」
「うんっ」
「じゃあ、ほら、もう一個食べなよ」
 ゆで卵を囓りながら、お燐は残っていた一個を空に差し出した。空はそれを見下ろし、それからお燐の顔と見比べて、「ん」と首を横に振る。
「いらないのかい?」
「ううん」
 ゆで卵と一緒に、お燐の手を掴んだ。お燐がはっと息を飲んだ。
「お燐と、はんぶんこ」
 お燐がくれたゆで卵は、美味しかったから。最後の一個も、一緒に食べたかった。
 だから空はそう言って、笑った。お燐に向けて、「ね?」と。
「……おくう」
 その言葉に、お燐はなんだか泣き笑いみたいな顔で苦笑する。
「そうだね、半分こだ」
 殻を剥いて、姿を現したつるんとした白を、お燐は手の中で半分に割った。
「ほら、半分」
 そう言ってお燐が差し出したのは、ちょっと大きい方だった。
 いつもそうだ。はんぶんこすると、お燐は空に大きい方、美味しい方をくれるのだ。
「えへへー」
 ゆで卵を受け取る。断面から黄色いものが覗いていて、「おー」と空は声をあげた。こんな黄色が隠れていたとは。ますます不思議な食べ物だと思う。
「おくう、好きかい? ゆで卵」
「うんっ」
 はぐ、と渡された半分を口にしながら、空は大きく頷いた。「だから返事は飲みこんでからでいいって」と苦笑して、お燐は空の口元に指を伸ばす。食べかすを拭ってくれるその指の感触に、「うにゅ」と空は目を細めた。
「おいひいね、お燐」
「ああ――そうだね」
 すぐ目の前に、笑っているお燐の顔がある。お燐が笑っていると、空も嬉しくなる。
「ゆで卵、好き!」
「そっか。じゃ、また神社に行って貰って来るよ」
「うん、えへへ――お燐」
 ゆで卵を飲みこんで、空はそれから、お燐に手を伸ばして、両腕を背中に回した。
 制御棒がちょっと邪魔だったけれど、気にせず抱きつくと、「お、おくう?」とお燐が少し慌てた声をあげる。それに頬ずりして、空は。
「お燐も、大好き」
 そう、素直に口にした。
 自分の気持ちを、ただ、そのままに。

 ――その言葉に、お燐が身を強ばらせたことに、空は気が付かなかった。

「……ありがと、おくう」
 優しい声で、お燐は髪を撫でてくれた。その心地よさに、空は目を細める。
「んにゅ……」
 頬をすり寄せたお燐の首筋は気持ちよくて、空はお燐に身体を預けた。
「あたいも……おくうのこと、」
 耳元で囁かれる、お燐の言葉。
「好き――だよ」

 それが、泣き出しそうに震えていることにも。
 お燐の身体の温かさに甘えていた空は、気付かないままだった。



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| 浅木原忍 | 23:17 | comments(1) | trackbacks(0) |
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悶絶するさとりを想像して涙が出ました(笑)
Posted by: ハムビー |at: 2010/02/20 1:22 AM








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同人誌の委託はこちらにお世話になってます。




このサイトはくろまくみこ(霊夢×レティ)の普及を目論んでいます。

東方SSインデックス

長編
【妖夢×鈴仙】
うみょんげ!(創想話・完結)
 第1話「半人半霊、半熟者」
 第2話「あの月のこちらがわ」
 第3話「今夜月の見える庭で」
 第4話「儚い月の残照」
 第5話「君に降る雨」
 第6話「月からきたもの」
 第7話「月下白刃」
 第8話「永遠エスケープ」
 第9話「黄昏と月の迷路」
 第10話「穢れ」
 第11話「さよなら」
 最終話「半熟剣士と地上の兎」

【お燐×おくう】
りん×くう!(完結)
 ※スピンオフなので、できれば先に『ゆう×ぱる!』をどうぞ。
 1 / 火焔猫燐
 2 / 霊烏路空
 3 / 火焔猫燐
 4 / 霊烏路空
 5 / 古明地さとり
 6 / 火焔猫燐
 7 / 霊烏路空
 8 / 火焔猫燐
 9 / 古明地さとり
 10 / 霊烏路空
 11 / 火焔猫燐
 12 / 古明地さとり
 13 / 霊烏路空
 14 / 火焔猫燐
 15 / 古明地さとり
 16 / 霊烏路空
 17 / 古明地こいし
 18 / そして、地底の恋物語

【勇儀×パルスィ】
ゆう×ぱる!(完結)
 0 / そして、星熊勇儀の孤独
 (1) (2) (3) (4) (5) (6)
 (7) (8) (9) (10) (11) (12) (13)
 14 / 「星熊勇儀の微睡」
 15 / 「水橋パルスィの恋心」
 16 / 「星熊勇儀の応談」
 17 / 「黒谷ヤマメの懸念」
 18 / 「星熊勇儀の懊悩」
 19 / 「キスメの不安」
 20 / 「火焔猫燐の憂鬱」
 21 / 「黒谷ヤマメの奮闘」
 22 / 「古明地さとりの場合」
 23 / 「水橋パルスィの狂気」
 24 / 「古明地さとりの思案」
 25 / 「星熊勇儀の煩悶」
 26 / 「水橋パルスィの意識」
 27 / 「星熊勇儀の虚言」
 28 / 「水橋パルスィの嫉妬」
 29 / 「星熊勇儀の決断」
 30 / 「キスメの幸福」
 31 / 「水橋パルスィの戸惑」
 32 / 「黒谷ヤマメの嫉妬」
 33 / 「古明地さとりの思惟」
 34 / 「キスメの献身」
 35 / 「星熊勇儀の愛情」
 36 / 「水橋パルスィの変化」
 37 / 「火焔猫燐の懸案」
 38 / 「星熊勇儀の失態」
 39 / 「水橋パルスィの存在」
 40 / 「星熊勇儀の審判」
 41 / 「水橋パルスィの幸福」
 42 / 「星熊勇儀の願い」
 43 / 「地底への闖入者」
 44 / 「水橋パルスィの真実」
 45 / 「星熊勇儀の幸福」
 46 / 「星熊勇儀と、水橋パルスィ」
 47 / 「地底の恋物語」

【にとり×雛】
にと×ひな!(完結)
 Stage1「人恋し河童と厄神と」
  SIDE:A SIDE:B
 Stage2「厄神様へ続く道」
  SIDE:A SIDE:B
 Stage3「神々も恋せよ幻想の片隅で」
  SIDE:A SIDE:B(前編)(後編)
 Stage4「秋めく恋」
  SIDE:A SIDE:B SIDE:C
 Stage5「少女が見た幻想の恋物語」
  (1) (2) (3) (4)
 Stage6「明日晴れたら、雨は昨日へ」
  (1) (2) (3) (4)

東方創想話・SSこんぺ投稿作

【少女秘封録】
 真昼の虹を追いかけて
 ヒマワリの咲かない季節
 闇色メモリー
 2085年のベース・ボール
 スタンド・バイ・ユー
 睡蓮の底
 遠回りする傘

【自警団上白沢班の日常】
 折れた傘骨
 おおかみおんなと人魚姫

【探偵ナズーリンシリーズ】
 説法の時は出たくない
 腹の中

【星ナズ】
 貴方のための探し物
 性別とかどうでもいいじゃない
 ナズーリンを縛って目の前にチーズをぶら下げたらどうなるの?

【稗田文芸賞シリーズ】
 霧雨書店業務日誌
 第7回稗田文芸賞
 第6回稗田文芸賞
 第8回稗田文芸賞・候補作予想メッタ斬り!
 第8回稗田文芸賞
 第9回稗田文芸賞
第10回稗田文芸賞

【狐独のグルメ】
<Season 1>
 「人間の里の豚カルビ丼と豚汁」
 「命蓮寺のスープカレー」
 「妖怪の山ふもとの焼き芋とスイートポテト」
 「中有の道出店のモダン焼き」
 「博麗神社の温泉卵かけご飯」
 「魔法の森のキノコスパゲッティ弁当」
 「旧地獄街道の一人焼肉」
 「夜雀の屋台の串焼きとおでん」
 「人間の里のきつねうどんといなり寿司」
 「八雲紫の牛丼と焼き餃子」
<Season 2>
 「河童の里の冷やし中華と串きゅうり」
 「迷いの竹林の焼き鳥と目玉親子丼」
 「太陽の畑の五目あんかけ焼きそば」
 「紅魔館のカレーライスとバーベキュー」
 「天狗の里の醤油ラーメンとライス」
 「天界の桃のタルトと天ぷら定食」
 「守矢神社のソースカツ丼」
 「白玉楼のすき焼きと卵かけご飯」
 「外の世界のけつねうどんとおにぎり」
 「橙のねこまんまとイワナの塩焼き」
<番外編>
 「新地獄のチーズ焼きカレーと豚トロひとくちカツ」 NEW!!

【その他(そそわ無印・こんぺ)】
 記憶の花
 帽子の下に愛をこめて
 レイニーデイズ/レインボウデイズ
 或る人形の話
 インビジブル・ハート
 流れ星の消えない夜に
 或る男の懺悔
 天の川の見えない森で
 花の記憶
 時間のかかる念写

同人誌全文公開(pixiv)

 『流れ星の消えない夜に』
  (1) (2) (3)

 『るな×だい!』
  (前編) (後編)

東方野球in熱スタ2007異聞
 「六十日目の閻魔と死神」
 「グラウンドの大妖精」
  (前編) (中編) (後編)
 「神奈子様の初恋」
 「May I Help You?」
 「決戦前の三者会議」
 「夏に忘れた無何有の球を」
  (前編) (後編)
 「月まで届け、蓬莱の想い」
 「届く声と届けるものと」
 「魔法使いを見守るもの」
 「夏に雪桜は咲かないけれど」
  (1) (2)
 「星の光はすべて君」
 「さよならの代わりに」
  (前編) (後編)
 「野球の国、向日葵の妖精」
  (1) (2) (3) (4)
 「わりと憂鬱な霊夢の一日」
 「猫はどこだ」
 「あなたの人生の物語」
  (1) (2) (3) (4)
  (5) (6) (7) (8)
 「完全なアナタと不完全なワタシ」
 「伝えること届けること」
 『東方野球異聞拾遺 弐』
  (1) (2) (3)


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【第六戦隊】
 ワレアオバ、ワレアオバ。
 衣笠さんは任されたい
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 古き鷹は光で語りき NEW!!

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長編
魔法少女リリカルなのはBURNING

【BURNING AFTER】
 祝福の風と永遠の炎
 フェイトさんのお悩み相談室
 それは絆という名の――
 王子様とお姫様と黄昏の騎士のわりと平和な一日
  (前編) (中編) (後編)

魔法少女リリカルなのはCHRONICLE
魔法少女リリカルなのはCRUSADERS

中編
 ストラトスフィアの少女(完結)
  (1) (2) (3) (4)

 プラネタリウムの少女(完結)
  (1) (2) (3) (4)

短編
【フェイト×なのは】
 キミがくれる魔法
 たまに雨が降った日は
 キミが歌うボクの歌
 お嫁さんはどっち?
 願い事はひとつだけ
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 ハラオウン家の家庭の事情「エイミィさんのお悩み相談室」
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 少し歩幅が違う分
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 ユグドラシルの枝(完結)
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【緑平和さん】(PEACE KEEPER
 その右手に永遠を

短編

【kitさん】(pure heart
 好き、だから

【mattioさん】
 The parting of the ways
 みんなで奏でるボクの歌
 ボクは親友に恋をする
 白い悪魔事件―なのはは罪な女のコ?なの―
 か け お ち
 約束の桜〜ダイヤ〜
 月剣〜つるぎ〜のち陽盾〜たて〜
 青に魅せられた私―Moondust…―
 ハート オブ エース―AMBITION―
 わたしの日溜り
 春の日、とあるカップルのとある時間のつぶし方
 少し角度が違う分
 大胆はほどほどに
 そして二人は時を忘れる
 注意報「あま風に御用心」
 一番守りたいもの、それは――
 ひっかかって。
 キミのいない平日は
 最近の翠屋において甘い物が売れない理由、それは――
 バカップル法第○条第×項「うっかりは無罪なり」
 正月、とある五人のとある年明けの過ごし方
 スキー大好き! って大好きななのはが言ったのでつい私も好きだし得意だと言ってしまいました。
 親友>恋人・・・?
  ―前夜なの―
  ―臨戦なの―
  ―結末なの―
 桜〜なのは〜の舞う季節―Prince of ・・・―
  予告編 本編
 天使に誓うラブレター
  予告編 本編
 「アツい日」シリーズ
  アリサ先生のアツい一日
  それぞれのアツい午後
  アツかった日の後日。
  アツくない場所で
  アツい日は季節を越えて
  アツみの増した写生会
  アツ力のかかった一日
 木の葉が紅く染まる頃
  (1) (2) (3)

【ぴーちゃんさん】(P'sぷろじぇくと
 ワガママのススメ
 おとぎ話は目覚めた後で

【鴇さん】(It flows.
 
 遠くない未来
 贈り物〜blessing happily〜

【伊織さん】(伊織の詞認筆
 ハラオウン家家族会議
 ケーキより甘い思い出
 八神家家族相談室

【maisyuさん】(ぐったり裏日記
 キミの呼びかた
 素直なキモチ
 この星空の下、貴女と二人

【隅田さん】(NooK
 四つ葉のクローバーを、君に。

【沈月 影さん】(影ラボ
 Pleasure, into the Rain

【クロガネさん】(クロガネの間
 理想な人は?

【フィールドさん】
 The honey holiday
 Dangerous Shower Time

【霧崎和也さん】(Kの趣味部屋
 祝福の花

【HALさん】(交差幻想
 コイメツ

【月翼さん】
 秘密のrouge

【tukasaさん】
 名前を呼んだ日

【フェルゼさん】(Empty Dumpty
 夜長の行き先
 Their party's never over.
 彼女たちのフーガ

【シン・アスカさん】
 メリッサの葉に…

【結さん】
 青い空の下で

【tanakaさん】部屋の隅っこで小説なんかをやってみる
 君が見てくれているから/新年
 知らぬ間に
 なのはさん争奪戦
 いたずらなお姫様
 お願い
 海と水着と……
 何年経っても変わらぬ関係
 越えられない壁
 小さくてもなのはさん
 思春期なんです
 手相占い?
 暗闇の中で
 フェイトちゃんは変態さんなの?
 手を繋いで
 王子様とお姫様のお祭り
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