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魔法少女リリカルなのはBURNING 第6話「追憶 -stand by you-」(3)
 第6話その3。1期6話の再構築というか補完というかそんな感じ。
「なまえをよんで」にはこういう背景があったんじゃないかという妄想の産物です。






     ◇

 小学校入学当時のアリサ・バニングスという少女は、一言で言えば、傲慢だった。
 日米で大会社を経営する祖父や両親の元で育ったアリサは、大人たちが両親にすり寄り、媚びを売り、頭を下げる姿を何度となく目にしてきた。忙しい両親はあまり家にはおらず、自分の言うことは何でも聞く家庭教師や家政婦、使用人たちと接する時間が大半だった。
 そんな環境で育った子供は、どんな精神構造を持つだろう。
 答えが、その頃のアリサ自身だった。
 周りの人間が、自分に従うのは当たり前だと思っていた。クラスメートは自分より劣っているのだから、馬鹿にしてからかって当然だと思っていた。友達というのは、何でも自分の言うことを聞く下僕のようなものだと思っていた。自分は万能で、偉くて、誰にも負けないのだと――そう信じていた。
 他人の言うことを聞くのは敗北だと。自分だけが正しくて、世界は自分を中心に回っていて、何もかも自分の望む通りになるのだと。信じていた。
 ――心のどこかで、そうではないことを本当は理解していたから。
 だからこそ……必死に、そう信じ込んでいた。

 本当は孤独だった。
 家にいない両親。自分に媚びるだけの家庭教師。クラスメート。
 本当は誰も、自分のことなど見ていないのを理解していた。
 自分が、見栄と虚飾で出来た張りぼてだと悟っていた。
 だから――必死だったのだ。
 必死に、そうでないと思いこもうとしていたのだ。
 そうしなければ泣きそうだったから。
 転んで、泣いて、もう立ち上がれなくなると解っていたから。
 ――そして、そんな自分に手を差し伸べてくれる人など、いないと知っていたから。

 月村すずかという少女を最初に認識したのはいつだっただろうか。
 教室の隅に、なんとなく見覚えのある顔があるということは、気付いていた。バニングス家と月村家。共に資産家だから、両親に連れられて行ったパーティなどで、顔を見かけたことがあったのかもしれない。
 ともかく……その少女は、いつも教室の片隅で、ひとりで本を読んでいた。
 誰かに話しかけられても、おどおどとして、上手く受け答えが出来ない子だった。
 だから友達らしい友達もおらず……ずっとひとりぼっちで、本を読んでいた。
 そんな弱々しい存在は――その頃のアリサにとっては格好の獲物だ。
 少しちょっかいをかけるだけで、泣きそうになって震えていた。そんな様子が面白くて、アリサはその少女のヘアバンドを取り上げた。相変わらずおどおどとしながら、けれど何とか取り返そうとじたばたする様子がますます面白くて、アリサはさらに調子に乗って囃し立てた。
 誰かが見かねて制止の声をあげた気もする。けれどそんなのは、意に介するようなものではない。自分こそが正義で、自分こそが絶対なのだ。周りは全て自分の玩具なのだから、自分の好きにすればいい――そうして、泣き出しそうな少女を笑って、
 ただ、自分の空っぽの心を必死に満たそうとして。

 ――パン、と。

 その瞬間、自分が何をされたのか、アリサには咄嗟に理解できなかった。
 ただ解ったのは、自分の左頬がひどく熱くなっていることと。
 目の前で、ツインテールの少女が、きっ、と自分を見据えていたこと。
 その少女の名前を、咄嗟にアリサは思い出せない。特に印象に残るような子では無かったはずだ。クラスの有象無象の中のひとり。自分の言うことを聞くだけのお人形。ただの玩具。――そのはずなのに。
 ようやく、痛みが頬から脳へと伝わる。そこでやっと、アリサは自分が目の前の少女に叩かれたのだと言うことを悟った。
 悟りはしたが――理解できなかった。
 どうして。どうして自分が叩かれる? 自分はただ遊んでいただけなのに。玩具で遊んでいただけなのに――どうして目の前の少女は自分を叩いた? どうして、そんな厳しい目で、自分を見据えている?
 解らない。何も解らなかった。――解りたくなかった。
 ただ、打たれた頬に、痺れるような痛みだけがあった。
 そして、震えるアリサの目の前で、その少女は、静かに口を開いた。
『痛い? でも大事なものを取られちゃった人の心は、もっともっと痛いんだよ』
 ――解らない。目の前の少女が何を言っているのか解らない。
 混乱するアリサの中に、それでもひとつだけ、解ったことがあった。
 この少女を認めちゃいけない。認めたら――負ける。自分が負けてしまう。
 何に負けるのかも解らなかった。理屈ではなく、本能がそう告げていた。
 だから、アリサは少女に掴みかかった。その喉からは言葉は形を為さず、ただ獣のような唸り声をあげて、アリサは手を振り上げて。少女もアリサを掴み返して、そうして取っ組み合って、互いにただ力をぶつけ合って、
『――止めてぇっ!!』
 そう叫び声をあげたのが……あの、気弱な少女だった。
 そのことに呆気にとられて、2人は取っ組み合う手を止めて。
 クラスメートに呼ばれた担任の先生が、その場に駆けつけてきて。
 ――互いに親が呼ばれて。こっぴどく怒られた。
 どうして自分が怒られなきゃいけないのか……それでも、そのときのアリサにはまだ解らなくて。ただ、不満だけがつのった。
 全部、あの子たちのせいだと思った。
 あの気弱な少女と……自分を叩いた、ツインテールの少女。
 自分のしたことを全く顧みずに……ただ、2人に対して怒りだけがこみ上げていた。


 ……その頃のアリサには、ひとつの宝物があった。
 それは、忙しい父親が、出張先の外国から買ってきてくれたキーホルダー。
 小瓶の形をして、中にはキラキラと光る砂のようなものが詰まっている。
 光にかざすと、まるで星のように煌めく、綺麗なキーホルダーだった。
 なかなか家に帰ってこない父親が、自分のために買ってきてくれたもの。
 それは、家族が自分を想ってくれている証だったから。
 だからそのキーホルダーは、アリサの宝物だった。
 何よりも大切な――宝物だった。


 翌日。学校が終わって、帰ろうとしたアリサは、大変なことに気付いた。
 キーホルダーが、どこにもなかった。机の中にも、鞄の中にも。教室中を探しても、砂の詰まった小瓶はどこにも見当たらなかった。
 血の気が引いた。足ががくがくと震えた。恐ろしかった。大切なものが、宝物が目の前から消えてしまったということが、どうしようもなく恐ろしかった。
 必死に、アリサは探し回った。クラスメートに尋ねもした。誰も、ただ知らないとしか答えなかった。――そして、手伝おうとしてくれる人はいなかった。
 当たり前だ。泣きそうになりながら教室の床に這いつくばる、惨めなアリサに誰が手を貸すだろう。普段自分たちを馬鹿にしている奴に、誰が救いの手を差し伸べてくれるだろう。――どうしようもなく、自業自得だった。
 教室には結局見当たらず。外かもしれないと考えて、昼休みに行った屋上にアリサは向かった。ポケットに入れていたから、落としたとしたらそこかもしれない――
 そうして階段を駆け上がって、屋上にたどり着いて。
 ――そこには雨が降りしきっていた。
 いつの間にか、空は真っ黒な雲に覆われて。大粒の雫が、屋上の床を間断なく濡らして。
 けれど、アリサはたまらず雨の中に飛び出す。濡れるとか、風邪を引くとか……そんな考えは頭になくて。ただ大事なものを無くした恐怖だけに背中を押されて。
 そうして、雨の中で、どろどろになりながら這いつくばって、探し続けた。
 惨めだった。どうしようもなく惨めだった。何もかもを思い知らされるようだった。
 いかに自分が脆弱な存在だったか。卑小な存在だったか。手を貸してくれる人もなく、ただ雨の中、泥だらけになって、這いつくばって……
 顔を濡らすのは雨の滴だと信じなければ、その場に倒れ込みそうだった。

 ……だけど。

 不意に、身体を打ち付ける雨の感触が消えた。
 代わりに頭上で、雨粒が何かに当たって弾ける音。
 ゆっくりを顔を上げたアリサが見たのは……自分の頭上に差し出された傘と。
 それを手にした……2人の少女だった。
 長い髪に白いヘアバンドをした、あの気弱な少女と。
 ぴょこんとツインテールが揺れる、自分を叩いた少女。
 その2人が、そこにいた。
『……何よ。あたしを笑いに来たの?』
 アリサの口から漏れたのは、そんな言葉。
 信じられなかった。どうしてこの2人がここにいるのか。理由はそれぐらいしか思い当たらなかった。惨めな自分を嘲笑いに来たのだとしか……思えなかった。
 だけど、2人は、首を横に振って。
『探してるの、どんなのか教えて。……一緒に探すよ』
 ツインテールの少女が、微笑んでそう言った。
 アリサには……どうして目の前の少女が、優しく微笑んでいるのか解らなくて。
『…………小瓶のキーホールダー。中に、砂が入ってるの。……キラキラした』
 わけがわからないまま、そう答えていて。
『うん、解った。じゃあ、わたしはこっち探すから、すずかちゃんはあっちね』
『……あ、う、うん』
 そう言って、ツインテールの少女はアリサに傘を手渡すと、自分も傘を揺らして、雨の中を走る。ヘアバンドの少女も、同じように。
 2人は何も言わずに、屋上中を探し始める。
 アリサはただそれを、呆然と見守っていた。
 どうして。どうしてこの2人が、探し物を手伝ってくれるのか。
 自分は何を言ったわけでもないのに。
 ツインテールの少女なんか、昨日自分を力一杯ひっぱたいたのに。
 ――どうして、そんな。
 わけがわからず、アリサはただ雨が降りしきる音を聞いていて。
 ……そして、どれほど経ったのだろう。
『…………あ、あった!』
 そんな声をあげたのは……白いヘアバンドの、あの少女。
『えと……これ、かな?』
 おずおずと、少女が差し出したのは……紛れもなく、アリサの宝物。
 キラキラ輝く砂の詰まった、小瓶のキーホルダー。
『あ…………』
 震える手で、アリサはそれを受け取る。宝物が……無くしたと思った宝物が、ちゃんと手のひらの上にあった。その感触を、アリサは何度も確かめて……そして。
『大切なもの、なんだよね? ……良かったね、見つかって』
 目の前で、ヘアバンドの少女は、そう言って、笑った。
 ただ、満面の笑顔で――アリサに、笑いかけた。
 その瞬間、アリサの中で……何かが、壊れた。
『ぁ…………ぁぁ、ぁ……』
 瞬間、その場に膝をついて、アリサは泣き崩れた。
 どうして涙が止まらないのかも解らないままに、ただいつまでも、泣き続けた。
 ――いつの間にか、雨は止んでいて。
 握りしめた手の中で、小瓶の中の砂が、太陽の光にキラキラと輝いていた。


 そして、その次の日。当然のように、アリサは風邪を引いて学校を休んだ。
 長い時間雨に打たれて、びしょ濡れのままでいたのだから当然だ。
 気怠さに朦朧とする意識。けれど、何故だかそんなに悪い気分ではなく。
 小瓶のキーホルダーを握りしめて、アリサは眠りに沈んでいた。
 ……それを目覚めさせたのは、誰かが部屋のドアをノックする音。
 目を開けた時、窓から差し込む光は既に夕暮れのもので。
 ゆっくりと開いたドアから入ってきたのは……ある意味で、予想通りの人物。
 あの2人……ツインテールの少女と、白いヘアバンドの少女だった。
『……具合、大丈夫?』
 最初に声をあげたのは、ヘアバンドの少女の方。
 熱に浮かされたまま、アリサは気怠く首を振る。
『今日渡されたプリント、ここに置いておくね』
 ツインテールの少女が、そう言ってアリサの机にプリントの束を置く。
 そうして、2人分の顔が、アリサを覗きこんだ。
 その顔は、夕焼けのせいだろうか、ひどく眩しくて、アリサは目を細める。
『…………なんで?』
 掠れた喉で、アリサが発した言葉は、たったそれだけ。
 それが何を問うた言葉なのか、アリサ自身にすら解らなかった。
 なんで、ここに来たのか。なんで、あのとき探し物を手伝ってくれたのか。
 ――なんで、そんな優しい表情で、自分を見るのか。
『誰だって、大事なものを無くしたら、悲しいよね。……だから、かな』
 ツインテールの少女が、アリサの握りしめた小瓶を見て言う。ひどく優しげな微笑を浮かべて。
 ――その言葉は、前日までのアリサなら、嫌味と受け取ったかもしれない。
 他人の大事なものを取り上げて笑っていた自分に対する嫌味だと。
 ……けれど、目の前で笑う少女の顔は、本当に純粋に、嬉しそうで。
 おそらくその瞬間に――アリサは完全に、負けを悟った。
 この少女には、どう足掻いても……自分は勝てない。
 だから、アリサは頷くだけで、それに答える。
 負けることは大嫌いだったはずなのに……何故だかとても心地よかった。
 いつもどこか寒々としていた心が、ふっと温まったような気がした。
『…………ん』
 アリサは気怠い身体を、ゆっくりと起こす。
 自分がしなければいけないことは、解っていた。
 ベッドの上に座って。アリサは深く、深く頭を下げる。
『ごめんなさい』
 たった一言だけの謝罪。けれどそれは、ひょっとしたらアリサが生まれて初めて、心からした謝罪だったかもしれない。
『……うん。わたしも、ごめんね。急にひっぱたいたりして』
『私も……ちゃんと言えなくて。返してって言えなかった。……ごめんなさい』
 向こうからも……特にヘアバンドの少女からも謝られるとは思わなくて、アリサは目をしばたたかせる。
 ――そして、次の瞬間には、3人一緒に、笑い出していた。
 何が可笑しいのか、ただ3人で、いつまでもいつまでも笑っていた。

 そうして、しばらく時間が過ぎて。2人が、そろそろ帰らなきゃと言い出して。
 すごく肝心なことを聞き忘れていたのを、アリサは思い出す。
『……あの、ね。……名前、教えて』
 ああ、なんて恥ずかしい質問だろう。クラスメートの名前もちゃんと覚えていない自分が、ひどく恥ずかしかった。何もかも、今までの自分がいかにちっぽけだったかを、思い知らせるみたいだった。
 けれど、2人の少女は、それを笑うわけでもなく。
 ただ微笑を浮かべて、アリサの問いに答える。
『わたし、高町なのは。なのはだよ』
『……あ、私は……すずか。月村、すずか』
 ツインテールの少女――なのはは、そう言ってまた、にゃはっ、と笑い。
 ヘアバンドの少女――すずかは、恥ずかしそうに顔を伏せて。
『……なのは。すずか』
 目の前の少女の名前を、アリサは舌の上で転がす。
 何だか……とても不思議な気分だった、
『……あたしは、アリサ。アリサ・バニングス』
『うん、知ってるよ』
 アリサの言葉に、なのはは笑って、そっとアリサの手を掴んだ。
『よろしくね、アリサちゃん』
 ――それはなんて、あたたかい言葉だっただろう。
『え……えと、』
 なのはの後ろから、すずかがおずおずと、アリサに手を伸ばし……同じく、手を掴む。
『私も……アリサちゃん、って、呼んでもいい?』
 恥ずかしそうに、けれど精一杯の勇気を振り絞ったような顔で、そう言う。
『……うん』
 だからアリサも、ただ頷く。
 そしてすずかは、真っ赤な顔で、けれど真っ直ぐアリサを見つめて。
『……アリサちゃん』
 そう、名前を呼んだ。

 それが、始まり。小学1年生の春。
 アリサ・バニングスと、月村すずかと、高町なのは。
 3人の友情が、始まった日。
 ――友達になった日。

     ◇

 それから、いつも3人で、一緒にいた。
 ときどき喧嘩もしたけれど、素直に謝って、仲直りができるようになって。
 そうして……ずっと仲良くやってきた。
 一緒にいるのが、当たり前に思えるぐらいに。
 すずかがいる。なのはがいる。……3人でいる。
 それは永遠に続くもののように思えた。
 いつまでも変わらずに。一緒にいられると……思っていた。

 そんな3人に変化があったのは、2年前。小学3年生になった春先。
 魔法使いになったなのはが、何も話さず、色々なことを抱え込んでいた頃だ。
 何も話してくれないことが苛立たしくて。力になれないことが悔しくて。
 ……全てを話してくれるまで、怒りながら待っていようと、そう思った。
 なのはがそんなだったから……自然、すずかと2人でいる時間が長くなる。
 それは少し寂しかったけれど。なのはが、自分たちの関係がどこか変わろうとしているのが解る中で……すずかが変わらず、隣にいてくれたことが、嬉しかった。
 なのはが学校に来れなくなってからも、隣を振り向けばすずかはそこにいてくれて。
 すずかがいてくれたから……なのはを待っていられたのだと思う。
 苛立ちも、悔しさも、すずかがその微笑みで、受け止めてくれたから。
 いつものように、『アリサちゃん』と名前を呼んでくれたから。
 だから……信じていられた。壊れはしないと。何も壊れたりしないと。
 たとえ、何かが変わってしまっても――友達だっていうことは、何も変わらないと。

 そして、なのはが立ち向かっていた事件が終わって。2人から3人に戻って。
 ビデオメール越しに、フェイトというなのはの新しい友達を知った。
 フェイトの顔を見ているときのなのはは、本当に嬉しそうで、幸せそうで。
 突然現れた4人目に、嫉妬を覚えなかったと言えば、それは嘘になる。
 けれど、ビデオメールで言葉を交わし合ううちに、そんな気持ちも消えていった。
 なのはの友達は、自分の友達。一人増えても、たぶん何も変わらない。
 それは冬、実際にフェイトがクラスに転校してきたときに、確信に変わった。
 まあ、変化が無かったわけじゃない。けれどやっぱり、3人から4人に増えても、自分たちは自分たち。親友という関係は、揺らぐはずもなかった。

 自分にとっての「一番」が誰か、というのを意識し始めたのは、たぶんその頃だ。
 フェイトが加わって4人になったとき、その関係は4人でセットというよりも、2対2という形に近くなったように思う。自分とすずか、なのはとフェイトという2組のペア。それが一緒になって4人。
 何しろ、なのはとフェイトの仲の良さと言ったら、見てるこっちが恥ずかしくなるぐらいで。その頃はまだ、2人の間にあったことは詳しく知らなかったけれど、フェイトにとっての「一番」がなのはで、なのはにとっても「一番」がフェイトになったのは、どこからどう見ても明らかだった。
 3人でいた頃は、なのはとすずか、どっちが「一番」かなんて考えたことは無かった。2人とも大事な親友で、優劣なんてつけられるような存在じゃない。3人でセット。2人よりも3人。それこそが「一番」だと思っていた。
 ただ……思い返せば、自分の意識はあの春までは、どちらかと言えばなのはに向いていた気がする。喧嘩をする相手もほとんどなのはだった。自分が何か言って、それになのはが反応して。すずかはそれを眺めて笑ってる。その三角形が、自分たちの基本形だった。先を行くのは自分となのはで、すずかは一歩後ろから追いかけてくる。そんなカタチ。
 それが変わったのは、やっぱりあの春以降、すずかと2人の時間が増えたからだろう。……こんな言い方をすると、まるでなのはをフェイトに取られたから、すずかに乗り換えたみたいな感じもするけれど。でも実際、なのはとフェイトの絆がああも強固でなかったら、今のようにすずかを意識することもなかっただろう。
 すずかはいつも、控えめで大人しくて、あまり自己主張することもなくて。……けれど、本当にいつも隣にいてくれたのだ。自分が笑ってるときも、怒ってるときも、悲しんでるときも、いつでも……変わらない笑顔で、そこにいてくれた。
 なのはにはフェイトがいる。じゃあ、自分には誰がいるだろう。……そう思ったときに、ようやくそのことに気付いた気がする。
 距離が近すぎて、そのかけがえのなさになかなか気付けなかった。
 いつでもすずかは、ただ静かにそこにいて、自分を見つめてくれていたのに。
 誰かを「一番」だと思うことは、別にそれ以外を切り捨てることじゃない。
 ただ……自分の中の気持ちに、素直になるというだけのこと。
 気付いてしまうと、何だかすごく気恥ずかしくて、照れくさくて、くすぐったくて。
 けれど――幸せだった。

 フェイトが加わってからほどなくして、今度ははやてが加わって。
 異世界で就職を決めてしまった3人は、色々と忙しそうに飛び回っていて。すずかと2人、それを見守るのが普段のポジションになった。
 そうして、過ごしてきた日々。友達になってから丸4年。今の5人になってからは1年。その間、それほど劇的な何かがあったわけじゃない。もちろん親友が魔法使いになって、自分たちも魔法の存在を知る、そんなことはあったけど、やはりそれは直接自分とすずかに関わってくるわけではなかった。魔法があってもなくても、世界は――自分とすずかは、そんなに変わらなかった。
 なのはとフェイトや、はやてのように、ドラマチックなことなんて無い。
 ただ……ずっと一緒にいただけ。当たり前のように、そばにいただけ。
 積み重なるのは、とてもささやかな思い出ばかり。
『行こ、すずか』『ん、待ってよ、アリサちゃんっ』
 放課後の帰り道を、肩を並べて歩いたり。
『……なに人の顔じろじろ見てるの?』『え? ううん、別に、何でも』
 お互いの家でのんびりお茶会をしたり。
『おやすみ、すずか』『うん、じゃあね。……おやすみ、アリサちゃん』
 寝る前に、携帯電話で他愛ない話をしたり。
『――ありがとう、アリサちゃんっ』
 たまに、プレゼントを――買って、あげたり。
『……わ、うん、似合ってるよ、アリサちゃん』
 その、お返しを貰ったり……

 そんなささやかな、他愛ない思い出ばかりが、泣きたくなるほどキラキラ輝いて。
 どうしようもなく――幸せだった。
 隣にいるのが当たり前で。いなくなることなんて、想像もできなくて。
 ずっと、ずっと、一緒にいられると思っていた。
 あまりにも無邪気に、そう信じていた。

 永遠なんてどこにも無かったのに。

     ◇

「……マスター?」
 声に、アリサはふと顔を上げた。目の前に、すずかの顔。――違う。すずかじゃない。目の前にいるのは管制人格。偽物。スズカ。
 その、スズカの顔は、どこか困惑したような表情で。
「マスター……なぜ、泣くのですか……?」
「……え?」
 頬に指先をあててみる。そこに、ひどく温かい雫の感触。
 いつの間にか、瞳からその雫は、絶え間なく溢れ続けて。床を濡らして。
 なんで、なんで涙が溢れてる? 解らない。ただ勝手に、涙が溢れ続ける。拭っても拭っても、止まらない。
 泣くな。泣くなアリサ・バニングス。まだ何も終わっていないのに。こんなところで泣いてどうする。そんな弱さは――振り切らなきゃいけないのに。そうでなかったら、すずかは救えないのに。強くならなきゃいけないのに、
 涙が、止まらない。
「……私のせいですか。私が……マスターを悲しませているのですか」
 そっと、スズカの手が頬に伸びてくる。涙の跡を、その指先がなぞる。
 今まで振り払ってきたその手を……今は何故か、振り払えない。
「泣かないでください……マスター。どうか……泣かないで」
 触れる指先は柔らかく、温かい。
 まるで、あの日触れた、本物のすずかの指先のように。
 優しく……ただ、優しく。
「ぁ……ぅ、ぁ」
 どうして。どうして、こんな。
 偽物なのに。目の前にいるのは、自分の弱さが生み出した幻影のはずなのに。
 どうしてこんなに、温かい。どうしてこんなに優しい。
 ――どうしてそんな、すずかのような、吸い込まれそうな瞳で、見つめるの。
「泣かないで……泣かないで、アリサちゃん」
 その言葉は、突き刺さるようにアリサを射抜いて。
 アリサは、そのままスズカの膝の上に泣き崩れた。
 偽物のはずなのに、そこには確かにすずかの温もりがあって。
 それはアリサの心が生んだ幻想だったのかもしれないけれど。
 ただ、アリサは泣き続けた。あの雨の日のように……泣き続けた。
 その震える頭に乗せられた柔らかな手が、長い髪を撫でて。
 そうして――アリサはずっと、そのままでいた。



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【妖夢×鈴仙】
うみょんげ!(創想話・完結)
 第1話「半人半霊、半熟者」
 第2話「あの月のこちらがわ」
 第3話「今夜月の見える庭で」
 第4話「儚い月の残照」
 第5話「君に降る雨」
 第6話「月からきたもの」
 第7話「月下白刃」
 第8話「永遠エスケープ」
 第9話「黄昏と月の迷路」
 第10話「穢れ」
 第11話「さよなら」
 最終話「半熟剣士と地上の兎」

【お燐×おくう】
りん×くう!(完結)
 ※スピンオフなので、できれば先に『ゆう×ぱる!』をどうぞ。
 1 / 火焔猫燐
 2 / 霊烏路空
 3 / 火焔猫燐
 4 / 霊烏路空
 5 / 古明地さとり
 6 / 火焔猫燐
 7 / 霊烏路空
 8 / 火焔猫燐
 9 / 古明地さとり
 10 / 霊烏路空
 11 / 火焔猫燐
 12 / 古明地さとり
 13 / 霊烏路空
 14 / 火焔猫燐
 15 / 古明地さとり
 16 / 霊烏路空
 17 / 古明地こいし
 18 / そして、地底の恋物語

【勇儀×パルスィ】
ゆう×ぱる!(完結)
 0 / そして、星熊勇儀の孤独
 (1) (2) (3) (4) (5) (6)
 (7) (8) (9) (10) (11) (12) (13)
 14 / 「星熊勇儀の微睡」
 15 / 「水橋パルスィの恋心」
 16 / 「星熊勇儀の応談」
 17 / 「黒谷ヤマメの懸念」
 18 / 「星熊勇儀の懊悩」
 19 / 「キスメの不安」
 20 / 「火焔猫燐の憂鬱」
 21 / 「黒谷ヤマメの奮闘」
 22 / 「古明地さとりの場合」
 23 / 「水橋パルスィの狂気」
 24 / 「古明地さとりの思案」
 25 / 「星熊勇儀の煩悶」
 26 / 「水橋パルスィの意識」
 27 / 「星熊勇儀の虚言」
 28 / 「水橋パルスィの嫉妬」
 29 / 「星熊勇儀の決断」
 30 / 「キスメの幸福」
 31 / 「水橋パルスィの戸惑」
 32 / 「黒谷ヤマメの嫉妬」
 33 / 「古明地さとりの思惟」
 34 / 「キスメの献身」
 35 / 「星熊勇儀の愛情」
 36 / 「水橋パルスィの変化」
 37 / 「火焔猫燐の懸案」
 38 / 「星熊勇儀の失態」
 39 / 「水橋パルスィの存在」
 40 / 「星熊勇儀の審判」
 41 / 「水橋パルスィの幸福」
 42 / 「星熊勇儀の願い」
 43 / 「地底への闖入者」
 44 / 「水橋パルスィの真実」
 45 / 「星熊勇儀の幸福」
 46 / 「星熊勇儀と、水橋パルスィ」
 47 / 「地底の恋物語」

【にとり×雛】
にと×ひな!(完結)
 Stage1「人恋し河童と厄神と」
  SIDE:A SIDE:B
 Stage2「厄神様へ続く道」
  SIDE:A SIDE:B
 Stage3「神々も恋せよ幻想の片隅で」
  SIDE:A SIDE:B(前編)(後編)
 Stage4「秋めく恋」
  SIDE:A SIDE:B SIDE:C
 Stage5「少女が見た幻想の恋物語」
  (1) (2) (3) (4)
 Stage6「明日晴れたら、雨は昨日へ」
  (1) (2) (3) (4)

東方創想話・SSこんぺ投稿作

【少女秘封録】
 真昼の虹を追いかけて
 ヒマワリの咲かない季節
 闇色メモリー
 2085年のベース・ボール
 スタンド・バイ・ユー
 睡蓮の底
 遠回りする傘

【自警団上白沢班の日常】
 折れた傘骨
 おおかみおんなと人魚姫

【探偵ナズーリンシリーズ】
 説法の時は出たくない
 腹の中

【星ナズ】
 貴方のための探し物
 性別とかどうでもいいじゃない
 ナズーリンを縛って目の前にチーズをぶら下げたらどうなるの?

【稗田文芸賞シリーズ】
 霧雨書店業務日誌
 第7回稗田文芸賞
 第6回稗田文芸賞
 第8回稗田文芸賞・候補作予想メッタ斬り!
 第8回稗田文芸賞
 第9回稗田文芸賞
第10回稗田文芸賞

【狐独のグルメ】
<Season 1>
 「人間の里の豚カルビ丼と豚汁」
 「命蓮寺のスープカレー」
 「妖怪の山ふもとの焼き芋とスイートポテト」
 「中有の道出店のモダン焼き」
 「博麗神社の温泉卵かけご飯」
 「魔法の森のキノコスパゲッティ弁当」
 「旧地獄街道の一人焼肉」
 「夜雀の屋台の串焼きとおでん」
 「人間の里のきつねうどんといなり寿司」
 「八雲紫の牛丼と焼き餃子」
<Season 2>
 「河童の里の冷やし中華と串きゅうり」
 「迷いの竹林の焼き鳥と目玉親子丼」
 「太陽の畑の五目あんかけ焼きそば」
 「紅魔館のカレーライスとバーベキュー」
 「天狗の里の醤油ラーメンとライス」
 「天界の桃のタルトと天ぷら定食」
 「守矢神社のソースカツ丼」
 「白玉楼のすき焼きと卵かけご飯」
 「外の世界のけつねうどんとおにぎり」
 「橙のねこまんまとイワナの塩焼き」
<番外編>
 「新地獄のチーズ焼きカレーと豚トロひとくちカツ」 NEW!!

【その他(そそわ無印・こんぺ)】
 記憶の花
 帽子の下に愛をこめて
 レイニーデイズ/レインボウデイズ
 或る人形の話
 インビジブル・ハート
 流れ星の消えない夜に
 或る男の懺悔
 天の川の見えない森で
 花の記憶
 時間のかかる念写

同人誌全文公開(pixiv)

 『流れ星の消えない夜に』
  (1) (2) (3)

 『るな×だい!』
  (前編) (後編)

東方野球in熱スタ2007異聞
 「六十日目の閻魔と死神」
 「グラウンドの大妖精」
  (前編) (中編) (後編)
 「神奈子様の初恋」
 「May I Help You?」
 「決戦前の三者会議」
 「夏に忘れた無何有の球を」
  (前編) (後編)
 「月まで届け、蓬莱の想い」
 「届く声と届けるものと」
 「魔法使いを見守るもの」
 「夏に雪桜は咲かないけれど」
  (1) (2)
 「星の光はすべて君」
 「さよならの代わりに」
  (前編) (後編)
 「野球の国、向日葵の妖精」
  (1) (2) (3) (4)
 「わりと憂鬱な霊夢の一日」
 「猫はどこだ」
 「あなたの人生の物語」
  (1) (2) (3) (4)
  (5) (6) (7) (8)
 「完全なアナタと不完全なワタシ」
 「伝えること届けること」
 『東方野球異聞拾遺 弐』
  (1) (2) (3)


艦これSSインデックス(pixiv)

【第六戦隊】
 ワレアオバ、ワレアオバ。
 衣笠さんは任されたい
 刻まれない過去
 古き鷹は光で語りき NEW!!

【響×電】
 Мой кошмар, нежность из вас

なのはSSインデックス

長編
魔法少女リリカルなのはBURNING

【BURNING AFTER】
 祝福の風と永遠の炎
 フェイトさんのお悩み相談室
 それは絆という名の――
 王子様とお姫様と黄昏の騎士のわりと平和な一日
  (前編) (中編) (後編)

魔法少女リリカルなのはCHRONICLE
魔法少女リリカルなのはCRUSADERS

中編
 ストラトスフィアの少女(完結)
  (1) (2) (3) (4)

 プラネタリウムの少女(完結)
  (1) (2) (3) (4)

短編
【フェイト×なのは】
 キミがくれる魔法
 たまに雨が降った日は
 キミが歌うボクの歌
 お嫁さんはどっち?
 願い事はひとつだけ
 君がここに生まれた日
 stay with me
 私がここに生まれた日
 ハラオウン家の家庭の事情「エイミィさんのお悩み相談室」
 WHITE SWEET SNOW
 冬、吐息、こたつにて。

【アリサ×すずか】
 はじめての××
 TALK to TALK
 少し歩幅が違う分
 好きな人が、できました。
 おとぎ話は目覚めた後にも after
 DOG×CAT?(プレ版)
 第97管理外世界における、とあるロストロギア関連事件に付随した何か(仮)
 9×19=171...?
 Feline days
 貴方の花の名前
 超短編シリーズ

【八神家】
 ある日の八神さんち(メロドラマ編)
 ある日の八神さんち(家族計画編)
 ある日の八神さんち(ホラー編)
 You are my family
 魔導探偵八神はやて「アイスはどこへ消えた?」
 届け、あなたがくれた空に。
 朧月夜の銀色に

【クロノ×エイミィ】
 ハラオウン家の家庭の事情「クロノ・ハラオウンはロリコンなのか?」

らき☆すた

【かがみ×つかさ】
 Sleeping Beauty?
 夢見てた、夢

投稿SSインデックス

投稿規定

「なのはBURNING」三次創作

【沈月 影さん】(影ラボ
 魔法少女リリカルなのはFROZEN
 予告編
 第1話「流転 -Returning End-」
  (1) (2) (3) (4)

【てるさん】(HEAVEN
 ユグドラシルの枝(完結)
  (1) (2) (3) (4) (5)

【緑平和さん】(PEACE KEEPER
 その右手に永遠を

短編

【kitさん】(pure heart
 好き、だから

【mattioさん】
 The parting of the ways
 みんなで奏でるボクの歌
 ボクは親友に恋をする
 白い悪魔事件―なのはは罪な女のコ?なの―
 か け お ち
 約束の桜〜ダイヤ〜
 月剣〜つるぎ〜のち陽盾〜たて〜
 青に魅せられた私―Moondust…―
 ハート オブ エース―AMBITION―
 わたしの日溜り
 春の日、とあるカップルのとある時間のつぶし方
 少し角度が違う分
 大胆はほどほどに
 そして二人は時を忘れる
 注意報「あま風に御用心」
 一番守りたいもの、それは――
 ひっかかって。
 キミのいない平日は
 最近の翠屋において甘い物が売れない理由、それは――
 バカップル法第○条第×項「うっかりは無罪なり」
 正月、とある五人のとある年明けの過ごし方
 スキー大好き! って大好きななのはが言ったのでつい私も好きだし得意だと言ってしまいました。
 親友>恋人・・・?
  ―前夜なの―
  ―臨戦なの―
  ―結末なの―
 桜〜なのは〜の舞う季節―Prince of ・・・―
  予告編 本編
 天使に誓うラブレター
  予告編 本編
 「アツい日」シリーズ
  アリサ先生のアツい一日
  それぞれのアツい午後
  アツかった日の後日。
  アツくない場所で
  アツい日は季節を越えて
  アツみの増した写生会
  アツ力のかかった一日
 木の葉が紅く染まる頃
  (1) (2) (3)

【ぴーちゃんさん】(P'sぷろじぇくと
 ワガママのススメ
 おとぎ話は目覚めた後で

【鴇さん】(It flows.
 
 遠くない未来
 贈り物〜blessing happily〜

【伊織さん】(伊織の詞認筆
 ハラオウン家家族会議
 ケーキより甘い思い出
 八神家家族相談室

【maisyuさん】(ぐったり裏日記
 キミの呼びかた
 素直なキモチ
 この星空の下、貴女と二人

【隅田さん】(NooK
 四つ葉のクローバーを、君に。

【沈月 影さん】(影ラボ
 Pleasure, into the Rain

【クロガネさん】(クロガネの間
 理想な人は?

【フィールドさん】
 The honey holiday
 Dangerous Shower Time

【霧崎和也さん】(Kの趣味部屋
 祝福の花

【HALさん】(交差幻想
 コイメツ

【月翼さん】
 秘密のrouge

【tukasaさん】
 名前を呼んだ日

【フェルゼさん】(Empty Dumpty
 夜長の行き先
 Their party's never over.
 彼女たちのフーガ

【シン・アスカさん】
 メリッサの葉に…

【結さん】
 青い空の下で

【tanakaさん】部屋の隅っこで小説なんかをやってみる
 君が見てくれているから/新年
 知らぬ間に
 なのはさん争奪戦
 いたずらなお姫様
 お願い
 海と水着と……
 何年経っても変わらぬ関係
 越えられない壁
 小さくてもなのはさん
 思春期なんです
 手相占い?
 暗闇の中で
 フェイトちゃんは変態さんなの?
 手を繋いで
 王子様とお姫様のお祭り
 想いと想い

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