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魔法少女リリカルなのはBURNING 第6話「追憶 -stand by you-」(1)
 お待たせしました、約2週間ぶりに連載再開。第6話、開始です。






『フェイト』
 懐かしい、声がした。
 優しい声。あたたかい声。とてもとても、大切な人の声。
『こっちにいらっしゃい、フェイト』
 ずっと向こうに、手招きする人の姿が見える。
 微笑んで、ただ静かに微笑んで、こちらを見つめている人がいる。
 ああ――その人は。
『フェイト……ほら、早く』
 名前を呼んでくれる。愛おしむように、優しい声で。
 だから、早く行かなきゃ。
 あの人のところに、早く行かなきゃ。
 そして、抱きしめてもらおう。
 頭を撫でてもらおう。
 名前を、呼んでもらおう。

 ――母さんに。

『母さんっ――』
 駆け出して、手を伸ばす。なぜかひどく遠い、その人の影に。
 走る。走る。草を踏みしめて、広い広い草原を走る。
 遠くに見えた母の影は、どうしてだろう、いつまでも遠い。
 近づけない。
 どれだけ走っても――近づけない。
『かあ、さ』
 足がもつれて、その場に転ぶ。痛みを堪えて顔を上げる。
 ――そこにもう、あの人の姿はない。
 どこ? 母さん、どこにいるの?
 周囲を見回しても、ただそこは永遠に続く草原。無限に続く穏やかな光景。
 果てもなく――閉ざされた、平穏。
『母さん――っ』
 叫ぶ声も、ただ無限に吸い込まれて、消える。

『――あなたはもういらないわ』

 声が。
 優しかったはずの、その人の声が。
 突き刺さるように、冷たく、響き渡る。
 そして、世界に走る亀裂。崩れ落ちる平穏の光景。
 その向こうにあるのは――無限の深遠。
『行きましょう、アリシア』
 愛おしむように、その人は、誰かを抱きしめて。
 ひび割れた世界の狭間に、落ちていく。
『母さん――』
 手を伸ばす。必死に、手を伸ばす。
 ただ、助けたかった。
 ただ、救いたかった。
 ただ――もう一度。
 名前を、呼んでほしかった。

『あなたはもういらないわ』

 手が、止まる。
 届きそうなところまで伸ばした手が、止まる。
 そして――落ちていく。
 母の姿が、闇の彼方へ、消えていく。
 永遠に、失われる。

「――――――ッ!!」

     ◇

「……ちゃん、フェイトちゃんっ」
 目を開けて、フェイトが最初に認識したのは、その場の光景でも、自分を覗きこんだ誰かの顔でもなく――自分の名前を呼ぶ、少女の声だった。
「な……の、は?」
 声を出そうとするが、喉はひりつくように渇ききっていて、言葉はかすれる。
 目をしばたたかせると……茫漠とした眼前の光景が、ようやく焦点を結んだ。
 目の前に、不安げに自分を見下ろした、なのはの顔。
 ……ああ、そうだ。記憶がゆっくりと蘇る。ここは、アースラ艦内。アリサによる八神家襲撃を受けて、なのはと2人、しばらくアースラ艦内に寝泊まりすることになって。それで……
「大丈夫? フェイトちゃん。すごい、うなされてたよ……?」
 心配げななのはの声を聞きながら、フェイトはゆっくりと身体を起こす。額にびっしょりと汗をかいていた。動悸が速い。深く深く息をつき、フェイトはゆるゆると首を振った。
「ん……平気、だよ。ちょっと……嫌な夢、見ただけ」
 ――ああ、そうか。今のは夢だったのか。
 記憶に焦げ付いたような夢のイメージに、フェイトはぶるりと肩を震わせる。
 どうして、今更あんな夢を見たのだろう。プレシアの夢。母が、自分を棄てて、虚無の空間へと消えていく夢。
 2年前、あの事件が終わった直後は、よくそんな夢にうなされた。けれど、裁判が終わって、なのはたちの世界にやって来て……闇の書事件で、あの夢の世界から脱出した後は、一度も見ることがなかったのに。
 あの過去とはもう、決別したはずなのに。
 新しい家族がいて。守りたい人が側にいて。
 自分はもう、アリシア・テスタロッサのミスコピーじゃない、はずなのに。
 ――どうして今更、母さんに棄てられる、夢を、
「フェイトちゃん」
 不意に、そっとなのはの手が背中に回される。優しく触れる手のひら。伝わるのは、暖かい鼓動。耳元をくすぐる髪の毛からは、ふわりと柔らかな匂いがして。痺れるように疼いていた心が、すっと落ちつくのをフェイトは感じた。
「……大丈夫だよ。わたしは、ここにいるよ」
 優しい言葉。抱きしめてくれる手。
 ――あの頃欲しかったものは、今、ここにある。
「うん……ありがとう、なのは」
 一度、なのはの胸に顔を寄せて、それからフェイトはベッドから立ち上がった。
 本当はいつまででもそうしていたかったけど、それにはちょっと、背中と額にかいた汗が気になって仕方ない。
「汗かいちゃったから、シャワー、浴びてくるね」
「あ、うん」
 頷き、それからなのはは思い立ったように顔を上げる。
「そうだ、どうせだから、背中流してあげよっか?」
「えっ!? い、いや、別に、そんな――」
 思いがけないなのはの言葉に、フェイトは慌てた。いや、全く期待してないと言えば嘘になるのだけれど、しかし本当にそんなつもりで言ったわけではなくて、嬉しいと言えばそれは非常に嬉しいのだけれども、心の準備というものが――
 そんな混乱するフェイトの内心を知ってか知らずか、なのはは笑顔で立ち上がると、フェイトの手を取って歩き出す。
「ほら、行こ、フェイトちゃん」
「あ……う、うん」
 こうなると、フェイトに全く勝ち目はない。何だかいいようになのはに遊ばれているような気すらして、フェイトは色々と複雑な感情を交えた溜息をひとつ。
 ……まあ、ともかく。
 フェイトの手を引いて、隣を歩くなのはの顔には、ちゃんと笑顔が戻っていて。
 抱え込んだ想いや辛さは、フェイトと同じように、今も胸の中にあるのだろうけど。
 ただ――なのはが笑顔でいてくれることが、フェイトには嬉しかった。

     ◇

「月村すずかの見舞いに?」
『はい』
 アースラ艦橋。クロノの元に入った通信の主は、本局で待機中のシグナムとシャマルだった。その2人からの申し出に、クロノは腕を組んで小さく唸る。
『私とシグナムはまだ、一度もお見舞いに行っていませんから……はやてちゃんには今、なのはちゃんとフェイトちゃんがついてくれてますし』
『何より、主はやてが、お見舞いに行ってあげて、と』
 成る程。はやてなら言いそうなことだと、クロノはひとつ息をついた。本当ははやて自身も行きたいのだろうが、安静にしていて貰わないと困るのはみんな同じである。
「……しかし、今の君たちを、不用意に海鳴市に戻すのはな」
 僅かに顔をしかめてクロノは言った。何しろ、戻ったその日にはやてが襲撃されたという歴然とした事実がある。おまけに今のシグナムたちは魔力の欠乏状態、襲われたらひとたまりもない。
『その点は、おそらく大丈夫かと。……向こうの目的は、以前の我々と同じと思われますから』
「魔力の蒐集、か」
 クロノの答えに、シグナムは頷く。
 はやてのリンカーコアが抜かれていたこと、そして戦闘不能に陥ったはやてたち3人に、向こうがそれ以上何もしていないこと。それらの点を鑑みても、敵の目的はリンカーコアの、魔力の蒐集と見るのが妥当だ。ヴィータとザフィーラのリンカーコアは無傷だったが、なのはたちの接近を悟って撤退を優先したものと思われる。
 アリサが魔法を殺傷設定で使用しているのもその傍証だ。非殺傷設定は肉体に直接損傷を与えない代わりに、相手の持つ魔力そのものを削ることで戦闘能力を殺ぐ。するとどうなるか。――倒したはいいが、蒐集するだけの魔力が残っていないという、本末転倒な事態が充分に起こりうるのである。
 相手の魔力が尽きる前に、肉体へのダメージで戦闘力を奪い、残った潤沢な魔力を丸ごと蒐集する。間違いなく、そちらの方が圧倒的に効率がいいのだ。
『今の私とシャマルの残存魔力は、蒐集に価するものではありません』
『ですから、たぶん襲われることは無い、と思うんですけど……』
 半ば自嘲気味に言うシグナムと、やや自信なさげに首を傾げるシャマル。
「まあ、確かにその通りなんだが……」
 護衛でもつけるべきか、と一瞬考えて、その馬鹿らしさにクロノは苦笑した。向こうの目的が魔力蒐集なら、護衛などつけるのは逆効果でしかない。その護衛の魔力を狙って襲撃されるのが落ちだ。
「いいんじゃない? 行かせてあげれば」
「エイミィ」
 アレックスたちと別の作業に当たっていたはずのエイミィが、不意に声をあげる。
 ……簡単に言ってくれるがな、とクロノは小さく肩を竦めた。
 一番安全なのは、そのまま本局で待機させていることだ。それは間違いないのだが。
「……解った。海鳴市への一時帰還を許可しよう。ただし2時間以内で戻ってきてくれ。こちらから監視もつけておこう」
『感謝します』
 2人が頭を下げ、通信が切れる。クロノは深く息をついて、それからエイミィの方を振り向いた。
「エイミィ、2人のモニタリング、任せたぞ」
「はいはいっと。……ん、クロノくん、どこか行くの?」
「ああ……本局のお偉いさんが、ちょっと、な。ついでになのはとフェイトを迎えに行ってくる。戻ったら今後の方針について話し合おう」
「りょーかい」
 軽く敬礼するエイミィに手を振り返して、クロノは艦橋を出た。
 ……地位が上がればその分、煩わしいことも増える。こっそりと溜息をつくと、クロノは本局への転送ポートへと急いだ。

     ◇

 カーテンの閉め切られたその部屋は、昼前だというのにひどく薄暗い。
 書斎というよりは、書庫と読んだ方が似つかわしいだろうか。壁という壁は書棚に埋め尽くされ、その書棚は様々な本によって埋め尽くされている。ただ、その書棚はひどく安っぽいスチール製で、本の中に埋もれるように鎮座する机も、学者を思わせる蔵書数からすれば驚くほどに簡素なものだ。
 それも、当然と言えば当然の話ではある。この部屋は、その主にとっては仮の住まいに過ぎないのだから。必要最低限のものさえ揃っていればいい。どうせ、長く使い続けるわけではないのだ。
「……ふぅ」
 目を通していた書物から顔を上げて、エディックはひとつ息をついた。栞を挟んで本を閉じ、椅子を軋ませて大きく伸びをする。首を回すと、コキコキと音が鳴った。
 読んでいたのは、この世界の科学技術に関する書物である。魔法技術もなく、次元世界の概念も知らない未熟な世界ではあるが、なればこそそのような世界の技術体系というのは、エディックにとっては興味深いものであった。
 それに……何より、紙媒体が一般的であるという素朴さが非常に好ましい。
 ミッドチルダに限らず、ある程度魔法技術が発達した世界というものは、総じて紙媒体というものは旧式として廃れている。かさばり、保存にも向かず、検索にも手間がかかる。そんな不便な媒体を愛する好事家もいないではないが、やはり少数派だ。
 そして、エディックはその少数派に属する。紙とインクのあの独特の匂いや手触り、本という形態の芸術性、指でページをめくりながら読むという感覚。そういったものに魅せられてしまった好事家だった。時空管理局に所属していた頃は、未整理で混沌としていた無限書庫によく潜り込んだものだ。データ化の進行する前の膨大な紙媒体での情報が詰め込まれたあの空間は、好事家には天国のような場所なのである。
 ――それは、彼女も同じだった。
「…………セレナ」
 呟き、エディックは机に置かれた写真立てを手に取る。
 そこに映っているのは、まだ十代も半ばの頃の、あどけない顔をしたエディックと。
 ――その隣で穏やかに微笑んでいる、同年代の少女の姿。
『エディ』
 今でも、鮮明によみがえる彼女の声。眼鏡越しに見つめてくる、深く澄んだ黒い瞳。
 その、涼やかな声が好きだった。知的で優しい眼差しが好きだった。
『ふふっ、また寝癖ついてるじゃない。ほら』
 笑ったときの、子供のようなあどけなさが好きだった。
『もー、相変わらず研究バカなんだから。ちゃんとご飯食べてるの?』
 呆れたように息をついたときの、小首を傾げる癖が好きだった。
『本が好きな理由? そんなの、読むのが楽しいからに決まってるでしょ』
 読書に夢中になっているときの、真剣な横顔が好きだった。
『……いきなり、恥ずかしいこと言わないの。もう』
 照れたときの、拗ねたように頬を膨らませた表情が好きだった。
 ――本当に、彼女のことが好きだった。
 好きだったのだ。
「セレナ……もうすぐです」
 エディックは呟く。愛おしむように、写真立ての中の笑顔を指でなぞりながら。
「もうすぐ……また、会えますよ。そうしたら……今度は、ずっと」
 ずっと……ずっと。
 ――言葉を途切れさせて、エディックは写真立てを机の上に戻した。
 感慨にふけるのは、まだ早い。計画はまだ途中。成功させるために、細心の注意と努力を払わなければいけないのだ。
 取り戻すために。
 失ったものを……もう一度、この手に取り戻すために。
 写真立ての隣に置いた、奇妙な形に捩れた砂時計を見やり、エディックは目を細める。
 必要なパーツは揃っているのだ。あとはそれを、細心の注意で組み上げるだけ。
 管理局も動いている。もう、これ以上の失敗は許されない――
 と、不意にドアをノックする音が響いて、エディックは顔を上げた。アリサだろうか。どうぞ、と声をかけると、ゆっくりとドアが開く。
 ――そこに現れた者の姿に、エディックは軽く目を見開いた。
「……失礼します」
 現れたのは、アリサではない。彼女の使うデバイス、クリムゾン・ローウェルの管制人格。アリサの親友、彼女が救おうとしている少女と同じ姿にデザインされたプログラム。設定された名前は……スズカだ。
「どうかしましたか?」
 訝しみながら、エディックはスズカに声をかける。アリサに何か言われて来たのだろうか。あの少女なら、直接こちらに出向いてきそうなものだが……。
「相談したいことが、あります」
 抑揚の無い声で、スズカは言う。その顔に表情らしい表情はない。当然だ。開発者であるエディックが、そういう風に設計したのだから。
 管制人格システムの《自我》の抑制。それこそが、エディックの目指した量産型ユニゾンデバイスの根幹である。融合型デバイス特有の融合事故は、デバイスの意志が術者を凌駕してしまうことから生じるものだ。また管制人格の自我の強さが、融合適性を持つ者の少なさにも繋がっている。何しろ別個の人格を持つ存在とひとつになろうというのだ。その存在と共鳴できなければ融合など望むべくもない。
 ならば、管制人格の自我を弱めれば、事故も減り適性の問題もカバーできる。もちろんそれで管制人格の判断力、思考力が鈍ってしまってはどうしようもない。不必要な感情を廃し、術者の魔力行使の補助という方向へ管制人格の機能を特化させること。方向性としては、むしろインテリジェントデバイスの強化型、という方が適切かもしれない。それが、量産型ユニゾンデバイスの設計思想である。
 管制人格の初期設定をほぼ白紙にしているのも、その方向性の一助を担っている。生産時点での余計な要素を排除しているからこそ、量産も可能になる。さらに、術者によって求める姿形にデザインさせることは、融合適性の問題をクリアするためにも重要なポイントなのだ。自らが求める存在とならば、融合に対する抵抗も少ない。結果、デバイスの性能を最大限に引き出すことにも繋がる。
 ……まあ、要するに。量産型ユニゾンデバイスであるクリムゾン・ローウェルの管制人格には、通常の融合型デバイスの管制人格のような強力な自我はない。よって、その行動は術者によってのみ規定される。管制人格が自発的に行動を起こすことなどまずない。
 ――そのはず、だったのだが。
「相談? あなたのマスターがですか?」
「……いいえ。私自身が、です」
 その言葉に、エディックは目を見開いた。管制人格が、自発的に他人に相談を持ちかける? それは全くエディックの想定しない事態だった。
 自我の抑制がまだ弱かったのかもしれない。今後のアリサとの融合状況を見なければ判断はし辛いが、改良の必要もあるかもしれないだろう。……だがとりあえず今は、管制人格の相手をするのが先決か。エディックは短時間でそう思考すると、スズカに向き直った。
「さて、どんな相談でしょう?」
「――――」
 口ごもるように、スズカが俯く。それはまるで感情を持つかのような仕草で、エディックは微かに眉を寄せた。……やはり抑制が弱かったか、それとも、あるいは。
「……マスターが、私を《偽物》と呼びました」
 ゆっくりと、スズカはそう口を開いた。
「私は《偽物》だ、と言って、マスターは私を拒絶されました」
 エディックは微かに顔をしかめた。眠り続ける親友と同じ姿に自分で設定した存在を、偽物と呼んで拒絶する。それは想像すれば、ひどく滑稽な姿ではあった。しかし……憔悴しきったアリサの様子を思い返せば、それも仕方ないかもしれない、とも思う。
 ちり、とエディックの胸のあたりに、小骨が刺さったような痛みが走る。……それは自分の良心の疼きだというのだろうか。エディックは心の中だけで自嘲する。何を今更、だ。本当に……何を今更、心を痛める必要がある?
「……私はどうすればいいのでしょうか。私が《偽物》だから、マスターは私を拒絶するのでしょうか。だとしたら……どうすれば、私は《本物》になれるのでしょうか?」
 スズカの問いに、エディックは小さく息をついた。
 管制人格システムの問題は、今は置いておこう。さしあたって、今提示された問題は、確かに重要なものである。術者と管制人格が融合するという特性上、術者が管制人格を拒絶していては、ユニゾンデバイスはその機能を十全に果たすことができない。アリサの魔力資質自体は既に相当のものに達しているが、何しろ急造の魔力だ。デバイスの補助が上手く機能しなければ、今後の戦闘にも差し障りがあるだろう。
 ……しかし、《本物》か。エディックは小さく苦笑する。《偽物》と《本物》。その言い回しは、2年ほど前にある偉大な魔導師が起こした次元犯罪事件を思い起こさせた。
 当事者でないエディックは、その詳細は知り得ない。だが、ひとりの魔導師が、失った《本物》の娘を蘇らせるため、人造生命として生み出した《偽物》の娘を用いてロストロギアを蒐集し、アルハザードを目指そうとした、という概略は聞き及んでいた。
 その事件は、プレシア・テスタロッサ事件と呼ばれている。
 ――全く、くだらない事件だ。エディックは心中だけで独語した。プレシア・テスタロッサともあろう者が、耄碌したものだ。アルハザードなんて、もはやこの世には存在しないものに振り回され、虚数空間に身を投げるとは……全く、愚かとしか言いようがない。
 信ずるべきものはお伽話などではない。ただ、現実に存在するものだけ。
 そう、アルハザードの遺産だけだ。
 ――思考が脱線していることに気付き、エディックは首を振ってそれを振り払った。それから、目の前の管制人格に向き直る。
 アリサ・バニングスも、意地を張らずに素直にすがればいいものを。そうすれば少しは楽になるだろうに、彼女は敢えて茨の道を進もうとする。まぁ、どちらでもエディックとしては構わないのだが、エディックが目的を達する前に彼女に壊れられてしまっては困るのも事実だ。
 ならば少しばかり、楽な道へ進む背中を押してやるのもいいだろう。
「そうですね――例えば、こんな方法は、どうでしょう?」
 そしてエディックは、スズカに語る。あるいは騙る。――《本物》になる方法を。



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| 浅木原忍 | 12:42 | comments(5) | trackbacks(0) |
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Comment
エディックが自分には舞Himeシリーズのナギに見えるの自分だけ・・・
Posted by: mayu |at: 2007/01/30 11:57 AM
>mayuさん
 凪ですか。確かに仲間同士で戦わせる狂言回しという役割は同じですね〜。いや乙の方は見てないんですけども。……結局彼はなんでその役回りをやってたんだっけ?
Posted by: 浅木原忍 |at: 2007/01/30 1:22 PM
ところどころ、キャラに首を突っ込んでいいように誘導する(白々しさを隠しながらあなたのために僕は全力を尽くします的態度)。しかも、本好き。この二つですかね。まぁHimeのほうはあくまで儀式の遂行者、乙のときは世界の支配者をもくろんだ。てとこですかね。
Posted by: mayu |at: 2007/02/02 6:49 PM
>mayuさん
 うん、確かに似てますねw
 あそこまで白々しく怪しげな雰囲気ではないつもりで書いてはいるんですけども(苦笑)。ちなみにエディックの脳内イメージCVは関俊彦。いや石田彰でもいいんですけど(笑)
Posted by: 浅木原忍 |at: 2007/02/02 11:13 PM
返信気づいてませんでしたすいません。
>浅木原忍さま
そうですね、関俊彦さんでもたしかにいいですね。もすこし,エディックがお兄様的のイメージがあれば良いですけど。関さんだと一番若くても忍たまの土井先生のイメージで、本人はたしかに若さあふれてますよ。でも子供っぽさの点では石田彰にかなわないかなーてとこで。
Posted by: mayu |at: 2007/02/22 10:19 AM








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東方SSインデックス

長編
【妖夢×鈴仙】
うみょんげ!(創想話・完結)
 第1話「半人半霊、半熟者」
 第2話「あの月のこちらがわ」
 第3話「今夜月の見える庭で」
 第4話「儚い月の残照」
 第5話「君に降る雨」
 第6話「月からきたもの」
 第7話「月下白刃」
 第8話「永遠エスケープ」
 第9話「黄昏と月の迷路」
 第10話「穢れ」
 第11話「さよなら」
 最終話「半熟剣士と地上の兎」

【お燐×おくう】
りん×くう!(完結)
 ※スピンオフなので、できれば先に『ゆう×ぱる!』をどうぞ。
 1 / 火焔猫燐
 2 / 霊烏路空
 3 / 火焔猫燐
 4 / 霊烏路空
 5 / 古明地さとり
 6 / 火焔猫燐
 7 / 霊烏路空
 8 / 火焔猫燐
 9 / 古明地さとり
 10 / 霊烏路空
 11 / 火焔猫燐
 12 / 古明地さとり
 13 / 霊烏路空
 14 / 火焔猫燐
 15 / 古明地さとり
 16 / 霊烏路空
 17 / 古明地こいし
 18 / そして、地底の恋物語

【勇儀×パルスィ】
ゆう×ぱる!(完結)
 0 / そして、星熊勇儀の孤独
 (1) (2) (3) (4) (5) (6)
 (7) (8) (9) (10) (11) (12) (13)
 14 / 「星熊勇儀の微睡」
 15 / 「水橋パルスィの恋心」
 16 / 「星熊勇儀の応談」
 17 / 「黒谷ヤマメの懸念」
 18 / 「星熊勇儀の懊悩」
 19 / 「キスメの不安」
 20 / 「火焔猫燐の憂鬱」
 21 / 「黒谷ヤマメの奮闘」
 22 / 「古明地さとりの場合」
 23 / 「水橋パルスィの狂気」
 24 / 「古明地さとりの思案」
 25 / 「星熊勇儀の煩悶」
 26 / 「水橋パルスィの意識」
 27 / 「星熊勇儀の虚言」
 28 / 「水橋パルスィの嫉妬」
 29 / 「星熊勇儀の決断」
 30 / 「キスメの幸福」
 31 / 「水橋パルスィの戸惑」
 32 / 「黒谷ヤマメの嫉妬」
 33 / 「古明地さとりの思惟」
 34 / 「キスメの献身」
 35 / 「星熊勇儀の愛情」
 36 / 「水橋パルスィの変化」
 37 / 「火焔猫燐の懸案」
 38 / 「星熊勇儀の失態」
 39 / 「水橋パルスィの存在」
 40 / 「星熊勇儀の審判」
 41 / 「水橋パルスィの幸福」
 42 / 「星熊勇儀の願い」
 43 / 「地底への闖入者」
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 45 / 「星熊勇儀の幸福」
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【にとり×雛】
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 Stage1「人恋し河童と厄神と」
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 Stage3「神々も恋せよ幻想の片隅で」
  SIDE:A SIDE:B(前編)(後編)
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  SIDE:A SIDE:B SIDE:C
 Stage5「少女が見た幻想の恋物語」
  (1) (2) (3) (4)
 Stage6「明日晴れたら、雨は昨日へ」
  (1) (2) (3) (4)

東方創想話・SSこんぺ投稿作

【少女秘封録】
 真昼の虹を追いかけて
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 2085年のベース・ボール
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 睡蓮の底
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【自警団上白沢班の日常】
 折れた傘骨
 おおかみおんなと人魚姫

【探偵ナズーリンシリーズ】
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【星ナズ】
 貴方のための探し物
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【稗田文芸賞シリーズ】
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 第7回稗田文芸賞
 第6回稗田文芸賞
 第8回稗田文芸賞・候補作予想メッタ斬り!
 第8回稗田文芸賞
 第9回稗田文芸賞
第10回稗田文芸賞

【狐独のグルメ】
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 「中有の道出店のモダン焼き」
 「博麗神社の温泉卵かけご飯」
 「魔法の森のキノコスパゲッティ弁当」
 「旧地獄街道の一人焼肉」
 「夜雀の屋台の串焼きとおでん」
 「人間の里のきつねうどんといなり寿司」
 「八雲紫の牛丼と焼き餃子」
<Season 2>
 「河童の里の冷やし中華と串きゅうり」
 「迷いの竹林の焼き鳥と目玉親子丼」
 「太陽の畑の五目あんかけ焼きそば」
 「紅魔館のカレーライスとバーベキュー」
 「天狗の里の醤油ラーメンとライス」
 「天界の桃のタルトと天ぷら定食」
 「守矢神社のソースカツ丼」
 「白玉楼のすき焼きと卵かけご飯」
 「外の世界のけつねうどんとおにぎり」
 「橙のねこまんまとイワナの塩焼き」
<番外編>
 「新地獄のチーズ焼きカレーと豚トロひとくちカツ」 NEW!!

【その他(そそわ無印・こんぺ)】
 記憶の花
 帽子の下に愛をこめて
 レイニーデイズ/レインボウデイズ
 或る人形の話
 インビジブル・ハート
 流れ星の消えない夜に
 或る男の懺悔
 天の川の見えない森で
 花の記憶
 時間のかかる念写

同人誌全文公開(pixiv)

 『流れ星の消えない夜に』
  (1) (2) (3)

 『るな×だい!』
  (前編) (後編)

東方野球in熱スタ2007異聞
 「六十日目の閻魔と死神」
 「グラウンドの大妖精」
  (前編) (中編) (後編)
 「神奈子様の初恋」
 「May I Help You?」
 「決戦前の三者会議」
 「夏に忘れた無何有の球を」
  (前編) (後編)
 「月まで届け、蓬莱の想い」
 「届く声と届けるものと」
 「魔法使いを見守るもの」
 「夏に雪桜は咲かないけれど」
  (1) (2)
 「星の光はすべて君」
 「さよならの代わりに」
  (前編) (後編)
 「野球の国、向日葵の妖精」
  (1) (2) (3) (4)
 「わりと憂鬱な霊夢の一日」
 「猫はどこだ」
 「あなたの人生の物語」
  (1) (2) (3) (4)
  (5) (6) (7) (8)
 「完全なアナタと不完全なワタシ」
 「伝えること届けること」
 『東方野球異聞拾遺 弐』
  (1) (2) (3)


艦これSSインデックス(pixiv)

【第六戦隊】
 ワレアオバ、ワレアオバ。
 衣笠さんは任されたい
 刻まれない過去
 古き鷹は光で語りき NEW!!

【響×電】
 Мой кошмар, нежность из вас

なのはSSインデックス

長編
魔法少女リリカルなのはBURNING

【BURNING AFTER】
 祝福の風と永遠の炎
 フェイトさんのお悩み相談室
 それは絆という名の――
 王子様とお姫様と黄昏の騎士のわりと平和な一日
  (前編) (中編) (後編)

魔法少女リリカルなのはCHRONICLE
魔法少女リリカルなのはCRUSADERS

中編
 ストラトスフィアの少女(完結)
  (1) (2) (3) (4)

 プラネタリウムの少女(完結)
  (1) (2) (3) (4)

短編
【フェイト×なのは】
 キミがくれる魔法
 たまに雨が降った日は
 キミが歌うボクの歌
 お嫁さんはどっち?
 願い事はひとつだけ
 君がここに生まれた日
 stay with me
 私がここに生まれた日
 ハラオウン家の家庭の事情「エイミィさんのお悩み相談室」
 WHITE SWEET SNOW
 冬、吐息、こたつにて。

【アリサ×すずか】
 はじめての××
 TALK to TALK
 少し歩幅が違う分
 好きな人が、できました。
 おとぎ話は目覚めた後にも after
 DOG×CAT?(プレ版)
 第97管理外世界における、とあるロストロギア関連事件に付随した何か(仮)
 9×19=171...?
 Feline days
 貴方の花の名前
 超短編シリーズ

【八神家】
 ある日の八神さんち(メロドラマ編)
 ある日の八神さんち(家族計画編)
 ある日の八神さんち(ホラー編)
 You are my family
 魔導探偵八神はやて「アイスはどこへ消えた?」
 届け、あなたがくれた空に。
 朧月夜の銀色に

【クロノ×エイミィ】
 ハラオウン家の家庭の事情「クロノ・ハラオウンはロリコンなのか?」

らき☆すた

【かがみ×つかさ】
 Sleeping Beauty?
 夢見てた、夢

投稿SSインデックス

投稿規定

「なのはBURNING」三次創作

【沈月 影さん】(影ラボ
 魔法少女リリカルなのはFROZEN
 予告編
 第1話「流転 -Returning End-」
  (1) (2) (3) (4)

【てるさん】(HEAVEN
 ユグドラシルの枝(完結)
  (1) (2) (3) (4) (5)

【緑平和さん】(PEACE KEEPER
 その右手に永遠を

短編

【kitさん】(pure heart
 好き、だから

【mattioさん】
 The parting of the ways
 みんなで奏でるボクの歌
 ボクは親友に恋をする
 白い悪魔事件―なのはは罪な女のコ?なの―
 か け お ち
 約束の桜〜ダイヤ〜
 月剣〜つるぎ〜のち陽盾〜たて〜
 青に魅せられた私―Moondust…―
 ハート オブ エース―AMBITION―
 わたしの日溜り
 春の日、とあるカップルのとある時間のつぶし方
 少し角度が違う分
 大胆はほどほどに
 そして二人は時を忘れる
 注意報「あま風に御用心」
 一番守りたいもの、それは――
 ひっかかって。
 キミのいない平日は
 最近の翠屋において甘い物が売れない理由、それは――
 バカップル法第○条第×項「うっかりは無罪なり」
 正月、とある五人のとある年明けの過ごし方
 スキー大好き! って大好きななのはが言ったのでつい私も好きだし得意だと言ってしまいました。
 親友>恋人・・・?
  ―前夜なの―
  ―臨戦なの―
  ―結末なの―
 桜〜なのは〜の舞う季節―Prince of ・・・―
  予告編 本編
 天使に誓うラブレター
  予告編 本編
 「アツい日」シリーズ
  アリサ先生のアツい一日
  それぞれのアツい午後
  アツかった日の後日。
  アツくない場所で
  アツい日は季節を越えて
  アツみの増した写生会
  アツ力のかかった一日
 木の葉が紅く染まる頃
  (1) (2) (3)

【ぴーちゃんさん】(P'sぷろじぇくと
 ワガママのススメ
 おとぎ話は目覚めた後で

【鴇さん】(It flows.
 
 遠くない未来
 贈り物〜blessing happily〜

【伊織さん】(伊織の詞認筆
 ハラオウン家家族会議
 ケーキより甘い思い出
 八神家家族相談室

【maisyuさん】(ぐったり裏日記
 キミの呼びかた
 素直なキモチ
 この星空の下、貴女と二人

【隅田さん】(NooK
 四つ葉のクローバーを、君に。

【沈月 影さん】(影ラボ
 Pleasure, into the Rain

【クロガネさん】(クロガネの間
 理想な人は?

【フィールドさん】
 The honey holiday
 Dangerous Shower Time

【霧崎和也さん】(Kの趣味部屋
 祝福の花

【HALさん】(交差幻想
 コイメツ

【月翼さん】
 秘密のrouge

【tukasaさん】
 名前を呼んだ日

【フェルゼさん】(Empty Dumpty
 夜長の行き先
 Their party's never over.
 彼女たちのフーガ

【シン・アスカさん】
 メリッサの葉に…

【結さん】
 青い空の下で

【tanakaさん】部屋の隅っこで小説なんかをやってみる
 君が見てくれているから/新年
 知らぬ間に
 なのはさん争奪戦
 いたずらなお姫様
 お願い
 海と水着と……
 何年経っても変わらぬ関係
 越えられない壁
 小さくてもなのはさん
 思春期なんです
 手相占い?
 暗闇の中で
 フェイトちゃんは変態さんなの?
 手を繋いで
 王子様とお姫様のお祭り
 想いと想い

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