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魔導探偵八神はやて「アイスはどこへ消えた?」
 拍手お礼から移動ー。ヴィータのアイスを食べたのは誰? という日常の謎系ミステリのようなもの。ミステリは難しいですはい。さりげにうちのSSでは初めてリイン兇登場していたり。
 このシリーズは続きません。たぶん。







 それはある平穏な日曜の午後。ぽかぽかとした陽光が差し込むリビングで、八神はやては欠伸混じりの伸びをした。
 久しぶりの八神家一同、丸一日完全オフ。せっかくだから全員でどこかに出かけようかという話も出たが、それよりも家でのんびりしたいというシャマルやシグナムの意見が通り、一家6人はそれぞれ思い思いに休日を過ごしていた。
 ヴィータとザフィーラは近所を散歩中。シグナムは非常勤の講師をしている剣道場に呼び出されている。シャマルは庭先で洗濯物を取り込み中。
 そして、ソファーに腰掛けたはやての膝の上では、リインフォース兇静かに寝息を立てていた。
「かわええ寝顔やな……まるで天使や」
 はやては微笑を浮かべながら、リインのさらさらした髪を撫でる。くすぐったそうに身をよじるリイン。
 暖かな陽気と、部屋に流れる穏やかな空気。静かに流れる休日の時間。こんな休みも、悪くない。
「はやてちゃん」
 リビングにシャマルが顔を出す。リインを起こさないように、はやては口元に指を立てて「しーっ」。
 シャマルも微笑んで、抱えた洗濯物のかごをそっと下ろした。
「ちびちゃん、お部屋まで運びましょうか?」
「ええよ別に。こない気持ちよさそうに寝とるん、起こしたら悪いやん」
 そう言うはやての膝元で、「んん……」とリインがまた身をよじった。
「……はやてちゃん……むにゃ」
 起こしたかと思ったら、寝言だったらしい。はやてとシャマルは顔を見合わせて、またくすくす笑った。
「はやて、たっだいまー」
「ただいま戻りました、主はやて」
 と、玄関先から元気の良い声。ほどなく、ヴィータとシグナム、ザフィーラがリビングに顔を出す。
 そして3人が3人とも、寝ているリインの姿を見て、途端に声を潜めるのだった。
「みんな、お帰り。一緒やったん?」
「ああ……はい。帰る途中で、たまたまヴィータとザフィーラに行き会いまして」
「ねー、はやて、喉渇いた〜、アイス食べていい?」
「ええけど、食べ過ぎたらあかんでー」
 はやての返事に、ヴィータは喜び勇んで冷蔵庫へと駆けていく。
「ちょうど良かった、シグナム、お洗濯もの畳むの、手伝ってくれる?」
「ああ」
 ――とまあ、そんな風にして、おおよそ八神家はいつも通り平穏だった。
 のだが。


「ああああああああああああああああああああッッッ!!!!!」


 次の瞬間、素っ頓狂な叫び声が、八神家全体をビリビリと揺るがした。
「はわわっ!?」
 はやての膝で眠っていたリインも、さすがにこの大声には飛び起きる。
 声の主は、冷蔵庫の前でぷるぷると震えているヴィータだった。全員の視線が、一斉にそちらを振り向く。
「ヴィータ、どないしたん?」
「…………無ぇ」
 信じられないものを目の当たりにしたような、震える声でヴィータは答える。
 そして次の瞬間――その手には、鉄の伯爵・グラーフアイゼンが顕現していた。
「誰だぁぁぁぁぁぁッ!!!! アタシのイチゴのアイス勝手に食った奴はぁぁぁぁぁぁぁぁッ!!!!」

 絶望と、憤怒と、狂気を孕んだ絶叫が、再び八神家を揺るがした。


    ◇


 さて、状況を整理しよう。
「昼までは確かにあったイチゴのアイスが、帰ってきたら無くなっとった。そういうことやな、ヴィータ?」
 はやての言葉に、ヴィータはこくりと頷く。その口元は「ハーゲンダッツハーゲンダッツハーゲンダッツ……」と何やら呪詛のような呟きを発し続けていた。
 アイスの消失を確認した直後、錯乱したように暴れ出したヴィータを取り押さえるのは一苦労だった。結局シグナムとザフィーラとふたりがかりで押さえつけ、シャマルが自分用に買っておいたバニラのアイスを与えることで、今は落ちついている。
 無くなったのは、冷蔵庫の冷凍室に収められていたイチゴのアイス。
「まずみんなに確認しとくよ。正直に答えてな。……この中で、イチゴのアイスの行方に心当たりのある人は?」
 はやての言葉に、しかし答えは無い。シグナム、シャマル、ザフィーラ、リイン、そしてヴィータ。全員首を横に振る。
「はやてちゃん、これは事件なのですっ!」
 最近月曜7時半のミステリーアニメにハマっているリインが、そんなことを言い出す。
「真実はいつもひとつなのですっ、マイスターの名にかけて事件を解決するのですっ!」
 ひとり意気込むリインに、はやては苦笑混じりの微笑を返して、それから全員を見渡す。
「ほな、とりあえずシャマル、ホントに誰かが食べてもうたんか、それともどっか別の場所にしまってあるんかだけ確認してな」
「あ……はい」
 シャマルがクラールヴィントを起動、八神家内の探査を開始。……あっという間にそれは見つかった。
「……ヴィータちゃん、これで間違いない?」
 キッチンのゴミ箱からシャマルが取り出したそれを見て、ヴィータが再び雄叫びをあげる。慌ててシグナムがそれを押さえつけた。どうやら間違いないようだ。
「んー……ちょお困ったなぁ」
 はやては困り顔。本当に誰かが勝手にアイスを食べてしまったのだとして、守護騎士たちがそんなことをして黙ってこそこそしているとも思えないし、はやてとしては疑いたくもないのだが……
「やっぱり事件なのですよ、はやてちゃんっ!」
 リインはやる気満々である。小さく肩を竦めて、「ほな、一応みんなのアリバイ確認といこか」と言った。

 まず最初の問題は、いつアイスが無くなったのかというのを絞り込むことである。
 問題のアイスは前日の夕方、ヴィータがはやてにねだって買ってもらったものだ。それをヴィータが冷凍室にしまったのは、その場の全員が確認している。
「最後に冷凍室の中確認したんは誰なん?」
 その問いに、シグナムとシャマルが顔を見合わせる。「……おそらく私です」と手を挙げたのはシグナムの方だった。
「昼食の後片付けの際、冷凍室にいくつかものを片付けました。……ただ、その時にアイスがあったかどうかまでは、すみませんが、記憶にありません」
「ええと、私はお昼の支度のときに冷凍室を何度か開け閉めしましたけど、アイスは確かにその時はありました」
「ということは、犯行時刻はシャマルさんがお昼の支度をしていた12時前から、ヴィータちゃんが帰ってきた3時頃までの3時間ちょっとに絞れるのです」
 リインの言葉に、はやては眉を寄せて首を振る。
「……おかしいなぁ。事はそう単純やないよ、リイン」
「ほぇ?」
「シャマル、お料理中にアイスは確かにあったんやな?」
「はい」
「そうなると……これはあれや、冷蔵庫が衆人環視の密室になってもうた」
 顎を押さえてはやては唸る。リインはよく解っていないようで、さかんに首を傾げていた。
「ええか? あたしとシャマルがお昼の支度しとる間は、あたしらに気付かれずにアイスを取り出すことはできん」
「そうですね」
 シャマルが頷く。八神家のキッチンはそんなに広々としているわけでもない。2人がいる中に誰かが入れば当然気付かれる。
「お昼を食べてる最中、後片付け中も同じや。必ず誰かがキッチンかリビングにおったんやから、やっぱりアイスを取り出せば気付かれる」
「……確かに、そうなりますです」
「で、お昼のあと、あたしはずっとリビングにおった」
 はやての言葉にようやく状況を理解したか、リインは「はわわっ」と声をあげる。
「それじゃあ、誰にも気付かれずにアイスを取り出せる時間が無くなってしまいます!」
「せやから厄介やねん。あの冷蔵庫は、開ければ常に誰かが気付く状況にあった。つまり、密室状態やったんや」
 ――その場の一同に沈黙が落ちる。単純に思われたアイス消失という事件の前に、思わぬ難問が立ちはだかった。
 と、そこで、不意にヴィータがおもむろに口を開いた。
「……ちょっと待てよ。だとしたら、犯人はひとりしかいねぇじゃねぇか」
「ヴィータ?」
 振り向いたはやての前で、ヴィータはゆらりと立ち上がると、再びグラーフアイゼンを起動。その先端を、ぐっと突き出す。
 ――突きつける先は。
「犯人はてめーだ、シグナムっ!」
「なっ!?」
 突然犯人扱いされて、シグナムは狼狽したように立ち上がる。
「ヴィータ、貴様、このシグナムが他人の食べ物を奪うような浅ましい真似をしたと、そう言いたいのかっ!?」
「だってそうじゃねーか。冷凍庫を最後に確認したのはシグナムなんだろ? だったらそん時アイスを取ったって考えるのが一番自然じゃねーか。だいたいシグナムはいっつもアタシに小言ばっかり言いやがって、ホントはアイス食いたかったんだろ? けど大人ぶってる手前言い出せなくてアタシのを取ったんだな、そうに決まってらぁ」
「何を馬鹿な――ヴィータ、貴様は私をどんな目で見ている!?」
「中身はガキのおっぱい魔人」
「――そうか、そんなにレヴァンティンの錆になりたいか」
「そっちこそ、イチゴのアイスの恨みは深いぜぇ……へっへっへっへっへ……」
 静かに睨み合う2人の背後に、黒色の炎がゆらゆらと蠢く。
「はいはいそこまでや、喧嘩したらあかん。――それに、シグナムは犯人とちゃうで」
 一触即発の2人の間に、しかしはやては平然と介入すると、ぐいと2人を押しのけてそんなことを言った。
「確かに、冷凍庫を最後に確認したんはシグナムやから、アイスを取り出せるとしたら可能性が一番高いんは事実や。……けどな、お昼の後片付けが終わってすぐ、シグナムは剣道場の方行って、帰って来たんはヴィータと一緒や。アイスを持ち出すことは出来ても、空になったカップをキッチンのゴミ箱に棄てる時間が無いよ」
「…………あ」
 言われて気付いたか、ヴィータも声をあげた。
 昼食の後片付けを終えてすぐ、シグナムは剣道場の方へと出向いている。アイスを持ち出すことは出来ただろうが、帰ってきたのがヴィータと同時で、それからずっとここで一緒にいたのだ。キッチンのゴミ箱に何かを棄てるような様子は無かった。
「せやから、2人とも喧嘩したらあかん。ちゃんと謝って仲直りや」
「…………濡れ衣着せて悪かった。ごめんなさい」
「……いや、私もまた些細なことで熱くなった。すまない」
 どこか憮然とした表情で謝り合う2人。いつものこととはいえ、苦笑混じりにそれを見守って、再びはやては首を捻る。
「せやけどそうなると、やっぱり不思議なことになるなぁ。誰も冷蔵庫に近づいてへんのに、いつの間にかアイスは誰かに食べられてもうた……」
「そんなことができるのは……」
 はやての動作を真似るように、リインは首を捻りながら――ふと、シャマルの方を向く。
「……旅の鏡ですか?」
「そっ、そんなことには使いませんっ!」
「せやな、魔力反応があればあたしも気付くしな。お昼の支度中に取り出したんやとしても、そのまま置いといたら溶けてまうしなぁ」
 慌てて否定するシャマルを、はやてがフォロー。
 ……しかし、そうなるとやはり推理は行き詰まってしまう。
 ここで「まぁあまり細かいことは気にしない方針で」と言えれば楽なのだが、それでは被害者のヴィータが納得しないだろう。
「困りましたです……」
 腕を組んで唸るリイン。不可能状況な上に、容疑者らしい容疑者もいなくなってしまった。
 シグナムとシャマルは前述の理由で除外。ザフィーラは家に居る間は狼形態なので除外。もちろん被害者のヴィータも除外。
 自分が犯人で無いのははやて自身解りきっているし、リインも昼食以降はずっとはやての隣にいたのだから除外できる。
 ……さて、どうしたものか。
「…………あれ?」
 と、リインがテーブルに置かれた物体に目を留め、声をあげた。
 そこにあったのは、ヴィータをなだめるためにシャマルが差し出したバニラのアイスの、空になったカップ。
 それを見た瞬間、ピコーン、とリインの頭上で電球が灯る。
「解りました! 謎は全て解けたのです! リイン、犯人が解ってしまったのです!」
「なにぃっ!」
 詰め寄るヴィータに、リインは得意げな顔で指を振る。
「気付いてしまえば簡単なトリックだったのです。全てリインにはお見通しなのです〜」
 そして、びしりとリインはその指を突きつけた。
「犯人は、あなたなのですっ!」












〜CM〜

 アリサ「平凡な小学5年生だったあたし、アリサ・バニングスに起きたひとつの事件。突きつけられたのは自分の無力、手にしたのは魔法の力。軋むような痛みを抱いて、だけど誰よりも大切な人のために、選んだのは戦いの日々。ぶつかり合う想いは傷つけ合うばかりで、だけどそれでも、守りたい人がいるから。だから、あたしは戦い続ける。一番大切な人――すずかのために」
 すずか「あ、アリサちゃん、恥ずかしいよ……」
 アリサ「だーっ、あたしだって恥ずかしいわよ! けど台本にそう書いてあるんだから仕方ないでしょっ!?」
 すずか「え、えーと、そういうわけで、『魔法少女リリカルなのはBURNING』連載中です」
 アリサ「あたしの活躍、見逃すんじゃないわよ!」
 すずか「アリサちゃん、あっちでは酷い目にあってばっかりな気がするけど……」
 アリサ「うるさいうるさいうるさいっ!」

〜CM終了〜












「犯人は、あなたなのですっ! ――シグナムさん!」
「なっ――」
「シグナム、やっぱりてめぇかあああああぁぁぁぁぁっ!!!!」
 リインがシグナムを指さすのと、シグナムが立ち上がるのと、ヴィータが掴みかかろうとするのが同時。
 八神家のリビングは一気に混乱のるつぼに陥る。だが、次の瞬間にはそれを押さえ込むように主の声が響き渡った。
「はいはいみんな落ち着き。――リイン、なんでそう考えたんか、いちから説明してな」
 はやてがヴィータをシグナムから引きはがし、ソファーに座り直させる。
 発言を振られたリインは、慌てて居ずまいをただすと、真剣な顔で語り出す。
「ええと、この事件が複雑に見えたのは、考えの出発点が間違ってたからなのです。つまり――お昼まではアイスは冷凍室の中にあった、という前提をまず疑わなければいけなかったのです」
「……どういうことだよ? 昼んときにアイスがあったのは、シャマルが確認してんだぜ?」
「わ、私、嘘なんかついてませんよっ!?」
 訝しげなヴィータの発言に慌てるシャマル。リインは落ちついてその問いに答えた。
「シャマルさんが嘘をついてるわけじゃないのです。ただ、勘違いさせられていただけなのです」
「勘違い?」
「そうなのです。……ええと、これを見てください」
 言ってリインが手に取ったのは、空になったバニラのアイスのカップだった。
「このカップは見ての通り空っぽなのです。……けれど、例えばこれに元通り蓋をして、冷凍室に戻したら、中にアイスが入っているかどうかは、手にとってみないと解らないのです」
「! ――てことはっ」
「そうなのです。お昼にシャマルさんが見たアイスのカップは、その時すでに空っぽだったのです!」
 ヴィータとシャマルが大げさに息を飲む。シグナムは困惑したような表情。……そしてはやては、真剣な顔でリインの推理を聞いている。
「つまり犯人は、お昼の前にもうアイスを食べてしまっていたのです。そして、空っぽのカップを冷凍室に戻したのです」
「……確かに、わざわざアイスに中身が入っているかなんて、確認しませんでしたけど……」
 シャマルの言葉に、リインは頷く。と、そこに「けどよ」とヴィータが口を挟んだ。
「食っちまったなら捨てりゃいいじゃんか。なんでわざわざそんなことすんだよ?」
「それが、犯人のアリバイトリックなのです」
「アリバイトリック?」
「そうなのです。犯人は空っぽのカップで、お昼の時点でまだアイスがあったと錯覚させたのです。それはどうしてかと言えば、犯人は、アイスが食べられた時間をお昼以降に限定する必要があったからなのです。自分が容疑者から外れるために」
「!」
 その瞬間、ヴィータもリインの言いたいことを悟ったか、シグナムの方を振り向いた。その気配にシグナムは、気圧されたように後じさる。
「だとすれば、犯人はお昼以降、お家にいないことが確実だった人ということになるのです。――つまり、午後から剣道場に呼び出されていたシグナムさんをおいて、他にないのです!」
 びしっとリインはシグナムに再び指を突きつける。
 そしてそれを合図にしたように、ヴィータの手にグラーフアイゼンが顕現。その背後に黒色の炎が燃え上がる。
「へっへっへっへっへ……シグナム、今度ばかりはリーダーだからって容赦しねぇぜ……!」
「ま、待て、ヴィータ、誤解だ! 私では――」
「問答無用――ッ!!!!」
 今度こそヴィータはグラーフアイゼンを振りかぶり、その必殺の一撃をシグナムに向けて――

「せやから喧嘩はあかんて言うとるやろ?」

 がしり、と。
 グラーフアイゼンの柄が掴まれ、びくともしなくなる。
 ヴィータがおそるおそる振り向いた先にあったのは――はやての笑顔と。
 力強くグラーフアイゼンを押さえつける手が発する、ぎりぎりという不吉な音。
「――ご、ごごごご、ゴメンナサイ」
 ヴィータの本能が、反射的に謝罪の言葉を口走らせていた。
 八神家で怒らせてはいけないのは誰か。2位はシャマルであり、1位ははやてである。これは八神家の絶対の不文律。
「ん、よし。――リイン。その推理はいいセンいっとるけど、詰めが甘いで。証拠があらへん」
「はぅっ」
 自信満々で推理を開陳していたリインは、はやての言葉に図星を指されて縮こまる。
「最後に冷凍室確認したときに空のカップを取り出して、こっそり捨ててトリック完成……。論理的には問題無いんやけどな」
 実際に、ヴィータのアイスを間違って食べてしまったことを誤魔化すために仕掛けたトリックだとしたら、なかなか大したものだ。
 けれど……真実は往々にして、推理小説のように綺麗な解答が与えられるわけではなかったりする。
 はやては冷蔵庫の方へと歩み寄り、冷凍室の中を確認して、溜息ひとつ。
「リイン。……昨日買ったチョコのアイス、昼前に勝手に持ち出して食べたやろ」
「はわっ!?」
 突然思いがけない話を振られて、今度は慌てるのはリインの番だった。
「主、ありました」
「ん、ありがとな、ザフィーラ」
 と、そこにザフィーラがどこからか現れる。いなくなっていることにすら気付いていなかったヴィータやシャマルが驚いたように目を見開き、ザフィーラは悲しげに床に丸くなった。
 それには構わず、はやてはザフィーラから受け取ったそれを、みんなの前に差し出した。
 ――それは、中身がドロドロに溶けたイチゴのアイスのカップ。
「あーーーーーーっ!!!」「はぅぁっ!?」
 ヴィータが叫び、リインが素っ頓狂な悲鳴をあげる。
 状況が解らないシャマルとシグナムが顔を合わせる中で、はやては困ったような表情で肩を竦めた。
「ヴィータのアイスだけやのうて、リインの分まで無くなってたから変やと思ったんや。……リイン、正直に話し?」
「……ぁ、ぁぅぁぅぁぅ……」
 しばらく金魚のように口をぱくぱくさせていたリインは、やがて観念したように話し出した。
「…………はぅ。ヴィータちゃんと一緒に、アイス食べようと思ったのです……。けどヴィータちゃんがはやてちゃんと一緒にいたので、ひとりでこっそり食べたのです……。それで……一緒に持ち出したヴィータちゃんのアイスのこと、すっかり忘れてたのです……」
 がくり、とその場に膝をつくリイン。その頭上にはやての影が迫って、リインはぎゅっと身を縮こまらせた。
「はぅぅっ、ご、ごめんさいなのです〜!」
「……リイン、ホンマに忘れてただけなんか? あたしらに嘘ついてたわけやないんやな?」
 はやての言葉に、リインはガクガクと頷く。実際にリイン本人はすっかり忘れていたのだ。それはもう綺麗さっぱりと。
「ほんなら、あたしは敢えて怒らんよ。勝手にこっそり食べたんはちょおあかんけど、まぁ、嘘ついとったんやないんならな」
 と、ぽんぽん、とリインの頭を撫でるはやて。リインが顔を上げると、そこにあるのは優しい笑顔だった。
「は、はやてちゃん……あ、ありがとうございますなのです……」
 怒られるとばかり思っていたリインは、はやての寛大な処置に、無上の感謝を込めて涙目で頷く。
 その感謝を天使の笑顔で受け止めたはやては――その笑顔のままで、くるりと振り向き言った。

「ほな、ヴィータ、シグナム、あとは好きにしてええよ♪」

「……ほへ?」
 はやてが何を言ったのか咄嗟によく解らず、ただはやての視線を追ったリインが目にしたのは――
「はははははははは……リイン、てめぇ、よくもまぁ……ちょっと手加減できる気がしねぇぜ……」
「ふふふふふふふふ……珍しいなヴィータ、私も同感だ……」
 背後を黒色の炎で彩った、ヴォルケンリッター烈火の将と鉄槌の騎士。
「は、はわわ……」
 リインの顔が引きつる。――そして。
「てめぇ、リイン、待ちやがれーーーーーっ!!!!」
「はわわわーっ!!!! ご、ごめんなさいなのです〜っ!!!!」


 ――まぁ、そんな風に。
 八神家は今日も、概ね平和なのだった。

 
| 浅木原忍 | 00:00 | comments(4) | trackbacks(0) |
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Comment
浅木原さんこんちは〜。黎伯です。

連載をUPするやり方ですか。今までどおりでよいと思いますよw
無理に変更すると後々大変になるでしょうし、私達も続きが気になってしまい「早く書いてよ〜」とせがみたくなりますw
というわけで、今のままが一番いいのですよ。
たまには息抜きして、一度整頓してみると以外に執筆は進んだりしますよ。
ではではー。

へぇ〜、ちまリイン(ちんまいリイン)が出てたの初めてだったのですかw
Posted by: 神野黎伯 |at: 2006/11/20 11:42 PM
>神野黎伯さん
 どうもですー。
 BURNINGの連載は今まで通りでいくことにしました。執筆もまぁ、何とかかんとか7話の半分までは辿り着きましたよ。6話の掲載が終わる29日までには何とか7話を終えられそうな気配です。

 今までちびリインを書かなかったのは、時系列的な問題があったりしまして。2年後以降っていう制約を変に気にする浅木原なのでした。
 というかうちの短編は実は全部同一時間軸上というすこぶるどうでもいい設定がありますw

 ではではー。
Posted by: 浅木原忍 |at: 2006/11/21 12:21 AM
はやて関連読み始めたとこのですが、すごい、なのはのプロテクションパワードでやっと受け止められたのに師匠は片腕で・・・(ガクガククク
しかもCMにBurningがくるとは。
やっぱりどの作品も良いです。
Posted by: mayu |at: 2007/02/26 9:01 PM
>mayuさん
 師匠はいろんな意味で最強ですから。ええそれはもう。
 さりげに人気のウチの八神家シリーズ、ネタが出たらまた何か書こうと思います。……BURNINGが終わったらorz とゆーか次はひょっとしたら長編かも。
Posted by: 浅木原忍 |at: 2007/02/26 9:10 PM








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ルナ姉と大ちゃんの日常的風景

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このサイトはくろまくみこ(霊夢×レティ)の普及を目論んでいます。

東方SSインデックス

長編
【妖夢×鈴仙】
うみょんげ!(創想話・完結)
 第1話「半人半霊、半熟者」
 第2話「あの月のこちらがわ」
 第3話「今夜月の見える庭で」
 第4話「儚い月の残照」
 第5話「君に降る雨」
 第6話「月からきたもの」
 第7話「月下白刃」
 第8話「永遠エスケープ」
 第9話「黄昏と月の迷路」
 第10話「穢れ」
 第11話「さよなら」
 最終話「半熟剣士と地上の兎」

【お燐×おくう】
りん×くう!(完結)
 ※スピンオフなので、できれば先に『ゆう×ぱる!』をどうぞ。
 1 / 火焔猫燐
 2 / 霊烏路空
 3 / 火焔猫燐
 4 / 霊烏路空
 5 / 古明地さとり
 6 / 火焔猫燐
 7 / 霊烏路空
 8 / 火焔猫燐
 9 / 古明地さとり
 10 / 霊烏路空
 11 / 火焔猫燐
 12 / 古明地さとり
 13 / 霊烏路空
 14 / 火焔猫燐
 15 / 古明地さとり
 16 / 霊烏路空
 17 / 古明地こいし
 18 / そして、地底の恋物語

【勇儀×パルスィ】
ゆう×ぱる!(完結)
 0 / そして、星熊勇儀の孤独
 (1) (2) (3) (4) (5) (6)
 (7) (8) (9) (10) (11) (12) (13)
 14 / 「星熊勇儀の微睡」
 15 / 「水橋パルスィの恋心」
 16 / 「星熊勇儀の応談」
 17 / 「黒谷ヤマメの懸念」
 18 / 「星熊勇儀の懊悩」
 19 / 「キスメの不安」
 20 / 「火焔猫燐の憂鬱」
 21 / 「黒谷ヤマメの奮闘」
 22 / 「古明地さとりの場合」
 23 / 「水橋パルスィの狂気」
 24 / 「古明地さとりの思案」
 25 / 「星熊勇儀の煩悶」
 26 / 「水橋パルスィの意識」
 27 / 「星熊勇儀の虚言」
 28 / 「水橋パルスィの嫉妬」
 29 / 「星熊勇儀の決断」
 30 / 「キスメの幸福」
 31 / 「水橋パルスィの戸惑」
 32 / 「黒谷ヤマメの嫉妬」
 33 / 「古明地さとりの思惟」
 34 / 「キスメの献身」
 35 / 「星熊勇儀の愛情」
 36 / 「水橋パルスィの変化」
 37 / 「火焔猫燐の懸案」
 38 / 「星熊勇儀の失態」
 39 / 「水橋パルスィの存在」
 40 / 「星熊勇儀の審判」
 41 / 「水橋パルスィの幸福」
 42 / 「星熊勇儀の願い」
 43 / 「地底への闖入者」
 44 / 「水橋パルスィの真実」
 45 / 「星熊勇儀の幸福」
 46 / 「星熊勇儀と、水橋パルスィ」
 47 / 「地底の恋物語」

【にとり×雛】
にと×ひな!(完結)
 Stage1「人恋し河童と厄神と」
  SIDE:A SIDE:B
 Stage2「厄神様へ続く道」
  SIDE:A SIDE:B
 Stage3「神々も恋せよ幻想の片隅で」
  SIDE:A SIDE:B(前編)(後編)
 Stage4「秋めく恋」
  SIDE:A SIDE:B SIDE:C
 Stage5「少女が見た幻想の恋物語」
  (1) (2) (3) (4)
 Stage6「明日晴れたら、雨は昨日へ」
  (1) (2) (3) (4)

東方創想話・SSこんぺ投稿作

【少女秘封録】
 真昼の虹を追いかけて
 ヒマワリの咲かない季節
 闇色メモリー
 2085年のベース・ボール
 スタンド・バイ・ユー
 睡蓮の底
 遠回りする傘

【自警団上白沢班の日常】
 折れた傘骨
 おおかみおんなと人魚姫

【探偵ナズーリンシリーズ】
 説法の時は出たくない
 腹の中

【星ナズ】
 貴方のための探し物
 性別とかどうでもいいじゃない
 ナズーリンを縛って目の前にチーズをぶら下げたらどうなるの?

【稗田文芸賞シリーズ】
 霧雨書店業務日誌
 第7回稗田文芸賞
 第6回稗田文芸賞
 第8回稗田文芸賞・候補作予想メッタ斬り!
 第8回稗田文芸賞
 第9回稗田文芸賞
第10回稗田文芸賞

【狐独のグルメ】
<Season 1>
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 「命蓮寺のスープカレー」
 「妖怪の山ふもとの焼き芋とスイートポテト」
 「中有の道出店のモダン焼き」
 「博麗神社の温泉卵かけご飯」
 「魔法の森のキノコスパゲッティ弁当」
 「旧地獄街道の一人焼肉」
 「夜雀の屋台の串焼きとおでん」
 「人間の里のきつねうどんといなり寿司」
 「八雲紫の牛丼と焼き餃子」
<Season 2>
 「河童の里の冷やし中華と串きゅうり」
 「迷いの竹林の焼き鳥と目玉親子丼」
 「太陽の畑の五目あんかけ焼きそば」
 「紅魔館のカレーライスとバーベキュー」
 「天狗の里の醤油ラーメンとライス」
 「天界の桃のタルトと天ぷら定食」
 「守矢神社のソースカツ丼」
 「白玉楼のすき焼きと卵かけご飯」
 「外の世界のけつねうどんとおにぎり」
 「橙のねこまんまとイワナの塩焼き」
<番外編>
 「新地獄のチーズ焼きカレーと豚トロひとくちカツ」 NEW!!

【その他(そそわ無印・こんぺ)】
 記憶の花
 帽子の下に愛をこめて
 レイニーデイズ/レインボウデイズ
 或る人形の話
 インビジブル・ハート
 流れ星の消えない夜に
 或る男の懺悔
 天の川の見えない森で
 花の記憶
 時間のかかる念写

同人誌全文公開(pixiv)

 『流れ星の消えない夜に』
  (1) (2) (3)

 『るな×だい!』
  (前編) (後編)

東方野球in熱スタ2007異聞
 「六十日目の閻魔と死神」
 「グラウンドの大妖精」
  (前編) (中編) (後編)
 「神奈子様の初恋」
 「May I Help You?」
 「決戦前の三者会議」
 「夏に忘れた無何有の球を」
  (前編) (後編)
 「月まで届け、蓬莱の想い」
 「届く声と届けるものと」
 「魔法使いを見守るもの」
 「夏に雪桜は咲かないけれど」
  (1) (2)
 「星の光はすべて君」
 「さよならの代わりに」
  (前編) (後編)
 「野球の国、向日葵の妖精」
  (1) (2) (3) (4)
 「わりと憂鬱な霊夢の一日」
 「猫はどこだ」
 「あなたの人生の物語」
  (1) (2) (3) (4)
  (5) (6) (7) (8)
 「完全なアナタと不完全なワタシ」
 「伝えること届けること」
 『東方野球異聞拾遺 弐』
  (1) (2) (3)


艦これSSインデックス(pixiv)

【第六戦隊】
 ワレアオバ、ワレアオバ。
 衣笠さんは任されたい
 刻まれない過去
 古き鷹は光で語りき NEW!!

【響×電】
 Мой кошмар, нежность из вас

なのはSSインデックス

長編
魔法少女リリカルなのはBURNING

【BURNING AFTER】
 祝福の風と永遠の炎
 フェイトさんのお悩み相談室
 それは絆という名の――
 王子様とお姫様と黄昏の騎士のわりと平和な一日
  (前編) (中編) (後編)

魔法少女リリカルなのはCHRONICLE
魔法少女リリカルなのはCRUSADERS

中編
 ストラトスフィアの少女(完結)
  (1) (2) (3) (4)

 プラネタリウムの少女(完結)
  (1) (2) (3) (4)

短編
【フェイト×なのは】
 キミがくれる魔法
 たまに雨が降った日は
 キミが歌うボクの歌
 お嫁さんはどっち?
 願い事はひとつだけ
 君がここに生まれた日
 stay with me
 私がここに生まれた日
 ハラオウン家の家庭の事情「エイミィさんのお悩み相談室」
 WHITE SWEET SNOW
 冬、吐息、こたつにて。

【アリサ×すずか】
 はじめての××
 TALK to TALK
 少し歩幅が違う分
 好きな人が、できました。
 おとぎ話は目覚めた後にも after
 DOG×CAT?(プレ版)
 第97管理外世界における、とあるロストロギア関連事件に付随した何か(仮)
 9×19=171...?
 Feline days
 貴方の花の名前
 超短編シリーズ

【八神家】
 ある日の八神さんち(メロドラマ編)
 ある日の八神さんち(家族計画編)
 ある日の八神さんち(ホラー編)
 You are my family
 魔導探偵八神はやて「アイスはどこへ消えた?」
 届け、あなたがくれた空に。
 朧月夜の銀色に

【クロノ×エイミィ】
 ハラオウン家の家庭の事情「クロノ・ハラオウンはロリコンなのか?」

らき☆すた

【かがみ×つかさ】
 Sleeping Beauty?
 夢見てた、夢

投稿SSインデックス

投稿規定

「なのはBURNING」三次創作

【沈月 影さん】(影ラボ
 魔法少女リリカルなのはFROZEN
 予告編
 第1話「流転 -Returning End-」
  (1) (2) (3) (4)

【てるさん】(HEAVEN
 ユグドラシルの枝(完結)
  (1) (2) (3) (4) (5)

【緑平和さん】(PEACE KEEPER
 その右手に永遠を

短編

【kitさん】(pure heart
 好き、だから

【mattioさん】
 The parting of the ways
 みんなで奏でるボクの歌
 ボクは親友に恋をする
 白い悪魔事件―なのはは罪な女のコ?なの―
 か け お ち
 約束の桜〜ダイヤ〜
 月剣〜つるぎ〜のち陽盾〜たて〜
 青に魅せられた私―Moondust…―
 ハート オブ エース―AMBITION―
 わたしの日溜り
 春の日、とあるカップルのとある時間のつぶし方
 少し角度が違う分
 大胆はほどほどに
 そして二人は時を忘れる
 注意報「あま風に御用心」
 一番守りたいもの、それは――
 ひっかかって。
 キミのいない平日は
 最近の翠屋において甘い物が売れない理由、それは――
 バカップル法第○条第×項「うっかりは無罪なり」
 正月、とある五人のとある年明けの過ごし方
 スキー大好き! って大好きななのはが言ったのでつい私も好きだし得意だと言ってしまいました。
 親友>恋人・・・?
  ―前夜なの―
  ―臨戦なの―
  ―結末なの―
 桜〜なのは〜の舞う季節―Prince of ・・・―
  予告編 本編
 天使に誓うラブレター
  予告編 本編
 「アツい日」シリーズ
  アリサ先生のアツい一日
  それぞれのアツい午後
  アツかった日の後日。
  アツくない場所で
  アツい日は季節を越えて
  アツみの増した写生会
  アツ力のかかった一日
 木の葉が紅く染まる頃
  (1) (2) (3)

【ぴーちゃんさん】(P'sぷろじぇくと
 ワガママのススメ
 おとぎ話は目覚めた後で

【鴇さん】(It flows.
 
 遠くない未来
 贈り物〜blessing happily〜

【伊織さん】(伊織の詞認筆
 ハラオウン家家族会議
 ケーキより甘い思い出
 八神家家族相談室

【maisyuさん】(ぐったり裏日記
 キミの呼びかた
 素直なキモチ
 この星空の下、貴女と二人

【隅田さん】(NooK
 四つ葉のクローバーを、君に。

【沈月 影さん】(影ラボ
 Pleasure, into the Rain

【クロガネさん】(クロガネの間
 理想な人は?

【フィールドさん】
 The honey holiday
 Dangerous Shower Time

【霧崎和也さん】(Kの趣味部屋
 祝福の花

【HALさん】(交差幻想
 コイメツ

【月翼さん】
 秘密のrouge

【tukasaさん】
 名前を呼んだ日

【フェルゼさん】(Empty Dumpty
 夜長の行き先
 Their party's never over.
 彼女たちのフーガ

【シン・アスカさん】
 メリッサの葉に…

【結さん】
 青い空の下で

【tanakaさん】部屋の隅っこで小説なんかをやってみる
 君が見てくれているから/新年
 知らぬ間に
 なのはさん争奪戦
 いたずらなお姫様
 お願い
 海と水着と……
 何年経っても変わらぬ関係
 越えられない壁
 小さくてもなのはさん
 思春期なんです
 手相占い?
 暗闇の中で
 フェイトちゃんは変態さんなの?
 手を繋いで
 王子様とお姫様のお祭り
 想いと想い

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