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にと×ひな! Stage1「人恋し河童と厄神と」 SIDE:B
 にとり編第1話。前回の話をにとりの視点から。概ねこんな感じで続きます。
 第2話は月末ぐらいかしら。CRUSADERS2章が終わったらー。












 河城にとりには、友達がいない。
 ひとりきりだったわけではない。谷カッパの里には、同じ河童の仲間が大勢いる。
 だけど、にとりには友達がいなかった。
 ひとりも、いなかった。


    ◇


 ここ最近、里での話題といえば、専ら妖怪の山にやって来た妙な神様のことが中心だった。
 妖怪の山の古参である河童や天狗に敬意も払わず、山の上の方に居座ろうとしている新参の神様。わざわざ様子を見に行った河童によれば、どうも神様だけでなく、人間も連れているらしい。
 里の長老などは、天狗様と対応を協議しているらしかった。我々河童や天狗様と共存する姿勢ならば良し、山を我が物とするようなら如何様にすべきか云々かんぬん。
 ――まあ、そんなことは、概ねにとりにはどうでもいいことだったけれど。
「人間、かぁ」
 漏れ聞こえてくる他の河童の声に、にとりはふと呟く。古来から河童の盟友であるという人間。しかし、にとりはこれまでほとんど人間を見たことがなかった。
 興味が無いといえば嘘になる。山に来た神様のところに人間がいるというのなら、見に行ってみたい、とは思う。――それでどうするかは別として。
「こいつも、それに使えるかなぁ」
 開発中の光学迷彩スーツを眺めながら、にとりはひとりごちた。
 これで身を隠して、人間の姿を伺って。……それでどうするんだろう。
 例えば古来からの盟友らしく、コミュニケーションを取ろうとしてみるとか――
「……っと、時間だ」
 ふと見やれば、砂時計の砂が尽きていた。河で冷やしておいたきゅうりを回収しに行く時間である。あまり長いこと放置していたら、誰かに盗まれるかもしれない。
 ぱたぱたと、にとりは部屋から駆け出す。途中何かを拾ってもいいように、いつも通りリュックを背負って、トレードマークの帽子を被る。準備はOK。
「いってきまーす」
 誰に言うでもなく、決まり文句を呟いて。晩夏の陽射しが眩しい中に、にとりは足を踏み出した。

 妖怪の山から流れてくる河は、河童の生活の中心を担っている。
 魚を捕ったり、川辺にきゅうりを植えて育てたり。河童、というだけあって、河は河童にとってなくてはならないものだ。
 だからどんな河童でも、河で泳げないということはないし、溺れるなんてまずあり得ない。
 ――そのはずなのだけれども。
「うん、よく冷えてる冷えてる」
 紐でくくって流れに晒していたきゅうりを回収し、にとりはご満悦の表情でポケットに仕舞った。きゅうりは河童の主食である。よく冷やして食べるのが基本だ。
「……ん?」
 と、ふとにとりは川底の一点に目を留めた。何か、陽光を反射している。――何だろう?
 川底に、上流から流れてきた変なものが沈んでいるのは珍しくない。そういうものを拾って帰るのは、にとりの趣味のようなものだ。だからにとりは、いつものように河に足を踏み入れて、川底へと手を伸ばし、
 ――お約束のように、藻に足を滑らせた。
「あわっ――」
 両手を振り回すが、崩れたバランスは取り戻せず、尻餅をつくようににとりは倒れ込み、
 その勢いのまま、近くの岩に後頭部を思いっきりぶつけた。
「――ぎゃふん」
 幻想の音を呻いて、そのままにとりは目を回す。ぐったりと水に浮いたその身体は、ゆったりとした河の流れに乗って、下流へと流されていった。


    ◇


 普段から機械いじりばかりしているから友達がいないのか、友達がいないから機械いじりばかりしていたのか、今となってはよく解らない。
 ただ事実として、にとりには同じ河童の友達はおらず。もちろん、別の妖怪や妖精、八百万の神の友達もいなかった。
 ――そのことを、寂しいと思ったことが、無いと言ったらきっと嘘になる。
 だけど今更、同じ里の河童に「友達になろう」とは言い出せなかった。
 そして、河童の里からほとんど出ることもないにとりは、他の妖怪と出会うこともなかった。

 だからにとりは、ときどき空想で遊ぶのだ。
 河童の盟友であるという、人間と出会い。そして一緒に機械をいじって遊ぶ日を。
 ――友達が、出来る日を。


    ◇


 夢を見た。
 夢の中で、あの河が盛大に逆流していた。それはもう猛烈な勢いで。
 にとりはその流れに乗って、風を切って山を登っていく。
 そして辿り着いた先は、山の頂上で噴き上げる巨大な噴水だった。
 その噴水の上で、にとりは笑いながら叫ぶ。何か、楽しくて仕方なくて、元気いっぱいに、

「――びっくりするほどポロロッカッ!」

 そこで目が覚めた。
「……あれ? ここは?」
 勢いよく跳ね起きて、しかし意識はまだ茫漠としていた。にとりはぼんやりと周囲を見回す。見覚えのない景色。振り向けば、近くを河が流れていた。夢にも見た、あの河だ。
 そこでようやく、脳が正常に稼働し始める。河童の頭脳が記憶を探索、現状を認識。
「そうだ、確か河で足が滑って……って、あわわわっ」
 ぽんと手を叩き、それから慌ててにとりは背中のリュックを開く。中に詰め込まれたガラクタ一式は、特に濡れた様子もなかった。どうやら無事らしい。
「はぁ〜、良かった、リュックは無事だぁ……」
 安堵の溜息をついて、にとりはリュックを抱く。……河で気絶して流されるなんて、河童の川流れとはよく言ったものだ。念のためポケットを探ると、入れておいたきゅうりも無事だった。不幸中の幸いである。
 はて、しかし、自分が河を流されたのだとしたら、どうして地面に寝かされていたのだろう? ふとその疑問が頭をよぎり、にとりは顔を上げる。
 ――そして、そこにいた少女と目が合った。
 ひらひらとした服とリボンを身に纏った、どこか不思議な雰囲気の少女。
 何か困ったような表情で、座り込んだままこちらを見つめていた。
 にとりは目をぱちくりさせる。少女は何か気まずそうに、ふっと視線を逸らした。
 ……え、ええと、えとえと。
 それまで割合冷静に状況を把握していたにとりの脳も、急にオーバーヒートしたように動作が鈍くなる。何か顔が熱かった。何故だかはさっぱり解らないのだけれど。
「えーと……ひょっとして命の恩人さん?」
 確かめるように、にとりはそう口を開く。そう、そうだ。流された自分が地面に寝かされていて、そばに誰かが居たとなれば、それはたぶん、自分を拾ってくれたのだ。
 この、綺麗な女の子が。
 ――そう、綺麗だった。少なくとも、にとりは目の前の少女をそう思った。
 困ったようにこちらに向ける視線が、ひどくくすぐったくて。
 何だかもう、それでわけがわからなくなってしまった。
「え」
「助けてくれたのかな。ありがとねっ」
 このまま黙っていたら、少女がどこかに行ってしまいそうな気がして、気が付いたらにとりは少女の手を掴んでいた。――すべすべした、あったかい手だった。
 近付く顔。視線を彷徨わせる少女の顔から、にとりは目を離せなくて。
 ――あ、そうだ、お礼。助けてもらったんだから、お礼しなきゃ、
「えと、これあげる」
 慌ててポケットをまさぐり、きゅうりを取り出す。あげられるものは咄嗟にこれぐらいしか思いつかなかった。
「美味しいよっ」
「は、はぁ」
 戸惑い気味に少女がきゅうりを受け取った。何かそのことがすごく嬉しくて、にとりは顔が緩むのを抑えられなかった。
 ――自分でも、本当によく解らない。どうしてこんなに、鼓動が早いのか。
 心臓の音が聞こえて、息が詰まりそうで、だけど何故か苦しくはなかった。
 俯き気味にきゅうりを見つめた少女が、ふと上目遣いでこちらを見つめる。
 その視線に、また一段と強く心臓が跳ねた。
 ああ、なんだろう、この場に居たいのに、逃げ出してしまいたいような、矛盾する感覚。
 それが何か怖くなって、にとりは慌てて立ち上がる。
「っと、里に戻らなきゃっ。じゃあね、ありがとっ!」
 まるで言い訳のように早口で呟いて、にとりは駆けだした。
 心臓がばくばくで、頭がぐるぐるで、何が何だか解らなくて。
 このままあの少女の視線に見つめられていたら、おかしくなってしまいそうだった。
 だから逃げ出すように、にとりは足を速めて、
 ――なのに、思いっきり足を滑らせる。
「はぅぁっ!?」
 前のめりに派手にすっ転び、鼻を打ってにとりは呻いた。うう、なんでこんな……。
「あ痛たたた……」
 鼻をさすりながら顔を上げる。――と、不意に背後に気配がした。
 振り向くと、あの少女がこちらに歩み寄っていて。自分の足元にかがみ込んでいる。
「じっとしていて」
 涼やかな声。冷静なようで、どこか優しさの滲むような、そんな声だった。
 少女が何をしているのか、にとりにはよく解らなかった。ただ、にとりの足元から、何かをすくい上げるような動作をする。
 ――それと同時、何かふっと、身体が軽くなった気がした。
「これで、大丈夫」
「ほえ」
 にとりはただ目をしばたたかせる。少女が何をしたのかは解らない。けれど、何か憑き物が落ちたような感覚があったのは確かだった。――少女のおかげ、なのだろうか。
 首を捻るにとりに、少女はふっと微笑んだ。
 その笑顔がとても綺麗で、またにとりの顔は爆発したように熱くなる。
「んーと、よくわかんないけどありがとねっ。じゃっ!」
 立ち上がり、にとりは再び駆けだした。今度は転ぶこともなく。
 ――そして、ようやく気付いた。
 あの少女のそばにいるのが、ひどく気恥ずかしかったのだ、ということに。

 そのまま、河を遡って走り、走り、もう少女のいた場所も見えなくなった頃、にとりは足を止めて、大きく息を吐き出す。そして、近くの樹にもたれて、その場に座り込んだ。
「……はふぅ」
 漏れるのは、溜息ともつかない妙な声だけ。
 脳裏に浮かぶのは、先ほどの少女の姿ばかり。
 人間……では、なかったと思う。河童や天狗でもない。妖怪か、あるいは八百万の神様だろうか。いずれにしても、にとりには馴染みのない相手だ。そもそも同じ河童でも似たようなものだけれど。
「綺麗……だったなぁ」
 ぽつりと漏れたのは、そんな言葉。見たこともないほど、綺麗な少女だった。特に、最後に自分に見せたあの微笑みが。……どうしようもなく、顔が熱くなるほど。
 ただ……ひとつ、気になったのは。
 思い返す、彼女の表情が。どこか寂しそうだったような、そんな気がするのだ。
「うー」
 胸元に手をやる。呼吸は落ち着いたのに、動悸はまだ速いままだ。
 視線を走り去ってきた方に向ける。この河をくだっていけば、また彼女に会えるだろうか。
 ……会って、どうする?
「お礼……ちゃんと、言わなきゃ」
 そうだ。きゅうりは渡して、『ありがとう』も言ったはずだけれど。あんな忙しないのじゃなく、もっとちゃんとお礼を言わなきゃ。長老も言っていた。いいことをされたら感謝を忘れてはいけない、と。
 改めて、きゅうりを持って。『助けてくれて、ありがとう』と。
 微笑みが綺麗な、だけど少し寂しそうな、彼女――
「あ」
 そこで肝心なことを思い出して、にとりは溜息をつく。
「……名前、聞いてなかった……」


    ◇


「そりゃ、厄神様じゃないのかね」
 里の長老に聞いてみたら、そんな答えが返ってきた。
「厄神様?」
「左様。厄を祓ってくれる神様よ。河の下流におる厄神様は、あまり人の厄を祓ってやったりという話は聞かんがの」
 ふぅん、とにとりは首を傾げる。だとしたら、彼女はあのとき、自分の厄を祓ってくれたのだろうか。確かに、何だか身体が軽いのは事実なのだけれど。
「まぁしかし、あまり厄神様に近付かん方がええぞ」
「え、なんで?」
「厄神様は祓った厄を溜め込んでおるからの。近くに長くおると、それだけで不幸になるという話よ。また河に流されたくはなかろ?」
 ――そりゃまあ、そうだけど。
 長老のところを辞して、にとりは小さく溜息混じりに、日の沈み始めた空を見上げた。
 夕暮れは長く影を伸ばす。家に帰る時間。――彼女も、家に帰っているだろうか。
『あまり厄神様に近付かん方がええぞ』
 長老の言葉を思い出す。……それに重なったのは、彼女のどこか寂しげな顔だった。
 ひょっとしたら、彼女も自分と同じように、友達がいないのだろうか?
 近くにいると不幸になるから、誰も近付いてくれない厄神。
 ――だけど、彼女に触れたこの手はあたたかくて。
「……やっぱり、明日行こう」
 河の方を見やって、にとりは決意を呟いた。
 そうだ、会いにいこう。もう一度、彼女に。ちゃんとお礼をしに。
 不幸になる? 気にするもんか。会うなと言われれば会いたくなるものだ。
 そうと決まれば、早く寝て明日に備えよう、うん。ぎゅっと拳を握って、にとりは家路を急ぐ。その脳裏に、彼女の見せた微笑みが浮かんで、また顔が熱くなるのを感じながら。

 ――ちなみに、目が冴えてなかなか眠れなかったのは言うまでもない。
 あと、すっかり忘れていたけど、河でぶつけた頭も痛かった。


    ◇


 そんなわけで、翌日。
 光学迷彩スーツを着込んで、にとりは川べりを下っていた。試運転も兼ねるという言い訳は誰に向けたものか。――単に小心者なだけである。
 河のせせらぎを聞きながら、にとりは軽快な足取りで進んでいく。晩夏の陽射しは眩しい。今、自分の姿はちゃんと隠れているだろうか。自分では確認出来ないのが問題だった。
 ともかく。ポケットに入れたきゅうりを気に掛けつつ、にとりは視線を彷徨わせながら歩いていく。里を離れたこと自体ほとんど無かったし、昨日の帰り道は彼女のことで頭がいっぱいだったから、景色を見ている余裕なんて無かったのだ。
 砂利の敷き詰められた川べりを少し離れれば、鬱蒼とした林が広がる。陽光を遮るその梢のざわめきは、何か自分に囁きかけているようにも聞こえた。
 ――勝手に会いに行って、かえって厄神様は迷惑じゃないのかね?
 ――近付けば不幸になると解っているから、人も妖怪も遠ざけているのではないかね?
 ――それなのに、会いにいってどうするというのだね?
 ふるふると、にとりは首を横に振ってその囁きを打ち消した。
 それを聞くのは、厄神様本人の口からでいい。本当に迷惑に思われていたり、近付いて欲しくないと思われているなら、そのときはちゃんと引き下がる。
 だけど。――だけど。
 心からそう思っているなら、あんな寂しそうな顔はしないと、思うのだ。
「……あ」
 そうして、流れに沿って下り続けること、しばし。不意に傍らの林が途切れて、開けた草むらが見えたその場所に。――川べりに佇む、彼女の姿を見た。
 翻る真紅のスカート、大きなリボン。鮮やかな翠緑の髪。遠目にも明らかなその姿。
 慌ててにとりは、近くの木の陰に隠れる。……何をやっているんだろう、どうせ光学迷彩で向こうには見えていないはずなのに。
 問題は、いつどのタイミングで迷彩を切って彼女に声をかけるのか――

 全く唐突に、彼女がこっちを振り向いて――思いっきり目が合った。

「はぅっ」
 ま、まさか気付かれた? 小さく悲鳴をかみ殺して、にとりは足音を忍ばせながら別の木の陰へ移動する。――気のせいだよね、うん。たまたまこっちを振り向いただけ。そう確かめるように、再びにとりは彼女の姿を伺い、
 再び、視線が交錯した。
「あぅぁ」
 にとりは天を仰いで呻く。こちらを見つめて目をぱちくりさせる彼女の視線は、完全にこちらに気付いていた。――迷彩が上手く機能していなかったらしい。実験失敗、ってそうじゃない。問題はそっちじゃないのだ。
「……何をしているの?」
 おそるおそるといった様子で、彼女が声をかけてくる。もう誤魔化しようがないと悟って、にとりは乾いた笑いを漏らしながら頬を掻いた。「おかしいなぁ、なんで見つかっちゃったんだろう」とわざとらしく呟いて、動悸の速くなったのを隠してみたり。
 首を傾げる少女の視線に、身体が火照ってくるのを感じる。ああ、もう、どうしよう。自分の身体が自分のものじゃないみたいだ。落ち着け河城にとり。落ち着け――。
「えーと、こんにちはっ」
 頑張って笑顔を作りつつ、にとりは彼女の顔を覗きこんだ。上手く笑えたかどうか自信はない。彼女が驚いたように後じさったのを見ると、上手くいかなかったかも。うう。
「とりあえず、これ」
 ともかく、今はすべきことを済ませてしまおう。痺れたような思考の片隅でそんなことを思い、にとりはポケットからきゅうりを取り出す。
「改めて昨日のお礼。助けてくれてありがとねっ」
 いっぱいいっぱいの笑顔で差し出してみたけれど、彼女は困ったようにきゅうりとにとりの顔を見比べた。……ひょっとして、きゅうり、嫌いだっただろうか。にとりは急に不安になる。
「……きゅうり、嫌いだった?」
 ああ、やっぱり迷惑だっただろうか。来ない方が良かったのだろうか――そう、ネガティブな思考がぐるぐると渦巻くけれど。
「あ……別に、そういうわけじゃ、ないけど」
 彼女はそう言って、差し出したきゅうりを受け取ってくれた。
 なんだか胸の奥から嬉しさが込み上げて、にとりは頬が緩むのを押さえられない。
「きゅうり、美味しいよねっ」
 何度も頷いて、彼女を見つめる。近くで並んでみると、少し彼女の方が背が高い。上目遣いにその綺麗な顔を見上げていると、彼女は不意に照れたようにくるりとそっぽを向いた。そんな仕草も可愛らしくて、にとりの胸はまたどきんとひとつ跳ねた。
 ――えと、そう、何か言わないと。ええと、えと、
「そういえば、昨日から何だか身体が軽いんだけど、ひょっとして何かしてくれたの?」
 しばし口をぱくぱくさせた挙げ句、結局出てきたのはそんな言葉だった。彼女が長老の言う通り厄神様なら、そんなのは解りきった問いだったけれど。――そんなことしか口に出来ない自分が少し情けない。
「……厄が憑いてたから、祓ったのよ」
 彼女は振り返らないまま、ひとつ息を吐き出して答えた。
「厄? あ、このへんに厄神様がいるって聞いてたけど、やっぱり君のことだったんだ」
 ああ、なんてわざとらしい言葉だろう。にとりは軽く自己嫌悪する。
 もっとこう、言わなきゃいけないこととか。言いたいこととか。いっぱいあるはずなのに、彼女の姿を見ているだけで、頭がぐるぐるで、舌が上手く回ってくれないのだ。
「知ってるなら……早く帰った方がいいわ」
「ほえ?」
 不意に俯きながら呟かれた言葉に、にとりは目を見開いた。
「私のそばにいたら、厄が移るもの。……また不幸になるわ」
 そんな、微かに震える唇から吐き出される言葉は、ひどく――悲しい色をしていた。
 俯いた表情は見えないけれど、にとりは悟る。きっとまた、寂しそうな顔をしているのだと。

 ――近くにいる者は不幸になるから、孤独でなければならない厄神。
 ああ、とにとりは何か、すとんと胸に何かが落ちるのを感じた。
 そうか。そうだったんだ。――ひどく、単純なことだったんだ。
 もう一度彼女に会いたいと思ったのは、ただ。
 彼女にこんな、寂しそうな顔をしてほしくないと、思ったからなんだ。

「んー?」
 だからにとりは、腕を組んで唸る。
 どうにかして、彼女のその寂しげな表情を消したかった。
「えーと、昨日、私に憑いてた厄を、君が祓ってくれたんだよね」
「……ええ」
「で、君の近くにいると、厄が移るの?」
「そうよ。……目に見えるぐらい、厄が溜まってるでしょう」
 彼女の言う通り、彼女の周囲はどこか空気が薄暗い。この障気のようなものが、彼女の溜め込んだ厄の塊なのか。……だけど。
 昨日のことを思い出す。転んだ自分から、何かをすくい取ってくれた彼女のことを。
「んー? よくわかんないけど、厄が憑いたらまた君が祓ってくれればいいんじゃないの?」
「……え?」
 ふっと浮かんだ思いつきを、にとりは口にする。その言葉に、彼女は振り向いた。
「だから、君の近くにいて新しい厄が憑いても、帰るときに君が昨日みたいに祓ってくれれば、何も問題無いよね? ……何か間違ったこと言ってるかな?」
 そう、そのはずだ。だって実際、彼女は昨日、自分の厄を祓ってくれた。彼女のそばにいたけれど、不幸になんてならなかったのだから。
 ――むしろ、こんなに甘酸っぱい、幸せな気持ちを、くれたのだ。
「え? え、……でも、」
 彼女はパニックを起こしたように、目を白黒させる。――彼女自身も、ただ思いこんでいただけなのだろうか? 自分は他人に不幸を呼ぶと。だとすれば、
「で、でも、これだけの厄が近くにあれば、それだけで不幸になるわ」
「んーと、じゃあ厄神様は? その厄の真ん中にいて、不幸なのかな?」
「――――」
 彼女は息を飲んで。それから、つっかえつっかえ何事か、早口で喋り出した。いわく、厄は自分の周囲をぐるぐる回っていて、自分にまとわりつくことはないから、台風の目のように自分に厄の影響が及ぶことはない、とか何とか。
 ――なんだ。やっぱりそうなんだ。
 河童の頭脳が答えを導き出し、にとりは笑った。今度はちゃんと、笑えたと思う。
「じゃあ、厄神様のすぐそばにいれば安心だねっ」
 そして、ぎゅっと彼女の腕を掴んで、身体を寄せた。ぴったりくっつくように。
 上目遣いに見上げれば、彼女は顔を真っ赤にして、また視線を逸らす。そこでようやく、にとりも自分が何をしているのか思い出した。――半ば彼女に抱きついているのだと。
 そのことを改めて認識すると、にとりの顔も沸騰したように熱くなる。ああ、もう、テンションが上がったからといって何をしているんだろう自分、いきなりこんな――
「……それとも、迷惑かな」
 真っ赤な顔を俯けて、にとりは身体を離す。流石に、馴れ馴れしすぎる。こんなだから、友達も出来なくて。厄神様にも迷惑をかけて――。だけど、掴んだ彼女の腕を放してしまいたくない、と思っている自分が居て。
 ――不意に自分の手が、彼女に握りしめられた。
「ほぇ」
 はっとにとりは視線を上げる。彼女は何か、困ったように口をぱくぱくさせていて。
 だけど、どんな言葉よりも、手のひらに感じる彼女の手の温もりは、確かだった。
 それが答えなのだと、雄弁に教えてくれていた。
「……そんなこと、ないわ」
 結局、彼女が口にしたのはそれだけだったけれど。
 それは、にとりを受け入れてくれる言葉だった。
 河城にとりという河童を、厄神様が受け入れてくれたという、証だった。
 ――だから、にとりは。

「なら、友達になろう」

 今度こそ、本当に、心の底から笑って。その言葉を、口にした。
 今まで誰にも言えなかった言葉。言い出す勇気の無かった言葉。
 その勇気をくれたのは、彼女の握ってくれた手の感触だった。
「友達。ね?」
 首を傾げてみせると、彼女はその綺麗な瞳をしばたたかせて。
「とも……だち」
 確かめるように、その単語を呟いた。
 彼女の声で響いたその単語がくすぐったくて、にとりははにかむ。
 友達。そう、友達だ。友達になりたいんだ、君と。
 それはとても甘美で、柔らかくて甘いマシュマロのような言葉――。
「私で……いいの?」
 戸惑ったような、彼女の答えに。――嬉しさが爆発するという感覚を、にとりは生まれて初めて味わった。本当に、飛び上がりそうなぐらいに、嬉しかった。
「うんっ」
 迷いのない即答で、にとりは彼女の手を握りしめる。
「えへへ、友達っ。よろしくね、えと――」
 そして、にとりは彼女の名前を呼ぼうとして、肝心なことを思い出した。
 ――そうだ、名前、聞き忘れてたんだった。
 ああもう、何をしているんだろう。一番大事なことじゃないか。
 ばかばか、と自分を殴りたくなる衝動を抑え、にとりは苦笑する。
「えと、……名前、聞いてなかったや」
 たはは、と頬を掻いてみせる。こんなので本当に友達になっていいものか、自信がなくてビクビクだったけれど。彼女は小さく、笑みを見せてくれた。
 それは、にとりの鼓動を速くする、世界で一番綺麗な笑顔。
「……雛。鍵山、雛」
 きゅっとにとりの手を強く握って、彼女はそう名乗った。
 鍵山、雛。にとりはその名前を、刻み込むように頭の中で繰り返して。
「ひな。……雛」
 確かめるように口にしたその二文字が、どうしようもなくこそばゆかった。
 言葉って不思議だ。ただ二文字で、なんでこんなに幸せな気分になれるんだろう。
「私、にとり。谷カッパの河城にとり。――よろしくね、雛っ」
 そして、にとりも名乗る。自分の名前を。きっと、今までで一番の笑顔で。
「……にと、り」
 彼女――雛も、その三文字を確かめるように呟いて。
「うんっ」
 耳朶をうつその響きに、にとりはもう溶けて消えてしまいそうだった。

 ――ああ、名前ってこんな風に、呼び合うためにあったんだ。
 ひな、と呟くだけで。にとり、と囁かれるだけで。
 発明品の完成よりも、よく冷えたきゅうりを食べているときよりも。
 どんなときよりも、こんなに、幸せな気持ちで満たされるから――。

「雛」
「……にとり」

 えへへ、と笑って。にとりは何度も雛の名前を呼んだ。
 雛も、はにかみながら何度も、にとりの名前を呼んでくれた。
 たったそれだけの幸せを、ふたりでずっと噛みしめていた。


    ◇


 それが、始まり。孤独な厄神と、人見知りな河童の出会い。
 幻想の片隅の、語るまでもない小さな恋物語を始めよう。
 面白味も何もないけれど、ほんの少し幸せな、優しい厄神と河童のお話を――。




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| 浅木原忍 | 18:01 | comments(0) | trackbacks(0) |
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 第2話「あの月のこちらがわ」
 第3話「今夜月の見える庭で」
 第4話「儚い月の残照」
 第5話「君に降る雨」
 第6話「月からきたもの」
 第7話「月下白刃」
 第8話「永遠エスケープ」
 第9話「黄昏と月の迷路」
 第10話「穢れ」
 第11話「さよなら」
 最終話「半熟剣士と地上の兎」

【お燐×おくう】
りん×くう!(完結)
 ※スピンオフなので、できれば先に『ゆう×ぱる!』をどうぞ。
 1 / 火焔猫燐
 2 / 霊烏路空
 3 / 火焔猫燐
 4 / 霊烏路空
 5 / 古明地さとり
 6 / 火焔猫燐
 7 / 霊烏路空
 8 / 火焔猫燐
 9 / 古明地さとり
 10 / 霊烏路空
 11 / 火焔猫燐
 12 / 古明地さとり
 13 / 霊烏路空
 14 / 火焔猫燐
 15 / 古明地さとり
 16 / 霊烏路空
 17 / 古明地こいし
 18 / そして、地底の恋物語

【勇儀×パルスィ】
ゆう×ぱる!(完結)
 0 / そして、星熊勇儀の孤独
 (1) (2) (3) (4) (5) (6)
 (7) (8) (9) (10) (11) (12) (13)
 14 / 「星熊勇儀の微睡」
 15 / 「水橋パルスィの恋心」
 16 / 「星熊勇儀の応談」
 17 / 「黒谷ヤマメの懸念」
 18 / 「星熊勇儀の懊悩」
 19 / 「キスメの不安」
 20 / 「火焔猫燐の憂鬱」
 21 / 「黒谷ヤマメの奮闘」
 22 / 「古明地さとりの場合」
 23 / 「水橋パルスィの狂気」
 24 / 「古明地さとりの思案」
 25 / 「星熊勇儀の煩悶」
 26 / 「水橋パルスィの意識」
 27 / 「星熊勇儀の虚言」
 28 / 「水橋パルスィの嫉妬」
 29 / 「星熊勇儀の決断」
 30 / 「キスメの幸福」
 31 / 「水橋パルスィの戸惑」
 32 / 「黒谷ヤマメの嫉妬」
 33 / 「古明地さとりの思惟」
 34 / 「キスメの献身」
 35 / 「星熊勇儀の愛情」
 36 / 「水橋パルスィの変化」
 37 / 「火焔猫燐の懸案」
 38 / 「星熊勇儀の失態」
 39 / 「水橋パルスィの存在」
 40 / 「星熊勇儀の審判」
 41 / 「水橋パルスィの幸福」
 42 / 「星熊勇儀の願い」
 43 / 「地底への闖入者」
 44 / 「水橋パルスィの真実」
 45 / 「星熊勇儀の幸福」
 46 / 「星熊勇儀と、水橋パルスィ」
 47 / 「地底の恋物語」

【にとり×雛】
にと×ひな!(完結)
 Stage1「人恋し河童と厄神と」
  SIDE:A SIDE:B
 Stage2「厄神様へ続く道」
  SIDE:A SIDE:B
 Stage3「神々も恋せよ幻想の片隅で」
  SIDE:A SIDE:B(前編)(後編)
 Stage4「秋めく恋」
  SIDE:A SIDE:B SIDE:C
 Stage5「少女が見た幻想の恋物語」
  (1) (2) (3) (4)
 Stage6「明日晴れたら、雨は昨日へ」
  (1) (2) (3) (4)

東方創想話・SSこんぺ投稿作

【少女秘封録】
 真昼の虹を追いかけて
 ヒマワリの咲かない季節
 闇色メモリー
 2085年のベース・ボール
 スタンド・バイ・ユー
 睡蓮の底
 遠回りする傘

【自警団上白沢班の日常】
 折れた傘骨
 おおかみおんなと人魚姫

【探偵ナズーリンシリーズ】
 説法の時は出たくない
 腹の中

【星ナズ】
 貴方のための探し物
 性別とかどうでもいいじゃない
 ナズーリンを縛って目の前にチーズをぶら下げたらどうなるの?

【稗田文芸賞シリーズ】
 霧雨書店業務日誌
 第7回稗田文芸賞
 第6回稗田文芸賞
 第8回稗田文芸賞・候補作予想メッタ斬り!
 第8回稗田文芸賞
 第9回稗田文芸賞
第10回稗田文芸賞

【狐独のグルメ】
<Season 1>
 「人間の里の豚カルビ丼と豚汁」
 「命蓮寺のスープカレー」
 「妖怪の山ふもとの焼き芋とスイートポテト」
 「中有の道出店のモダン焼き」
 「博麗神社の温泉卵かけご飯」
 「魔法の森のキノコスパゲッティ弁当」
 「旧地獄街道の一人焼肉」
 「夜雀の屋台の串焼きとおでん」
 「人間の里のきつねうどんといなり寿司」
 「八雲紫の牛丼と焼き餃子」
<Season 2>
 「河童の里の冷やし中華と串きゅうり」
 「迷いの竹林の焼き鳥と目玉親子丼」
 「太陽の畑の五目あんかけ焼きそば」
 「紅魔館のカレーライスとバーベキュー」
 「天狗の里の醤油ラーメンとライス」
 「天界の桃のタルトと天ぷら定食」
 「守矢神社のソースカツ丼」
 「白玉楼のすき焼きと卵かけご飯」
 「外の世界のけつねうどんとおにぎり」
 「橙のねこまんまとイワナの塩焼き」
<番外編>
 「新地獄のチーズ焼きカレーと豚トロひとくちカツ」 NEW!!

【その他(そそわ無印・こんぺ)】
 記憶の花
 帽子の下に愛をこめて
 レイニーデイズ/レインボウデイズ
 或る人形の話
 インビジブル・ハート
 流れ星の消えない夜に
 或る男の懺悔
 天の川の見えない森で
 花の記憶
 時間のかかる念写

同人誌全文公開(pixiv)

 『流れ星の消えない夜に』
  (1) (2) (3)

 『るな×だい!』
  (前編) (後編)

東方野球in熱スタ2007異聞
 「六十日目の閻魔と死神」
 「グラウンドの大妖精」
  (前編) (中編) (後編)
 「神奈子様の初恋」
 「May I Help You?」
 「決戦前の三者会議」
 「夏に忘れた無何有の球を」
  (前編) (後編)
 「月まで届け、蓬莱の想い」
 「届く声と届けるものと」
 「魔法使いを見守るもの」
 「夏に雪桜は咲かないけれど」
  (1) (2)
 「星の光はすべて君」
 「さよならの代わりに」
  (前編) (後編)
 「野球の国、向日葵の妖精」
  (1) (2) (3) (4)
 「わりと憂鬱な霊夢の一日」
 「猫はどこだ」
 「あなたの人生の物語」
  (1) (2) (3) (4)
  (5) (6) (7) (8)
 「完全なアナタと不完全なワタシ」
 「伝えること届けること」
 『東方野球異聞拾遺 弐』
  (1) (2) (3)


艦これSSインデックス(pixiv)

【第六戦隊】
 ワレアオバ、ワレアオバ。
 衣笠さんは任されたい
 刻まれない過去
 古き鷹は光で語りき NEW!!

【響×電】
 Мой кошмар, нежность из вас

なのはSSインデックス

長編
魔法少女リリカルなのはBURNING

【BURNING AFTER】
 祝福の風と永遠の炎
 フェイトさんのお悩み相談室
 それは絆という名の――
 王子様とお姫様と黄昏の騎士のわりと平和な一日
  (前編) (中編) (後編)

魔法少女リリカルなのはCHRONICLE
魔法少女リリカルなのはCRUSADERS

中編
 ストラトスフィアの少女(完結)
  (1) (2) (3) (4)

 プラネタリウムの少女(完結)
  (1) (2) (3) (4)

短編
【フェイト×なのは】
 キミがくれる魔法
 たまに雨が降った日は
 キミが歌うボクの歌
 お嫁さんはどっち?
 願い事はひとつだけ
 君がここに生まれた日
 stay with me
 私がここに生まれた日
 ハラオウン家の家庭の事情「エイミィさんのお悩み相談室」
 WHITE SWEET SNOW
 冬、吐息、こたつにて。

【アリサ×すずか】
 はじめての××
 TALK to TALK
 少し歩幅が違う分
 好きな人が、できました。
 おとぎ話は目覚めた後にも after
 DOG×CAT?(プレ版)
 第97管理外世界における、とあるロストロギア関連事件に付随した何か(仮)
 9×19=171...?
 Feline days
 貴方の花の名前
 超短編シリーズ

【八神家】
 ある日の八神さんち(メロドラマ編)
 ある日の八神さんち(家族計画編)
 ある日の八神さんち(ホラー編)
 You are my family
 魔導探偵八神はやて「アイスはどこへ消えた?」
 届け、あなたがくれた空に。
 朧月夜の銀色に

【クロノ×エイミィ】
 ハラオウン家の家庭の事情「クロノ・ハラオウンはロリコンなのか?」

らき☆すた

【かがみ×つかさ】
 Sleeping Beauty?
 夢見てた、夢

投稿SSインデックス

投稿規定

「なのはBURNING」三次創作

【沈月 影さん】(影ラボ
 魔法少女リリカルなのはFROZEN
 予告編
 第1話「流転 -Returning End-」
  (1) (2) (3) (4)

【てるさん】(HEAVEN
 ユグドラシルの枝(完結)
  (1) (2) (3) (4) (5)

【緑平和さん】(PEACE KEEPER
 その右手に永遠を

短編

【kitさん】(pure heart
 好き、だから

【mattioさん】
 The parting of the ways
 みんなで奏でるボクの歌
 ボクは親友に恋をする
 白い悪魔事件―なのはは罪な女のコ?なの―
 か け お ち
 約束の桜〜ダイヤ〜
 月剣〜つるぎ〜のち陽盾〜たて〜
 青に魅せられた私―Moondust…―
 ハート オブ エース―AMBITION―
 わたしの日溜り
 春の日、とあるカップルのとある時間のつぶし方
 少し角度が違う分
 大胆はほどほどに
 そして二人は時を忘れる
 注意報「あま風に御用心」
 一番守りたいもの、それは――
 ひっかかって。
 キミのいない平日は
 最近の翠屋において甘い物が売れない理由、それは――
 バカップル法第○条第×項「うっかりは無罪なり」
 正月、とある五人のとある年明けの過ごし方
 スキー大好き! って大好きななのはが言ったのでつい私も好きだし得意だと言ってしまいました。
 親友>恋人・・・?
  ―前夜なの―
  ―臨戦なの―
  ―結末なの―
 桜〜なのは〜の舞う季節―Prince of ・・・―
  予告編 本編
 天使に誓うラブレター
  予告編 本編
 「アツい日」シリーズ
  アリサ先生のアツい一日
  それぞれのアツい午後
  アツかった日の後日。
  アツくない場所で
  アツい日は季節を越えて
  アツみの増した写生会
  アツ力のかかった一日
 木の葉が紅く染まる頃
  (1) (2) (3)

【ぴーちゃんさん】(P'sぷろじぇくと
 ワガママのススメ
 おとぎ話は目覚めた後で

【鴇さん】(It flows.
 
 遠くない未来
 贈り物〜blessing happily〜

【伊織さん】(伊織の詞認筆
 ハラオウン家家族会議
 ケーキより甘い思い出
 八神家家族相談室

【maisyuさん】(ぐったり裏日記
 キミの呼びかた
 素直なキモチ
 この星空の下、貴女と二人

【隅田さん】(NooK
 四つ葉のクローバーを、君に。

【沈月 影さん】(影ラボ
 Pleasure, into the Rain

【クロガネさん】(クロガネの間
 理想な人は?

【フィールドさん】
 The honey holiday
 Dangerous Shower Time

【霧崎和也さん】(Kの趣味部屋
 祝福の花

【HALさん】(交差幻想
 コイメツ

【月翼さん】
 秘密のrouge

【tukasaさん】
 名前を呼んだ日

【フェルゼさん】(Empty Dumpty
 夜長の行き先
 Their party's never over.
 彼女たちのフーガ

【シン・アスカさん】
 メリッサの葉に…

【結さん】
 青い空の下で

【tanakaさん】部屋の隅っこで小説なんかをやってみる
 君が見てくれているから/新年
 知らぬ間に
 なのはさん争奪戦
 いたずらなお姫様
 お願い
 海と水着と……
 何年経っても変わらぬ関係
 越えられない壁
 小さくてもなのはさん
 思春期なんです
 手相占い?
 暗闇の中で
 フェイトちゃんは変態さんなの?
 手を繋いで
 王子様とお姫様のお祭り
 想いと想い

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