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東方野球in熱スタ2007異聞「グラウンドの大妖精」(後編)
 お待たせしました(誰か待ってる人いたのか……?)、後編です。
 野球描写って難しいですね(´・ω・`) 何かラジオの実況みたいな文章に……。
 大ちゃんの話なのにをほとんど出せなかったのがちょっと心残りです(´・ω・`)













「よ、おかえり。逃げたシンデレラは見つかったか?」
「おかげさまでね。慧音の持ってきたガラスの靴が決め手だったわ」
 ベンチに戻れば、魔理沙さんがニヤニヤと笑いながら出迎える。監督とは相変わらず息のあったやり取りだ。
「スタメン提出しといたぜ」
「ありがと。……って、ちょっと、何よこのメンバー!? あんた何勝手に――」
 監督が叫び、魔理沙さんに掴みかかった。
 魔理沙さん、今度はスタメン勝手に書き換えたのかな。懲りないなぁ……。
 そんなことを思っていると、球場のビジョンが丁度今日のスタメン発表に入った。場内アナウンス担当の天狗の声と、スタンドの歓声が入り交じる。
『1番、センターフィールダー、射命丸文。背番号36』
『射命丸!』『射命丸!』『あやちゃ〜ん!』
『2番、ショートストップ、十六夜咲夜。背番号39』
『PAD長ーッ!!! ――ぎゃあああああああああ』
『3番、ライトフィールダー、小野塚小町。背番号42』
『こまっちゃぁぁぁぁぁん!』『今日はサボるなよー!』
『4番、ファーストベースマン、藤原妹紅。背番号50』
『もこたああああああああああああああん!!』
 ――そこまでは、いつも通りの屋外デーゲームのスタメンだった。そこまでは。

『5番、サードベースマン、上白沢慧音。背番号3』
 その瞬間、予想外の名前にスタンドがどよめいた。

「えっ、私か?」
 当の慧音さんも、呆気に取られてベンチからビジョンを見上げる。慧音さんのスタメンは、今日が初めてだ。しかも5番って、
『6番、セカンドベースマン、紅美鈴。背番号5。7番、キャッチャー、蓬莱山輝夜。背番号98』
 ざわめきが収まらないまま、スタメン発表が続く。普段は7番8番を打っている2人が繰り上がっていた。――じゃあ、レフトは?
 ――答えは、いっそう大きなどよめきと一緒に、ビジョンから響く。

『8番、レフトフィールダー、大妖精。背番号08』

「え……え? えええええええええええええっ!?」
 思わず、私は素っ頓狂な声をあげていた。――目を擦ってみても、ビジョンに表示された名前は変わらない。
 8番レフト、大妖精。しっかり、その文字が表示されていた。
 わ、私がスタメン? ど、どうして……?
『9番、ピッチャー、四季映姫・ヤマザナドゥ。背番号60』
 最後に、今日の先発である閻魔様の名前がコールされて、スタメン発表は終わりだった。
「……どういうことか説明してもらいましょうか」
 アリス監督が、魔理沙さんを睨む。「OK落ち着けアリ者、丸飲みされそうだぜ」と苦笑する魔理沙さん。
「だいたい、何よこのあんたらしくもないスタメン。レミリアとフランはともかく、幽々子も藍もベンチって……」
 確かに、「野球はパワーだぜ」が信条の魔理沙さんらしからぬ、最初から守備固め後のようなスタメンだ。
「ああ、閻魔は打たせて取るタイプだからな。1〜4番の調子がいいから、下位打線は守備重視でってな。狐は休養だ」
「……それならそうと、もっと早めに……まぁ、いいけど」
 何か悟ったように、アリス監督は溜息混じりに首を振った。
「まあ、いざというときに代打の選択肢が豊富と考えましょう。――慧音、大妖精。2人とも初スタメンになるけど、しっかり頼むわね」
「承知した」
「が、ががが、頑張りますっ!」
 返事を思いっきりどもってしまった。……うう、大丈夫だろうか、こんなので本当に。
「この打線だと、いつもより責任重大だな。――まあ、どうとでもなるさ」
 バットを担いで妹紅さんが呟く。格好いいなぁと思っていたら、隣で慧音さんが身悶えしていた。
「しっかり頼みますよ、小町。見ていますからね」
「へ、へぇ〜い」
 ……本当に、大丈夫なんだろうか、この試合。

 というか、これって私、終盤で代打送られる展開なんじゃ……?


   ◇


 そんなこんなで試合は始まる。相手の先発はエースの清水直行だった。
 初回はどちらも三者凡退で片付け、2回表。二死から6番ズレータの当たりが美鈴さんの頭上を超えてライト前に落ちる。閻魔様が初めてランナーを出して、迎えた7番里崎への初球だった。
「あっ、」という閻魔様の声が聞こえてきそうな、明らかな真ん中高めへの失投。相手はそれを見逃さない。
 快音を残して舞い上がった打球が、悲鳴の響くライトスタンドに突き刺さる。昨日に続いて2ランホームランで先制を許す展開になった。
「守備重視でも、ホームラン打たれちゃどうしようもないぜ」
 後続を打ち取ってベンチに戻ると、魔理沙さんが苦笑していた。
「すみません、必ず取り返します」
 閻魔様は静かに答える。「うわ、四季様が燃えてるよ……」と小町さんが後じさりしていた。そんなに怖がらなくてもいいと思うんだけど……。

 一方こちらは2回裏も三者凡退。3回表も閻魔様が3人に片付けて、3回裏。輝夜さんが三振に倒れて、私に打席が回ってきた。
「足はそこそこなんだし、低めに当てて転がせばOKだぜ」って魔理沙さんは言うけれど。……そもそもバットに当たってくれるかなぁ。
 そんなことを思いながらバッターボックスに入る。打席に立つのも久しぶりだった。開幕戦以来かもしれない。
 バッターボックスに立ち、バットを構える。久しぶりの打席からの視点は、なんだか慣れない。――と思っていたら、初球がいつの間にかキャッチャーのミットに収まっていた。外角のストレート、見逃しストライク。
 気を取り直して、2球目。放たれたボールは真ん中低めに飛んできた。思い切ってバットを振ってみるけれど、結果は空振り。うぅ、やっぱりダメだ……。
 3球目は外角高め。判定はボール。見送ったというよりは、単に手が出なかっただけだった。
 4球目、今度はインコース。身体に向かってくるような球に、思わずのけぞる。「ボール」という審判の声に合わせて、そのまま尻餅をついてしまった。
 立ち上がり、タイムをかけて私はひとつ大きく息を吐き出した。うう、みっともない。こんなんじゃ……。
 ――ああ、ダメだ、弱気になっちゃ。
 ずれたヘルメットを直して、顔をあげる。ひとつ深呼吸する。球場の空気を吸い込むと、すっと意識がクリアになった気がした。
 そして、聞こえてくるのは――スタンドの、歓声。
『かっとばせー! 大妖精!』
 その声は、私に向けられたものなんだ。そしてその中にはきっと――彼の声もあるから。
 ぎゅっとバットを握り直す。――妹紅さんのようなHRや華麗なヒットは、私には打てない。だけど、球でもエラーでも、とにかく塁に出ることは出来るから。みっともなくたっていい。思い切り、いこう。
 打席に戻り、マウンドの相手投手を見つめる。気持ちで負けないように、精一杯強く、睨むように。
 5球目。外角のストレート。ぐっと踏み込んで、バットを振る。両手に痺れるような衝撃。バットの先に当たったボールは、バックネットの方に転がった。ファール。
 ――ここまで5球、全部ストレートだ。侮られているのだろう。負ける、もんか。
 6球目、膝元へカーブ。振りだそうとしたバットを、咄嗟に止める。外れた。ボール、ハーフスイングの判定は――塁審の両手が横に広がった。これで、フルカウントだ。
 たぶん、安全牌の8番打者にフルカウントからボール球は投げてこない。打つなら、次の球だ。
 はたして、7球目は真ん中寄りの、置きにきたような甘いストレートだった。――これなら!
 夢中でバットを振り抜く。芯を外した鈍い手応え。ボールは――インフィールド、三遊間へのボテボテの当たりになっていた。バットを放り出し、私は一塁へ走りだす。
 相手の守備がどうなっているのか確かめる余裕なんて無い。私は夢中で走る。一塁はこんなに遠かっただろうか。引き延ばされる時間。遠ざかる歓声。いつまで経っても辿り着けなさそうな錯覚すら覚える。その中で、私は必死に両足でグラウンドを蹴って、
 最後は、半ば倒れ込むみたいなヘッドスライディング。伸ばした両手がベースに触れる感触があって。

 遠ざかっていた歓声が、一拍遅れて甦った。
 それは、凡退への溜息ではない。
 慌てて立ち上がり、電光掲示板を見上げる。そこには確かに、「H」のランプが灯っていた。
 ――サード内野安打。私の、シーズン初安打だった。

 肩を叩いてくるコーチ人形に苦笑を返しつつ、私はユニフォームの土を払う。まだよく実感の湧かないままに、ホームの方を振り返ると、閻魔様が打席に入るところだった。
 と、ここは送りバントだろうか。ベンチを見ると、監督からはノーサイン。打撃の得意な閻魔様だし、回も早いから自由に打たせよう、ということらしい。
 リードを取る。打席の閻魔様はバントの構え。代走の経験は何度かあったから、いつも通りにやればいい。呼吸を落ち着かせて、私は走りだす準備をし、
 ――ボールが放たれる直前、閻魔様がバットを引いた。

 カキィーン、と、乾いた音が響いて。走りだした私は、思わず天を仰いだ。
 白球は、レフト方向へ高々と舞い上がる。
 左翼手のベニーが懸命に追いかけていくが、ボールはその頭上を嘲笑うように切り裂いて――そのまま、レフトスタンドに飛び込んだ。
 一瞬の、呆けたような静寂。遅れて、地鳴りのような歓声がスタジアムを揺るがした。
 閻魔様の第1号、同点2ランホームランだということを理解するまで、私もしばしの時間を要して。はっと我に返り、半信半疑のままでダイヤモンドを一周する。
 ベンチの手前で振り返ると、軽い足取りでホームを踏んだ閻魔様が、右手を掲げてこちらに駆け寄ってくる。
 だから私も右手を掲げて、ハイタッチでそれを出迎えた。

「……ホントに有言実行するんだもんなぁ、この人は」
 ベンチで呆れたように息をつく小町さん。「たまたまですよ」と閻魔様は余裕の笑みだ。……小さな姿に貫禄が漂っている。
「ち、公式戦では先を越されちまったぜ……。なあアリス、私にも一打席」
「だからあんたは大人しくしてなさいって言ってるでしょうが!」
 何やら悔しそうな魔理沙さんが、監督といつものやり取り。――ベンチの雰囲気は、いつも通り明るい。
 そんな中で。
「初安打、おめでとう」
 私の肩を叩く手と、声。振り向けば、慧音さんと妹紅さんが微笑していた。
「――はいっ」
 だから私も、笑顔で頷く。
 スタンドから響く歓声。ベンチのざわめき。そして、グラウンドから聞こえる打球音。
 その全てが、何だか今は心地よかった。


   ◇


 その後は両チーム、決め手を欠いてゼロ行進が続いた。
 私は5回の第2打席は三振。7回の第3打席はサードフライだった。守備機会は4度、平凡なフライが3つ、レフト前安打がひとつ。幸い、エラーは無し。
 そして、8回裏。相手の投手は藪田に代わり、先頭の咲夜さんがセカンドゴロ、小町さんもセンターフライに倒れて簡単にツーアウト。打席に入ったのは妹紅さんだ。
 3球目、膝元のSFFを上手くすくい上げる。風に押し戻されてスタンドには届かなかったが、右中間を破るツーベース。二死だが走者が得点圏に進む。
 次は5番の慧音さん。まだ代打要員にはレミリアさんもフランちゃんも残っていたけど、監督は魔理沙さんと少し相談して、そのまま慧音さんを打席に送った。
「妹紅がランナーで出ているんだ、絶対に返す」
 ――あんなに燃えている慧音さんは、初めて見たかもしれない。鼻に詰め物がしてあるのがちょっと間抜けだったけど。
 そして、ノーツーから3球ファールで粘った6球目。外角への直球を、バットが芯で捕らえた。
 綺麗な流し打ちが、セカンド堀の頭上を超えていく。妹紅さんは思い切って三塁を蹴った。ライトのサブローから強烈なバックホーム、滑り込んだ妹紅さんが捕手里崎と交錯し――
『――セーフ!』
 ミットから、白球はこぼれ落ちていた。3-2、勝ち越しのタイムリー。湧きあがる一塁側ベンチに向けて、慧音さんが一塁でぐっとガッツポーズを見せた。

 9回表。マウンドには閻魔様がそのまま上がった。ここまで2失点も被安打は3、四死球ゼロ。あのホームラン以外は完璧な内容だった。
 相手の打順は、奇しくも昨日と同じ、9番サブローから。――1点差、守りきる。
 ところが初球。内角を抉るシュートが、曲がりすぎて打者の肘を掠めてしまった。グレイズ、ではなくデッドボールである。「気にしないでいきましょ」と声をかける輝夜さんに、閻魔様は頷いた。
 無死一塁で、相手は1番TSUYOSHI。送る気配は見せない。カウント1-1となって、3球目。
「!」
 コン、とバットに当たったボールが、三塁線へ転がった。――セーフティバント!?
 若干前に出ていた慧音さんが慌ててダッシュする。相手は俊足だ、グラブで捕ったら間に合わない。素手で拾い、慧音さんは即座に顔を上げ、
「妹紅ッ!」
 火を噴くようなランニングスローが、弾丸ライナーのような勢いで妹紅さんのミットに収まる。ランナーはほぼ同時に塁上を駆け抜けた。判定は――
『――アウト!』
 ランナーが天を仰ぎ、一塁側のスタンドから大歓声。昨日に引き続きのファインプレーに、『けーね! けーね! けーね!』の大声援だ。何か一部『きもけーね!』という声が混じってる気もしたけど、気にしないことにしよう、うん。
 とはいえ、一塁のサブローは二塁に進んでいる。1点差で一死二塁。ピンチなことに変わりは無い。
 相手打者は2番早川。昨日は同じ9回に内野安打を放っている。外野は浅めの守備位置。咲夜さんも昨日のを意識してか、若干前に出ていた。
 その2球目、外角の直球を捉える。痛烈なゴロが閻魔様の足元を破り――しかし、そこはタートルズの誇る鉄壁のショート、咲夜さんの守備範囲だ。センター前に抜けるかというその打球を、ダイビングするまでもないと言わんばかりに二塁後方で捕球、くるりと瀟洒に回転して送球――アウト。二塁走者は釘付けだった。これで、あとひとり。
 迎えるのは、巧打者の3番福浦だ。初球ファール、2球目は内角に外し、3球目は空振り。2-1と追い込んで、4球目。
 ――乾いた音とともに舞い上がった打球は、まるで導かれるように、レフト方向へ。
「――――ッ」
 浅めに守っていた私を嘲笑うように、打球は風に乗って伸びてくる。抜ければ同点だ。間に合うのか、届くのか?
 走りながら、脳裏に浮かぶのは昨日の落球、静寂と悲鳴。舞い上がる打球。芝生が足に絡みつく。もがくように私は、虚空へ手を伸ばし、
 ――視線の先で、芳太くんがこちらを見守っていた。
 観衆で埋まったスタンドの中に、確かに、彼の姿があった。
 立ち上がって、メガホンを振り上げた彼の姿は、まるで打球の行く末を導いているようで、

 だから私は、そこを目指して、――跳んだ。

 ボールがグラブに触れる感触。離さないようにぐっと左手に力を込めて、そして芝生に着地。勢いのまま転がる。それでも、必死にグラブを抱え込むようにして――
 そして、止まった私は――ボールを掴んだグラブを、高く頭上に掲げた。

 歓声で、ゲームセットの宣告はかき消されて。
 そして私は、そのまま芝生に仰向けに倒れ込む。
 スタンドの照明が眩しく照らす頭上に、下弦の月が見えていた。


   ◇


「いたた……」
「はい、これで大丈夫。すぐ治るわよ」
 医務室。鈴仙さんはそう言って、ダイビングキャッチの擦り傷にガーゼを当ててくれた。芝生の上とはいえ、痛いものは痛いのである。
「よ、大妖精。終わったか?」
 と、そこに姿を現したのは魔理沙さんだった。魔理沙さんに声をかけられるなんて珍しかったから、私はきょとんと振り返る。
「どうかしたんですか?」
「どうしたもないぜ、天狗のブン屋がお呼びだ」
「文さんが?」
 試合終了後だから、文さんはヒーローインタビューの準備とかで忙しいはずだ。何の用だろう、と私が首を傾げると、魔理沙さんは大げさに苦笑する。
「いや、そのヒーローインタビューに呼ばれてるんだがな」
「……誰が?」
「お前が」
 ――――――ほえ?
「え? えええええええええええっ!?」
 思わず、本日二度目の素っ頓狂な声をあげてしまう。
「わ、私が? だ、だって、今日のヒーローは完投の閻魔様と決勝打の慧音さんで、」
「それに、初安打とファインプレーのお前さんの3人だとよ。ほれ、行った行った」
 ……え? 嘘、ドッキリじゃなくて?
 困って鈴仙さんの方を振り向いてみるけれど、鈴仙さんは苦笑して肩を竦めるだけだった。


 ――で。
「今日のヒーローは、投打そして守備の3人です。まずは投げて完投、打っては同点2ラン、小さな大投手、四季映姫選手です! ナイスピッチングでした!」
「(また人の気にしていることを……)ありがとうございます。今日は野手の皆さんにかなり助けてもらいました。感謝しています」
「3回には自ら同点ホームラン、まさに独り舞台といったところでしたが」
「野球は9人でやるスポーツです。同点になったのも、私の前に大妖精が出てくれたおかげですから、たまたまです」
「謙虚な映姫選手でした! 続いて、見事な決勝タイムリー、上白沢慧音選手です!」
「ありがとう。先発で起用してくれた監督に応えなければと思っていたから、素直に嬉しく思う」
「昨日に引き続き、華麗な守備でも魅せてくれました。今日は里の子供たちも観戦に来ているそうですが」
「生徒たちの前で面目を保ててほっとしているよ。これからもしっかり三塁線を守っていくさ。それが私の仕事だからな」
「職人の心意気、慧音選手でした! そしてもうひとり、初スタメンで初安打、さらに同点のピンチを救う大ファインプレー! 大妖精選手です!」
「あ、あああ、え、えとえと、その、」
「いやいや、落ち着いてくださいよ。まずはファンの皆さんに一言」
「あ……え、ええと、き、昨日はすみませんでしたっ。……でも、それでも応援してくれて、本当に、本当にありがとうございます……っ」
「9回はまさに守備職人の面目躍如、素晴らしいプレーでした」
「……えと、これで昨日のミスが消えて無くなるわけじゃないですけど。でも、それでも信頼してくれる監督と、応援してくださる皆さんのために、頑張っていきたいです。よろしくお願いしますっ!」
「ありがとうございました! 今日のヒーロー、映姫選手、慧音選手、そして大妖精選手でした!」


 ――大ちゃん! 大ちゃん! 大ちゃん!
 スタンドから聞こえてくるその歓声が、私に向けられたものなんだということが、お立ち台を下りた頃になって、ようやく実感として湧きあがってきた。
「ほら」
 と、隣の慧音さんから何かを手渡される。ボールと筆だった。――それは、私が一度、芳太くんから返してもらったサインボール。
「ヒーローはサインボールをスタンドに投げ入れるんだ。ほら、こうして」
 慧音さんが振りかぶり、ボールがスタンドに舞い上がる。それはちょうど、里の子供たちのいる一角へと飛んでいった。子供たちが歓声をあげて、慧音さんのボールを拾いに走る。
 ――けれどひとりだけ、そのボールに目もくれない少年が居て。
「やれやれ」
 慧音さんが肩を竦めて、苦笑混じりに私を見た。私はじっと、手の中のサインボールを見下ろす。
 『芳太くんへ 大妖精』。――私はひとつ息を吐き出すと、筆で小さくそこに書き加えた。
 名前の前に、『幻想郷タートルズ 背番号08』と。
 そして、スタンドへそのボールを、高く高く放り上げる。
 ――このボールを届けたい彼の元へ、届くように。

 ありがとう、の気持ちと。
 このグラウンドに立つ誇りを、目一杯に込めて――。



   ◇



 大妖精(だいようせい)は幻想郷タートルズに所属するプロ野球選手(外野手)。背番号は08。愛称は「大ちゃん」。

 登録は外野手だが、二塁手や遊撃手も務めるユーティリティプレイヤー。夏場に第二捕手のレティ・ホワイトロックが登録抹消された際には控え捕手も兼任した。スタメン出場はほとんど無く、試合終盤の代走、守備固めが主な役割。守備力を買われて開幕一軍に抜擢されると、交流戦からは完全に一軍に定着し、上白沢慧音とともに縁の下の力持ちとしてチームを支えた。
 射命丸文のような俊足や、レミリア・スカーレットのような絶対的な強肩を持つわけではないが、素早い打球判断と的確なポジショニング、柔らかいグラブ捌きと正確な送球でいぶし銀のプレーを見せる守備職人である。打数は非常に少ないが、非力ながら意外性のある打撃で打率3割もマークしている。

 6月23日の千葉ロッテマリーンズ戦(幻想郷スタジアム)では、レフトの守備固めとして出場するも、9回表二死一二塁から平凡なレフトフライをまさかの落球。慧音の好返球により一塁走者が本塁で憤死し勝利したものの、シーズン唯一となる失策を記録してしまう。しかし翌日、今度は初のスタメンとして出場。3回に初安打となる内野安打を放つと、9回にはファインプレーで同点のピンチを救い、決勝タイムリーを放った上白沢慧音とともにお立ち台に上る。チームを支える守備職人コンビのお立ち台に、ファンからは惜しみない声援が贈られた。


(Mukyupedia−大妖精の項より抜粋)


| 浅木原忍 | 23:59 | comments(4) | trackbacks(0) |
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Comment
完結乙です。いやーいい話だった
実際映姫様1本HR打ってるんだよね。ここでもってきたかwてかよく見たら大妖精も本当にトータルで1失策!?
浅木原さん。東方野球そうとうスミまで見てますなw

>ファーストベースマン
マン?
ふう。長いこと動画見てなかったから脳内変換機能が一時停止してたぜ!まぁ他に呼び方無いですしねw
Posted by: |at: 2008/05/23 9:51 PM
ああ・・・イカンなんか泣きそう・・・
ってか泣いてます(笑)
本当このノベルには愛が溢れているなぁ
纏めて読んで見たいぞ!次回も期待!
Posted by: nyanta |at: 2008/05/26 5:37 PM
待ち望んでいた続きがここにある!!
大ちゃんは本当にいぶし銀。

mukyupediaの全員の項目を見てみたいものです。
Posted by: |at: 2008/05/26 9:51 PM
いやあ、じんわり来てしまいましたよ。とっても良い話でした。

浅木原さんのSSの腕はすごいとしか言いようがありません!
Posted by: 秋山 |at: 2008/06/08 3:12 PM








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東方SSインデックス

長編
【妖夢×鈴仙】
うみょんげ!(創想話・完結)
 第1話「半人半霊、半熟者」
 第2話「あの月のこちらがわ」
 第3話「今夜月の見える庭で」
 第4話「儚い月の残照」
 第5話「君に降る雨」
 第6話「月からきたもの」
 第7話「月下白刃」
 第8話「永遠エスケープ」
 第9話「黄昏と月の迷路」
 第10話「穢れ」
 第11話「さよなら」
 最終話「半熟剣士と地上の兎」

【お燐×おくう】
りん×くう!(完結)
 ※スピンオフなので、できれば先に『ゆう×ぱる!』をどうぞ。
 1 / 火焔猫燐
 2 / 霊烏路空
 3 / 火焔猫燐
 4 / 霊烏路空
 5 / 古明地さとり
 6 / 火焔猫燐
 7 / 霊烏路空
 8 / 火焔猫燐
 9 / 古明地さとり
 10 / 霊烏路空
 11 / 火焔猫燐
 12 / 古明地さとり
 13 / 霊烏路空
 14 / 火焔猫燐
 15 / 古明地さとり
 16 / 霊烏路空
 17 / 古明地こいし
 18 / そして、地底の恋物語

【勇儀×パルスィ】
ゆう×ぱる!(完結)
 0 / そして、星熊勇儀の孤独
 (1) (2) (3) (4) (5) (6)
 (7) (8) (9) (10) (11) (12) (13)
 14 / 「星熊勇儀の微睡」
 15 / 「水橋パルスィの恋心」
 16 / 「星熊勇儀の応談」
 17 / 「黒谷ヤマメの懸念」
 18 / 「星熊勇儀の懊悩」
 19 / 「キスメの不安」
 20 / 「火焔猫燐の憂鬱」
 21 / 「黒谷ヤマメの奮闘」
 22 / 「古明地さとりの場合」
 23 / 「水橋パルスィの狂気」
 24 / 「古明地さとりの思案」
 25 / 「星熊勇儀の煩悶」
 26 / 「水橋パルスィの意識」
 27 / 「星熊勇儀の虚言」
 28 / 「水橋パルスィの嫉妬」
 29 / 「星熊勇儀の決断」
 30 / 「キスメの幸福」
 31 / 「水橋パルスィの戸惑」
 32 / 「黒谷ヤマメの嫉妬」
 33 / 「古明地さとりの思惟」
 34 / 「キスメの献身」
 35 / 「星熊勇儀の愛情」
 36 / 「水橋パルスィの変化」
 37 / 「火焔猫燐の懸案」
 38 / 「星熊勇儀の失態」
 39 / 「水橋パルスィの存在」
 40 / 「星熊勇儀の審判」
 41 / 「水橋パルスィの幸福」
 42 / 「星熊勇儀の願い」
 43 / 「地底への闖入者」
 44 / 「水橋パルスィの真実」
 45 / 「星熊勇儀の幸福」
 46 / 「星熊勇儀と、水橋パルスィ」
 47 / 「地底の恋物語」

【にとり×雛】
にと×ひな!(完結)
 Stage1「人恋し河童と厄神と」
  SIDE:A SIDE:B
 Stage2「厄神様へ続く道」
  SIDE:A SIDE:B
 Stage3「神々も恋せよ幻想の片隅で」
  SIDE:A SIDE:B(前編)(後編)
 Stage4「秋めく恋」
  SIDE:A SIDE:B SIDE:C
 Stage5「少女が見た幻想の恋物語」
  (1) (2) (3) (4)
 Stage6「明日晴れたら、雨は昨日へ」
  (1) (2) (3) (4)

東方創想話・SSこんぺ投稿作

【少女秘封録】
 真昼の虹を追いかけて
 ヒマワリの咲かない季節
 闇色メモリー
 2085年のベース・ボール
 スタンド・バイ・ユー
 睡蓮の底
 遠回りする傘

【自警団上白沢班の日常】
 折れた傘骨
 おおかみおんなと人魚姫

【探偵ナズーリンシリーズ】
 説法の時は出たくない
 腹の中

【星ナズ】
 貴方のための探し物
 性別とかどうでもいいじゃない
 ナズーリンを縛って目の前にチーズをぶら下げたらどうなるの?

【稗田文芸賞シリーズ】
 霧雨書店業務日誌
 第7回稗田文芸賞
 第6回稗田文芸賞
 第8回稗田文芸賞・候補作予想メッタ斬り!
 第8回稗田文芸賞
 第9回稗田文芸賞
第10回稗田文芸賞

【狐独のグルメ】
<Season 1>
 「人間の里の豚カルビ丼と豚汁」
 「命蓮寺のスープカレー」
 「妖怪の山ふもとの焼き芋とスイートポテト」
 「中有の道出店のモダン焼き」
 「博麗神社の温泉卵かけご飯」
 「魔法の森のキノコスパゲッティ弁当」
 「旧地獄街道の一人焼肉」
 「夜雀の屋台の串焼きとおでん」
 「人間の里のきつねうどんといなり寿司」
 「八雲紫の牛丼と焼き餃子」
<Season 2>
 「河童の里の冷やし中華と串きゅうり」
 「迷いの竹林の焼き鳥と目玉親子丼」
 「太陽の畑の五目あんかけ焼きそば」
 「紅魔館のカレーライスとバーベキュー」
 「天狗の里の醤油ラーメンとライス」
 「天界の桃のタルトと天ぷら定食」
 「守矢神社のソースカツ丼」
 「白玉楼のすき焼きと卵かけご飯」
 「外の世界のけつねうどんとおにぎり」
 「橙のねこまんまとイワナの塩焼き」
<番外編>
 「新地獄のチーズ焼きカレーと豚トロひとくちカツ」 NEW!!

【その他(そそわ無印・こんぺ)】
 記憶の花
 帽子の下に愛をこめて
 レイニーデイズ/レインボウデイズ
 或る人形の話
 インビジブル・ハート
 流れ星の消えない夜に
 或る男の懺悔
 天の川の見えない森で
 花の記憶
 時間のかかる念写

同人誌全文公開(pixiv)

 『流れ星の消えない夜に』
  (1) (2) (3)

 『るな×だい!』
  (前編) (後編)

東方野球in熱スタ2007異聞
 「六十日目の閻魔と死神」
 「グラウンドの大妖精」
  (前編) (中編) (後編)
 「神奈子様の初恋」
 「May I Help You?」
 「決戦前の三者会議」
 「夏に忘れた無何有の球を」
  (前編) (後編)
 「月まで届け、蓬莱の想い」
 「届く声と届けるものと」
 「魔法使いを見守るもの」
 「夏に雪桜は咲かないけれど」
  (1) (2)
 「星の光はすべて君」
 「さよならの代わりに」
  (前編) (後編)
 「野球の国、向日葵の妖精」
  (1) (2) (3) (4)
 「わりと憂鬱な霊夢の一日」
 「猫はどこだ」
 「あなたの人生の物語」
  (1) (2) (3) (4)
  (5) (6) (7) (8)
 「完全なアナタと不完全なワタシ」
 「伝えること届けること」
 『東方野球異聞拾遺 弐』
  (1) (2) (3)


艦これSSインデックス(pixiv)

【第六戦隊】
 ワレアオバ、ワレアオバ。
 衣笠さんは任されたい
 刻まれない過去
 古き鷹は光で語りき NEW!!

【響×電】
 Мой кошмар, нежность из вас

なのはSSインデックス

長編
魔法少女リリカルなのはBURNING

【BURNING AFTER】
 祝福の風と永遠の炎
 フェイトさんのお悩み相談室
 それは絆という名の――
 王子様とお姫様と黄昏の騎士のわりと平和な一日
  (前編) (中編) (後編)

魔法少女リリカルなのはCHRONICLE
魔法少女リリカルなのはCRUSADERS

中編
 ストラトスフィアの少女(完結)
  (1) (2) (3) (4)

 プラネタリウムの少女(完結)
  (1) (2) (3) (4)

短編
【フェイト×なのは】
 キミがくれる魔法
 たまに雨が降った日は
 キミが歌うボクの歌
 お嫁さんはどっち?
 願い事はひとつだけ
 君がここに生まれた日
 stay with me
 私がここに生まれた日
 ハラオウン家の家庭の事情「エイミィさんのお悩み相談室」
 WHITE SWEET SNOW
 冬、吐息、こたつにて。

【アリサ×すずか】
 はじめての××
 TALK to TALK
 少し歩幅が違う分
 好きな人が、できました。
 おとぎ話は目覚めた後にも after
 DOG×CAT?(プレ版)
 第97管理外世界における、とあるロストロギア関連事件に付随した何か(仮)
 9×19=171...?
 Feline days
 貴方の花の名前
 超短編シリーズ

【八神家】
 ある日の八神さんち(メロドラマ編)
 ある日の八神さんち(家族計画編)
 ある日の八神さんち(ホラー編)
 You are my family
 魔導探偵八神はやて「アイスはどこへ消えた?」
 届け、あなたがくれた空に。
 朧月夜の銀色に

【クロノ×エイミィ】
 ハラオウン家の家庭の事情「クロノ・ハラオウンはロリコンなのか?」

らき☆すた

【かがみ×つかさ】
 Sleeping Beauty?
 夢見てた、夢

投稿SSインデックス

投稿規定

「なのはBURNING」三次創作

【沈月 影さん】(影ラボ
 魔法少女リリカルなのはFROZEN
 予告編
 第1話「流転 -Returning End-」
  (1) (2) (3) (4)

【てるさん】(HEAVEN
 ユグドラシルの枝(完結)
  (1) (2) (3) (4) (5)

【緑平和さん】(PEACE KEEPER
 その右手に永遠を

短編

【kitさん】(pure heart
 好き、だから

【mattioさん】
 The parting of the ways
 みんなで奏でるボクの歌
 ボクは親友に恋をする
 白い悪魔事件―なのはは罪な女のコ?なの―
 か け お ち
 約束の桜〜ダイヤ〜
 月剣〜つるぎ〜のち陽盾〜たて〜
 青に魅せられた私―Moondust…―
 ハート オブ エース―AMBITION―
 わたしの日溜り
 春の日、とあるカップルのとある時間のつぶし方
 少し角度が違う分
 大胆はほどほどに
 そして二人は時を忘れる
 注意報「あま風に御用心」
 一番守りたいもの、それは――
 ひっかかって。
 キミのいない平日は
 最近の翠屋において甘い物が売れない理由、それは――
 バカップル法第○条第×項「うっかりは無罪なり」
 正月、とある五人のとある年明けの過ごし方
 スキー大好き! って大好きななのはが言ったのでつい私も好きだし得意だと言ってしまいました。
 親友>恋人・・・?
  ―前夜なの―
  ―臨戦なの―
  ―結末なの―
 桜〜なのは〜の舞う季節―Prince of ・・・―
  予告編 本編
 天使に誓うラブレター
  予告編 本編
 「アツい日」シリーズ
  アリサ先生のアツい一日
  それぞれのアツい午後
  アツかった日の後日。
  アツくない場所で
  アツい日は季節を越えて
  アツみの増した写生会
  アツ力のかかった一日
 木の葉が紅く染まる頃
  (1) (2) (3)

【ぴーちゃんさん】(P'sぷろじぇくと
 ワガママのススメ
 おとぎ話は目覚めた後で

【鴇さん】(It flows.
 
 遠くない未来
 贈り物〜blessing happily〜

【伊織さん】(伊織の詞認筆
 ハラオウン家家族会議
 ケーキより甘い思い出
 八神家家族相談室

【maisyuさん】(ぐったり裏日記
 キミの呼びかた
 素直なキモチ
 この星空の下、貴女と二人

【隅田さん】(NooK
 四つ葉のクローバーを、君に。

【沈月 影さん】(影ラボ
 Pleasure, into the Rain

【クロガネさん】(クロガネの間
 理想な人は?

【フィールドさん】
 The honey holiday
 Dangerous Shower Time

【霧崎和也さん】(Kの趣味部屋
 祝福の花

【HALさん】(交差幻想
 コイメツ

【月翼さん】
 秘密のrouge

【tukasaさん】
 名前を呼んだ日

【フェルゼさん】(Empty Dumpty
 夜長の行き先
 Their party's never over.
 彼女たちのフーガ

【シン・アスカさん】
 メリッサの葉に…

【結さん】
 青い空の下で

【tanakaさん】部屋の隅っこで小説なんかをやってみる
 君が見てくれているから/新年
 知らぬ間に
 なのはさん争奪戦
 いたずらなお姫様
 お願い
 海と水着と……
 何年経っても変わらぬ関係
 越えられない壁
 小さくてもなのはさん
 思春期なんです
 手相占い?
 暗闇の中で
 フェイトちゃんは変態さんなの?
 手を繋いで
 王子様とお姫様のお祭り
 想いと想い

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