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魔法少女リリカルなのはCHRONICLE 終章
 これにて完結。ここまでのお付き合い、ありがとうございました。












「私は――ここに残る」
 クライドの言葉の意味が、アメリアには咄嗟に理解できなかった。
「このままでは、艦の制御が完全に乗っ取られる。アルカンシェルの発射系統まで支配されたら、もうどうしようもない。――艦長として、それは絶対に、食い止めなければ」
 アメリアに背を向け、必死にコンソールを操作するクライドの言葉は、ひどく固く。
 ――それが何を意味するのか、彼自身が、おそらく一番よく解っていた。

 それは、この艦と運命を共にするということ。

「艦、長……っ!」
 アメリアは叫ぶ。その悲痛な声を遮るように、クライドは静かに告げた。。
「命令だ、アメリア執務官。――クルーと共に、今すぐ艦を脱出せよ」
「――――ッ!!」
 息を飲み、その場に立ちつくすアメリアに。
 警報音にかき消されないように、声を張り上げて、クライドは。
「繰り返す。――命令だ、アメリア執務官」
「艦長ッ!」
 だが、そのクライドの声もかき消すように、アメリアは叫んだ。
「認めません、そんなの! 艦長の奥さんは、息子さんは、どうなるんですか! 残された人たちは、どうしろっていうんですか……っ!」
「――だが、自分が残らなければ、もっと多くの人が悲しむ結果を生むんだ」
 吐き出すような、その言葉。
「それだけは、絶対に避けなければいけないんだ……っ!」
 その拳を、コンソールに叩きつけるようにして、クライドは。
 ――世界から、悲しみを少しでも減らしたい。
 そのために、出来ることは、もう、これだけしかないから。
 そう言い聞かせるように、クライドは深く深く、息を吐き出して。
「何をらしくないことを言ってるんですか、艦長っ! 誰かを死なせることで救える命なんて無いって言ってたじゃないですか! ――みんな生き残る道を捜し続けるのがクライド・ハラオウンの流儀じゃないんですか!? なんでそんなに簡単に諦め、」
 クライドの胸ぐらを掴み、揺さぶりながら叫ぶアメリアは、不意に愕然とその言葉を途切れさせた。
 アメリアの視線が、ゆっくりと下を向く。――クライドは、まるで悪戯を目撃された子供のような、ばつの悪そうな表情で、小さく苦笑した。

 壁面も、床も、天井も――艦内を埋め尽くす、蔦のような触手。
 ウィルスのようにエスティアを侵蝕する、その闇の書の暴走の証が。
 クライドの右足に絡みつき――その体内にまで、食い込んでいた。


     ◇


 ――時間を、僅かばかり遡る。

 現場の事後処理に忙殺されるうちに、数日はあっという間に過ぎた。
 教会と管理局の上層部の間でどんな駆け引きがあったのか、詳しくは知らない。ただ、クライドたちに知らされたのは――闇の書が本局へ移送されることになったという、ただそれだけの事実だった。
 主が死亡したためか、機能を停止し休眠状態になった闇の書は、厳重な封印処理を施された上で教会の地下に保管されていた。再生機能により完全封印の不可能な闇の書は、常に封印処理を施し続けなければならない。そのような設備ごと移送するとなれば、最低でも管理局の巡航艦クラスが必要になる。
 ――そして、白羽の矢が立ったのは、巡航艦エスティアだった。


     ◇


 11月3日。アースガルド第一ドーム東区、次元艦発着ポート。

 見送りは、セリカ・ヘンリットただひとりだった。
 終わってみれば、僅か18日間の滞在。――その間に、色々なことがありすぎた。
 あの日出迎えてくれた、人相の悪い師団長は、もういない。
「お世話になりました」
 ぺこりと頭を下げて、セリカは力なく微笑する。その顔に隠しきれぬやつれはあったけれど、クライドは努めて自らも微笑し、彼女の手を握った。
「こちらこそ。――ありがとう、シスター・セリカ」
「お元気で、クライドさん」
 小さな手は、しかししっかりとクライドの手を握り返す。
「アメリアさんも。――本当に、ありがとうございました」
「ううん。……がんばれ、セリカちゃん」
「はい。……がんばります」
 ――闇の書の主を討ち取ったのがビュートだということは、クライドたちの元にも情報として届いていた。そして、それ以降ビュートと顔を合わせることはなく。
 ヴォルツの死も、ビュートの負った傷も、無かったことに出来はしない。
 そして――クライドたちには、どうすることも出来ない。
 それは無責任なのかもしれないけれど。……ビュートを救えるのは、クライドでもアメリアでもないのだと、ふたりとも知っている。
 目の前にいる彼女にしか、出来ないことなのだ。
 きっともう二度と、ビュートともセリカとも会うことは無いだろうけれど。
 ――せめて、ふたりの未来に祝福の風が吹くことを、祈りたいと、思う。
「クライド艦長、そろそろ時間です」
 クルーのひとりに呼びかけられ、クライドは頷く。
「クライドさん、アメリアさん。――どうか、福音のあらんことを」
「ああ。……さようなら、シスター・セリカ」
「さよなら、セリカちゃん」
 祈るように手を合わせたセリカに、一度、小さく手を振って。そして、名残を断ち切るように、クライドとアメリアは踵を返して。

 小さな足音が、その場所に響いた。
 幼い子供の足音。それは真っ直ぐに、クライドの背中を追いかけてきて、
 セリカが、息を飲んだように喉を鳴らし、
 クライドが振り向いた、――その瞬間。

 どん、と小さな身体が、クライドに体当たりして。
 左足に、灼けるような熱さを、クライドは感じた。

「――――ッ」
 クライドが思わず膝をつき、たたらを踏むようにその子供は数歩離れる。
 ――小さな手からこぼれ落ちたのは、赤く染まった果物ナイフだった。
「艦長!」
 悲鳴のように叫び、アメリアが駆け寄る。クライドは歯を食いしばって顔をあげた。半ば、確信に近い予想を持って。
 そしてその予想は、どうしようもないほどに完璧に的中していた。
「かえせ」
 虚ろな声で、そう言い放ったのは。――見知った顔の、女の子。
「とうさまを、かえせ」
 赤く染まった手を握りしめて、アイシス・ラウムは、クライドを見据えた。
 ――どうしようもなく空疎な瞳で。
「アイシスちゃん……!」
 セリカも悲鳴のように名を呼び、少女に駆け寄る。アイシスは一顧だにせず、ただクライドを見つめ続けた。
「艦長、」
 アメリアが声をあげるが、構わずクライドは、血の滲む左足を押さえて立ち上がる。
 そしてゆっくりと、自分を刺した少女へと歩み寄った。
 ガラス玉のようなアイシスの瞳が、クライドを見上げる。
 クライドはただ、無言でそれを受け止めて。
「僕が、憎いか。――父様を死なせた僕が」
 静かに問いかける言葉に、アイシスは頷きもせず。
「それなら、それでいい。――好きなだけ、僕を憎め。それで君が生きていけるなら」
 復讐は何も生まない。そんな言葉は、部外者の傲慢だ。
 大切なものを奪われた人に、奪った相手を憎むななどと、誰が言える。
 奪われた者が、奪った相手を許すなど、究極的には出来はしない。許したというのは、諦め、忘却したということに過ぎないのだから。
「だけど――どうか」
 その場に膝をつき、少女の視線を同じ高さから受け止めて。
 クライドは、少女の手にナイフを握らせて。自分の胸元に、突きつけさせた。

「その憎しみで、僕以外の誰も、傷つけないでくれ」

 アイシスは、何も答えなかった。
 ただ、赤く染まったナイフを握ったまま、クライドを見つめ続けていた。


     ◇


 ――定刻通り、巡航艦エスティアは、グレアムの乗るルシードをはじめとしたグレアム艦隊に護られるように、アースガルドを出航した。

「全くもう。……心配する方の身にもなってください」
 医務室から艦橋に戻ってきたクライドの姿に、アメリアは苦笑するように肩を竦めた。
 小さな果物ナイフによる刺し傷は深くはなく、腱を傷つけもしなかった。入り込んだ雑菌を消毒し、簡単な治癒魔法を受けただけで、クライドは表情も変えずにいつもの椅子に座る。
「すまないな」
「慣れてますよ。艦長のことですもん」
 呆れたように息をつき、アメリアはお茶を差し出す。
「刺し傷なんて、奥さんに変な誤解されないように気を付けて下さいよ?」
「善処する」
 軽口を叩いて、小さく笑い合う。そうすることで、多少なりとも気は紛れた。
 闇の書も、今は沈黙を保っている。主を失い、その機能は停止したまま。
 ――結局、騎士ヴォルツの言葉通り、か。
 主を殺して確保することしか、出来なかったのだ。
 小さく自嘲するような吐息をつき、クライドはモニターに向き直った。
 アースガルドから本局まで、所要時間は最短ルートで50時間。
 あとはただ、何事もなく本局に辿り着けるよう、祈りながら進むだけだった。

 ――その祈りが裏切られたのは、僅か2時間後だった。


     ◆

 あるじ。
 どこにいるのですか。
 あるじ。
 どこへいってしまったのですか。
 あるじ。
 あなたはどこにいるのですか。
 あるじ――

 わたしを、おいていかないでください。


     ◆


 エスティアの出航から2時間半後に起きた事態について、語るべきことは多くない。
 ――闇の書が突如暴走し、エスティアの制御系統を乗っ取った。
 文字にすれば、たったそれだけのことだ。
 本当に、ただそれだけのことだった。


     ◇


「――ぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁッ!!」
 悲鳴のように叫び、アメリアはクレセントナイトを手に、クライドの足元にしゃがみ込む。叩きつけるように、デバイスを触手にぶつけるが――その程度では、クライドの右足を絡め取った触手は、びくともしなかった。
「離せっ、艦長を離せぇぇぇッ!!」
 それでも、アメリアは半狂乱になってデバイスを振るう。硬い音をたててデバイスが弾け、アメリアの掌から鮮血が滲んでも、二機目を起動して、また振りかぶり、
「――もういい、アメリア。……もういいんだ」
 ひどく優しい声に顔を上げれば、クライドが微笑していた。
 それは、優しすぎる諦念に満ちた――悲しい、微笑。
 その裏側に、闇の書の侵蝕による激痛があるのだと、アメリアは悟り。
 ――もう、どうすることも出来ないのだと、悟ってしまった。
「君は逃げろ。生きてミッドに帰るんだ、アメリア。――この悲劇の終わりを見届けるのは、僕だけでいい」
 そして、クライドはアメリアの掌に、それを載せる。
 ――それは、一枚のカード。待機状態の、S2Uだった。
「リンディに、それを届けてくれ。――それと……愛している、と」
 微笑のままに、そう言い残すクライドに。
 ――アメリアは。

「クライドの……馬鹿……ッ!」

 それは。
 それは、あまりにも。
 あまりにも――懐かしい、呼び名。
「どうしてそう、いっつもいっつも、昔っから肝心なところで大馬鹿で、格好つけなのよ、あんたは……っ! 子供の頃から何も成長してないじゃないのっ!」
 堰を切ったように溢れだすのは、ずっとしまい込んでいた言葉。
 ――新米艦長と執務官として、2年前に再会したときから。
 役職名で呼び合うことで――押し隠してきた、言葉。
「自分の、一番大切な人を悲しませる人が、どうして世界から悲しみを減らせるっていうのよ!? ――答えなさいよ、クライド・ハラオウンっ!!」
 13年前、遠く離れることが決まったときにそうしたように。
 アメリアは、幼なじみの胸を叩いて、すがりつくように――膝をついた。

 今の夫と、クライドと、あの頃はいつも3人でいた。
 3人でいるのが当たり前で、その関係が永遠に続くのだと思っていた。
 けれど、クライドがひとり、家の事情で遠く離れることになって。
 ――たぶんその頃、自分はクライドのことが好きだったのだと、思う。

 2年前、同僚として再会したときは、互いに本当に驚いて。
 もし、アメリアが今の夫と結婚していなければ。
 もし、クライドがリンディと出会っていなければ。
 それは――運命の再会だったのかもしれないけれど。
 現実は、そんなドラマチックにはいかないものだった。

 ただそれだけの、ありきたりな話。

「……アメリア」
 彼の大きな手が、アメリアの髪を撫でた。子供の頃より、ずっと大きくなった、手。
「今更、こんなことを言うのは卑怯だけど――」
 微笑のまま、クライドは優しく、アメリアを見つめて。
「……あの頃、たぶん僕は、君のことが好きだった」
「――――ッ」
 そして、クライドはアメリアの身体を、力一杯に突き飛ばす。
 よろめいたアメリアは、そのままオペレーター用の椅子に腰を落とし。
「あいつにも一言、伝えてくれ。――君をこれ以上泣かせるな、と」
 そしてクライドは、手元のスイッチを押す。
 それは――非常脱出用ポッドへの、簡易転送ユニットの機動ボタン。
「クライドっ、」
 アメリアの足元に魔法陣が展開し、周囲の景色が薄らいでいく。
 必死に手を伸ばしたアメリアが、最後に見たのは。

 幼い頃のような、あどけない満面の笑顔を浮かべた、クライドの姿だった。


     ◇


 ――そして。

 砂嵐となった通信の映像を見つめて、クライドは深く息を吐き出した。
 右足の感覚は、既に全く無い。左足も喰われ始めている。
 自分に残された時間も、もうほとんど無かった。
 あと60秒で、こちらのアルカンシェルのチャージは完了する。その前に、グレアムの乗るルシードのアルカンシェルが、エスティアを墜とすだろう。闇の書と、自分ごと。
 天井を仰ぎ、クライドは目を閉じた。
 走馬燈など、浮かばない。――浮かんだのはただ、ふたりの顔。
 世界で一番愛した女性と。彼女との間に生まれた、たったひとつの宝物。
 クロノ。ある管理世界の古い言葉で「時」を意味する言葉。
 決して戻らない時間のように、前へ前へ進む強い子になってほしいと。そんな願いを込めて――彼女と一緒に、つけた名前。
 その前を、背中を見せて歩いていきたかったけれど。
 それももう、叶わぬ夢。

 だからせめて、クライドは祈る。
 ここで足を止める自分を、追い越していってくれ、と。
 そして振り向かず、お前の、お前だけの道を歩んでくれ、クロノ。
 父らしいことを何も出来なかったけれど。
 お前の背中を――どこかでずっと、見守っている。

 リンディ。
 本当に、すまない。アメリアの言う通りだ。
 大切な人さえ悲しませてしまう、こんな自分だけれど。
 ――そんな情けない男を、好きになってくれて、ありがとう。
 愛している。ずっと、永遠に。
 それだけを、今、ここで誓うから。

 そして、クライドは振り向いた。
 何もない虚空。灯りの消えた艦内の闇に、その本の影があった気がした。
 闇の書。――この悲劇は、これで終わりだ。
 これもまた、お前の生み出す悲劇の年代記の、一頁でしかないのだろう。
 だが、どんな悲劇にも、必ず終わりはある。
 お前の一部となり、お前の中で、いつか来る終焉を見届けよう。
 繰り返される悲劇を解き放つ、祝福の風の吹く日を、待ち続けよう。

 エスティアが、まるで慟哭のように震えた。
 それは、主を失った闇の書の、悲しみの叫びだったのかもしれない。
 エスティアを乗っ取ったのも、失った主を捜し求めてのことだったのか。
 ――そんなことは、今更知るべくもないけれど。

 そしてクライドは、目を閉じて。
 静かに数字を減らし続けた、アルカンシェルのチャージタイマーが。
 ――ゼロを、刻んだ。




"Magical Girl Lyrical Nanoha CHRONICLE" closed...?



































     断章



 ――1995年、5月23日。日本、近畿地区某所。

 八神ハルの一日は、朝靄の中をゆっくりと散歩することから始まる。
 ロクに舗装もされてない砂利道を、ゆっくりと一歩一歩踏みしめて歩いていく。既に齢75、すっかり腰も曲がってしまい、周りからは大人しくしていろと言われることも多いが、当の本人はどこ吹く風だった。
「ふぅ……」
 そんなわけで、その日もハルは、自宅から村をぐるりと回る散歩コースを、ときおり休憩を挟みつつ歩いていた。早朝の空気は肺に心地よく、小鳥のさえずりは耳に快い。この若返るような気分が無ければ、自分はもっと早くに老け込んで今頃は寝たきりだっただろう。ハルはそう思っている。
「源さん、おはようさん」
「ああ、おはよう、ハルさん。今日もええ天気やねぇ」
「せやねぇ。お天道様が元気やさかい、あたしも負けてられんとね」
 近所の老爺と、いつもと変わらぬ挨拶を交わす。山奥の、人口数百人の小さな集落だ。住人はみんな親戚のようなものである。
 畑を横切るあぜ道を抜け、小さな橋を渡り、村で唯一の商店の前の横切る。日に二本しか走っていないバス停で一休みして、林の中を抜ける道へ。毎日通る、歩き慣れた道だ。
「……また増えとるんか」
 その最中、林の向こう側に見える見慣れた光景に、ハルはまたいつもように目を細めた。それは、大量に積み上げられた産業廃棄物の山だ。ふもとの業者が勝手に捨てていくゴミの山は、村人で処理できるような代物ではなく、役場も何もしてくれないため、放置されているのが現状だった。
 ――とはいえ、生まれ育ったこの村の、見慣れた景色を破壊するゴミの山を受け入れられるかといえば、それは全く別問題である。
「ほんにもう、麓のもんは……」
 呆れたように息をつきつつ、再び歩き出そうとしたハルは――しかし、そのゴミ山の中にふと異物を見つけ、足を止めた。
 訝しみながら、ハルは再び目を細める。最近かすみがちの視界は、そのゴミ山の上に横たわっているものが何であるのかを理解するまでに、しばしの時間を要し。
 ――理解した瞬間、ハルは思わずごくりと唾を飲んでいた。

 ゴミ山の上に、力なく横たわっているそれは。
 ふたりぶんの、人影。

「あかん、こらあかん――」
 慌てて、急ぎ足にハルは歩き出す。ゴミ山の上に倒れている人。行き倒れか、はたまた死体か。何にしても、人を呼ばなければいけない。あのゴミ山の中に分け入ることの出来る若いもんを呼んでこなければ――。


     ◇


 人口数百人の集落の診療所。そんな場所の普段の仕事といえば、暇を持て余した老人の話し相手と相場は決まっている。
 若い医者なら腐ってしまいそうな環境だが、自身も老人の仲間入りをしている松田竜蔵にとってみれば、顔なじみと話をしているだけでもそれなりに食べていけるこの村の環境は、さほど悪いものではなかった。
 街の病院に勤めていた頃のように、寝る間も無く急患の対応に追われることもなければ、派閥の醜い争いに胃を痛めることもない。悠々自適の老後のようなものである。
 ――のだが、その日ばかりは彼も、早朝から叩き起こされる羽目となった。
「なんやハルさん、こない朝っぱらから」
 着の身着のままに玄関に出てみれば、居たのは八神の婆さんこと八神ハルだった。早朝の散歩が日課なのは知っているが、何があったのやら。
「大変なんよ、松田センセ」
「大変て、なんや、死体でも見つけたんか?」
 冗談めかして答えた竜蔵に、しかしハルは至極真剣に頷いた。
「そや、死んどるんか行き倒れか解らんけど、人が倒れとるんよ、ゴミ山に」
「ゴミ山に?」
 訝しみつつも、「ちょい待ち、ゴミ山ならもう二、三人呼んで来ぃな」とハルを一度追い出して、竜蔵は手早く着替え始める。
 ――ゴミ山に行き倒れ? 何でまた、こんな何もない山奥に?
 とにかく、行ってみなければ始まらない。眠気をかみ殺しつつも、顔を洗おうと竜蔵は洗面所へと向かった。


    ◇


 結論から言えば、そこに居たのは若い男女だった。20歳ぐらいの眼鏡をかけた男と、15歳ぐらいの少女。二人ともあちこち怪我をしているが、息はある。気を失っているだけのようだった。
「――こないなとこで行き倒れなんて、妙なこともあるもんやなぁ」
 竜蔵がそう呟き、ハルも目を細める。
 妙といえば、男女の格好もわりあいに奇妙なものだった。男の方は片手に槍のような得物を手にしているし、少女の身につけた服は、まるで教会のシスターのようだった。ハル自身は修道服など写真でしか見たことがないけれど。
 男の方は、少女を守ろうとするようにその腕に抱きしめていた。いったいどんな境遇で、なぜこんなところで行き倒れているのか。不可解なことばかりだが、とりあえず放っておくわけにもいかない。
「とりあえず診療所に運ばんと。真さん、山ちゃん、手ぇ貸してな」
 竜蔵に促され、村の男ふたりが行き倒れを抱え上げた。
 ――そこで、少女の方が大事そうに何かをぎゅっと握りしめていることに、ハルは気付く。
「何やこれ。……本?」
 それは、金色に輝く剣十字の紋章が刻まれた、革張りの立派な表紙の、分厚い本だった。
 気を失っても、決して離さぬように強く抱きしめたその本は、よほど大事なものなのだろうか。
「ほれ、戻るよ、ハルさん」
 竜蔵に促され、ハルもその後を追って歩き出す。事情を聞くのは、とりあえずふたりが目覚めてからでいいだろう。第一発見者は自分であるわけだし。
 そんなことを思いながら、ハルはひとつ息を吐き出し、何ともなしに空を見上げる。
 ――全くいつも通りに、朝の空は高く蒼く澄んでいて。

 蒼天の輝きを、少女の抱えた本の紋章が反射して、きらりと煌めいた。



"Magical Girl Lyrical Nanoha CHRONICLE" closed.
to be continued on "Magical Girl Lyrical Nanoha CRUSADERS".
coming soon...




あとがき
| 浅木原忍 | 20:55 | comments(2) | trackbacks(0) |
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Comment
ふと思った事を。

源さん(その他)が後のヴィータのゲートボール友達になるという事で……。

源さん歳幾つだ?年齢によっては化け物だな。(まぁー場所が鳴海とも限らないですよね。鳴海なら化け物も多いし。笑)

失礼しました。作業素早く進めます。汗
Posted by: wing |at: 2008/04/25 7:10 AM
流石に最後の展開は読めませんでしたねぇ…
これってやはりはやての…いえ、何でもありません。
Posted by: T |at: 2008/04/25 10:24 AM








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東方SSインデックス

長編
【妖夢×鈴仙】
うみょんげ!(創想話・完結)
 第1話「半人半霊、半熟者」
 第2話「あの月のこちらがわ」
 第3話「今夜月の見える庭で」
 第4話「儚い月の残照」
 第5話「君に降る雨」
 第6話「月からきたもの」
 第7話「月下白刃」
 第8話「永遠エスケープ」
 第9話「黄昏と月の迷路」
 第10話「穢れ」
 第11話「さよなら」
 最終話「半熟剣士と地上の兎」

【お燐×おくう】
りん×くう!(完結)
 ※スピンオフなので、できれば先に『ゆう×ぱる!』をどうぞ。
 1 / 火焔猫燐
 2 / 霊烏路空
 3 / 火焔猫燐
 4 / 霊烏路空
 5 / 古明地さとり
 6 / 火焔猫燐
 7 / 霊烏路空
 8 / 火焔猫燐
 9 / 古明地さとり
 10 / 霊烏路空
 11 / 火焔猫燐
 12 / 古明地さとり
 13 / 霊烏路空
 14 / 火焔猫燐
 15 / 古明地さとり
 16 / 霊烏路空
 17 / 古明地こいし
 18 / そして、地底の恋物語

【勇儀×パルスィ】
ゆう×ぱる!(完結)
 0 / そして、星熊勇儀の孤独
 (1) (2) (3) (4) (5) (6)
 (7) (8) (9) (10) (11) (12) (13)
 14 / 「星熊勇儀の微睡」
 15 / 「水橋パルスィの恋心」
 16 / 「星熊勇儀の応談」
 17 / 「黒谷ヤマメの懸念」
 18 / 「星熊勇儀の懊悩」
 19 / 「キスメの不安」
 20 / 「火焔猫燐の憂鬱」
 21 / 「黒谷ヤマメの奮闘」
 22 / 「古明地さとりの場合」
 23 / 「水橋パルスィの狂気」
 24 / 「古明地さとりの思案」
 25 / 「星熊勇儀の煩悶」
 26 / 「水橋パルスィの意識」
 27 / 「星熊勇儀の虚言」
 28 / 「水橋パルスィの嫉妬」
 29 / 「星熊勇儀の決断」
 30 / 「キスメの幸福」
 31 / 「水橋パルスィの戸惑」
 32 / 「黒谷ヤマメの嫉妬」
 33 / 「古明地さとりの思惟」
 34 / 「キスメの献身」
 35 / 「星熊勇儀の愛情」
 36 / 「水橋パルスィの変化」
 37 / 「火焔猫燐の懸案」
 38 / 「星熊勇儀の失態」
 39 / 「水橋パルスィの存在」
 40 / 「星熊勇儀の審判」
 41 / 「水橋パルスィの幸福」
 42 / 「星熊勇儀の願い」
 43 / 「地底への闖入者」
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 45 / 「星熊勇儀の幸福」
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 47 / 「地底の恋物語」

【にとり×雛】
にと×ひな!(完結)
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 Stage3「神々も恋せよ幻想の片隅で」
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 折れた傘骨
 おおかみおんなと人魚姫

【探偵ナズーリンシリーズ】
 説法の時は出たくない
 腹の中

【星ナズ】
 貴方のための探し物
 性別とかどうでもいいじゃない
 ナズーリンを縛って目の前にチーズをぶら下げたらどうなるの?

【稗田文芸賞シリーズ】
 霧雨書店業務日誌
 第7回稗田文芸賞
 第6回稗田文芸賞
 第8回稗田文芸賞・候補作予想メッタ斬り!
 第8回稗田文芸賞
 第9回稗田文芸賞
第10回稗田文芸賞

【狐独のグルメ】
<Season 1>
 「人間の里の豚カルビ丼と豚汁」
 「命蓮寺のスープカレー」
 「妖怪の山ふもとの焼き芋とスイートポテト」
 「中有の道出店のモダン焼き」
 「博麗神社の温泉卵かけご飯」
 「魔法の森のキノコスパゲッティ弁当」
 「旧地獄街道の一人焼肉」
 「夜雀の屋台の串焼きとおでん」
 「人間の里のきつねうどんといなり寿司」
 「八雲紫の牛丼と焼き餃子」
<Season 2>
 「河童の里の冷やし中華と串きゅうり」
 「迷いの竹林の焼き鳥と目玉親子丼」
 「太陽の畑の五目あんかけ焼きそば」
 「紅魔館のカレーライスとバーベキュー」
 「天狗の里の醤油ラーメンとライス」
 「天界の桃のタルトと天ぷら定食」
 「守矢神社のソースカツ丼」
 「白玉楼のすき焼きと卵かけご飯」
 「外の世界のけつねうどんとおにぎり」
 「橙のねこまんまとイワナの塩焼き」
<番外編>
 「新地獄のチーズ焼きカレーと豚トロひとくちカツ」 NEW!!

【その他(そそわ無印・こんぺ)】
 記憶の花
 帽子の下に愛をこめて
 レイニーデイズ/レインボウデイズ
 或る人形の話
 インビジブル・ハート
 流れ星の消えない夜に
 或る男の懺悔
 天の川の見えない森で
 花の記憶
 時間のかかる念写

同人誌全文公開(pixiv)

 『流れ星の消えない夜に』
  (1) (2) (3)

 『るな×だい!』
  (前編) (後編)

東方野球in熱スタ2007異聞
 「六十日目の閻魔と死神」
 「グラウンドの大妖精」
  (前編) (中編) (後編)
 「神奈子様の初恋」
 「May I Help You?」
 「決戦前の三者会議」
 「夏に忘れた無何有の球を」
  (前編) (後編)
 「月まで届け、蓬莱の想い」
 「届く声と届けるものと」
 「魔法使いを見守るもの」
 「夏に雪桜は咲かないけれど」
  (1) (2)
 「星の光はすべて君」
 「さよならの代わりに」
  (前編) (後編)
 「野球の国、向日葵の妖精」
  (1) (2) (3) (4)
 「わりと憂鬱な霊夢の一日」
 「猫はどこだ」
 「あなたの人生の物語」
  (1) (2) (3) (4)
  (5) (6) (7) (8)
 「完全なアナタと不完全なワタシ」
 「伝えること届けること」
 『東方野球異聞拾遺 弐』
  (1) (2) (3)


艦これSSインデックス(pixiv)

【第六戦隊】
 ワレアオバ、ワレアオバ。
 衣笠さんは任されたい
 刻まれない過去
 古き鷹は光で語りき NEW!!

【響×電】
 Мой кошмар, нежность из вас

なのはSSインデックス

長編
魔法少女リリカルなのはBURNING

【BURNING AFTER】
 祝福の風と永遠の炎
 フェイトさんのお悩み相談室
 それは絆という名の――
 王子様とお姫様と黄昏の騎士のわりと平和な一日
  (前編) (中編) (後編)

魔法少女リリカルなのはCHRONICLE
魔法少女リリカルなのはCRUSADERS

中編
 ストラトスフィアの少女(完結)
  (1) (2) (3) (4)

 プラネタリウムの少女(完結)
  (1) (2) (3) (4)

短編
【フェイト×なのは】
 キミがくれる魔法
 たまに雨が降った日は
 キミが歌うボクの歌
 お嫁さんはどっち?
 願い事はひとつだけ
 君がここに生まれた日
 stay with me
 私がここに生まれた日
 ハラオウン家の家庭の事情「エイミィさんのお悩み相談室」
 WHITE SWEET SNOW
 冬、吐息、こたつにて。

【アリサ×すずか】
 はじめての××
 TALK to TALK
 少し歩幅が違う分
 好きな人が、できました。
 おとぎ話は目覚めた後にも after
 DOG×CAT?(プレ版)
 第97管理外世界における、とあるロストロギア関連事件に付随した何か(仮)
 9×19=171...?
 Feline days
 貴方の花の名前
 超短編シリーズ

【八神家】
 ある日の八神さんち(メロドラマ編)
 ある日の八神さんち(家族計画編)
 ある日の八神さんち(ホラー編)
 You are my family
 魔導探偵八神はやて「アイスはどこへ消えた?」
 届け、あなたがくれた空に。
 朧月夜の銀色に

【クロノ×エイミィ】
 ハラオウン家の家庭の事情「クロノ・ハラオウンはロリコンなのか?」

らき☆すた

【かがみ×つかさ】
 Sleeping Beauty?
 夢見てた、夢

投稿SSインデックス

投稿規定

「なのはBURNING」三次創作

【沈月 影さん】(影ラボ
 魔法少女リリカルなのはFROZEN
 予告編
 第1話「流転 -Returning End-」
  (1) (2) (3) (4)

【てるさん】(HEAVEN
 ユグドラシルの枝(完結)
  (1) (2) (3) (4) (5)

【緑平和さん】(PEACE KEEPER
 その右手に永遠を

短編

【kitさん】(pure heart
 好き、だから

【mattioさん】
 The parting of the ways
 みんなで奏でるボクの歌
 ボクは親友に恋をする
 白い悪魔事件―なのはは罪な女のコ?なの―
 か け お ち
 約束の桜〜ダイヤ〜
 月剣〜つるぎ〜のち陽盾〜たて〜
 青に魅せられた私―Moondust…―
 ハート オブ エース―AMBITION―
 わたしの日溜り
 春の日、とあるカップルのとある時間のつぶし方
 少し角度が違う分
 大胆はほどほどに
 そして二人は時を忘れる
 注意報「あま風に御用心」
 一番守りたいもの、それは――
 ひっかかって。
 キミのいない平日は
 最近の翠屋において甘い物が売れない理由、それは――
 バカップル法第○条第×項「うっかりは無罪なり」
 正月、とある五人のとある年明けの過ごし方
 スキー大好き! って大好きななのはが言ったのでつい私も好きだし得意だと言ってしまいました。
 親友>恋人・・・?
  ―前夜なの―
  ―臨戦なの―
  ―結末なの―
 桜〜なのは〜の舞う季節―Prince of ・・・―
  予告編 本編
 天使に誓うラブレター
  予告編 本編
 「アツい日」シリーズ
  アリサ先生のアツい一日
  それぞれのアツい午後
  アツかった日の後日。
  アツくない場所で
  アツい日は季節を越えて
  アツみの増した写生会
  アツ力のかかった一日
 木の葉が紅く染まる頃
  (1) (2) (3)

【ぴーちゃんさん】(P'sぷろじぇくと
 ワガママのススメ
 おとぎ話は目覚めた後で

【鴇さん】(It flows.
 
 遠くない未来
 贈り物〜blessing happily〜

【伊織さん】(伊織の詞認筆
 ハラオウン家家族会議
 ケーキより甘い思い出
 八神家家族相談室

【maisyuさん】(ぐったり裏日記
 キミの呼びかた
 素直なキモチ
 この星空の下、貴女と二人

【隅田さん】(NooK
 四つ葉のクローバーを、君に。

【沈月 影さん】(影ラボ
 Pleasure, into the Rain

【クロガネさん】(クロガネの間
 理想な人は?

【フィールドさん】
 The honey holiday
 Dangerous Shower Time

【霧崎和也さん】(Kの趣味部屋
 祝福の花

【HALさん】(交差幻想
 コイメツ

【月翼さん】
 秘密のrouge

【tukasaさん】
 名前を呼んだ日

【フェルゼさん】(Empty Dumpty
 夜長の行き先
 Their party's never over.
 彼女たちのフーガ

【シン・アスカさん】
 メリッサの葉に…

【結さん】
 青い空の下で

【tanakaさん】部屋の隅っこで小説なんかをやってみる
 君が見てくれているから/新年
 知らぬ間に
 なのはさん争奪戦
 いたずらなお姫様
 お願い
 海と水着と……
 何年経っても変わらぬ関係
 越えられない壁
 小さくてもなのはさん
 思春期なんです
 手相占い?
 暗闇の中で
 フェイトちゃんは変態さんなの?
 手を繋いで
 王子様とお姫様のお祭り
 想いと想い

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