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魔法少女リリカルなのはCHRONICLE 第三章「聖王の福音」(9)
 第三章、ようやくこれでラスト。ドS展開入りますので、苦手な方はご注意を。
 全ては、残酷な喜劇にして滑稽な悲劇。第四章は10日頃開始予定です。










     ◇


 雨脚が、にわかに強くなった。
 倒れ伏した紅の少女に、ビュートはゆっくりと歩み寄る。微かに身じろぐその小さな身体を、バインドで拘束し。――聖槍の切っ先を、ヴィータの眼前に突きつけた。
「ぐっ――」
 意識を取り戻したか、拘束を解こうともがくヴィータ。こちらを睨み据える視線は苛烈で、目の前にいるのがただの小さな少女ではないのだということを、ビュートに思い出させる。――そう、彼女は闇の書の守護騎士だ。その力は既に今までの戦いで散々に見せつけられている。警戒に警戒を重ねて無駄ということはない。
 少女の得物である鉄槌は、近くに転がっていた。拘束された状態では、手も伸ばせない。ビュートは少女の手から離れたそれを拾い上げようとして、

 ――すぐ近くに転がっていた、それに気付く。

「……え?」
 雨の中、泥にまみれて転がるそれは、今のこの場にはあまりにも不釣り合いなもの。
 こんなところに転がっているはずのないものが、鉄槌のすぐそばに落ちていた。
 ひどく不細工な、うさぎのぬいぐるみが。
「――――っ」
 そのぬいぐるみに見覚えがあり、ビュートは眉を寄せる。
 垂れた目と、縫い合わされたような口。やる気の無さそうな四肢。お世辞にも可愛いとは言い難い、そんなうさぎのぬいぐるみ。
 ――記憶が、甦る。
 そうだ。それは、いつだったか。
 公園で、ひとりで泣いていた女の子がいて。
 その子を泣きやませようと、自分が買ってあげた――あの、ぬいぐるみ。
 ――どうしてそれが、こんなところにある?

「触る、な……」
 低い声がして、ビュートは振り返る。
 そこに、烈火のごとき表情で、こちらを見据えるヴィータの姿があり。
「そいつに、触るんじゃねぇぇぇぇぇぇっ!」
 ヴィータの手が、自らの身体を戒める魔力の鎖を掴んで――強引に引きちぎった。
「ああああああああああああああッ!!」
 雄叫びをあげ、ヴィータはビュートに体当たりする。呆気にとられたビュートは、その直撃を受けてたたらを踏んだ。その隙に、ヴィータは大地に転がっていたグラーフアイゼンと、のろいうさぎを拾い上げて。
「しまっ――」
 ビュートが聖槍を握り直し、周囲を取り囲んでいた騎士たちも色めき立つ。
 だがそれよりも、ヴィータの手の中で、アイゼンが薬莢を排出するのが先だった。
《Gigantform》
 ハンマーヘッドが、遠近感を狂わるサイズへと巨大化する。ヴィータの身長の数倍にもなったその鉄槌を、しかしヴィータは軽々と振り上げて。
「お前ら全員、吹っ飛びやがれぇぇぇぇぇぇぇぇぇッ!!」
 咄嗟にビュートが展開した障壁など、圧倒的な質量の前には何の意味も為さず。
 ――暴風のように、鉄槌が周囲の全てを、暴力的に薙ぎ払った。


     ⇔


 そして、その場に残ったのは、いくつかの呻き声だけだった。
 倒れ伏した騎士たちは、そのほとんどがグラーフアイゼンの直撃で意識を奪われ。それ以外の者も、呻くばかりで起きあがる気配のある者はない。
 強さを増していく雨は、その苦悶の声すらもかき消すほどに大地を激しく叩き。
 その中で――ヴィータは。
「…………は、ぁ」
 手の中のグラーフアイゼンが、圧縮魔力の残滓を排出する。雨に濡れて滑るその柄を握り直し――そしてヴィータは、もう片方の手に持ったそれを、見下ろした。
 泥にまみれ、雨を吸ってぐしゃぐしゃになった――のろいうさぎ。
 元々可愛くもないそのぬいぐるみは、雨と泥でますます不格好になっていて。
 だけどそれを、ヴィータはぎゅっと、強く抱きしめた。
 ――これ、あげる。
 唇の動きだけでそう言った、主の笑顔を思い出す。
 どうして、思い出してしまうのだろう。あんな脆弱で、無力で、ただ父の言いなりでしかない、――あんな主の顔を、どうして。
 どうして、こんなにも。
 雨にぐっしょりと濡れて冷たいはずの、ぬいぐるみを。
 離してしまいたくないと――思うのだろう。
 脳裏をよぎるのは、ただ、ぬいぐるみをこちらに差し出して。
 そして、受け取った自分に、満面の笑みを浮かべた――主の、顔。
 ――そんなはずは、ない。
 あの主のくれたものだから、じゃ、ない。
 手から放せないのも。誰にも触らせたくないと思うのも。
 ただ……ただ、この不格好なうさぎのぬいぐるみが、……可愛いからで。
 あの主がくれたものだからじゃ、ない。――違う。そのはずなんだ。
「ぐ……ぅ、っ」
 不意に、雨音に紛れて響いた呻き声に、ヴィータは顔を上げる。
 眼前、聖槍を掴み、身体を起こそうとする、あの眼鏡の男の姿があった。
 そして、ヴィータは思い出す。今、自分がすべきことを。闇の書の守護騎士として。
「見苦しい、んだよっ」
 吐き捨てるように、ヴィータは言い放ち。――アイゼンの柄で、男のみぞおちを突く。
 呻き声をあげ、男が一瞬白目を剥いた。その姿を、冷徹にヴィータは見下ろして。
「もらうぞ、てめぇのリンカーコア」
 静かにそう告げて、男――ビュートの胸元に、手を伸ばす。
 それはもう何度となく繰り返した、リンカーコアの摘出作業。胸元から浮かび上がる光点は、ビュートの持つ魔力の塊だ。――20ページと少しか。悪くない。
 回収したリンカーコアをしまい込み、さらにヴィータは周囲に転がる騎士たちを見回す。残りは雑魚ばかりだが、ページの足しにはなるだろう。手間だが蒐集しておくか、とヴィータは一歩を踏みだし、
「――ビュートさんっ!」
 響いた声に、その足を止め、ヴィータは振り返る。
 倒れ伏したビュートの元へ、雨に濡れながら駆け寄る少女の姿があった。グラーフアイゼンを握り直し、ヴィータはその少女の魔力反応を伺う。――この少女も、十数ページ分の魔力はありそうだ。
「シス、ター……セリカ」
「ビュートさん……っ」
 意識を取り戻したか、掠れた声でビュートがその少女の名を呼ぶ。少女――セリカはビュートの身体を抱き上げて、その胸元に手のひらをかざした。――治癒魔法か。
 小さく鼻を鳴らして、ヴィータは一歩、そちらへと踏み出した。それに気付いて、セリカが顔を上げる。ビュートも苦痛に顔を歪めながらも、震える身体を起こして。
「逃げて、ください、シスター・セリカ……っ」
「そんな、ビュートさんっ、」
「いいから、早、く――っ」
 無論、逃げる暇など、ヴィータが与えてやる理由はなく。
 満身創痍のビュートが、一瞬たりともヴィータを足止め出来る道理も、ありはしない。
 ヴィータが軽く振り抜いた鉄槌が、立ち上がろうとしたビュートの身体を無造作に吹き飛ばして。――そしてもう、ビュートは起きあがることはなく。
 残ったセリカは、ただ、呆然とヴィータを見つめて――

 丸腰の相手からの蒐集は、騎士の道に反する。
 ――烈火の将であれば、そんなことを言うだろうか。
 全く、そんなことはどうでもいい。
 自分たちは、闇の書の守護騎士。
 主の望みを叶えるために、血にまみれた修羅の道を行く者。
 それだけが――真実だ。

 アイゼンの柄が、容赦なくセリカのみぞおちに食い込む。
「ぁ――」
 呻き、泥の上に膝をつくセリカ。その視線が、ヴィータを見上げて。
 ――けれど、そのとき、ヴィータを見つめたセリカの視線は。
 怯えや、絶望ではなく――決然と。
 怒りをこめて、見据える瞳だった。
「――――」
 ヴィータはただ、何の感慨もなく、その瞳を見据え返して。
 そして、セリカの胸元から、リンカーコアをえぐり出す。
 一切の容赦も、憐憫もなく。――蒐集する。

 ゆっくりと、前のめりに倒れていく、セリカの身体。
 手のひらに浮かぶ、2人分のリンカーコアの輝きは、雨の中、ひどく鮮明で。
 ヴィータはただ、雨に打たれながら――無言でそれを見つめていて。
 その姿を見つめているのは、片腕に抱いたぬいぐるみの、輝きの無い目だけだった。


     ◆


 ずるり、と刃が抜き放たれ、ヴォルツの身体が前のめりに倒れ込む。
 その様を、シグナムは醒めた瞳で見下ろしていた。
 ――既に、先ほどまでの高揚は、その身体には無い。
 あるのはただ、空しさばかりだった。
「…………」
 足元に倒れ伏したその男は、確かなベルカの騎士だった。己の刃と、己の強さに確かな誇りを抱いて、誓いのために戦う、紛れもないベルカの騎士。
 故にこそ、シグナムはその刃に、全力をもって応えた。
 その戦いの愉悦は、言葉で語り尽くせるものではない。
 ほぼ対等の技量で、交わされる死線の応酬。全身が躍動し、歓喜を叫び踊る。敵同士でなければ、どれほどの戦友となれただろう――。それほどの相手だった。
 だからこそ、シグナムは、醒めた瞳で、動かないヴォルツを見下ろす。
 戦いの最中、全てを投げ出し、敵に背を向けた――その男を。
 それは、失望だった。どうしようもないほどに。
 騎士であることを投げ出して、敵に背を晒し、戦いを放棄したその男への。その理由などどうでも良かった。ただ――失望しか、シグナムには無かった。
 高ぶった身体の熱は、凍りつきそうなほどに冷え冷えとして。
 その瞬間、シグナムは最早、彼に対する全ての興味を失っていた。
 ――故に、騎士であることを捨てた者には、騎士に相応しからぬ引導を。
 背後から一突きにするという――無様な最後を。
 ある意味では、それがシグナムからヴォルツへの、唯一の手向けだった。
「――蒐集する」
 小さく呟き、シグナムは倒れ伏したヴォルツへとかがみ込む。
 その背中から、浮かび上がる魔力の輝き。――ヴォルツのリンカーコア。
 まだ微かに痙攣していたその身体は、リンカーコアを奪い獲るとともに、動きを止めて。
 ただ、シグナムの手に残ったのは、30ページ強分のリンカーコアだけだった。
「…………」
 ――これでいい。これが、守護騎士としての我らの役目。
 砂を噛んだような、ざらつく感覚を誤魔化すように、シグナムは奥歯を噛みしめ。
 自分の役割は、これで終わりだ。ヴィータ、ザフィーラと合流して、撤退する。
 立ち上がり、もはやヴォルツには一瞥もくれることなく、シグナムは踵を返し、

 その足首を、何かが掴んだ。

「――――ッ!!」
 振り向けば、そこには、もう動かなくなったはずの男が。
 ――ヴォルツの右手が、しっかりと、シグナムの足首を捕まえていて。
「ぅぉぉぉぉぉぉぉぉぉぉぉぉぉッ!!」
 掠れた、叫びにすらならない雄叫びをあげて、ヴォルツは跳ねるように起きあがる。
 そして、左手に掴んだゲイボルグが、闇雲に振るわれて。
 ――その切っ先が、シグナムの左腕を掠めて、鮮血が散り。
 その瞬間、ヴォルツが何かを呟いたけれど、その言葉は雨音にかき消され――
 そして、雨の中にもつれあうように、二人は転がりだして、
「はぁッ!!」
 もみ合いの中、シグナムの突きだした拳が、ヴォルツの腹部の傷を抉った。
「がッ――」
 ヴォルツの吐き出した血が、シグナムの顔を濡らし。
 ――そして、ずるりと、ヴォルツはその場に前のめりに倒れて。
 そして、今度こそ、もう動かなかった。

「…………執念、か」
 立ち上がり、ヴォルツの身体を見下ろして、シグナムは呟く。
 最期に、ただ一撃。それはかすり傷だったが、確かに騎士ヴォルツが、騎士シグナムへと叩き込んだ一撃だった。
 ――故に、シグナムはほんの僅か、目の前の騎士に、黙祷を捧げた。

 教会騎士団第五師団長、ヴォルツ・ラウム。
 その名、覚えておこう。烈火の将シグナムが、全霊をこめて戦った騎士として。

 そして、シグナムは踵を返し。――地面を蹴り、舞い上がった。
 蒐集は、ヴォルツ一人分で充分。あとは撤退するだけだ。
 雨の中、紅紫の輝きが、聖堂上空を翔けていく。

 ――その輝きを追う、不可視の小さな気配の存在に、気付く者はどこにもなかった。


     ⇔


 全身を打ち据える雫が冷たいのかどうかも、もうヴォルツには解らなかった。
 ただ解ったのは、シグナムの気配が遠ざかっていくこと。――もう自分は死んだものと思われているのだろう。それはおよそ間違ってはいなかった。
 何度も死線をくぐってきた身だ。そのぐらいは解る。
 自分の命は、もうあと数分も保ちはしないのだと。
「…………っ、は」
 いつものようにシニカルに笑ってみようとしたけれど、呼吸すらままならず。開いた口には、ただ泥が流れ込むだけで。――それすらもう、どうでもよくて。

 ――アイシス、シエナ。

 ただ、朦朧とした思考の片隅に残ったのは、愛する娘のこと。
 震える指先が、腕が、最期の意志に反応して、僅かにヴォルツの上半身を持ち上げる。
 ――だが、出来たのは、ぐるりとうつぶせから、仰向けに転がることだけだった。
 開けた視界に映るのは、ただ闇すら覆う鈍色の曇天と、降りしきる雫。
 天象儀の空すらも、そこにはない。
 いや、この曇天すらも、偽りの空の一部か。
 ――自分の最期を見守るのがそれだけだというのも、皮肉な話だった。

 朦朧としていた意識に、無数の思考が浮かび上がる。
 アイシスとシエナは、無事なのか。――首すら動かせない今、確かめようもなく。
 ビュートや、クライドたちは。――思念通話など、為すような力ももう、無い。
 それから……ああ、そうだ。
 シグナムの足首を掴んだ瞬間、見えたもの。
 ――それは、あの守護騎士たちの、主の姿。
 枯れ木のような老人と、その足元にすがりついた白い少女。
 老人の方は、サイノス・クルーガーだった。
 ――ああ、けれど、それを誰かに伝える術すらも、今の自分にはない。
 全く、締まらない。本当に――どうしようも、ない。
 皮肉まじりの笑みは、ただ口元が微かに歪んだだけで。

 不意に、胸ポケットから、何かが転がり落ちた。
 緩慢に視線だけで追いかけたそれは――胸ポケットに残っていた、煙草の一本。
 雨に打たれ、泥にまみれ、もう火はつかないだろう。
 ……最期の一服ぐらい、させてくれたっていいだろ? なあ、聖王陛下よ――

 眠りに落ちるように、その意識がゆっくりと拡散していき、
 世界が、どうしようもないほど無限の闇の中に閉ざされて、

 彼が最期に見たのは――かつて愛した、大切な人の笑顔だったかも、しれなかった。


     ◇


 捕縛された盾の守護獣が、芝生の上に転がされていた。
「艦長」
 アメリアの呼びかけに応え、クライドはその場に降り立つ。クライドの遠距離からの狙撃と、アメリアの拘束。その合わせ技で、ようやくひとりを拘束出来た。
 油断無く、意識を失ったままの守護獣にS2Uを突きつける。ここまできて、逃がすわけにはいかないのだ。絶対に。
「アメリア執務官、護送の準備を」
「了解です」
 クライドの指示に頷くアメリア。クライドはひとつ息を吐き出し、それから念話のチャンネルを接続する。確保に成功したことを、ヴォルツとビュートに伝えなければ、
 ――だが、ふたりとも応答は無かった。
「騎士ヴォルツ? 騎士ビュート!?」
 何度呼びかけても、返事はない。――ふたりともやられたというのか!?
『クライド提督、騎士ヴォルツと騎士ビュートがっ――』
 その戦慄を肯定するように、指揮を任せた通信主任からの悲鳴のような声が届き、

 同時、二筋の魔力が上空で唸りをあげて――聖堂を覆う結界を破壊した。

「なっ――」
 頭上を見上げ、クライドは呻く。上空に、真紅と紅紫の軌跡があった。守護騎士! ということは、やはりヴォルツとビュートは、
「艦長!」
 思考が追いつく間もなく、今度は悲鳴のようなアメリアの声。
 そして、クライドが、足元の守護獣へと視線を移せば。
 そこにあったのは――信じがたい、光景。

 捕縛された守護獣の胸元から、何者かの腕が生えて。
 そのリンカーコアを、掴み取っていた。


     ⇔


 意識を取り戻して、ザフィーラは即座に自分の置かれた状況を把握した。
 両腕を戒める魔力の鎖。そして自らを取り囲む騎士たち。
 敗北の記憶が甦る。――捕縛され、その眼前にはデバイスが突きつけられていた。
 ――そこまで確認して、ザフィーラはまだ意識を失ったふりを続ける。バインドを破れはしないかと試みたが、即座にどうこうできるような拘束ではなかった。
 だとすれば、おそらく最早、自分に脱出の機会は無い。
 冷静に状況を判断し、ザフィーラはそう結論づける。そして、思念通話を繋いだ。
『シグナム、ヴィータ。――撤退だ、結界を破って先に行け』
『ザフィーラ、お前は』
『いいから、急げ!』
 シグナムの問いかけを遮って叫び、ザフィーラは一旦思念通話を遮断する。
 ――別れを言う必要はなかった。どうせまた、転生すれば顔を合わせるのだから。
 瞼を開ければ、眼前でデバイスを突きつけていた魔導師の男が、狼狽したようにその表情を歪めていた。――直後、結界の砕ける気配がし、男は頭上を見上げて呻く。
『――シャマル』
 結界が砕けたのを確かめて、ザフィーラは守護騎士の残るひとりに通信を飛ばした。
 ただひとり結界の外にいた、湖の騎士、シャマルへ。
『俺はもう逃げ切れん。――やれ』
『――――っ、そんな』
 ザフィーラの言葉に、シャマルが息を飲む。
『いいからやれ! 早く! ――闇の書を!』
 その叫びに、微かに逡巡したように、シャマルが一瞬だけ沈黙し。
 ――そして。

『……また、次の主の元で逢いましょう、ザフィーラ』

 静かなその言葉が、別れの合図だった。
 ――たまには、そんな最後も悪くはない。
 ザフィーラは、微かにその顔に、笑みを浮かべて。

 そして、旅の鏡を通して、ザフィーラの胸元からシャマルの腕が。
 ザフィーラのリンカーコアを、えぐり出した。

 薄れゆく視界の中、ザフィーラが見たのは、狼狽えて自分に手を伸ばす魔導師。
 ――詰めが甘かったな。我ら守護騎士、主のためならば、自ら闇の書の糧となる。
 そう、それが、何度も繰り返されてきた、我らの結末――

 そして、ザフィーラのリンカーコアは、旅の鏡の向こうへと消え。
 まるで全てが幻だったかのように――ザフィーラの姿も、雨の中に、消滅した。


     ⇔


「……なんて、ことを」
 対象を失ったバインドが自壊し、消滅する。
 するともう、そこには何も残っていなかった。本当に、何も。
 魔力生命体である守護騎士は、闇の書にリンカーコアを奪われたことで、存在を維持できなくなり――消滅した。目の前にあったのは、ただそれだけの事実。
「自らの騎士すら、喰らって――それで、何を為そうというんだ、闇の書ぉぉぉッ!!」
 クライドの叫びは、雨の中に反響することもなく、ただ無限の旋律にかき消され。

 そして、クライドに告げられるのは、その場に残された、ただの事実。

『艦長。……守護騎士3名、撤退。1名消滅。……追い切れませんでした』
 通信主任からの、力ない言葉に、クライドはゆっくり首を振って。
「……騎士ヴォルツと、騎士ビュートは」
 その問いへの答えは、――ただの、最悪でしかなかった。

『騎士ビュート、魔力エンプティ。重傷の模様。
 ……騎士ヴォルツ、バイタル消滅。死亡、確認しました』


     ◇


 アイシス・ラウムが瞼を開けて、最初に目にしたのは、黒ずんだ赤だった。
「…………?」
 何か、ひどく頭が痛い。小さく呻きながら、アイシスはゆっくりと身体を起こし、
 ぴちゃ、と、床についた手が、ひどく水っぽい音をたてる。
 手のひらを見下ろせば、何かひどく黒っぽい赤が、べっとりとこびりついて。
 ――そして、視線を巡らせば。
「シエナ?」
 すぐ近くに、シエナが倒れていた。――その服を、赤く染めて。
「……シエナ、ねえ、シエナ、どうしたの、ねえ――」
 手を伸ばし、その身体を揺さぶってみるけれど、シエナは目を開けない。
 ずきり、とまた頭が痛んで、アイシスは泣き出しそうになった。
「いたい……」
 どうして、こんなに痛いんだろう。
 どうして、こんなに静かなんだろう。
 どうして――シエナは起きないんだろう。
 思考が混乱して、目の前にある現実がアイシスには把握できなかった。
「とうさま……」
 言いしれぬ不安にかられ、アイシスはその呼び名を声に出した。
 ――そう、そうだ。父様はどこだろう。
 ねえ、父様。頭が痛いの。シエナが起きないの。ねえ、父様――
 そして、アイシスはまた、あてもなく視線を巡らして、

 それを、見つけてしまった。

 どうしてか、壁に大きな穴が空いていて、そこから雨が吹き込んでいた。
 ――そして、その向こう。雨の中、地面に横たわった、人影がある。
「とうさま?」
 どうしてか、それが父のような気がして、アイシスは立ち上がる。
 ふらつく足で、雨の中に歩き出し――泥に足をとられて、派手に転んだ。
「ぁぅ……ぅ、」
 泣きそうになり、けれど目元をごしごしと擦って、アイシスはまた立ち上がり、
 ――そして、ひどく緩慢な歩みで、その場所へ、辿りつく。
 辿りついて、しまう。

 雨に打たれて、虚空を見上げて。
 洗い流されていく血溜まりの中――もう動かない、父の身体。

「とうさま」
 その傍らに膝をつき、アイシスはその身体を揺さぶる。
「ねえ、とうさま、とうさま……?」
 ――どうしたの、父様?
 こんなところで寝ていたら、風邪を引いてしまう。
 だってこんなに、雨が冷たいから。
 早く起きないと、風邪を引いてしまうのに。
「とうさま?」

 どうして――父様の身体が、こんなに冷たいんだろう?

「とうさま、ねえ、とうさま――」
 解らなかった。アイシスには、何も理解出来なかった。
 父がもう動かないのだということも。もう起きあがらない、もう笑わない、もう頭を撫でてくれない、もう抱き上げてくれはしないのだということも。
 何も、解らなくて、
 何ひとつ、理解できることなど、ここにはなくて。

「とうさま――」

 そのままずっと、残っていた騎士たちがその場に駆けつけるまで。
 雨に打たれて、ずぶ濡れの姿で、アイシスは、父の亡骸を揺さぶっていた。
 いつまでも、いつまでも。


     ◇


 新暦54年、10月27日。
 聖王教会《教会騎士団》第五師団長、ヴォルツ・ラウム、北部第一聖堂にて殉職。
 享年、26。

 ――遥か天上、聖王の身元に召されし騎士に、どうか福音のあらんことを。



Chapter 3 "Gospel of Saint King" closed.
to be continued on Chapter 4 "The clear wind didn't blow in the elysion"...




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| 浅木原忍 | 17:16 | comments(5) | trackbacks(0) |
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Comment
ヴォルツが殉職、ザフィーラが消滅他にも多数の傷跡が残りましたね。
それでも各人がそれぞれの信念や願いの為に行動している・・・なんとも印象深い感じがします。
Posted by: らさ |at: 2008/03/02 12:22 AM
なんてこった。この作品の大きな『漢』分が二人同時に逝くとはッ…!(マテ
シグナム姐さんのあの背後からの一刺しはこういう理由だったんですね。
これで実質の戦力差は3対2、クライド艦長は今後も心身共に辛い戦いを強いられるでしょうね…
Posted by: T |at: 2008/03/02 6:50 PM
ううむ、あまりにも儚く無常でありますなぁ。
既にいろいろと定められた事実ではありますが、失われるとやっぱり悲しいものなのですサー
Posted by: 緑平和 |at: 2008/03/02 11:19 PM
>らささん
 ヴォルツの死、ザフィーラの消滅、それらのもたらす影響が、悲劇へ向けて事態を転がし始めます。お楽しみに(微笑

>Tさん
 本当はザフィーラはここで消える予定じゃ無かったんですが色々と(以下略)。そしてヴォルツの死により事態はさらに悪化していきますがそのあたりは四章にて。お楽しみにー。

>緑平和さん
 悲劇は事実以上に凄惨な形でクライドたちの前に立ちはだかります。四章をどうぞお楽しみにー。
Posted by: 浅木原忍 |at: 2008/03/03 3:39 PM
・・・・・・・・・・・・・・・・・・アイシスはどうなったんだっ?!
Posted by: JollyRoger |at: 2008/03/04 10:59 PM








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 第3話「今夜月の見える庭で」
 第4話「儚い月の残照」
 第5話「君に降る雨」
 第6話「月からきたもの」
 第7話「月下白刃」
 第8話「永遠エスケープ」
 第9話「黄昏と月の迷路」
 第10話「穢れ」
 第11話「さよなら」
 最終話「半熟剣士と地上の兎」

【お燐×おくう】
りん×くう!(完結)
 ※スピンオフなので、できれば先に『ゆう×ぱる!』をどうぞ。
 1 / 火焔猫燐
 2 / 霊烏路空
 3 / 火焔猫燐
 4 / 霊烏路空
 5 / 古明地さとり
 6 / 火焔猫燐
 7 / 霊烏路空
 8 / 火焔猫燐
 9 / 古明地さとり
 10 / 霊烏路空
 11 / 火焔猫燐
 12 / 古明地さとり
 13 / 霊烏路空
 14 / 火焔猫燐
 15 / 古明地さとり
 16 / 霊烏路空
 17 / 古明地こいし
 18 / そして、地底の恋物語

【勇儀×パルスィ】
ゆう×ぱる!(完結)
 0 / そして、星熊勇儀の孤独
 (1) (2) (3) (4) (5) (6)
 (7) (8) (9) (10) (11) (12) (13)
 14 / 「星熊勇儀の微睡」
 15 / 「水橋パルスィの恋心」
 16 / 「星熊勇儀の応談」
 17 / 「黒谷ヤマメの懸念」
 18 / 「星熊勇儀の懊悩」
 19 / 「キスメの不安」
 20 / 「火焔猫燐の憂鬱」
 21 / 「黒谷ヤマメの奮闘」
 22 / 「古明地さとりの場合」
 23 / 「水橋パルスィの狂気」
 24 / 「古明地さとりの思案」
 25 / 「星熊勇儀の煩悶」
 26 / 「水橋パルスィの意識」
 27 / 「星熊勇儀の虚言」
 28 / 「水橋パルスィの嫉妬」
 29 / 「星熊勇儀の決断」
 30 / 「キスメの幸福」
 31 / 「水橋パルスィの戸惑」
 32 / 「黒谷ヤマメの嫉妬」
 33 / 「古明地さとりの思惟」
 34 / 「キスメの献身」
 35 / 「星熊勇儀の愛情」
 36 / 「水橋パルスィの変化」
 37 / 「火焔猫燐の懸案」
 38 / 「星熊勇儀の失態」
 39 / 「水橋パルスィの存在」
 40 / 「星熊勇儀の審判」
 41 / 「水橋パルスィの幸福」
 42 / 「星熊勇儀の願い」
 43 / 「地底への闖入者」
 44 / 「水橋パルスィの真実」
 45 / 「星熊勇儀の幸福」
 46 / 「星熊勇儀と、水橋パルスィ」
 47 / 「地底の恋物語」

【にとり×雛】
にと×ひな!(完結)
 Stage1「人恋し河童と厄神と」
  SIDE:A SIDE:B
 Stage2「厄神様へ続く道」
  SIDE:A SIDE:B
 Stage3「神々も恋せよ幻想の片隅で」
  SIDE:A SIDE:B(前編)(後編)
 Stage4「秋めく恋」
  SIDE:A SIDE:B SIDE:C
 Stage5「少女が見た幻想の恋物語」
  (1) (2) (3) (4)
 Stage6「明日晴れたら、雨は昨日へ」
  (1) (2) (3) (4)

東方創想話・SSこんぺ投稿作

【少女秘封録】
 真昼の虹を追いかけて
 ヒマワリの咲かない季節
 闇色メモリー
 2085年のベース・ボール
 スタンド・バイ・ユー
 睡蓮の底
 遠回りする傘

【自警団上白沢班の日常】
 折れた傘骨
 おおかみおんなと人魚姫

【探偵ナズーリンシリーズ】
 説法の時は出たくない
 腹の中

【星ナズ】
 貴方のための探し物
 性別とかどうでもいいじゃない
 ナズーリンを縛って目の前にチーズをぶら下げたらどうなるの?

【稗田文芸賞シリーズ】
 霧雨書店業務日誌
 第7回稗田文芸賞
 第6回稗田文芸賞
 第8回稗田文芸賞・候補作予想メッタ斬り!
 第8回稗田文芸賞
 第9回稗田文芸賞
第10回稗田文芸賞

【狐独のグルメ】
<Season 1>
 「人間の里の豚カルビ丼と豚汁」
 「命蓮寺のスープカレー」
 「妖怪の山ふもとの焼き芋とスイートポテト」
 「中有の道出店のモダン焼き」
 「博麗神社の温泉卵かけご飯」
 「魔法の森のキノコスパゲッティ弁当」
 「旧地獄街道の一人焼肉」
 「夜雀の屋台の串焼きとおでん」
 「人間の里のきつねうどんといなり寿司」
 「八雲紫の牛丼と焼き餃子」
<Season 2>
 「河童の里の冷やし中華と串きゅうり」
 「迷いの竹林の焼き鳥と目玉親子丼」
 「太陽の畑の五目あんかけ焼きそば」
 「紅魔館のカレーライスとバーベキュー」
 「天狗の里の醤油ラーメンとライス」
 「天界の桃のタルトと天ぷら定食」
 「守矢神社のソースカツ丼」
 「白玉楼のすき焼きと卵かけご飯」
 「外の世界のけつねうどんとおにぎり」
 「橙のねこまんまとイワナの塩焼き」
<番外編>
 「新地獄のチーズ焼きカレーと豚トロひとくちカツ」 NEW!!

【その他(そそわ無印・こんぺ)】
 記憶の花
 帽子の下に愛をこめて
 レイニーデイズ/レインボウデイズ
 或る人形の話
 インビジブル・ハート
 流れ星の消えない夜に
 或る男の懺悔
 天の川の見えない森で
 花の記憶
 時間のかかる念写

同人誌全文公開(pixiv)

 『流れ星の消えない夜に』
  (1) (2) (3)

 『るな×だい!』
  (前編) (後編)

東方野球in熱スタ2007異聞
 「六十日目の閻魔と死神」
 「グラウンドの大妖精」
  (前編) (中編) (後編)
 「神奈子様の初恋」
 「May I Help You?」
 「決戦前の三者会議」
 「夏に忘れた無何有の球を」
  (前編) (後編)
 「月まで届け、蓬莱の想い」
 「届く声と届けるものと」
 「魔法使いを見守るもの」
 「夏に雪桜は咲かないけれど」
  (1) (2)
 「星の光はすべて君」
 「さよならの代わりに」
  (前編) (後編)
 「野球の国、向日葵の妖精」
  (1) (2) (3) (4)
 「わりと憂鬱な霊夢の一日」
 「猫はどこだ」
 「あなたの人生の物語」
  (1) (2) (3) (4)
  (5) (6) (7) (8)
 「完全なアナタと不完全なワタシ」
 「伝えること届けること」
 『東方野球異聞拾遺 弐』
  (1) (2) (3)


艦これSSインデックス(pixiv)

【第六戦隊】
 ワレアオバ、ワレアオバ。
 衣笠さんは任されたい
 刻まれない過去
 古き鷹は光で語りき NEW!!

【響×電】
 Мой кошмар, нежность из вас

なのはSSインデックス

長編
魔法少女リリカルなのはBURNING

【BURNING AFTER】
 祝福の風と永遠の炎
 フェイトさんのお悩み相談室
 それは絆という名の――
 王子様とお姫様と黄昏の騎士のわりと平和な一日
  (前編) (中編) (後編)

魔法少女リリカルなのはCHRONICLE
魔法少女リリカルなのはCRUSADERS

中編
 ストラトスフィアの少女(完結)
  (1) (2) (3) (4)

 プラネタリウムの少女(完結)
  (1) (2) (3) (4)

短編
【フェイト×なのは】
 キミがくれる魔法
 たまに雨が降った日は
 キミが歌うボクの歌
 お嫁さんはどっち?
 願い事はひとつだけ
 君がここに生まれた日
 stay with me
 私がここに生まれた日
 ハラオウン家の家庭の事情「エイミィさんのお悩み相談室」
 WHITE SWEET SNOW
 冬、吐息、こたつにて。

【アリサ×すずか】
 はじめての××
 TALK to TALK
 少し歩幅が違う分
 好きな人が、できました。
 おとぎ話は目覚めた後にも after
 DOG×CAT?(プレ版)
 第97管理外世界における、とあるロストロギア関連事件に付随した何か(仮)
 9×19=171...?
 Feline days
 貴方の花の名前
 超短編シリーズ

【八神家】
 ある日の八神さんち(メロドラマ編)
 ある日の八神さんち(家族計画編)
 ある日の八神さんち(ホラー編)
 You are my family
 魔導探偵八神はやて「アイスはどこへ消えた?」
 届け、あなたがくれた空に。
 朧月夜の銀色に

【クロノ×エイミィ】
 ハラオウン家の家庭の事情「クロノ・ハラオウンはロリコンなのか?」

らき☆すた

【かがみ×つかさ】
 Sleeping Beauty?
 夢見てた、夢

投稿SSインデックス

投稿規定

「なのはBURNING」三次創作

【沈月 影さん】(影ラボ
 魔法少女リリカルなのはFROZEN
 予告編
 第1話「流転 -Returning End-」
  (1) (2) (3) (4)

【てるさん】(HEAVEN
 ユグドラシルの枝(完結)
  (1) (2) (3) (4) (5)

【緑平和さん】(PEACE KEEPER
 その右手に永遠を

短編

【kitさん】(pure heart
 好き、だから

【mattioさん】
 The parting of the ways
 みんなで奏でるボクの歌
 ボクは親友に恋をする
 白い悪魔事件―なのはは罪な女のコ?なの―
 か け お ち
 約束の桜〜ダイヤ〜
 月剣〜つるぎ〜のち陽盾〜たて〜
 青に魅せられた私―Moondust…―
 ハート オブ エース―AMBITION―
 わたしの日溜り
 春の日、とあるカップルのとある時間のつぶし方
 少し角度が違う分
 大胆はほどほどに
 そして二人は時を忘れる
 注意報「あま風に御用心」
 一番守りたいもの、それは――
 ひっかかって。
 キミのいない平日は
 最近の翠屋において甘い物が売れない理由、それは――
 バカップル法第○条第×項「うっかりは無罪なり」
 正月、とある五人のとある年明けの過ごし方
 スキー大好き! って大好きななのはが言ったのでつい私も好きだし得意だと言ってしまいました。
 親友>恋人・・・?
  ―前夜なの―
  ―臨戦なの―
  ―結末なの―
 桜〜なのは〜の舞う季節―Prince of ・・・―
  予告編 本編
 天使に誓うラブレター
  予告編 本編
 「アツい日」シリーズ
  アリサ先生のアツい一日
  それぞれのアツい午後
  アツかった日の後日。
  アツくない場所で
  アツい日は季節を越えて
  アツみの増した写生会
  アツ力のかかった一日
 木の葉が紅く染まる頃
  (1) (2) (3)

【ぴーちゃんさん】(P'sぷろじぇくと
 ワガママのススメ
 おとぎ話は目覚めた後で

【鴇さん】(It flows.
 
 遠くない未来
 贈り物〜blessing happily〜

【伊織さん】(伊織の詞認筆
 ハラオウン家家族会議
 ケーキより甘い思い出
 八神家家族相談室

【maisyuさん】(ぐったり裏日記
 キミの呼びかた
 素直なキモチ
 この星空の下、貴女と二人

【隅田さん】(NooK
 四つ葉のクローバーを、君に。

【沈月 影さん】(影ラボ
 Pleasure, into the Rain

【クロガネさん】(クロガネの間
 理想な人は?

【フィールドさん】
 The honey holiday
 Dangerous Shower Time

【霧崎和也さん】(Kの趣味部屋
 祝福の花

【HALさん】(交差幻想
 コイメツ

【月翼さん】
 秘密のrouge

【tukasaさん】
 名前を呼んだ日

【フェルゼさん】(Empty Dumpty
 夜長の行き先
 Their party's never over.
 彼女たちのフーガ

【シン・アスカさん】
 メリッサの葉に…

【結さん】
 青い空の下で

【tanakaさん】部屋の隅っこで小説なんかをやってみる
 君が見てくれているから/新年
 知らぬ間に
 なのはさん争奪戦
 いたずらなお姫様
 お願い
 海と水着と……
 何年経っても変わらぬ関係
 越えられない壁
 小さくてもなのはさん
 思春期なんです
 手相占い?
 暗闇の中で
 フェイトちゃんは変態さんなの?
 手を繋いで
 王子様とお姫様のお祭り
 想いと想い

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