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魔法少女リリカルなのはBURNING 第4話「決意 -get back-」(1)
 第4話開始。切りどころが見当たらなくて、長くなってしまいました……。





 7月7日、午前9時。アースラの会議室には、捜査スタッフの主要メンバーが揃っていた。クロノを筆頭に、エイミィ、なのは、フェイト、アレックス、ギャレット。アルフは今日も無限書庫へ出向中である。
「結界が解除される直前、一瞬ですが何とか、襲撃者の映像を残すことができました」
 アレックスが言って、モニターに映像を出す。粒子の粗い映像だったが、そこに映っている人物が誰であるのかは、なのはとフェイトが一番良く知っていた。
「なのは。――襲撃者は、アリサ・バニングス本人で間違いないんだな?」
 クロノの問いに、なのは無言で頷く。
「瞳の色は違ったけど……あれは、アリサちゃん本人でした。変身魔法とかじゃない。操られてたわけでもない。アリサちゃんは……自分の意思で戦ってました」
 膝の上でぎゅっと手を握り、なのはは言う。向かいに座るフェイトには、かけられる言葉はなかった。それはアリサと直接相対したなのはが、一番よく解っているはずだから。
「でも……アリサには、魔力資質は無かったはずなんだよね」
「うん、それは間違いない。アリサちゃんやすずかちゃんだけじゃなく、なのはちゃんの家族や友達の魔力資質に関しては、前に一通りチェックしたけど、全員リンカーコアは規定値を遥かに下回る極小サイズ、魔力資質はゼロの判定だったよ」
 エイミィの言葉に、あれ? となのはは首を傾げる。
「アリサちゃんたちにも、リンカーコアはあるんですか?」
「え?」
 なのはの発言に、今度はその場の全員が一瞬固まった。思いがけない反応に、「え? わ、わたし、そんなに変なこと聞いた?」とひとりで慌てるなのは。
「……そうか、なのはは管理外世界の住人だからな。常識すぎて説明を忘れていた」
 こめかみを押さえ、溜息混じりにクロノが言う。
「リンカーコアは、誰でも持っているものなんだよ。人間だけじゃなく、生物なら大抵はね。で、魔力ってのは、周囲の魔力素をリンカーコアが吸収、変換して生み出されてるってことは知ってるよね? 魔力資質は、そのリンカーコアの大きさ、要するに魔力素の吸収力とその変換能力で決まるわけ。なのはちゃんの世界だと、大抵の人はリンカーコアが小さすぎて、魔力行使に耐えられる魔力を生成できないんだ」
「はぁ……そういうことなんですか」
 エイミィの説明に、なのはは感心したように目をしばたたかせる。どう反応したらいいのか解らず、フェイトは小さく苦笑した。魔法技術が確立された世界の人間にとっては、なのはの問いは「心臓って誰でも持ってるの?」というレベルの質問なのである。
「まあ、ともかく……アリサがなぜ魔法を使えるのか、そのことは今は置いておこう。問題は、もうひとりの魔導師の方だな」
「うん……超遠距離からの直射型砲撃魔法、それからサンダーフォールの遠隔発動。確認できたのはそれだけだけど、たぶん、相当高位の魔導師だよ」
 クロノの言葉を、フェイトが受け取る。前日の戦闘で、結局フェイトは魔導師の姿すら確認することができなかった。ただ、その行動がアリサの味方をしていることだけは間違いない。砲撃魔法によるなのはとフェイトの分断、なのはとアリサの激突を妨害した一撃。そしてクロノたちの到着とほぼ同時に、アリサがあっという間に撤退を果たした事実。それらは雄弁に、アリサへの協力者の存在を物語っている。
「アリサちゃんの失踪と魔力行使、そしてなのはちゃんたちを襲う理由――裏にその魔導師がいるのは、間違いないだろうね……」
「そうだな……そしておそらくは、一昨日の次元震も」
 呟くエイミィとクロノ。前日の手詰まりの状態から、果たして事態は進展したのか、それともかえって混迷したのか。……今は、誰にもそれは解らない。
「その魔導師の正体と、関連するかは解りませんが」
 と、不意にギャレットが発言し、モニターの映像を拡大した。元々荒い映像なので、拡大するとほとんど何が映っているのか解らなくなるのだが……拡大されたのは、アリサの手元。そこに握られた刀剣型のデバイスだ。
「このデバイスなんですが、使用者の瞳の色が変化していたことから、ベルカ式の融合型デバイスと思われます。融合型デバイスは開発された数自体が非常に少ないので、すぐ特定できるかと思ったのですが……管理局のデータベースに、該当する融合型デバイスは存在しませんでした」
「しかしなのは、アリサの魔法はベルカ式だったか?」
「ええと、アリサちゃんが使ってた魔法はミッド式で間違いないです。デバイスもミッド語で喋ってましたし……レイジングハートみたいに、カートリッジシステムを入れたインテリジェントデバイスだと思ったんですけど」
「もうひとりの魔導師も、砲撃魔法とサンダーフォールを使ってたから、ミッド式の魔導師で間違いないと思います」
「けど、あのとき張られた結界はベルカ式の封鎖領域だったよね?」
 うーん、と全員腕を組んで唸る。融合型デバイスはベルカ式特有のものであり、ミッド式対応の融合型デバイスは、現在はやてが開発中のもの以外に作られたという記録は無い。さらにミッド式とベルカ式を両方使う魔導師は、管理局の把握している限りにおいて、八神はやてを含めてもほんの数人である。
 ベルカ式のデバイスでミッド式魔法を使う、本来魔力資質が無いはずの少女。そしてそれを援護する、ミッド式の攻撃魔法とベルカ式の結界魔法。提示された事実は矛盾ばかりを孕み、解きほぐされる気配は一向に見えない。
「カートリッジシステムを積んだ、むしろインテリジェントデバイスに近い、ミッド式対応の融合型デバイス……まさか」
「クロノくん?」
 考え込んだクロノに、エイミィが声をかける。「いや……何でもない」とクロノは首を振り、思考を切り替えるように声をあげた。
「ともかく、だ。向こうの目的は解らないが、なのはとフェイトが狙われた……これだけは確かだ。君たちがそう簡単に負けるとは思えないが、二人ともなるべく離れないようにした方がいいだろうな」
「はい」
 やや複雑な表情で、頷き合うなのはとフェイト。――と。
『フェイト、なのは、クロノ! 大変だよ!』
 いささか唐突に通信が入った。送信元は無限書庫。モニターに映ったのはアルフの姿だ。
「アルフ? どうしたの?」
『それが、アリサの件で――』
 と、そこでアルフを押しのけるようにして、画面にユーノが現れる。『僕が説明するから』と言うと、アルフは大人しく引っ込んだ。
『突然すまないんだけど、重大な事実が判明したから伝えるよ。――アリサちゃんの魔力行使の理由と、その犯人についての手がかりだ』
 ユーノの言葉に、全員が目を見開く。
『917号次元の、ロストロギア隠匿事件は聞いてるよね? 露見のきっかけになった盗難事件で、盗まれたふたつのロストロギアについて調べていたら、こんな記述が出てきたんだ』
 送信されてきたデータを、エイミィが開く。映し出されたのは、銀色に輝く、苗木のような形をした棒。
『ロストロギア「天頂の苗木」。まだ断片的な情報だけど、どうやらこのロストロギアは、魔導師のリンカーコアに寄生して、その機能を増幅させるものらしいんだ』
「リンカーコアを、増幅?」
 顔を見合わせ、なのはたちは息を飲んだ。――それは、つまり。
 アリサも、リンカーコアを持っている。それが魔力行使に耐えないほど極小なだけで。
 ならば、それが魔導師並に増幅されれば……魔法を、使いうるということではないか。
『本当にアリサちゃんが魔法を使っていたとすれば、彼女のリンカーコアにはこいつが寄生している可能性が高いと思う』
「――ということはだ」
 呻くように、クロノは言った。
「ロストロギア盗難事件と、こちらの事件が、同一犯だと?」
 ユーノはただ、静かに頷く。
『その可能性は、充分すぎるほどあるってことだね』

     ◇

 必死に、何かを探していた。
 それはとても大切なもので、
 無くしてしまった事実が恐ろしくて、
 泣きそうになりながら、それを探して彷徨っていた。
 見つからない。どれだけ探しても見つからない。
 すごく大切なものだったのに。
 どうして今それは、自分の手元に存在しないのか。
 どこでなくしてしまったのか。
 解らない。
 どうしても――解らない。

     ◇

 目を覚ましても、そこは深すぎる暗闇に閉ざされていた。
 ぐっしょりと汗で濡れたシャツが、背中に張りついている。眠っていたはずなのに、ひどく呼吸は荒く……頭痛を覚えて、アリサは顔をしかめた。
 ここはどこだっただろう。記憶はひどく曖昧で、ただひりつくような喉の渇きと、まとわりついた気怠さだけが、身体を支配している。
 周囲を見回しても、あるのはただ、闇。音も光も、何もかも吸い込んでしまいそうな、深い深い闇……。
「おはようございます、アリサさん」
 不意にその静寂を、柔らかな声がかき乱した。次の瞬間、すっと暗闇の中に光が射す。眩しさにアリサは目を細め……やがて目が慣れると、それが決して眩むような光ではないことに気付いた。
 闇に閉ざされていたその部屋に差し込んだのは、窓の外からの光。陽光ではない。どんよりと空を覆った雲に、真夏の太陽は遮られている。
 そんな、薄ぼんやりとした明るさに照らされたその場所は――ひどく殺風景な部屋だった。内装はほとんど何もない。今アリサが横になっていたシンプルなベッドがひとつきり。生活臭というものを、およそ意図的に排除したような、そんな空間。
 そこに、ひとりの青年が佇んでいた。
「……エディック」
 脳裏に浮かんだその名前を、アリサは呟く。青年――エディックは「はい」と頷き、それから、身体を起こそうとしたアリサを制した。
「まだ休んでいた方がいいですよ。……身体の方が、まだ魔力行使に慣れていませんから。今はゆっくり休息を取って、回復に努めてください」
 そんなエディックの言葉に、アリサはしかし、気怠げに首を振った。
「シャワー……浴びさせて。汗、べたべただから」
 アリサの言葉に、「これは失礼」とエディックは手を差し伸べる。その手を取って、ようやくアリサは立ち上がった。まだ少しふらつくが、歩けないほどじゃない。
「シャワーはそっちです。着替えは用意しておきましょう」
「……ありがと」
 呟くように答えて、アリサは脱衣所の戸を閉める。浴室は清潔な様子だった。コックを捻ると、熱いお湯が全身を叩き――ようやくそこで、意識が覚醒する。
 深く深く息をついて、アリサはお湯に打たれたまま、浴室の壁に手をついた。水滴が際限なく床を叩く音の中で……アリサはじっと、自分の手を見る。
 そこには、まだあの時の感触が残っているようだった。
 ――親友に向かって、刃を振るったときの感触が。
「…………っ」
 歯を食いしばるように顔をしかめ、アリサはコックを乱暴に捻った。お湯が止まり、浴室から音が消える。微かに響くのは、アリサの身体から滴る雫の旋律だけだ。
 静寂が、脳裏にいくつもの光景を浮かび上がらせる。
 たぐられる記憶が映し出すのは……一昨日のこと。
 全ての、はじまり。

     ◇

 ――時間は、7月5日の深夜に遡る。
 目覚めたアリサが最初に認識したのは、見覚えのない天井だった。巡らせた視線が捉えるのは、ひどく殺風景な部屋の光景。誰もいない。物音もしない。静寂に閉ざされた空間に、響くのは自分の呼吸音だけ。
 心臓のあたりがひどく熱く、じっとりと身体に汗が滲む。喉が渇き、思考の一部が痺れたように上手く形を為してくれない。
 ここは、どこだろう。そして、どうして――
「気が付きましたか?」
 不意に柔らかな声が、アリサの耳朶をうつ。それは忽然と現れた気配。アリサは緩慢に、その声の方向を振り向く。
 そこにいたのは、見覚えのあるような、ないような――ひどく茫漠とした印象の青年だった。眼鏡をかけた細面に、浮かべる微笑はその雰囲気にあまりに適切で、個性というものを排除したような空気をまとっている。
「……ここ、は?」
 漏れたのはひどくかすれた声だけで、アリサは力なく喉を押さえた。なんだろう、この渇きは。身体の中で、得体のしれない熱量がうごめいている――
「ここは、私の部屋です。覚えていますか? あなたは公園で倒れたのですよ」
 青年の言葉に、アリサの記憶がおぼろに蘇る。そう……そうだ。公園で雨に打たれて、そして、
 ――光る、奇妙な金属。
 目の前の青年が、自分にかけた言葉。
 力を。
 大切なものを、取り戻せる力を。
「――っ」
 反射的に、アリサは胸元を押さえた。そうだ――あのとき。青年が差し出した奇妙な金属が、自分の身体の中へ、吸い込まれるように。
 アリサは顔をあげる。青年は、変わらぬ微笑をその顔に貼りつけて、静かにアリサを見つめている。
「とりあえず、自己紹介といきましょうか」
 アリサが口を開こうとしたのを見計らったかのように、青年が声をあげる。虚を突かれて言葉を飲み込んだアリサに、青年は微笑のままで。
「エディック。私は、エディック・スコールと言います。呼び捨てにしてくださって構いませんよ。――よろしく、アリサ・バニングスさん」
 言って、青年――エディックは右手を差し出した。アリサはその手と顔を何度か見比べて、それからおそるおそる手をとる。
「――なんで、あたしの名前を?」
 アリサの問いに、エディックは静かに微笑を深めて、言葉を返す。
「質問はそれだけではないでしょう? ――今から、全てにお答えしますよ」
 そう言って、エディックは手近にあった椅子に腰を下ろした。

「在野の魔法研究者?」
「はい、時空管理局や学術機関に所属しているわけではありませんが、一応研究者として論文を発表したこともあります」
 はあ、とうなづいて、アリサはエディックの差し出したホットミルクをすすった。甘味と熱が、気怠さの残る身体に染み渡る。
「で……その学者さんが、あたしに何の用? あたしは魔法は使えないわよ」
「ええ、存じていますよ。だからこそ、あなたが必要なのです」
 言って、エディックはアリサの胸元に手を伸ばした。反射的に身を竦ませたアリサに、「じっとしてください」と笑いかけ――かざした手がぼんやりと光る。
「どうやら、定着してくれたようですね」
 安堵したように呟き、エディックは言葉を続ける。
「私は、魔力資質の後天的な付与についての研究をしています」
 魔法が使えるか否かは、完全に先天的なもので決まる。遺伝と突然変異。それ以外で、人が魔力資質を手にする術はない。
 ――だが。
「アリサさん。あなたには、私の実験に協力していただきたいんですよ」
「……実験?」
 聞き返しつつも、アリサはなんとなく、その内容を悟っていた。つまり――
「魔法の力を、あなたの身体に植え付けました 」
 悟っていても、その言葉にアリサは、小さく息を飲む。
「――あたしに、魔法の力、を?」
「はい。今のあなたには、既に魔力資質が存在します。――魔法が使えるのですよ」
 アリサは静かに目を見開いた。胸に手を当て、深く息を吐く。今身体の中に感じるこの熱量が、魔法の力なのか。自分に与えられた、魔法使いとしての力――
「後天的魔力資質の行使に関する研究。あなたには、そのサンプルになっていただきたいのです。……もちろん、タダでとは言いません」
 言葉を切り、エディックは空中に指を走らせた。白い円形の魔法陣が、中空に浮かび上がり――そして。
 モニターのように、魔法陣の中に映像が浮かび上がる。
 そこに、映されているのは。
「――すずかっ!?」
 病室で眠る、月村すずかの姿。
 うろたえるアリサに、エディックは優しげな微笑を浮かべたままで――その言葉を、彼女に告げる。
 それは、彼女が求めていたもの。
 ただ、痛切に願ったこと――
「月村すずかさんの治療。彼女を目覚めさせてあげましょう。――どうです?」
 半ば呆然と、アリサはその言葉を聞いていた。すずかの、治療。すずかを目覚めさせてくれる――彼はそう言ったのか?
「……本当、に?」
「ええ」
「本当に、すずかを助けてくれるの?」
「約束します。――あなたの協力が得られれば、ですが」
 そんなことは、言われるまでもなかった。
「あたしは、何をすればいいの?」
 その言葉に、エディックは微笑を深くする。
 ――そして、告げた。

「高町なのは。フェイト・T・ハラオウン。八神はやて。――この3人を倒し、その魔力を奪ってください」

 ――え?
 エディックの言葉の意味がとっさに掴めず、アリサは目をしばたたかせた。今、彼は何と言った? なのは、フェイト、はやて――その、アリサの親友3人を?
 ――倒せ、と言った。
「それ……どう、いう」
 震えるアリサの言葉に、エディックは椅子から立ち上がる。背を向け、ゆっくりと彼は窓際に歩み寄った。呆然と見つめるアリサに、彼はただ、静かに語り始める。
「すずかさんが目覚めないのは、何故だと思いますか?」
「……え?」
「頭部の負傷? それはきっかけではありますが、原因ではありません。彼女の昏睡の理由は、魔法技術のないこの世界では、治療のしようがない領域の話なんです」
 少し、基礎的な魔法概念の話をしましょう、とエディックは言った。アリサにできるのは、ただその講釈を聞くことだけ。
「魔力資質の有無に関わらず、全ての人間はリンカーコア――魔力の源を持っています。ただ、魔力資質を持たない人は、それが小さすぎて、魔法使用に要求される魔力を生成できません」
 教師のような口調で語るエディック。だがそれは、退屈な学校の授業とは根本的に異なるものだ。
 彼は今、ひどく重要な話をしている――
「魔力というものは、空間に普遍的に存在する魔力素と呼ばれる物質を、リンカーコアが吸収、変換することで発生します。魔導師の魔力資質は、この吸収、変換能力で決まるのです。……魔力素の吸収は一種の呼吸のようなもので、そして呼吸同様に生存に不可欠なものなのです」
 アリサ・バニングスは聡明な少女だった。聡明であるが故に、青年の語る言葉のピースは、彼女の頭の中である形に既に組みあげられつつあった。
 その、形は。
「魔法資質が稀少なこの世界では、魔力素はとても潤沢です。大多数の人が、あれほど極小のリンカーコアで、何の苦もなく生活できるほどに。――けれど、あなたの周囲はそうではなかった」
 組みあげられる解答が、徐々に補強されていく。
 それは――信じたくない方向へと。
「魔導師全体でもそう多くはない、AAAランク以上の魔導師が、3人も身近に存在する。それは、魔法技術の確立されていないこの世界では、通常あり得ないことです」
 魔力素の吸収は呼吸のようなものだと、彼は言った。
 魔力資質はその吸収力によるとも言った。
 ――だとしたら。
「あなたの回りは、3人の魔導師によって常に魔力素が吸収され、結果として慢性的な魔力素の欠乏状態に置かれていました。――それは、この世界の潤沢な魔力素に適合した脆弱なリンカーコアが、機能不全を起こすほどに」
 そしてアリサは、完全に悟る。エディックが何を言おうとしているのかを。
 彼がつきつけようとしている、残酷な事実を。

「つまり――すずかさんが目覚めないのは、あなたのお友達の存在が、彼女のリンカーコアを蝕んだからなんですよ」

 アリサは叫んだ。断ち切るように、振り払うように、ただ叫んだ。
 けれど、それでかき消されるのは青年の声だけ。それが告げる事実までは消すことが出来ない。――決して。
「そん、な、の」
「事実です。求めるなら証拠だって提示しましょう。さらに言うなら――彼女のリンカーコアの損傷はかなり深刻です。おそらくは、このまま放置しておけば……」
 その先は言葉にせずとも、アリサには伝わった。
 信じたくない。信じたくなんてない――けれど、すずかは目覚めない。どうして、目覚めない?
「彼女のリンカーコアの修復には、かなり大がかりな魔法による治療が必要です。――ですが、私自身の魔力だけでは到底追いつきません。ですから、あなたに必要な魔力を蒐集していただきたいのです。あの、3人の魔導師から。あなたの大切な人を苦しめた、3人から」
 アリサの脳裏に、3人の顔が次々と浮かぶ。なのは。フェイト。はやて。魔法の力を手に、日々忙しそうに動き回っている3人の友達。その笑顔が――ぐるぐると。ぐるぐると。
「あなたが戦うことで、私は貴重なデータを得られます。その対価として、あなたが蒐集した魔力によって、私はすずかさんの治療を行いましょう。その技術が私にはあります。そしてあなたにも、あの3人を倒せるだけの力が、あります」
 そう言って、エディックはアリサに何かを差し出した。
 彼の手のひらに載せられていたのは。
 ――黄昏の色をした、宝石。
「この宝石が、あなたの願いの、手助けをしてくれるでしょう」
 そして、エディックはにっこりと笑う。
 それはただ純粋な――善意の笑顔だった。

     ◇

「――――っ」
 追憶から意識が覚醒し、アリサは拳で浴室の壁を叩いた。静寂の中に、音が空しく反響する。それを洗い流そうとするかのように、アリサは再びコックを捻った。シャワーの水音が、残響も全てかき消していく。
 しっかりしろ、アリサ・バニングス。言い聞かせるように、口の中だけでアリサは呟く。
 覚悟は決めたはずだ。戦うと。取り戻すために、ただ――誰よりも大切な親友を取り戻すために、自分は戦うと。あのとき自分は彼女を守れなかったから。だから今度こそ、救うんだ。すずかを。
 そのために――なのはたちと、戦うんだ。
 奥歯を噛みしめる。叩きつけた拳が痺れる。痛みなんて無くなってしまえばいい。こんな心の痛みなんて、眠り続けるすずかが負った傷に比べれば。
 そう、こんな痛みも、自分の弱さも、全て振り切らなければ――彼女たちには、勝てないのだから。
 そして、思い知らせてやらなければいけない。
 彼女たちに。あの3人に。すずかを蝕んだ、苦しみの重さを、
「――マスター?」
 唐突に、背後から声。振り向くと、磨りガラスの向こうに影がある。
 その影は、エディックのものではない。もっと小柄な、そう、アリサと同じぐらいの背丈の……長い髪をした、少女の影。
 そう、そこにいるのは――自分の抱えた弱さの証。
「着替えを持ってきたのですが……」
 水音の中、ドア越しにくぐもった声が届く。
 抑揚のない声。平板な、感情の無い、虚ろな声。
 ――偽物の声。
「置いといて。――そしたら、出てって」
 口から漏れたのは、自分でも驚くほどに冷たい言葉だった。
「解りました」
 影はただ淡々とそう答えて……やがて、脱衣所のドアが閉まる音が聞こえた。
 それをただ見送って、アリサは唇を噛みしめる。
 すがってはいけない。甘えてはいけない。
 あれは偽物だ。どんなに姿が似ていても、あれは偽物なのだ。
 自分の弱さが生み出した、虚ろな人形。
 ――取り戻さなければいけないのは、本当の彼女。月村すずか。
「あたしは……救うんだ」
 唇を噛みしめて、その拳を痛いほど握りしめて。
「すずかを、救うんだ。――この手で」
 その呟きは、誰にも届くことなく――水音の中に、流れて消えた。



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Comment
アリサ主役の小説は始めてみました。先の展開がとても楽しみです。
Posted by: 匿名希望 |at: 2006/10/26 8:23 PM
>匿名希望さん
 どうもですー。まだまだ先は長いですがお楽しみにー。
 アリサ主役のSSは確かにほとんど見当たりませんねぇ。桜舞う並木道さんのバーニングアリサシリーズ以外に何かあったかしら。でもそんな不遇なアリサさんが浅木原は大好きです。いやホント。こんな展開ですけど!
Posted by: 浅木原忍 |at: 2006/10/27 12:47 AM








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東方SSインデックス

長編
【妖夢×鈴仙】
うみょんげ!(創想話・完結)
 第1話「半人半霊、半熟者」
 第2話「あの月のこちらがわ」
 第3話「今夜月の見える庭で」
 第4話「儚い月の残照」
 第5話「君に降る雨」
 第6話「月からきたもの」
 第7話「月下白刃」
 第8話「永遠エスケープ」
 第9話「黄昏と月の迷路」
 第10話「穢れ」
 第11話「さよなら」
 最終話「半熟剣士と地上の兎」

【お燐×おくう】
りん×くう!(完結)
 ※スピンオフなので、できれば先に『ゆう×ぱる!』をどうぞ。
 1 / 火焔猫燐
 2 / 霊烏路空
 3 / 火焔猫燐
 4 / 霊烏路空
 5 / 古明地さとり
 6 / 火焔猫燐
 7 / 霊烏路空
 8 / 火焔猫燐
 9 / 古明地さとり
 10 / 霊烏路空
 11 / 火焔猫燐
 12 / 古明地さとり
 13 / 霊烏路空
 14 / 火焔猫燐
 15 / 古明地さとり
 16 / 霊烏路空
 17 / 古明地こいし
 18 / そして、地底の恋物語

【勇儀×パルスィ】
ゆう×ぱる!(完結)
 0 / そして、星熊勇儀の孤独
 (1) (2) (3) (4) (5) (6)
 (7) (8) (9) (10) (11) (12) (13)
 14 / 「星熊勇儀の微睡」
 15 / 「水橋パルスィの恋心」
 16 / 「星熊勇儀の応談」
 17 / 「黒谷ヤマメの懸念」
 18 / 「星熊勇儀の懊悩」
 19 / 「キスメの不安」
 20 / 「火焔猫燐の憂鬱」
 21 / 「黒谷ヤマメの奮闘」
 22 / 「古明地さとりの場合」
 23 / 「水橋パルスィの狂気」
 24 / 「古明地さとりの思案」
 25 / 「星熊勇儀の煩悶」
 26 / 「水橋パルスィの意識」
 27 / 「星熊勇儀の虚言」
 28 / 「水橋パルスィの嫉妬」
 29 / 「星熊勇儀の決断」
 30 / 「キスメの幸福」
 31 / 「水橋パルスィの戸惑」
 32 / 「黒谷ヤマメの嫉妬」
 33 / 「古明地さとりの思惟」
 34 / 「キスメの献身」
 35 / 「星熊勇儀の愛情」
 36 / 「水橋パルスィの変化」
 37 / 「火焔猫燐の懸案」
 38 / 「星熊勇儀の失態」
 39 / 「水橋パルスィの存在」
 40 / 「星熊勇儀の審判」
 41 / 「水橋パルスィの幸福」
 42 / 「星熊勇儀の願い」
 43 / 「地底への闖入者」
 44 / 「水橋パルスィの真実」
 45 / 「星熊勇儀の幸福」
 46 / 「星熊勇儀と、水橋パルスィ」
 47 / 「地底の恋物語」

【にとり×雛】
にと×ひな!(完結)
 Stage1「人恋し河童と厄神と」
  SIDE:A SIDE:B
 Stage2「厄神様へ続く道」
  SIDE:A SIDE:B
 Stage3「神々も恋せよ幻想の片隅で」
  SIDE:A SIDE:B(前編)(後編)
 Stage4「秋めく恋」
  SIDE:A SIDE:B SIDE:C
 Stage5「少女が見た幻想の恋物語」
  (1) (2) (3) (4)
 Stage6「明日晴れたら、雨は昨日へ」
  (1) (2) (3) (4)

東方創想話・SSこんぺ投稿作

【少女秘封録】
 真昼の虹を追いかけて
 ヒマワリの咲かない季節
 闇色メモリー
 2085年のベース・ボール
 スタンド・バイ・ユー
 睡蓮の底
 遠回りする傘

【自警団上白沢班の日常】
 折れた傘骨
 おおかみおんなと人魚姫

【探偵ナズーリンシリーズ】
 説法の時は出たくない
 腹の中

【星ナズ】
 貴方のための探し物
 性別とかどうでもいいじゃない
 ナズーリンを縛って目の前にチーズをぶら下げたらどうなるの?

【稗田文芸賞シリーズ】
 霧雨書店業務日誌
 第7回稗田文芸賞
 第6回稗田文芸賞
 第8回稗田文芸賞・候補作予想メッタ斬り!
 第8回稗田文芸賞
 第9回稗田文芸賞
第10回稗田文芸賞

【狐独のグルメ】
<Season 1>
 「人間の里の豚カルビ丼と豚汁」
 「命蓮寺のスープカレー」
 「妖怪の山ふもとの焼き芋とスイートポテト」
 「中有の道出店のモダン焼き」
 「博麗神社の温泉卵かけご飯」
 「魔法の森のキノコスパゲッティ弁当」
 「旧地獄街道の一人焼肉」
 「夜雀の屋台の串焼きとおでん」
 「人間の里のきつねうどんといなり寿司」
 「八雲紫の牛丼と焼き餃子」
<Season 2>
 「河童の里の冷やし中華と串きゅうり」
 「迷いの竹林の焼き鳥と目玉親子丼」
 「太陽の畑の五目あんかけ焼きそば」
 「紅魔館のカレーライスとバーベキュー」
 「天狗の里の醤油ラーメンとライス」
 「天界の桃のタルトと天ぷら定食」
 「守矢神社のソースカツ丼」
 「白玉楼のすき焼きと卵かけご飯」
 「外の世界のけつねうどんとおにぎり」
 「橙のねこまんまとイワナの塩焼き」
<番外編>
 「新地獄のチーズ焼きカレーと豚トロひとくちカツ」 NEW!!

【その他(そそわ無印・こんぺ)】
 記憶の花
 帽子の下に愛をこめて
 レイニーデイズ/レインボウデイズ
 或る人形の話
 インビジブル・ハート
 流れ星の消えない夜に
 或る男の懺悔
 天の川の見えない森で
 花の記憶
 時間のかかる念写

同人誌全文公開(pixiv)

 『流れ星の消えない夜に』
  (1) (2) (3)

 『るな×だい!』
  (前編) (後編)

東方野球in熱スタ2007異聞
 「六十日目の閻魔と死神」
 「グラウンドの大妖精」
  (前編) (中編) (後編)
 「神奈子様の初恋」
 「May I Help You?」
 「決戦前の三者会議」
 「夏に忘れた無何有の球を」
  (前編) (後編)
 「月まで届け、蓬莱の想い」
 「届く声と届けるものと」
 「魔法使いを見守るもの」
 「夏に雪桜は咲かないけれど」
  (1) (2)
 「星の光はすべて君」
 「さよならの代わりに」
  (前編) (後編)
 「野球の国、向日葵の妖精」
  (1) (2) (3) (4)
 「わりと憂鬱な霊夢の一日」
 「猫はどこだ」
 「あなたの人生の物語」
  (1) (2) (3) (4)
  (5) (6) (7) (8)
 「完全なアナタと不完全なワタシ」
 「伝えること届けること」
 『東方野球異聞拾遺 弐』
  (1) (2) (3)


艦これSSインデックス(pixiv)

【第六戦隊】
 ワレアオバ、ワレアオバ。
 衣笠さんは任されたい
 刻まれない過去
 古き鷹は光で語りき NEW!!

【響×電】
 Мой кошмар, нежность из вас

なのはSSインデックス

長編
魔法少女リリカルなのはBURNING

【BURNING AFTER】
 祝福の風と永遠の炎
 フェイトさんのお悩み相談室
 それは絆という名の――
 王子様とお姫様と黄昏の騎士のわりと平和な一日
  (前編) (中編) (後編)

魔法少女リリカルなのはCHRONICLE
魔法少女リリカルなのはCRUSADERS

中編
 ストラトスフィアの少女(完結)
  (1) (2) (3) (4)

 プラネタリウムの少女(完結)
  (1) (2) (3) (4)

短編
【フェイト×なのは】
 キミがくれる魔法
 たまに雨が降った日は
 キミが歌うボクの歌
 お嫁さんはどっち?
 願い事はひとつだけ
 君がここに生まれた日
 stay with me
 私がここに生まれた日
 ハラオウン家の家庭の事情「エイミィさんのお悩み相談室」
 WHITE SWEET SNOW
 冬、吐息、こたつにて。

【アリサ×すずか】
 はじめての××
 TALK to TALK
 少し歩幅が違う分
 好きな人が、できました。
 おとぎ話は目覚めた後にも after
 DOG×CAT?(プレ版)
 第97管理外世界における、とあるロストロギア関連事件に付随した何か(仮)
 9×19=171...?
 Feline days
 貴方の花の名前
 超短編シリーズ

【八神家】
 ある日の八神さんち(メロドラマ編)
 ある日の八神さんち(家族計画編)
 ある日の八神さんち(ホラー編)
 You are my family
 魔導探偵八神はやて「アイスはどこへ消えた?」
 届け、あなたがくれた空に。
 朧月夜の銀色に

【クロノ×エイミィ】
 ハラオウン家の家庭の事情「クロノ・ハラオウンはロリコンなのか?」

らき☆すた

【かがみ×つかさ】
 Sleeping Beauty?
 夢見てた、夢

投稿SSインデックス

投稿規定

「なのはBURNING」三次創作

【沈月 影さん】(影ラボ
 魔法少女リリカルなのはFROZEN
 予告編
 第1話「流転 -Returning End-」
  (1) (2) (3) (4)

【てるさん】(HEAVEN
 ユグドラシルの枝(完結)
  (1) (2) (3) (4) (5)

【緑平和さん】(PEACE KEEPER
 その右手に永遠を

短編

【kitさん】(pure heart
 好き、だから

【mattioさん】
 The parting of the ways
 みんなで奏でるボクの歌
 ボクは親友に恋をする
 白い悪魔事件―なのはは罪な女のコ?なの―
 か け お ち
 約束の桜〜ダイヤ〜
 月剣〜つるぎ〜のち陽盾〜たて〜
 青に魅せられた私―Moondust…―
 ハート オブ エース―AMBITION―
 わたしの日溜り
 春の日、とあるカップルのとある時間のつぶし方
 少し角度が違う分
 大胆はほどほどに
 そして二人は時を忘れる
 注意報「あま風に御用心」
 一番守りたいもの、それは――
 ひっかかって。
 キミのいない平日は
 最近の翠屋において甘い物が売れない理由、それは――
 バカップル法第○条第×項「うっかりは無罪なり」
 正月、とある五人のとある年明けの過ごし方
 スキー大好き! って大好きななのはが言ったのでつい私も好きだし得意だと言ってしまいました。
 親友>恋人・・・?
  ―前夜なの―
  ―臨戦なの―
  ―結末なの―
 桜〜なのは〜の舞う季節―Prince of ・・・―
  予告編 本編
 天使に誓うラブレター
  予告編 本編
 「アツい日」シリーズ
  アリサ先生のアツい一日
  それぞれのアツい午後
  アツかった日の後日。
  アツくない場所で
  アツい日は季節を越えて
  アツみの増した写生会
  アツ力のかかった一日
 木の葉が紅く染まる頃
  (1) (2) (3)

【ぴーちゃんさん】(P'sぷろじぇくと
 ワガママのススメ
 おとぎ話は目覚めた後で

【鴇さん】(It flows.
 
 遠くない未来
 贈り物〜blessing happily〜

【伊織さん】(伊織の詞認筆
 ハラオウン家家族会議
 ケーキより甘い思い出
 八神家家族相談室

【maisyuさん】(ぐったり裏日記
 キミの呼びかた
 素直なキモチ
 この星空の下、貴女と二人

【隅田さん】(NooK
 四つ葉のクローバーを、君に。

【沈月 影さん】(影ラボ
 Pleasure, into the Rain

【クロガネさん】(クロガネの間
 理想な人は?

【フィールドさん】
 The honey holiday
 Dangerous Shower Time

【霧崎和也さん】(Kの趣味部屋
 祝福の花

【HALさん】(交差幻想
 コイメツ

【月翼さん】
 秘密のrouge

【tukasaさん】
 名前を呼んだ日

【フェルゼさん】(Empty Dumpty
 夜長の行き先
 Their party's never over.
 彼女たちのフーガ

【シン・アスカさん】
 メリッサの葉に…

【結さん】
 青い空の下で

【tanakaさん】部屋の隅っこで小説なんかをやってみる
 君が見てくれているから/新年
 知らぬ間に
 なのはさん争奪戦
 いたずらなお姫様
 お願い
 海と水着と……
 何年経っても変わらぬ関係
 越えられない壁
 小さくてもなのはさん
 思春期なんです
 手相占い?
 暗闇の中で
 フェイトちゃんは変態さんなの?
 手を繋いで
 王子様とお姫様のお祭り
 想いと想い

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