Entry: main  << >>
魔法少女リリカルなのはCHRONICLE 第二章「夜天の殺戮者」(4)
 再び主役組のターン。本作のオリキャラはこれで全員出揃った、はず。











     ◇


 10月24日、午後2時。聖王教会中央聖堂裏手、教会騎士団訓練場。

「本職の陸戦相手に、飛行無しでってか? 相手の土俵に持ち込ませないのが不敗の鉄則だろうによ、執務官殿。――言っておくが、手加減する気は無いぜ?」
 三叉の槍を構え、ヴォルツは目を細めながら言う。
「制約のある状況下で如何に優位を保つかも、腕の見せ所です。飛行無しが即、そちらの土俵と思わないで下さいね? ――舐めてかかると痛い目に遭いますよ、騎士ヴォルツ」
 三日月型の、ブーメランに似たデバイスを手に、アメリアは不敵に笑う。
 対峙するふたりを見守るのは、クライドとビュート、第五師団の騎士たち。師団長と管理局執務官の公開模擬戦となれば、注目が集まるのも道理である。
 実戦の前に、互いの実力を肌で知っておきたい――というのが、双方からの模擬戦提案の建前だったが、クライドもビュートも裏の理由は把握している。純粋に実力者同士戦ってみたいのだろう、ふたりとも。
「クライド提督。――アメリア執務官の、あのデバイスは?」
 と、ビュートが訝しげに問いかけてくる。ああ、とクライドは頷いた。アメリアの使うデバイスは、クライドのS2Uのような一般的な『魔導師の杖』ではない。どちらかといえば、ベルカのアームドデバイスに近いだろう。
「インテリジェントデバイス《クレセントナイト》。特徴は……まあ、見た方が早いな」
 睨み合ったまま、開戦の合図を待つふたりにクライドは視線を向ける。「はぁ」とビュートも視線を戻し、
「それでは、――始め!」
 開始を告げると同時、両者は互いに地を蹴った。ヴォルツは前へ、アメリアは後ろへ。
 デバイスそのものによる魔力打撃を主とするベルカ式と、遠距離からの射撃・砲撃の撃ち合いを主とするミッド式。故に距離を詰めにかかるヴォルツと、距離を取りにかかるアメリアという構図は、誰もが予想した通り。
 ――だが、次の瞬間、観衆の間にどよめきが走る。
「はっ!」
 アメリアの右手が奔り、その手からデバイスが放たれた。三日月型のそのデバイスは、回転しながら弧を描いてヴォルツへと迫る。
「――デバイスを、直接投擲!?」
 ビュートが声を上げる。クライドにとっては見慣れた光景だ。アメリアと対峙した魔導師は、まず投擲型というアメリアのデバイスに戸惑う。ベルカのアームドデバイスに関してはクライドは詳しくないが、ミッドではほぼオンリーワンに近いデバイスだろう。未知というインパクトは、それだけで相手の行動を縛る鎖になる。
 しかし、ヴォルツは冷静だった。正確に自身めがけて飛来するデバイスを、手にした三叉の槍――アームドデバイス《ゲイボルグ》で払い、
 その瞬間、クレセントナイトの軌道が変わる。
「っ!」
 振るわれたゲイボルグが空を切り、僅かにその軌道を変えたクレセントナイトが、ゲイボルグに巻き付くように回転する。――そして、何も無かったはずの空間に突如、山吹色の魔力の鎖が顕現した。バインドだ。
「――ほう、面白ぇ武器じゃねぇか」
 魔力の鎖に絡め取られた聖槍を見下ろし、楽しげに笑ってヴォルツは言う。
「まあ、色々と使い勝手のいい相棒でしてね」
 右手に魔力の鎖を握ったまま、さらにアメリアは左手にもうふたつの同じデバイスを顕現させた。そう、インテリジェントデバイス《クレセントナイト》は、三機で一機のブーメラン型デバイスである。
「ついでにこのまま、お縄についちゃいますか?」
「そいつは御免だな――っと!」
 アメリアがもう一機を左手から放った瞬間、ヴォルツも動いた。縛られたままのゲイボルグを強引に振り上げ、――足元に展開する三角の魔法陣。
《Brechen Sie Impuls》
 刹那、ヴォルツの足元が弾け、土煙が巻き上がる。ヴォルツの姿がその向こうに覆い隠され、対象を見失った二機目のクレセントナイトがアメリアの手に戻った。
「あーっ、また地面に大穴を!」
 ビュートが悲鳴をあげるが、もちろんそれを聞いている者はいない。
 即席の煙幕に視界を奪われ、アメリアは素早く周囲を見回し気配を探る――と。
「おらぁぁぁぁっ!!」
 土煙を切り裂き、真正面から吶喊するヴォルツ!
「ッ!」
 闇紫の魔力光を纏ったその拳が突き出され、慌ててバックステップしたアメリアが、届かない拳の衝撃を受けたように数歩たたらを踏んだ。それと同時、ゲイボルグに絡みついていた方のクレセントナイトも、巻き戻すようにアメリアの手へと戻っていく。
「――いくら近接型のベルカとはいえ、拳で直接殴りに来る人は初めて見ましたよ」
 ひとつ息を吐き出し、アメリアは苦笑するように言う。
「拳だって立派な武器だぜ? 一番最後に信じられるのは鍛えた自分の身体ってな」
 地面に転がったゲイボルグを拾い上げ、ヴォルツは呵々と笑いながら答えた。
「ところでそのデバイス、自律飛行かい。好き勝手に周囲を飛び回られた上に、そこから射撃まで放たれたら、確かになかなか厄介そうな武器だぜ」
「…………」
 クレセントナイトを構え直すアメリアが、ヴォルツの言葉に目を見開く。クライドも思わず喉を鳴らした。その言葉はほぼ正確に、クレセントナイトというデバイスの特性を捉えていたから。たった一度見ただけで、見抜いたというのか?
「戦闘に関してだけは、隊長の勘と洞察は正確無比ですよ」
 アメリアのデバイスに驚かされたことへの意趣返しとばかりに、ビュートが楽しげに声をかけてくる。その口振りは、素直に上官を誇りに思う部下のものだった。
「――少し、本気を出してもいいですか? 騎士ヴォルツ」
 アメリアの気配が変わる。全力で無ければ勝てない相手だと、即座に理解したか。
「おいおい、最初から手加減して勝とうなんざ――百年早いと言っておくぜ?」
 それを感じ取ったか、ヴォルツの笑みも獰猛さを増した。狩りを楽しむ獣の目だ。
 見守る騎士の誰かが、ごくりと唾を飲む。後方で、結界の補強を急がせる声がした。管理局基準でAAA相当同士の全力勝負となれば、無防備に行えばそれこそ街がひとつ消し飛びかねない。強固な結界の構築は急務である。
「……止めますか?」
「騎士ビュートは、あの間に割って入れる、と?」
「――自分の身は自分で守るということで。クライド提督」
「ああ、そうしよう」
 火花を散らして睨み合うふたりを前に、クライドとビュートは静かに頷き合った。
 一応クライドもランクとしては総合AAAだが、実戦での力量はアメリアの方が上だ。それが全力を出すというのならば、ヴォルツも自分よりは上。――割って入って止められる道理は無い。それはビュートも同じだろう。まあ、あまりにやりすぎるようならば手段はあるが。
 それに、こっちに来てからというものデスクワークが中心でアメリアもストレスが溜まっているだろう。ここで少し発散させるのも悪くない、か。
 ――そんなことを考えながらも、クライドは自らのデバイスを取り出し、いつでも起動できるようにその手に握る。いつだって流れ弾には要注意だ。周囲を見れば、ビュートや他の騎士たちも明らかに身構えていた。
 一種異様な緊迫感が、訓練場を包み込む。クライドも喉の渇きを覚え、微かに唾を飲み。
 それを合図にしたかのように、ヴォルツとアメリアが再び同時に地を、

「あ、とうさまー!」

 瞬間、割り込んだのは全てをぶち壊しにする甲高い子供の声。
 周囲の緊張が一瞬にして弛緩し、アメリアが蹴躓いたようにたたらを踏み、
「おおー! アイシス! アイシスじゃないかー!」
 その場には、一瞬前の凶暴性など欠片も感じさせない緩んだ笑みで、女の子を抱き上げるヴォルツの姿があった。
「おうおう、どうしたこんなところまで? 言ってくれりゃあ迎えに出たってのによ!」
「えへへー。とうさまにあいたかったのー。あ、おひげのびてるー」
「いて、痛い痛いアイシス、引っぱらんでくれ!」
 と、あははうふふと笑いながら幼女と戯れる師団長。
 その様子を、クライドとアメリアはぽかんと口を開けて見つめていた。
「……えーと?」
「騎士ヴォルツの、娘さん、か?」
 顔を見合わせ、そしてくるくる回転するふたりをまじまじと眺めてみる。チンピラじみた人相のヴォルツが抱き上げるのは、丸っこい顔立ちにくりっとした瞳が愛らしい少女。年齢は四歳か五歳といったところか。ポニーテールにした髪がふわふわと揺れている。
「艦長、……正直な感想を述べていいですか?」
「おそらくは、君と同じ事を考えていると思うんだが」
 頷き合い、そして口にした言葉は、ものの見事に重なった。
「――似てない!」
「うっせぇ! 余計なお世話だ!」
 ヴォルツにもしっかり聞こえていた。
「す、すみません隊長、アイシスちゃんが勝手に……」
 と、騎士たちの人だかりをかき分けて姿を現したのは、小柄な人影。セリカだ。
「おうセリカ、案内ご苦労さん。シエナはどうした?」
 セリカの謝罪も全く気にした風もなく、ヴォルツはアイシスを抱いたまま言葉を返す。
「あ、シエナちゃんはこちらに」
 と、セリカが背後に視線を向けると、その背中からもうひとり、アイシスと同い年ぐらいの少女が顔を出した。――というか、髪をポニーテールにしていないという点を除けば、顔立ちは全く一緒である。アイシスが至極楽しげに笑っているのに対し、シエナと呼ばれた少女の方は、怯えたような表情でセリカの背後に隠れているが。
「……えーと、騎士ヴォルツ。とりあえず状況の説明をお願いできますか」
 頭痛をこらえるようにこめかみを押さえながら、アメリアが声をあげる。
 周囲を見れば、騎士団のメンバーは「いつものこと」と言った風情で苦笑していた。やはり状況についていけていないのはクライドとアメリアだけである。
「ああ、そういやおふたりさんには紹介してなかったな。ウチの娘だ。こっちがアイシス、そっちがシエナ。双子の五歳。可愛いだろー?」
「アイシス・ラウムです! はじめまして!」
 アイシスはしっかりと名乗り、礼儀正しくぺこりと一礼。利発そうな子だった。
 一方シエナはというと、消え入りそうな声で何か言って、またセレナの背後に隠れてしまう。……おそらく一卵性の双子だというのに、実に対照的な姉妹である。
「と、アイシスちゃんか。はじめまして。私はクライド・ハラオウン。今はちょっと、お父さんと一緒にお仕事をしているんだ。よろしく」
 そう言ってクライドが手を差し出すと、アイシスは満面の笑みでそれを握り返し、
「はい、よろしくおねがいします! クライドおじさま!」
 ――見事、痛恨の一撃を見舞った。
「…………お、おじさま、か……」
 クライド・ハラオウン25歳。子供の言うこととはいえ地味にショックである。
 そんなクライドに噴き出しながら、アメリアもアイシスに手を差し出す。
「私も同じく、お仕事でご一緒させてもらってる、アメリア・リミエッタ。よろしくね」
「はい、アメリアおねえさま!」
 ――なるほど、世渡り上手になりそうな子供である。
「んー、しっかりした良い子じゃないですか。騎士ヴォルツの娘さんとは思えない」
 アイシスの頭を撫でながら、楽しげにアメリアは言う。
「おいおい、俺がだらしのない悪い子って言うんかい執務官殿?」
「違うんですか?」
「とうさま、わるいこー?」
「どうもそうらしいぞー? アイシスは父様のようにはならないようになー?」
「もー、とうさま、わるいこはめっ、なのー」
 抱き上げたアイシスにぺしりと額を叩かれ、すまんすまん、とヴォルツは笑う。
 全く、実に微笑ましい親娘の光景だった。
「……と、それから、シエナちゃん?」
 おじさん呼ばわりのショックを振り払いつつ、もうひとりの娘にも挨拶をしようと、クライドは振り向く。――しかし、目が合った瞬間、シエナはまた怯えたように、セリカの背後に隠れてしまった。
「私が何かしたのか……?」
 何もしていないのに子供に怯えられるほど人相が悪いつもりはないのだが。
「ああ、すまん。シエナはちょっと人見知りでな」
 と、アイシスを下ろすと、ヴォルツは頭を掻きながらシエナに歩み寄る。
 ヴォルツの太い腕がその小さな身体を抱き上げると、ようやく安心したように、シエナの表情が微かにほころんだ。
『俺の能力の話はしたよな? 相手のことが解るってやつ』
 ――と、そこにヴォルツからの念話が届く。
『アイシスはほとんど無いんだが、シエナはあの能力が俺よりずっと強くてな。――人に触ると、色々見たくないもんも見えちまうらしい。だから気を悪くしないでくれ』
『……なるほど、了解です』
 頷く。同じ念話が届いていたか、アメリアも小さく頷いていた。そういう特殊な力を持った人間というのはミッドにもいるし、管理局に長く勤めていれば出くわす機会も多い。
「よろしく、シエナちゃんも」
 だからクライドは、その顔を覗きこむだけにして、微笑んでみせる。
 シエナはまだ怯えた表情のままだったが、それでも父親に抱かれている安心感のためか、警戒心は少し薄れているようだった。
 ――特殊な力を持つ者が、疎まれ排斥されたり、よからぬ輩の欲望の餌食にされる様は、クライドも見てきた。だからこそ、そういう子供には幸せになってほしいと思う。
「で、ここまでどうやって来たんだ?」
「んとね、シエナちゃんとふたりできたの。レールウェイで、がたんごとん」
「おお、ふたりだけでここまで来られたのか。偉い偉いぞー、アイシスもシエナも」
「えへへー」
 わしわしと頭を撫でるヴォルツの手に、アイシスは嬉しそうに頬を紅潮させる。俯いたシエナも、嫌がってはいないようだった。
「つーわけでビュート、後始末頼むわ。俺はちょいとこいつらを送ってくるからよ。執務官殿も悪かったな、模擬戦台無しにしちまって」
「……はいはい、了解しましたよ隊長」
「あ、いえいえ、お気になさらず……」
 溜息混じりにビュートが答え、アメリアも苦笑混じりに返す。
 既に模擬戦という空気ではなく、観戦していた騎士たちも各々が持ち場に散っていた。
「ほれふたりとも、行くぞ。バイバイしようなー」
「うー」
「ん? どうした、何か不満か?」
「ドゥーラがいないー」
 頬を膨らませるのはアイシス。「だそうだが」とヴォルツが顔を上げ、ビュートはもう一度深く溜息をついた。
「あまりウチの召喚獣をペット扱いしないでくださいよ……」
 ぶつくさ言いながらも、ビュートは召喚魔法陣を展開。姿を現したのは漆黒の狼だ。
 ぶるりと巨体を震わせ、ひとつ唸ったその狼に、アイシスは満面の笑みで駆け寄る。
「ドゥーラー」
 漆黒の毛並みにぼふりと身体を埋めて、じゃれつくアイシス。ドゥーラも慣れた様子で、その頬を舐める。まるっきり、狼というよりは大きな犬である。
「シエナちゃんも、ほら、ドゥーラのせなか、のろ?」
「……ん」
 ふたりがその背中によじ登ると、のそりとドゥーラは歩き出す。アイシスは歓声をあげ、シエナはおっかなびっくりしがみついていた。そしてそのまま、ヴォルツと共に3人と一匹は中央聖堂の方へと消えていく。
「平和な光景ですねぇ」
「お茶でも欲しくなるな」
「でしたらおふたりとも、この後医療隊の方で一服どうですか? ビュートさんも」
「え? あ、いや、その、僕は仕事が、」
「まぁそう堅いこと言わずに。美味しいお茶菓子があるんですよー」
「あたしはシスター・セリカに賛成しますけど、艦長はどうします?」
「……まぁ、30分程度ならいいだろう」
「ほら、ビュートさんも」
「う……りょ、了解です、シスター・セリカ」
 ラウム親娘を見送りながら、そんな会話を交わす残った四人。
 結局、どちらも平和なことには変わりないのだった。


     ◇


 で、医療隊詰所の喫茶室に場を移し。
「美味しいですね、このスイートポテト」
「医療隊スタッフお手製なんですよー。ビュートさんもどうぞ」
「は、はい……いただきます」
 そんなやり取りをする3人を眺めながら、クライドはコーヒーをすする。
 思い返すのは、先ほどのヴォルツとアメリアの模擬戦だ。短時間で終わってしまったが、ヴォルツの実力の片鱗が見えたという意味では、有意義なものだったと言える。
 第五師団の騎士たちの訓練も見たが、どの騎士も若いながらに様になったものだった。教導隊のスタッフ不足を嘆くリーゼ姉妹のことを思い出し、ヴォルツを教導官としてスカウトしてみようか、などとあり得ないことを考え、ひとりで苦笑した。
『――次のニュースです。本日、第三聖堂の完成130周年を記念する式典が開かれ、コルサ・ディストラー枢機卿が、ドーム内部の治安強化を訴えました。会場から中継でお伝えします』
 喫茶室のモニターでは、ニュース番組が流れている。映し出されたのは、軍経験者であるのが明らかな、大柄でいかつい顔の男。表示されたテロップが示す名前は、クライドも覚えがあった。
「あれは」
「ああ、コルサ卿ですか。そういえば今日でしたね、第三聖堂の式典」
 ビュートはどこか苦笑するように、紅茶に口をつけた。
「……私、コルサ卿はちょっと苦手です。お父様のこと嫌ってますし」
 紅茶をぐるぐるとかき混ぜながら、セリカが言う。
「ブレビス卿を?」
 ええ。――機会があるかどうかは解りませんが、もしコルサ卿と対面することがあったら、おふたりとも気を付けておいてください。反管理局派の筆頭ですから、コルサ卿は」
 反管理局派、の言葉に、アメリアが微かに鼻を鳴らす。
 クライドたち管理局組が中央聖堂にいることを、あまり良く思っていない人間がいる、という話は以前に聞かされていた。どうやら、モニター上の男がその首脳らしい。
「ブレビス卿は親管理局派で、ミッドとの融和路線ですからね。ベルカ原理主義のコルサ卿との仲は悪いです。――で、そんなブレビス卿が後ろ盾についているウチの隊長と我々第五師団も、目の敵にされてるわけで」
 ビュートは溜息をひとつ。ヴォルツの性格がアレでは、組織内部の軋轢などの負担は自ずとビュートに向かうのだろう。気苦労が絶えないだろうに、大したものである。
「コルサ卿の隣にいるのは? あの眼帯の」
 アメリアがモニターを見やりながら問いかける。壇上で演説を続けるコルサの傍ら、直立不動で控える眼帯の男がいた。大柄なコルサにもひけを取らぬ体躯と、鋭く一点を見据える隻眼の眼光は、コルサ同様に騎士団関係者であることを雄弁に物語っている。
「ハリアー・ヴァンガード騎士団長ですね。教会騎士団のトップです。――コルサ卿とは親友で、やっぱり反管理局派。ウチを目の敵にしてるのも一緒ですよ。今日はコルサ卿のボディガード役ですね」
 騎士団のトップにまで目の敵にされているのか。クライドとアメリアは思わず顔を見合わせ、それからビュートに同情的な視線を送る。ビュートは苦笑して、「慣れたものですよ、もう」と肩を竦めてみせた。
「管理局やミッド式を否定するのがベルカの誇りっていうのはおかしいと思います、私は」
 演説の様子を見上げながら、セリカが呟く。そういえば、セリカは教会でも珍しいミッド式の使い手だという。親管理局派の枢機卿を父に持つ立場もあり、色々と思うところがあるのだろう。
「クライド提督やアメリアさんだって、こんなにいい人たちなのに」
「――それは光栄ですよ、シスター・セリカ」
 アメリアが笑って答え、クライドも静かに頷いた。
 リバティ・パークの閑散とした光景を思い出す。次元空間的にも孤島に近く、世界はドームで区切られたこのアースガルドが閉鎖的になるのは、仕方ないことかもしれない。けれども一歩一歩、歩み寄っていくことは出来るはずだ。――まあ、自分たちが為すべきことはあくまで事件の解決だけれども、たとえばそれが融和の一歩ともなりうるならば、悪くない話ではないか。
 ――そのためにも、事件を平和的解決に導けるように。クライドたちは、それを為すためにこのアースガルドに来たのだから。
「お、ここに居たのか、皆様お揃いで」
 と、そこにいつもの声。ドゥーラを引き連れて、ヴォルツが戻ってきたところだった。
「あ、隊長、おかえりなさい」
「お子さんは?」
「やー、勝手に抜け出して来たってんで迎えが来ててな。しかし家からここまで迷わずふたりだけで来られるようになったとは、ウチの娘も大したもんだ」
 どっかりと空いた椅子に腰を下ろし、ヴォルツは呵々と笑う。
「どーだ、可愛かっただろ? ウチのアイシスとシエナは。なあ提督殿?」
「ええ、まあ」
「だろう? 大きくなりゃ母親似の美人になるぜー? ま、嫁にはやらんがな!」
 勝手にひとりで盛り上がるヴォルツに、ビュートが溜息混じりに肩を竦める。クライドとアメリアは顔を見合わせて苦笑した。――なるほど、これはなかなか筋金入りの親バカである。
「そいや、執務官殿も子持ちだったか。娘か息子か、それとも両方かい?」
「ウチは娘です。そちらと同じく五歳。――あと、艦長も三歳の息子さんが」
 と、アメリアの言葉に、「え? あれ?」と不意にセリカが声を上げ、アメリアとクライドを交互に見つめた。
「どうしました? シスター・セリカ」
「えと、おふたりってご夫婦ではなく……?」
 予想外の言葉が飛んできて、飲み干そうとしたコーヒーでクライドは盛大にむせた。
「いやいやいや! 苗字も違いますから!」
 慌てた様子でアメリアも首を横に振る。
「あ、それもそうですね。すみません……」
「いやま、いいんですけど……あたしと艦長、夫婦に見えます?」
「ええ、息ぴったりですから。お似合いですよ、ね? ビュートさん」
「え? ――いや、僕はそういうのはどうもよく……」
 唐突に振られて、ビュートは困ったように口ごもる。アメリアも「あはは……」と苦笑を漏らし、クライドはむせた呼吸をようやく落ち着けた。
「……艦長、あたしたち似合いの夫婦に見えるそうですけど、どうします?」
「いや、何をどうするって言うんだ」
「いっそ今から禁断の恋に走ってみるとか?」
「滅多なことを言うな」
「冗談ですよ。艦長が浮気なんてする人じゃないのは知ってますし」
「――当たり前の話だろう、そんなことは」
「そう言い切れる誠実さは艦長の魅力だと思いますよ?」
「む――」
「あ、照れてます?」
「――そんなことはない」
 唸り、クライドは誤魔化すようにコーヒーを今度こそ飲み干した。アメリアはそんなクライドの様子に楽しげに笑ってみせる。
 そんな様に、セリカがまた「やっぱりお似合いじゃないですかー」と声をあげ。「嫁さん泣かせんなよ?」とヴォルツが笑い。何故かビュートは溜息をひとつ漏らす。
 ニュースを流していたモニターも、いつの間にか平和な環境映像に変わっていて。
 昼下がりの喫茶室で、和やかな時間が流れていく。

 ――あるいはそれが、クライドたちがアースガルドで過ごした、最後の安息の時間だったかもしれなかった。



BACKNEXT
| 浅木原忍 | 23:10 | comments(5) | trackbacks(0) |
スポンサーサイト
| スポンサードリンク | 23:10 | - | - |
Comment
ヴォルツ氏の親バカっぷりに乾杯。

それはともかく、いよいよ事件が動き出す気配ですね。
それぞれの人物がどう関わり、どのような結末を迎えるのか。
最後のくだりに不安を覚えます。
Posted by: T |at: 2007/11/24 12:31 PM
アメリアの『クレセントナイト』には驚きです。
空戦AAAともなると、デバイスもスゴイ。
それを攻略しようとするヴォルツもスゴイ。
Posted by: ユリかもめ |at: 2007/11/24 3:18 PM
>Tさん
 平和な時間はいずれ終わります。うひひ。まぁとりあえず続きをお楽しみに。

>ユリかもめさん
 一風変わったデバイスは出してみたかったので、ブーメラン型のクレセントナイトはわりとお気に入りです。この後の活躍もお楽しみにw
Posted by: 浅木原忍 |at: 2007/11/24 7:09 PM
出遅れた!?
とりあえずアメリアさんが髭でスパルタンな神様の如くクレセントナイトぶん回すステキな脳内イメージが湧いてしまいました。ゲームのやりすぎだよぅ。
まあそんなことはどうでもよく幼女! 幼女!(ダメ人間
この子等も不幸になるのかのうorz
Posted by: 緑平和 |at: 2007/11/24 9:29 PM
>緑平和さん
 アメリアさんの大活躍にご期待下さい(ry
 ヴォルツさんの娘に関しては……まぁ、この後の展開をどうぞお楽しみにw
Posted by: 浅木原忍 |at: 2007/11/27 2:49 AM








Trackback

WEB拍手

意見感想ツッコミなどありましたら
こちらかコメント欄にてー。

現在のお礼SS(1/3更新)
ルナ姉と大ちゃんの日常的風景

【近刊委託情報】

<書店通販ページ>
とらのあな通販「Rhythm Five」
メロンブックス通販「Rhythm Five」

『石ころ姫にオオカミさんのご加護を!』(19/3/18 名華祭新刊)
メロンブックス とらのあな


『だれもが幻想を愛していた 少女秘封録』(18/12/30 C95新刊)
メロンブックス とらのあな


『こちら秘封探偵事務所 非想天則編』(18/12/30 C95新刊)
メロンブックス とらのあな


『稗田文芸賞メッタ斬り!ファイナル これでおしまい完結編』(18/10/14 秋季例大祭5新刊)
メロンブックス とらのあな


『稗田文芸賞メッタ斬り!ファイナル スカーレット野望編』(18/10/14 秋季例大祭5新刊)
メロンブックス とらのあな


『こちら秘封探偵事務所 星蓮船編』(18/8/10 C94新刊)
メロンブックス とらのあな


『彼女は幻想に閉ざされる 少女秘封録』(18/5/6 例大祭15新刊)
メロンブックス とらのあな


『こちら秘封探偵事務所 地霊殿編』(18/5/6 例大祭15新刊)
メロンブックス とらのあな


『こちら秘封探偵事務所 緋想天編』(17/12/29 C93新刊)
メロンブックス とらのあな


『傀儡無情 東方×連城三紀彦短編集』(17/10/15 秋季例大祭4新刊)
メロンブックス とらのあな


『夏と幻想と彼女の死体 秘封倶楽部短編集』(17/9/18 科学世紀のカフェテラス新刊)
メロンブックス とらのあな


『こちら秘封探偵事務所 風神録編』(17/8/11 C92新刊)
メロンブックス とらのあな


『Rhythm Five全作品ガイド2007-2017』(17/5/7 例大祭新刊)
とらのあな メロンブックス


『こちら秘封探偵事務所 花映塚編』(17/5/7 例大祭新刊)
とらのあな メロンブックス


『古書店鈴理庵の暗号 少女秘封録』(17/3/26 東京秘封新刊)
とらのあな メロンブックス


『こちら秘封探偵事務所 永夜抄編』(16/12/29 C91新刊)
とらのあな メロンブックス


『こちら秘封探偵事務所 萃夢想編』(16/8/13 C90新刊)
とらのあな メロンブックス


『こちら秘封探偵事務所 妖々夢編』(16/5/8 例大祭新刊)
とらのあな メロンブックス


『こちら秘封探偵事務所 紅魔郷編』(15/12/30 C89新刊)
とらのあな メロンブックス



DL頒布中作品

『ひふ〜ふ -秘封×婦婦-』
メロンDL BOOK☆WALKER
完売、DL販売のみ


『レトロスペクティブ酉京都
少女秘封録公式ガイドブック』

メロンDL
完売、DL販売のみ


同人誌の委託はこちらにお世話になってます。




このサイトはくろまくみこ(霊夢×レティ)の普及を目論んでいます。

東方SSインデックス

長編
【妖夢×鈴仙】
うみょんげ!(創想話・完結)
 第1話「半人半霊、半熟者」
 第2話「あの月のこちらがわ」
 第3話「今夜月の見える庭で」
 第4話「儚い月の残照」
 第5話「君に降る雨」
 第6話「月からきたもの」
 第7話「月下白刃」
 第8話「永遠エスケープ」
 第9話「黄昏と月の迷路」
 第10話「穢れ」
 第11話「さよなら」
 最終話「半熟剣士と地上の兎」

【お燐×おくう】
りん×くう!(完結)
 ※スピンオフなので、できれば先に『ゆう×ぱる!』をどうぞ。
 1 / 火焔猫燐
 2 / 霊烏路空
 3 / 火焔猫燐
 4 / 霊烏路空
 5 / 古明地さとり
 6 / 火焔猫燐
 7 / 霊烏路空
 8 / 火焔猫燐
 9 / 古明地さとり
 10 / 霊烏路空
 11 / 火焔猫燐
 12 / 古明地さとり
 13 / 霊烏路空
 14 / 火焔猫燐
 15 / 古明地さとり
 16 / 霊烏路空
 17 / 古明地こいし
 18 / そして、地底の恋物語

【勇儀×パルスィ】
ゆう×ぱる!(完結)
 0 / そして、星熊勇儀の孤独
 (1) (2) (3) (4) (5) (6)
 (7) (8) (9) (10) (11) (12) (13)
 14 / 「星熊勇儀の微睡」
 15 / 「水橋パルスィの恋心」
 16 / 「星熊勇儀の応談」
 17 / 「黒谷ヤマメの懸念」
 18 / 「星熊勇儀の懊悩」
 19 / 「キスメの不安」
 20 / 「火焔猫燐の憂鬱」
 21 / 「黒谷ヤマメの奮闘」
 22 / 「古明地さとりの場合」
 23 / 「水橋パルスィの狂気」
 24 / 「古明地さとりの思案」
 25 / 「星熊勇儀の煩悶」
 26 / 「水橋パルスィの意識」
 27 / 「星熊勇儀の虚言」
 28 / 「水橋パルスィの嫉妬」
 29 / 「星熊勇儀の決断」
 30 / 「キスメの幸福」
 31 / 「水橋パルスィの戸惑」
 32 / 「黒谷ヤマメの嫉妬」
 33 / 「古明地さとりの思惟」
 34 / 「キスメの献身」
 35 / 「星熊勇儀の愛情」
 36 / 「水橋パルスィの変化」
 37 / 「火焔猫燐の懸案」
 38 / 「星熊勇儀の失態」
 39 / 「水橋パルスィの存在」
 40 / 「星熊勇儀の審判」
 41 / 「水橋パルスィの幸福」
 42 / 「星熊勇儀の願い」
 43 / 「地底への闖入者」
 44 / 「水橋パルスィの真実」
 45 / 「星熊勇儀の幸福」
 46 / 「星熊勇儀と、水橋パルスィ」
 47 / 「地底の恋物語」

【にとり×雛】
にと×ひな!(完結)
 Stage1「人恋し河童と厄神と」
  SIDE:A SIDE:B
 Stage2「厄神様へ続く道」
  SIDE:A SIDE:B
 Stage3「神々も恋せよ幻想の片隅で」
  SIDE:A SIDE:B(前編)(後編)
 Stage4「秋めく恋」
  SIDE:A SIDE:B SIDE:C
 Stage5「少女が見た幻想の恋物語」
  (1) (2) (3) (4)
 Stage6「明日晴れたら、雨は昨日へ」
  (1) (2) (3) (4)

東方創想話・SSこんぺ投稿作

【少女秘封録】
 真昼の虹を追いかけて
 ヒマワリの咲かない季節
 闇色メモリー
 2085年のベース・ボール
 スタンド・バイ・ユー
 睡蓮の底
 遠回りする傘

【自警団上白沢班の日常】
 折れた傘骨
 おおかみおんなと人魚姫

【探偵ナズーリンシリーズ】
 説法の時は出たくない
 腹の中

【星ナズ】
 貴方のための探し物
 性別とかどうでもいいじゃない
 ナズーリンを縛って目の前にチーズをぶら下げたらどうなるの?

【稗田文芸賞シリーズ】
 霧雨書店業務日誌
 第7回稗田文芸賞
 第6回稗田文芸賞
 第8回稗田文芸賞・候補作予想メッタ斬り!
 第8回稗田文芸賞
 第9回稗田文芸賞
第10回稗田文芸賞

【狐独のグルメ】
<Season 1>
 「人間の里の豚カルビ丼と豚汁」
 「命蓮寺のスープカレー」
 「妖怪の山ふもとの焼き芋とスイートポテト」
 「中有の道出店のモダン焼き」
 「博麗神社の温泉卵かけご飯」
 「魔法の森のキノコスパゲッティ弁当」
 「旧地獄街道の一人焼肉」
 「夜雀の屋台の串焼きとおでん」
 「人間の里のきつねうどんといなり寿司」
 「八雲紫の牛丼と焼き餃子」
<Season 2>
 「河童の里の冷やし中華と串きゅうり」
 「迷いの竹林の焼き鳥と目玉親子丼」
 「太陽の畑の五目あんかけ焼きそば」
 「紅魔館のカレーライスとバーベキュー」
 「天狗の里の醤油ラーメンとライス」
 「天界の桃のタルトと天ぷら定食」
 「守矢神社のソースカツ丼」
 「白玉楼のすき焼きと卵かけご飯」
 「外の世界のけつねうどんとおにぎり」
 「橙のねこまんまとイワナの塩焼き」
<番外編>
 「新地獄のチーズ焼きカレーと豚トロひとくちカツ」 NEW!!

【その他(そそわ無印・こんぺ)】
 記憶の花
 帽子の下に愛をこめて
 レイニーデイズ/レインボウデイズ
 或る人形の話
 インビジブル・ハート
 流れ星の消えない夜に
 或る男の懺悔
 天の川の見えない森で
 花の記憶
 時間のかかる念写

同人誌全文公開(pixiv)

 『流れ星の消えない夜に』
  (1) (2) (3)

 『るな×だい!』
  (前編) (後編)

東方野球in熱スタ2007異聞
 「六十日目の閻魔と死神」
 「グラウンドの大妖精」
  (前編) (中編) (後編)
 「神奈子様の初恋」
 「May I Help You?」
 「決戦前の三者会議」
 「夏に忘れた無何有の球を」
  (前編) (後編)
 「月まで届け、蓬莱の想い」
 「届く声と届けるものと」
 「魔法使いを見守るもの」
 「夏に雪桜は咲かないけれど」
  (1) (2)
 「星の光はすべて君」
 「さよならの代わりに」
  (前編) (後編)
 「野球の国、向日葵の妖精」
  (1) (2) (3) (4)
 「わりと憂鬱な霊夢の一日」
 「猫はどこだ」
 「あなたの人生の物語」
  (1) (2) (3) (4)
  (5) (6) (7) (8)
 「完全なアナタと不完全なワタシ」
 「伝えること届けること」
 『東方野球異聞拾遺 弐』
  (1) (2) (3)


艦これSSインデックス(pixiv)

【第六戦隊】
 ワレアオバ、ワレアオバ。
 衣笠さんは任されたい
 刻まれない過去
 古き鷹は光で語りき NEW!!

【響×電】
 Мой кошмар, нежность из вас

なのはSSインデックス

長編
魔法少女リリカルなのはBURNING

【BURNING AFTER】
 祝福の風と永遠の炎
 フェイトさんのお悩み相談室
 それは絆という名の――
 王子様とお姫様と黄昏の騎士のわりと平和な一日
  (前編) (中編) (後編)

魔法少女リリカルなのはCHRONICLE
魔法少女リリカルなのはCRUSADERS

中編
 ストラトスフィアの少女(完結)
  (1) (2) (3) (4)

 プラネタリウムの少女(完結)
  (1) (2) (3) (4)

短編
【フェイト×なのは】
 キミがくれる魔法
 たまに雨が降った日は
 キミが歌うボクの歌
 お嫁さんはどっち?
 願い事はひとつだけ
 君がここに生まれた日
 stay with me
 私がここに生まれた日
 ハラオウン家の家庭の事情「エイミィさんのお悩み相談室」
 WHITE SWEET SNOW
 冬、吐息、こたつにて。

【アリサ×すずか】
 はじめての××
 TALK to TALK
 少し歩幅が違う分
 好きな人が、できました。
 おとぎ話は目覚めた後にも after
 DOG×CAT?(プレ版)
 第97管理外世界における、とあるロストロギア関連事件に付随した何か(仮)
 9×19=171...?
 Feline days
 貴方の花の名前
 超短編シリーズ

【八神家】
 ある日の八神さんち(メロドラマ編)
 ある日の八神さんち(家族計画編)
 ある日の八神さんち(ホラー編)
 You are my family
 魔導探偵八神はやて「アイスはどこへ消えた?」
 届け、あなたがくれた空に。
 朧月夜の銀色に

【クロノ×エイミィ】
 ハラオウン家の家庭の事情「クロノ・ハラオウンはロリコンなのか?」

らき☆すた

【かがみ×つかさ】
 Sleeping Beauty?
 夢見てた、夢

投稿SSインデックス

投稿規定

「なのはBURNING」三次創作

【沈月 影さん】(影ラボ
 魔法少女リリカルなのはFROZEN
 予告編
 第1話「流転 -Returning End-」
  (1) (2) (3) (4)

【てるさん】(HEAVEN
 ユグドラシルの枝(完結)
  (1) (2) (3) (4) (5)

【緑平和さん】(PEACE KEEPER
 その右手に永遠を

短編

【kitさん】(pure heart
 好き、だから

【mattioさん】
 The parting of the ways
 みんなで奏でるボクの歌
 ボクは親友に恋をする
 白い悪魔事件―なのはは罪な女のコ?なの―
 か け お ち
 約束の桜〜ダイヤ〜
 月剣〜つるぎ〜のち陽盾〜たて〜
 青に魅せられた私―Moondust…―
 ハート オブ エース―AMBITION―
 わたしの日溜り
 春の日、とあるカップルのとある時間のつぶし方
 少し角度が違う分
 大胆はほどほどに
 そして二人は時を忘れる
 注意報「あま風に御用心」
 一番守りたいもの、それは――
 ひっかかって。
 キミのいない平日は
 最近の翠屋において甘い物が売れない理由、それは――
 バカップル法第○条第×項「うっかりは無罪なり」
 正月、とある五人のとある年明けの過ごし方
 スキー大好き! って大好きななのはが言ったのでつい私も好きだし得意だと言ってしまいました。
 親友>恋人・・・?
  ―前夜なの―
  ―臨戦なの―
  ―結末なの―
 桜〜なのは〜の舞う季節―Prince of ・・・―
  予告編 本編
 天使に誓うラブレター
  予告編 本編
 「アツい日」シリーズ
  アリサ先生のアツい一日
  それぞれのアツい午後
  アツかった日の後日。
  アツくない場所で
  アツい日は季節を越えて
  アツみの増した写生会
  アツ力のかかった一日
 木の葉が紅く染まる頃
  (1) (2) (3)

【ぴーちゃんさん】(P'sぷろじぇくと
 ワガママのススメ
 おとぎ話は目覚めた後で

【鴇さん】(It flows.
 
 遠くない未来
 贈り物〜blessing happily〜

【伊織さん】(伊織の詞認筆
 ハラオウン家家族会議
 ケーキより甘い思い出
 八神家家族相談室

【maisyuさん】(ぐったり裏日記
 キミの呼びかた
 素直なキモチ
 この星空の下、貴女と二人

【隅田さん】(NooK
 四つ葉のクローバーを、君に。

【沈月 影さん】(影ラボ
 Pleasure, into the Rain

【クロガネさん】(クロガネの間
 理想な人は?

【フィールドさん】
 The honey holiday
 Dangerous Shower Time

【霧崎和也さん】(Kの趣味部屋
 祝福の花

【HALさん】(交差幻想
 コイメツ

【月翼さん】
 秘密のrouge

【tukasaさん】
 名前を呼んだ日

【フェルゼさん】(Empty Dumpty
 夜長の行き先
 Their party's never over.
 彼女たちのフーガ

【シン・アスカさん】
 メリッサの葉に…

【結さん】
 青い空の下で

【tanakaさん】部屋の隅っこで小説なんかをやってみる
 君が見てくれているから/新年
 知らぬ間に
 なのはさん争奪戦
 いたずらなお姫様
 お願い
 海と水着と……
 何年経っても変わらぬ関係
 越えられない壁
 小さくてもなのはさん
 思春期なんです
 手相占い?
 暗闇の中で
 フェイトちゃんは変態さんなの?
 手を繋いで
 王子様とお姫様のお祭り
 想いと想い

twitter

TweetsWind

Calendar

      1
2345678
9101112131415
16171819202122
23242526272829
30      
<< June 2019 >>

Profile

Search

Category

Entry

Comment

Trackback

Archives

Link

Feed

Others

無料ブログ作成サービス JUGEM

Mobile

qrcode

Sponsored Links