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アツみの増した写生会
 mattioさんより、秋が深まってもまだまだ終わらない「アツい日」第6弾!
 とゆーかこのシリーズは普通にいつまで続くんでしょーかw











 ――アリサ――

 画用紙の上に、もみじの葉が落ちてきた。何となくじーっと見つめて、フッと息を吹きかけて葉を払い、何となく遠くの山々を眺めてみる。
 秋化粧ってやつね。本音を言ってしまえば授業なんか、課題なんか放り出してのんびりこの秋を満喫したいのよ。あたし、みんなが思ってるほど優等生じゃないし。
 ……集中が、途切れちゃってる。順調だったはずの下書きが、完成直前で足踏み。
「確かに写生っちゅうのは描き手の腕前も重要やと思う」
 一体自分を誰に似せてるつもりなのかしら。本来の女の声を低くこもらせて、あたしの視界の端っこでうっとり顔の同級生が『写生』を語ってる。
「けどな、アリサちゃん」
「……」
 あたしは言い訳が嫌いだ。でも今は言わせてもらう。とりあえず頭の中で言わせてもらう。
 先生、この遊び人が邪魔で絵が描けません。
 遊び人があたしに背を向けて、腕組み。ちっさい背だから本人がイメージしてるであろうムードは皆無。
「人を描く場合には話は別や。そのモデルを誰にするかによって出来栄えもお〜きく左右されると思うんよ」
「……ふーん」
 そう、モデル。今日の課題のキーワード。
 この紅葉と共に、人を絵の中に描かなければならない。
 もちろん、あたしの選んだモデルは言わずもがな。
 同様にこのあたしをモデルに選んでくれた、眼前のすずかのためにも時間に余裕を持って下書きを終えなければならないのに。でないと、すずかの作業時間がなくなってしまう。
 それなのにこの遊び人ときたら、課題をほっぽり出して、得意のあたしいじり。
「つまり、わたしが何を言いたいのかというとやな」
 はやてが振り向きざま、両腕をいっぱいに広げて「さぁ、僕の胸にうんちゃらかんちゃら」なポーズをとった。アニメだと後光が差して歯がキラーンなとこかしら。

「アリサちゃん。いや、アリサ! キミが、欲しい……!」
「はやて、ちょっとあっち行ってて。むしろ逝きなさい」

 「キミが」の辺りで一閃。はやてが無念そうにクッと唇をかんだ。
「そーか。やっぱり、わたしのモノにはなれへんちゅうことか」
 何なの、この三文芝居は。
 このやりとりを向こうでくすくすと傍観してるすずかを見て、なぜかふつふつと、隣の大根役者に対して怒りのボルテージが高まってくる。
「そろそろ武力に訴えるけど?」
「アリサちゃんじゃなきゃ、いやいやぁ〜ん」
 寒気とめまいと吐き気が同時にした。あたしはその元凶をギラリとにらみつける。
「なよった声出さないでッ! 鳥肌たつでしょ!! 何であたしにこだわるのよ。その辺の暇そうな男子捕まえてくればいいでしょ」
 きっと適当に描いて終わったことにしてるのだろう。早くも遠くでかけっこを始めた無垢な野郎どもを指差す。
 すると、はやてが膝をついて、あたしに向けて手を合わせた。まるで物乞い。
「アリサちゃんをモデルにした、すっばらしいイメージが脳内にしがみついて離れないんよ。頼む、このとおりやっ!」
「あ、アリサちゃん。ちょっと描くのは休憩にして、はやてちゃんの絵のモデル、やってあげた方がいいんじゃない?」
 傍観してたはずのすずかが余計な一言。
「そう言われても、ね……」
 はやてと目が合った。うるうる、その瞳が揺れている。あんたは捨て犬か。
 その大げさすぎる態度に、どうにもはめられてる気がしてならない。
 はぁ、とため息をもらして、
「……大体、あたしのどんな絵を描きたいってのよ」
 念のため。念のために、確認。
 するとはやてがぴょん、と飛び起きた。
「ふふ、それはな、アリサちゃんがもみじの木の下ですっぽんボフゥッ!!」
 音速のリバーブローがクリーンヒット。
 あたしのK.O.勝利。
「あたしに変態になれっての? エロス・オブ・エロスな八神はやてサン」
 すずかに向かって「ほら、見なさい」。
 すずかがほっぺをかいて、苦笑。
「げふっ。げ、芸術は発想の転換だって、どこかの偉い人が――」
「どこかのエロい人が、でしょ。やっぱりあんたは一度警察に連れて行くべきね。あ、病院の方がいいのかしら」
「あぁんっそれはおよしになってっ。越後屋さん〜」
 およよ〜、と体をくねらせる、はやて。あんた、歌舞伎町目指すべきよ。おやじに囲まれてればいい。
「越後屋さんっ。娘だけは連れて行かないでっ」
 あたしにすがりつく、すずか。あんた、女優目指すべきよ。あたしだけのね。
 てか、まだ下書き終わってないから、こんなとこに来られちゃ困るんだけど。
「誰が越後屋よ。今は平成だっての。すずかも乗らなくていいっていつも言ってるでしょ」
 その真下の頭をぐりぐり。もちろん形だけ。
「えへへ」
「はやてはもうほっといて、続けるわよ。ほらすずか、戻って」
「うん」
 すずかが小走りに戻っていく。
「むぅ〜仕方ない。ちょう散歩してアリサちゃんよりめっちゃええモデル見つけてくるからー」
 はやてがずいずいと大またに歩き去ってく。
「最初からそうしなさいよ、ったく」
 フン、と鼻を鳴らして、あたしはすずかに肩をすくめてみせた。

「すずか、ちゃんとして。顔、にやけてるから」
 ちらり、ちらり、生のすずかと絵の中のすずかを見比べつつ、絵の中のすずかが徐々に完成していく。
「うん。あと、どれくらいかかりそう?」
 すずかは何気ない風を装っているけれど。
 直接じゃないけど、これはきっと時間を気にしてる、合図だ。ちょっと時間かけすぎた――けど断じてあたしのせいじゃない! ――かな。
「そうね……あとは足とか、背景とかだから」
「じゃあ、もうすぐだね」
「ん」
 立っているだけとはいえ、全く同じ姿勢でいることはきっと苦痛だ。それなのにすずかときたら、嫌そうな顔をするどころか、ず〜っとにこにこ。
 もぉ、いじらしいったら。
 その健気さにニヤニヤしてしまいそうになる。最近になってどうにかこの気持ちを表情に出さないテクニックが身についてきたのだけれど。
 ――そういえば。
 基本的に、すずかは今動いてはいけない。そう、ちょっと言い換えれば、あたしのリクエストに忠実だ。
 もっと別なポーズを取ってもらっても良かったのでは。そう、例えば。
「…………すずか」
「なぁに、アリサちゃん?」
「よつんばい」
「へ?」
「…………」
 ガツン、と画板をおでこにぶつけた。痛い。
 忘れろ。消えろ。
 そうだ。あたしは健全な意味で言ってるの。もっといいポーズをしてもらえば、もっといい絵が描けるかもしれないでしょ。だから、
「眠り、ネコ」
「アリサちゃん?」
 無言で画板を置いて、立ち上がった。てくてく、脇に数歩歩いたところで、あたしがよつんばい。そして盛大にため息。ハアァ〜…………。
 もわもわと頭の中に、けばい扇子を扇ぐ同い年のやらしい顔が浮かんだ。
『ほーら、やっぱりな〜。越後屋ぁ、お主も――』
 ぶんぶん、頭を全力で振って同い年の悪代官を追っ払った。
「どうしたの? アリサちゃん。わたし、何かおかしかった?」
 振り向くとすずかがその場でおろおろしてた。うん、約束どおりその場を動かないのね、偉い偉い。
 おかしいのは、あたしだから。ゆっくり、立ち上がる。
「……何で?」
「だって、アリサちゃんが急に、その、……」
 ハッとした。反射的に口元をぬぐった。すずかは……気づいてない、のね。首傾げてるから。
 ……そ、どーせあたしなんて。あたしなんてっ!
「アリサちゃん? アリサちゃ」
「動いちゃダメ」
「え……」
 困惑した様子のすずかに、ゆらり、ゆらりと近寄る。
「動いちゃ、ダメなんだから」
 すずかの目の前で、ぴたっと歩みを止めた。後ろから頭をちょっと押されたらすずかの唇を奪ってしまうほどの至近距離。
 そう。いい絵を描くにはまず描くモノをちゃんと観察しないといけないんだから。
 正論でしょ?
 やましい気持ちなんて、これっぽっちもないんだから。
「……」
 そう、やましくなんか、ない。
「すずか、もしかして、シャンプー変えた?」
 お花畑から香りたつような、フルーティーで爽やかな匂いがした。
「……あ、解った?」
 急に振った話題に少々面食らいながらも微笑を絶やさない、すずか。
 さっきすがりつかれたときは気づかなかったけど。ふわっと感じた香りに、まず思ったことが口に出てしまった。
「えへへ。どうかな? アリサちゃんに気に入ってもらえそうなのを選んだつもりなんだけど」
 ぱちぱち、瞬きつつ遠慮がちに見つめてくる、その目。
「アリサちゃん?」
「あたしの好みの香りは作り物じゃない、すずかの香りよ」
「…………」
 すずかが固まっちゃった。
 暴れ出したくなる気持ちを抑えてさらりとスマートに言ってみたつもりだったのに。
 極上の猫撫で声を出してみたのに。
 滑ったのかしら、あたし。あ〜あ。もう、今日ダメかも。先生、山に叫んでいいですか。
「……あ、ありがとう。……えへへ」
 あれ、まんざらでもないのかな。
 ダメよすずか、そんな嬉しそうな顔見せちゃ。今日のあたしはおかしいんだから。そ、あたしはおかしいの。
 その作り物でない、すずかの香りが欲しい。
 そっと手をその首筋に当てて自分の顔を寄せて、すぅっと空気を吸い込む。ぴくっと、その体が震えた。
 ほら、これだ。すりおろしたばかりの蜜りんごのような、ほのかに甘酸っぱい香り。そう、禁断の果実。
「あ、アリサちゃん。ここじゃ、まずいと思うけど」
「何で?」
 とぼける。開き直ってしまったあたしは誰にも求められない。
「だ、だって。見られちゃ――」
「見せつけてやればいい」
 一喝。
 少しくらい強引な方がいいって、こないだ雑誌で読んだ。何の雑誌かは当然秘密。
「…………もぅ」
 すずかの降参を宣言したようなため息があたしの顔にかかって、すずかがあたしにもたれかかる。それが、合図。
 その背中に腕を回して。あたしは覆い被さるようにすずかを横たえ、抱きしめた。






 ――なのは――
 
「……あとは……ここを……」
「なのは、まだ?」
 その言葉に、一層焦る。焦れば焦るだけ、消しゴムを使う回数も増えてしまうのに。
「えっと……も、もう少し、もう少し、待っててくれないかな」
「うん。出来れば、そうしてたいのは山々なんだけど……」
 罰が悪そうに苦笑するフェイトちゃん。わたしもつい苦笑し返す。
「その、フェイトちゃんを描いてるんだって思うと、どうしても手抜きしたくなくて、つい……」
 実はもう一通り描き終えていたりする。形にはなってる。提出も、これに色を塗れば出来る状態。でも……
「あ、あはは……気持ちは嬉しいんだけど、わたしも、その、自分の分描かないといけないから……」
「うぅ……も、もう、終わるから」
 気まずい……えと、な、何か、話振った方がいいのかな。う〜んと。
「……そういえばフェイトちゃん、日焼け、すっかり治っちゃったね」
「そ、そう、かな」
「うん」
 フェイトちゃんは一日も早くもとの肌に戻りたかったみたいだけど。
 せっかくシミ一つなく綺麗に焼けていたから、ちょっともったいない気がする。
 意識してみんなに見せるために焼いてたならともかく、完全に無意識なフェイトちゃんだから嫉妬する気も起きない……というか、フェイトちゃんだから、と勝手に納得してる自分がいる。
「ど、どうかな。やっぱり、黒かった方が、いい?」
「もぉ、どっちもフェイトちゃんだからいいって前にも言ったよ?」
 語気を強めて、「いい加減にしなさい」を外面だけアピール。
「そ、そうだけど」
 フェイトちゃんがポーズを解いてまごまごし出した。そんなフェイトちゃんが可愛くて、ついつい言葉を重ねる。
「もしかしてフェイトちゃん、わたしに何度も言わせたいの? 『いいよ、可愛いよ』って」
 ジト〜っと、疑りの視線をぶつける。もちろんいたずら。
「ち、違うよっ」
 あわあわ、フェイトちゃんが手で変なジェスチャーをしたかと思うと、大慌てでわたしに詰め寄ってきた。
「どーかなぁ? あやしいなぁ」
「ほ、ホントだよっ? わたしそんなつもりで言ってないよっ?」
 潤んだ目と視線が交錯して、心臓が二段ジャンプ。
 ふいっと明後日の方向を向いてごまかした。ほっぺはまだ赤いかもしれないけど。
「みんなに言っちゃおうかなぁ。フェイトちゃんて、実は褒められたがり屋さんなんだよって」
「あぅ……」
 しょぼんとした声が聞こえてきて、意地悪する気もあっという間に消え去った。代わりに沸き上がってきたのは、くすぐったいような感覚。
 再びその顔と向かい合って、にっこり笑ってみせる。
「……ふふふっ。冗談だよっ。大丈夫、何度でも言うから」
「え?」
 ふぅ、と軽く息を吐いて、
「可愛い。すっごく可愛い。日焼けしたフェイトちゃんも、いつもの真っ白肌のフェイトちゃんも、ぜ〜んぶ大好きっ」
 一気にまくし立てる。素直な気持ちを平然と言葉に出来るほど、わたしは大人じゃない。相手がフェイトちゃんなら、なおさら。
「あ、あぅ……あぅ」
 フェイトちゃんは解りやすい。耳まで真っ赤だもん。
 そんなフェイトちゃんを見ているだけで、わたしも胸が熱くなるような気がする。あったかくなる、これは間違いない。
「えへへ。だけど、黒くて焼きプリンみたいなほっぺしたフェイトちゃんも素敵だったんだけどなぁ」
 ぷにぷに、そのカラメルなしの珍しいプリンを指でつつく。くずれる心配がないのが、本物のプリンにはない自慢だ。
「うぅ。わ、わたしは、ちょっと複雑なんだけど」
「へ? 何が?」
「その、ぷ、プリンて、言われるの」
 わたしは驚いて、まばたきをした。てっきり気に入ってくれてると思ってたから。
「どうして?」
「だ、だって、それって、ぷよぷよって、ことでしょ?」
 フェイトちゃんが悲しそうに自分のほっぺをくいくい、つねる。
「ぷよぷよというか、ぷにぷにというか、一応褒めてるんだけどな」
「なのはだって、こんな風に例えられたら複雑な気持ちになるよ、きっと」
「えー、そうかなぁ。でも、わたしのは焼きプリンじゃないもん」
 例えようのない、普通のほっぺだもん。フェイトちゃんみたいに、素敵じゃないもん。
「わ、わたしが焼きプリンなら、な、なのはは……えと……」
「わたしは?」
 思わず両手をグーにして、その言葉を待つ。どんなモノに例えてくれるのか。
「なのはは…………」
 一生懸命なフェイトちゃんのその口がゆっくりと開いて――

「やっ、焼きたてパンだっ」

「ぱ、……パン? にゃっ」
 きゅっと、二つのほっぺをつねられた。
「ひぇ、ひぇひほひゃんっ(ふぇ、フェイトちゃんっ)」
「ほら。もちもちだ」
 むにむに。
 引っ張られたり、押されたり、揺すられたり。――もぉ!
 そのわたしよりも肌白いほっぺに目がいく。
「にゃっ! にゃにょひゃっ(なっ! なのはっ)」
 反撃。普段のおとなしいフェイトちゃんからは想像もつかないほど面白くて、……そのギャップで一層可愛らしい顔に見えた。つねられたままのわたしの顔がにやける。
「ひゃ、ひゃひょひゃ! (な、なのは!)」
「みゅう〜、ひぇいとひゃん! (うぅ〜、フェイトちゃん!)」
 ほっぺを引っ張り合う、わたしたち。一歩も引かず。
 びろ〜んとか、むにゅ〜んとか。
 ――と。風がふわりと吹きつけた拍子に、頭の中もすうっと冷めた。
 ぴたりと動きを止める。するとフェイトちゃんもぴたりと止まった。
「……ふぇひほちゃん(……フェイトちゃん)」
「……ひゃに? ひゃひょひゃ(……何? なのは)」
「みょう、にゃめにゃい? (もう、止めない?)」
「……」
 フェイトちゃんがこっくりうなずく。
 わたしが手を離すと、フェイトちゃんもその手を離す。
 結局残ったものと言えば火照りきった頭の熱、くらい。
「なのは、絵は? 後どれくらいで終わる?」
 それを振り払うかのように、フェイトちゃんが現実の課題をわたしに尋ねてきた。
「えっと。……あはは、実はもう終わってたりして……」
 地面に置いてた画板を拾い上げ、その絵をフェイトちゃんに向ける。
「わ……なのは、絵上手なんだね」
 ひょっとしたら今まで生きてきた中での会心の出来かもしれない。出来れば提出なんかしたくない。
「えへへ、意外だった?」
「あ、えっと……少し」
「フェイトちゃんがモデルだから、頑張っちゃったっ」
 きっとそれが一番の理由だ。変な形をしたフェイトちゃんなんて絵描きたくない。
 この作品はわたしの想いの強さをそのまま表した、気持ちで描いた作品なんだ。
「な、なのは」
「にゃはは、な〜んてねっ」
 ちょこんと舌を出しておどけてみせる。フェイトちゃんがふっと目を細めて微笑ったせいで、心臓がぴょこんと跳ねてしまった。
「もぉ、……じゃあ、今度はわたしが描くから。……いいかな?」
「いいよー。どんな感じで描く?」
「えっと……」






 ――フェイト――

 青々と輝く空と、それと対となる赤をにじませたもみじの葉を宿した木を背にして、わずかに照れたような微笑をわたしに向けてくれてる、なのは。
 わたしのリクエストを快く引き受けてくれて、膝を抱えてしゃがみこむなのは。そんななのはに応えようと一生懸命、自分なりに最高の絵を仕上げてみせるつもりだ。だけど。
 艶やかな、ブラウンカラーの髪。
 つぶらと言ってもいい、くりくりっとした大きな瞳。
 乳白色の、ミルク肌。
 ぷっくりと柔らかそうな、いや、……柔らかい、唇。
 それらをかけ算したのが、なのはの顔。
 どんなに頑張っても、到底絵には忠実に生み出せないと思う。残念だけど。
 ……なのはの顔の下書きが描き終わった。一番ここが描きたかったから、最初に描いちゃった。
 うん。自分で褒めるのも変かもしれないけど、いい出来だ。提出せずに内緒でとっておきたいくらい、いい出来だと思う。
 このまま額に入れて部屋に飾っておきたい……っていうのは、さすがに思い上がりすぎかな。ふふ。
 ――ふと。このあどけない笑顔を見つめていて、思った。
 なのはが大人になったら、この今の顔は見れなくなるのかな。
 なのはも当然年をとる。そしてわたしも。
 そうしたら、なのはの将来の顔って、どんな風になるんだろう。
 今より可愛くなるのかな。それとも、凛々しく? く、くーる、びゅーてぃー、とか。
 どっちかというと、今より可愛くなってくれた方が嬉しいかも。いや、今も可愛いんだけど。
 あ、けど可愛くなりすぎてわたしのこと相手にしてくれなくなっちゃったら、いやだ。
 だって、きっとなのはのことを放っておかない男の人がいっぱい出てくるから。
 なのははその中の特別気の合う誰かと、結婚しちゃうかもしれない。

 いやだ。絶対、いやだ。

 そんなことになったら、わたしはきっとなのはに泣いてすがる。やめてって。行かないでって。
 急に寒気がした。――この光景。実は何度も夢で見たことがあるから。

 その日は結婚式。今いる場所は、控え室。ウェディングドレスを着てブーケを両手で持った花嫁姿のなのはを囲む、知り合いの面々。けどみんなが、苦笑してる。その苦笑の先は、その花嫁のドレスを涙で汚す、困った『友人』。
 なのはの腰に巻き付いて、まるで欲しいオモチャを買ってもらえなくてその場で親にわんわん泣きじゃくる子供みたいな、大人。
 なのはは晴れ舞台には似合わない、困り顔。
 そんな困ったちゃんなわたしの頭を、誰かが優しく撫でてきた。
 なのは。なのはだ。
 わたしのお願い、聞いてくれるんだ。やっぱり、結婚しないよって。ずっと一緒にいるよって。なのはは、優しいな。
 なのはに笑いかけようと顔を上げたわたしの瞳に映ったのは、なのはではない、――

「フェイトちゃん?」

 映像が、一瞬で途切れた。今映っているのは、待ち望んでいた顔。ただしその顔は大人ではなく、子供の方。
 きょとんと首を傾げた、大切な人の顔。
「調子、良くないの? その、すごく、怖い顔してたよ?」
 その大切な人の顔が、曇る。わたしのせいで。
「あ……な、なんでもない。大丈夫だよ」
「本当?」
「うん」
 ――いけない。こんなこと、こんなときに考えなくてもいいじゃないか。
 そう、まだ先の話だ。今はそんなことより、絵を描かないと。
 ……うぅ。な、なんだか、なのはの制服がウェディングドレスに見えてきた。
 なのはの花嫁姿。早く、実際に見てみたいな。
 も、もし、なのはが、わわわたしと結婚とかすることになったりしたら。わたしがなのはの隣を、歩けるのに。
 ……あ。なのはが花嫁さんだと、わたしは自然、タキシードを着ることになるのかな。
 ちょっと想像してみる。今のわたしに、タキシード。
 ……似合わない。
 当然だ。だってわたしはまだ子供だから。
 よし、もっと成長させてみよう。
 背は……えと、アレックスか、ランディくらい高めに。
 輪郭は、きりっとしてて、男のアイドルの人みたいな感じで。
 髪は、……下ろしておいた方がいいかな。
 足はもちろん、長め。
 わ、こ、これなら、堂々となのはの隣にいられるんじゃ――
「フェイトちゃん!」
「ひゃっ! な、なのは?」
 木の下に座っていたはずのなのはが、いつの間にか目の前にいた。
「完成したの? 声かけても返事してくれないから座ってるの止めちゃったけど、もういい?」
「あ、……ご、ごめん。もう、い――……あ!!」
 ふと下を向いて、頭の中が真っ白になってしまった。
「ふぇ? どうしたの?」
「なっなななっ、なんでもないっ」
 まずい。これはまずい。見られてしまったら、もう、終わりだ。何かが、終わりだ。
「全然なんでもなくないよ。その絵がどうかしたの? ……見せてっ」
「あっ、だめ!!」
 なのはの伸ばしてくる腕が予想以上に早かった。画板ごと奪い取られて、わたしはとっさに両手で顔を覆う。
「ふぇ、フェイト、ちゃん。これ……」
 たちまちカアーッと顔が熱くなった。顔を覆う両手が、小刻みに震える。
「…………あぅ」
 そう。将来の、願望。そうなってくれたら、いいのに。
 誰にも内緒で、流れ星を探したこともある。
 その願いを無意識に……描いちゃってた。
 嫌いだ。こんなうっかり屋なわたしなんて、しぼんで消えてしまえばいいのに。
「……フェイトちゃんてば、慌てすぎ」
「え?」
 指と指の隙間が勝手に広がる。
 そこから覗いて見えたのは、わたしの胸を射抜く微笑。
「わたしはもう差し押さえられちゃってるから。将来の相手はもう、決まってるんだよ?」
 パッと手を顔から離して、なのはに詰め寄る。
「だ、だだだ、誰にっ?」
 どきどき、心臓がハイペースで駆け出す。
 は、初耳だ。なのはにもう、将来を約束した人がいたなんて。
 どうしよう。と、止めないと。
 ほ、ほら。まだ子供だし、もしかしたら気が変わることもあるかもしれないし、いざとなったらわたしが――――あぅ。
「にゃはは。ほら、差し押さえの、印」
 なのはが自分の頭を指差した。首を小さく傾げて、指差す先にある、可愛いおさげがぴょこんと揺れる。
「…………あ」
 黒いリボン。思い出の、リボン。
「だから、ね」
 なのはのその指が今度はわたしのそれをつつく。
「フェイトちゃんの『相手』も、決まっちゃってるんだよ」
 なのはが無邪気に笑った。その笑顔の素敵さときたら。
「…………そう、だったんだ」
 一瞬胸が詰まっちゃったよ……なのはの、ばか。
「知らなかったの?」
「……知ってた、よ」
 見栄を張ってみる。
「えー、本当かなぁ。フェイトちゃん、すごく慌ててたけど、今」
「あぅ」
「……でも、それがなくても平気だよ。もう、決めちゃってるし」
 目を細めてまっすぐわたしを見つめてくるなのは。
 愛くるしいほど一途なその瞳に、さっきのようなことを考えていた自分がやるせなくなった。
「だけど、なくさないで取っておいてくれると、嬉しいな」
 なのはが照れくさそうに前髪をいじる。
 心がどこまでもあったかくなってきて、わたしは自然と笑顔がこぼれ出る。
「うん、なくさないよ。……なのは」
「なあに?」
 どうしようもなく、愛しくて。
「わ、わたしも、なのはを描くのに、手は抜きたくない」
 唇が自分のものでないように、勝手に声を紡ぐ。
「う、うん」
「今からちゃんとしたの描き直すから、……顔、よく見せてくれないかな」
 何てずるいんだ。わたしは……。
「ふぇ?」
 建て前を語って本音を言えない辺り、わたしはまだまだだと思う。
「えと、……い、色を塗るのにも、手を抜きたくないんだ。だから……」
「あ……わ……」
 戸惑うその顔を両手で優しく挟み込む。
 間近で自然とため息を漏らしてしまい、なのはがふるるっとくすぐったそうに小さく身をよじる。
 この前髪も、瞳も、――そして。
 口紅を塗っているわけでもないのに、グロスを塗ったわけでもないのに。
 この唇は、どうなっているのだろう。まるで魔法だ。
 みずみずしくて、ぷるんとしてて、チカチカと星くずのように瞬く、魔法の唇。

 触れたい。

「なのは」
「は、はい」
 そんな緊張した様子にさえも、心をとろかす魔法が込められているようで。
「ごめん」
 その柔らかな体に寄りかかる勢いそのままに、
「ふぇ――」

 魔法の唇に、自分の何でもない唇を溶け合わせた。


「……なのは。しばらく、こうしててもいい?」
 唇を離して、その髪を優しく梳く。
「フェイトちゃん。絵は?」
「いいよ。間に合わなかったら、これを、出すから」
 手元の画板をすりすり、さすってみせる。
 自信作だ。誰にでも胸を張って――絵の内容は、ちょっとだけ、恥ずかしい、けど――見せられる。
「あはは。わたしはちょっと、恥ずかしいかも」
 そう言うなのはにわたしははにかみ返して、この甘い空間を感じ入るようにまつげを伏せた。
 どんな抱き枕よりも抱き心地のいい、その温もりに心を緩やかに解されつつ。――はっきりと思う。

 なくすわけがない。

 リボンも、キミも。







 ――アリサ――

 妙にテンションの高い鼻歌が聞こえてきた。天敵の、鼻歌だ。
「はやて、描き終わったの?」
 画材を片付けて、これからすずかとまったり散歩ってときに。
 すずかのことだから、「一緒に」とか言い出すに違いない。あーもう、タイミング悪すぎ。
「ばっちり終わったよー。……んふふふふふ」
「ん? ……何よ、その不気味な笑いは」
 あたしに向かって、上目遣い。その不敵な笑みに、顔をしかめる。
「いやいやいや。悪いけど今回のMVPはわたしのモノやなーと」
「は? ずいぶん自信有り気じゃない。何よ、MVPって。……そんなにいいのが描けたの」
「もちろんやー。いやぁ、偶然ええモデルを見つけてしもたからなぁ。ほら」
 はやてがその画板をひっくり返して、……あたしはあごを垂れ下げた。
「……てか、何してるの、この二人」
「それはこの絵の通りやろ」
 それはそうだけど。あたしが聞きたいのは、この今あたしたちがすべきことと、この二人がしてることとのギャップについて。
「絵、描けたのかしら、この二人」
「一応授業中なんやけどね。ま、帰る時間になったら起こしに行こか?」
 はやてが苦笑。
 はやてを呆れさせるなんて、あの二人もやるわね。グッジョブ。
「ほっとけば? その絵の顔を見る限りじゃ、起こしても反省しなさそうだし。後で先生に雷落としてもらいましょ」
「アリサちゃん、雷は、古くないかな」
 たらいが頭に落っこちた。
 ……なんでだろ、すずかに突っ込まれると、言い返せない。へこむ。
「赤ちゃん、二人に増えてしもたね」
 再び絵の中の二人を見つめる。なんてまあ、「なやみ? なにそれ、おいしいの〜?」な顔してるのかしら。
「この絵も上手だね。はやてちゃん、絵描きさんになれるんじゃない?」
「あんたの再現力には正直驚きよ。管理局をクビになったら安心してそっちの仕事目指せるわね」
 はやてがぷく〜っとほっぺを膨らませた。両手で両側から思いっきりバチンてぶったたいたらさぞかし気分爽快だろうに。
「むぅ、失敬な。わたしの第二の人生はと〜ぜん」
「あー言わなくていいから」
 ったく。神聖な授業を何だと思ってるの、あの二人は。…………
「んー? アリサちゃん、どうしたんや? 何照れてるの?」
「て、照れてないっての」
「怪しいなあ。ひょっとしてわたしがいない間に何か楽しいことでもしてたんとちゃうかー?」
「あはは……」
 すずかが気まずそうに笑うもんだから、そういうのにやたら鋭いはやてが感づかないわけが――
「……ふふふ。そーか。そーいうこと、か」
 ――あぁ、神さまごめんなさい。
 どうかこの哀れなあたしをお守りください。
「ア〜リサちゃんっ♪」
 がっしり、両肩を掴まれた。とてもじゃないけど、その掴んでる先を見ることは出来ない。
「……すずか」
「な、何? アリサちゃん」
「言えるうちに言っとく。今日はありがと」
「え、こ、こちらこそ?」
 すずかのほっぺがポッと染まった。……もらい泣きってのはあるけど、もらい照れって、あるのかしら。
 あるわよ、きっと。ないならあたしが作っとく。
「まぁまぁ、アリサちゃん、すずかちゃん。ひとまず座ってくれたまえよ。ん?」
 ひがんでる。ぜ〜ったい、ひがんでる。あたしたちのアツさに。

 ――変ね。気のせいかしら。

 何か今年って、年中熱い気が――。
| 浅木原忍 | 23:19 | comments(13) | trackbacks(0) |
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Comment
初めまして。
毎回、楽しみに拝見させていただいております。

いいですねぇ、いいですねぇ。
結婚式(もちろんなのフェイ)w
タキシードなフェイトさんか…。

次回も楽しみにしております。
Posted by: フェルゼ |at: 2007/10/20 11:45 PM
 リボンネタきたーーーー!(><)
 リボンが差し押さえの印って、何て美味しいネタ!A’sのOPや本編の二人のリボンを観るだけで、思わずニヤニヤしちゃうような私には堪りませんがな。結婚式ネタよりもこちらに喰いついちゃいました(笑)

 写生会という難しいテーマで、良くぞここまで甘く出来たものだと感心しています。
 甘々な”なのフェイ”も然ることながら、アリすずも相変わらずの糖度の高さ(^0^)はやてとアリサのやり取りもレベルアップしていて…アリサには、そろそろハリセンでツッコンで貰いたいくらいです(笑)

 この感想、SNSのメッセージで送ろうかと思ったのですが、折角なのでこちらにコメントさせて頂きました。
 次回作も楽しみにしておりますね。
Posted by: なのはな |at: 2007/10/21 3:08 AM
はやてがなにいかうまいこと言ってるーーーー!?
いったいどこのエロイ人におそわってキタのだ?
それとも、自分で・・・。だとしたら、はやてさんはなんてエロイ子なんだ・・・・。

差し押さえキターーー(゜∀ ゜)ーーーーー!!
この単語をみたところからニヤニヤしちゃってました(笑)

続くのならどこまでも続いてほしいです。甘く、ニヤニヤさせてくれるお話をもっと読ませてください!
Posted by: 吉 |at: 2007/10/21 4:46 AM
ああ、クラスメイトに見られるかもしれないのに、ちょっとは自重して下さい貴女方。と突っ込みたくなる気持ちともっとやれ、的な気持ちが交差します。
それはそうと、はやてさん、貴女最高です。でも、段々変態ネタになってるような(元々でしたっけ・・・管理局の先輩、もしくはシャマル先生に教えてもらってるのでしょうか)?
一期の最終話からもはやなのはさんとフェイトさんはお互い差し押さえ。・・・うう、どうしてツボにはまるようなことを、貴女は意図的ですか? 天然ですか?
はてさて、5人の写生の評価も気になる所ですが次回作期待しております。ただひたすら甘くてアツいバカップル2組ととんでも師匠の活躍をもっと読んでみたいです。
Posted by: マルダユキ |at: 2007/10/21 9:17 AM
もう、アツイ、アツイです−−−−−!
寒さ何て吹き飛ばすほどです−−−!
リボンネタが来るとは思いませんでした。
次も期待してま−す。
Posted by: ほわとと |at: 2007/10/21 10:00 AM
このシリーズも回を重ねていますが、勢いがまったく衰えませんね〜
むしろ回を追うごとに糖度が増していく素敵仕様☆
よくネタがつきないなーと感心してしまいます。

相も変わらずアリサをいじるはやてが、段々健気に見えてきましたw

それにしても、『頭にたらい』なんて昭和のギャグを持ってくるとは、さすがアリサお嬢様w
庶民の気持ちがよくわかってらっしゃるww

今回も和み癒され悶えさせていただきました!
ありがとうございました( ^ー゚)b
Posted by: LEO |at: 2007/10/21 12:25 PM
mattioさん。回数を重ねる毎に、甘くなってます(喜×嬉)。
二組とも授業中なのにいいんですか?
もしかして、教師の皆様方も、諦めてるんじゃあ(汗)。
Posted by: ユリかもめ |at: 2007/10/21 3:57 PM
うーん…とうとうアリサ嬢も「理性解除スイッチ」を入手されましたか…
ヤバイですよ?アレは。
いざスイッチが入ってしまえば所かまわずバカップルですから。
あ、すずかさんとしてはその方が良いのかな?(爆)

なのフェイは…もう突っ込む気力もないですねぇ。つかフェイトさん、毎回毎回不安になり過ぎ!未来永劫何度転生してもなのはさんはフェイトさんのモノ、フェイトさんはなのはさんのモノであり続けるんだから。それはディスティニープランに組み込まれますんで無問題ですよ?

そしてはやて師匠。毎回毎回オツトメ御苦労様です!貴女が居るからアリサさんがイイ感じで壊れて行ってくれます。
これからもその御活躍を切に願います。

改めてmattioさま素晴らしいSS有り難う御座います。

次はクリスマスネタですよね?(銃殺)
Posted by: LNF |at: 2007/10/22 11:45 PM
 このシリーズがいつ終わるのか全く解ってないmattioです。
 毎回分量増えてるのにここまで読んでくださった方、ありがとうございます(笑
 そしてコメントくださった方、ありがとうございます!

 >フェルゼさん
 はじめましてー。
 今回の作品は某素敵絵師さまの素敵絵(結婚式)と、なのはなさんの「写生会」というキーワード二つがマッチして書くにいたりました。
 個人的に披露宴はお互いがタキシードとウェディングドレスを着るということで2回行わなければと思います(笑
 どちらがどちらを着ても共に似合うところがなのフェイのいいところ!w

 >なのはなさん
 こちらへのコメントありがとうございますw
 「写生会」というキーワードを下さってありがとうございました。すっかり忘れてました、その行事。
 >レベルアップ〜
 いえいえ、これはいわゆる「やりすぎ」です(苦笑
 どうしてウチの師匠はこうもボケに走るのでしょうね。次回こそは少しはまともなはやてに戻ってるといいですね(明後日の方向→

 >吉さん
 はやてさんは「勉強熱心」ですから。きっと休学中にたくさんの書物をお読みになられたのだと思います。その際に何か手違いがあって(ry
 とたんに出番のなくなったリボンがどうしてるのか、差し押さえの印は大切にとっておかなきゃいけない、だから大切に家に置いてある。というところでどうでしょうw
 >続くのなら〜
 ありがとうございます。本人としてはそろそろ脱却したいのです。でも浮かぶネタはほとんどシリーズの方へ(苦笑

 >マルダユキさん
 ま、この2カップルはもうクラスでも公認ですから苦笑で済むでしょう。本人たちは気づかれてないと思っていますが「知らぬは本人ばかりなり」。
 >変態ネタ〜
 スミマセン今回は流石にやりすぎたなーと思いつつ、書き進めていくにつれて師匠が勝手にボケ出すので致し方ないのです(オイ
 >意図的ですか? 天然ですか?
 さーどっちでしょーねー(微笑

 >ほわととさん
 寒さを感じましたらココへどうぞ(笑
 後々公式で語られるのかもしれませんが、改めてリボンの話を混ぜてみたかったのですよね。
 期待されるとキツイからしないでくださーい(ぉ

 >LEOさん
 私の仲良し5人組への愛が尽きない限り、ネタは永久に底を尽きないのです(笑
 まあ、今回の話はもともと別の話をまったり書いてる最中にSNSのマイなのさんから頂いた単語と絵にびびっとキテ急きょ書いた、他力な作品ですけどねーw
 >たらい
 アリサさんは江戸っ子ですから(ぇ
 こちらこそコメントありがとうございましたー!

 >ユリかもめさん
 こないだのを上回るのはしばらくかかるかなーとか思ってましたがそうですか、良かった(笑
 聖祥にはかわゆい少女たちが戯れるのを邪魔する空気の読めない方はいないと私は信じておりますw

 >LNFさん
 日増しに色気の増すすずかさまにアリサさんはドッキドキです☆(ぉ
 >なのフェイ
 少なくともウチではなのはさんは皆に好かれる人気者という設定ですから、気が気でないのでしょう。けどそんなフェイトたんがまたたまらn(ry
 >御活躍を切に〜
 い、いいんでしょうか? 少し自重させようと思ってましたが(笑
 >次はクリスマスネタ
 気が早いですぜ、ダンナ!w まだまだ秋は終わっちゃいません(笑


 こんなに「次回」と言って頂けて感激してます。
 単に新作の度にシリーズ前話の内容を少し使っていることと、時系列をつなげているというだけのことですので続けようと思えば私の妄想が尽きない限り一生続けられそうですが(笑
 間に別のも書くかもですが、不定期連載という形で書かせて頂けると大変嬉しいです。
Posted by: mattio |at: 2007/10/23 10:02 AM
>気が早いですぜ、ダンナ!w まだまだ秋は終わっちゃいません(笑


なるほど、では次は「運動会」で「ラヴラヴ二人三脚」ネタ―差詰めタイトルは「蒼空の下、アツい乙女達の戦い」―と言うことでファイナルアンサー?
Posted by: LNF |at: 2007/10/24 12:13 AM
 >LNFさん
 あ、なんだかそっちを書きたくなってきました(汗
 とりあえず半分以上書き上げてしまっているので次回作は別ので行きます(苦笑
 いつもどおりまったり書いて来月に投稿する予定でいます、よろしくお願いしますー。
Posted by: mattio |at: 2007/10/24 7:30 PM
甘すぎて糖尿病になるんじゃないかと心配になります。
あまりの甘さに、しばらく悶えてゴロゴロしてしまいました(笑)
Posted by: |at: 2007/12/25 1:32 AM
 >1:32コメントの方
 それはしてやったり(笑
 ただ今続編を執筆中ですので、そちらも読んで頂けると嬉しいです。

 きっといないでしょうが、シリーズ続編を待たれている奇特な方、とりあえず今月は某管理局通信へSS寄稿しましたので、間に合わなかったらそれで許してくださいorz(ぉ
Posted by: mattio |at: 2007/12/25 6:43 PM








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長編
【妖夢×鈴仙】
うみょんげ!(創想話・完結)
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 第2話「あの月のこちらがわ」
 第3話「今夜月の見える庭で」
 第4話「儚い月の残照」
 第5話「君に降る雨」
 第6話「月からきたもの」
 第7話「月下白刃」
 第8話「永遠エスケープ」
 第9話「黄昏と月の迷路」
 第10話「穢れ」
 第11話「さよなら」
 最終話「半熟剣士と地上の兎」

【お燐×おくう】
りん×くう!(完結)
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 1 / 火焔猫燐
 2 / 霊烏路空
 3 / 火焔猫燐
 4 / 霊烏路空
 5 / 古明地さとり
 6 / 火焔猫燐
 7 / 霊烏路空
 8 / 火焔猫燐
 9 / 古明地さとり
 10 / 霊烏路空
 11 / 火焔猫燐
 12 / 古明地さとり
 13 / 霊烏路空
 14 / 火焔猫燐
 15 / 古明地さとり
 16 / 霊烏路空
 17 / 古明地こいし
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【勇儀×パルスィ】
ゆう×ぱる!(完結)
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 32 / 「黒谷ヤマメの嫉妬」
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東方野球in熱スタ2007異聞
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 ある日の八神さんち(ホラー編)
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【鴇さん】(It flows.
 
 遠くない未来
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 ケーキより甘い思い出
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【maisyuさん】(ぐったり裏日記
 キミの呼びかた
 素直なキモチ
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【隅田さん】(NooK
 四つ葉のクローバーを、君に。

【沈月 影さん】(影ラボ
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【フィールドさん】
 The honey holiday
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【霧崎和也さん】(Kの趣味部屋
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【フェルゼさん】(Empty Dumpty
 夜長の行き先
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【結さん】
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【tanakaさん】部屋の隅っこで小説なんかをやってみる
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 小さくてもなのはさん
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 手相占い?
 暗闇の中で
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