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魔法少女リリカルなのはBURNING 第12話「飛翔 -brave phoenix-」(2)
 第12話、その2。残されたものは――










     ◇

「《ユグドラシル》周囲の魔力素濃度、さらに低下!」
「半径50メートルは、完全に魔力素の枯渇状態です!」
 アースラ艦橋。響くオペレーターの報告を聞きながら、エイミィは必死にコンソールを操作していた。モニターに映し出される数値は、みるみる低下していく魔力素濃度と、それに反比例するように膨れあがっていく、一点のエネルギー。
「こんなエネルギー、暴発でもしたら……っ」
 どう考えても、PT事件のときの中規模次元震などでは済まない。
「まずいわね……」
 傍らに佇むリンディも、唸るように息を飲んでモニターを見上げる。
 PT事件のときは、プレシアの使用したジュエルシードの数が少なかったこともあり、リンディひとりのディストーションシールドで次元震を押さえ込むことが出来た。しかし、今回は果たして、そうはいくだろうか。
「……仕方ないわ、助っ人を呼び出しましょうか」
「助っ人?」
 リンディの言葉に、エイミィが不思議そうに顔を上げる。
 それに微笑み返すと、リンディはその人物の元へと通信を入れた。
『――はい、時空管理局人事部……あら、リンディ』
「こんばんは、レティ」
 映し出されたのは、リンディには馴染みの顔。レティ・ロウランだ。
『あなたからってことは、エディックの事件が動いたのね?』
 不意に表情を険しくしたレティに、リンディは頷く。
「ええ。それで、出動要請を」
『解ったわ。今ちょっと取り込んでるけど、最優先で何とかする。――で、必要なのは武装局員? それとも医療隊? 人数は?』
「そうね、人数はひとりいれば充分かしら」
『……は?』
 リンディの返事に、レティは目を丸くする。
 その反応に可笑しそうに笑うと、リンディは表情を引き締めてそれを告げた。
「時空管理局提督、レティ・ロウラン。――あなたの出動を要請するわ」
「――ええっ!?」
 驚きの声をあげたのは、エイミィの方が先だった。
 当のレティもまた、呆気にとられたように息を飲む。
『ちょ、ちょっと待ちなさいよリンディ! 今取り込んでるって言ったでしょ!?』
「あなたの弟子の不始末で、次元世界崩壊の危機が迫ってるんだけど」
『――――――』
「そんなわけだから、よろしく♪」
 憮然と黙り込むレティに、状況に似合わぬのほほんとした笑顔でリンディは言う。
『…………解ったわ、30分で行くから待ってなさい』
「ええ、お茶を淹れて待ってるわ」
 通信が切れ、リンディはひとつ息をつく。それを見上げて、エイミィは乾いた笑いを浮かべた。……人事部長官を直接呼び出すなんて、この人は。
「さて、どうしたものかしらね……」
 そんなエイミィに構わず、リンディは溜息混じりに再びモニターを見上げる。
「……え? な、何か策があってレティ提督を呼び出したんじゃないんですかっ!?」
「そこは、うちの子たちに期待しましょうか♪」
「…………あ、あはは……」

     ◇

「とりあえず、ここまで来れば安全圏みたいやな……」
 大樹から数百メートルの距離をとって向き直り、はやては呟いた。
 視界の先、遠近感を狂わせそうな巨大さでそびえる《ユグドラシル》は、この距離でなお高く響きわたる咆吼をあげ続けている。
「しかし、ここだっていつまで保つか……あまり時間は無さそうだな」
 クロノもまた、険しい顔でその大樹を見つめた。
 そう、残された時間は多くはない。大樹が魔力素を、そして魔力を際限なく吸収していくならば、いずれ結界も保たなくなる。あんなものを結界の外部に出すわけにはいかない。何とかして、結界内に魔力素が満ちているうちに、あれを破壊しなければ。
 ――しかし、一体どうやって?
 並んだ面々を振り返る。はやてと守護騎士。フェイトとアルフ。それからユーノ。現状の戦力はこれだけか。シャマルの元で治療中のなのはとアリサは除外すべきだろう。
 奇しくも状況は、あのときとよく似ていた。闇の書事件、対防衛プログラム戦。……あの無茶苦茶な作戦と。
 とはいえ、あのときのような力任せの作戦で、果たしてどうにかなるだろうか?
「闇の書んときみたいに、みんなでガーッとぶっ壊しちまえばいいじゃんか」
「そんな無茶な」
 クロノの思考をなぞるようなアルフの言葉に、ユーノが困ったように肩を竦めた。
「防衛プログラムと違って、あの《ユグドラシル》の中にあるのは純粋な、エネルギーとしての魔力そのものだ。それが膨大な量に増幅されてる……そんなものを下手に破壊なんてしたら、中の莫大な魔力が暴発して、次元震どころじゃ済まない」
「せやな。それに……」
 はやてが頷き、その手のシュベルトクロイツを構えた。足元に展開するのはベルカの魔法陣。剣十字の砲身に、白色の魔力光が集束していく。
『Gungnir』
 轟、と唸りを上げて、閃光の砲撃が放たれた。
 それは真っ直ぐに、《ユグドラシル》へと向かって大気を切り裂いて進み、
 ――しかし、大樹には届くことなく、拡散して消え失せる。
「やっぱり……生半可な砲撃やと、届く前に吸収されてまう」
「さすがにアルカンシェルなら届くだろうが……最低でも周辺数十キロが魔力爆発で更地になるのは、覚悟しないといけないだろうな……」
 クロノの言葉に、全員が唸る。闇の書事件のときも、周辺被害が大きすぎるからアルカンシェルは軌道上でしか使えなかったのだ。今回もそれは変わらない。
 ――彼ならば、あるいは何らかの手段を持っているだろうか?
 クロノは、エディックの方を振り向く。
 彼は相変わらず、呆然と座り込んで虚空を見つめたまま。
「外からが駄目なら、中からどうにかできないかな」
 フェイトがふと、呟くように言った。
「中から?」
「えっと……要は、あの大樹の機能を停止させればいいんだよね。なら、あの樹の中に突入して、中枢のコアを止めてしまえばいいんじゃないかな……って」
 語尾に行くにつれ自信を無くすように声がしぼむ。クロノは腕を組んで唸った。
「……確かに、元々は小さな苗木だったのが、短時間であれだけの大きさになったわけだから、案外内部は空洞に近いのかもしれないな……エイミィ、どうだ?」
『うーん、魔力反応が強すぎて中心部はちょっと解析不能……。でも、少なくとも大きさとここから計測できる質量比からすれば、間違いなく内部に空洞はあるね』
「なら話は早ぇ、中に突撃してコアをぶっ壊せばそれで終わりじゃねーか」
 ヴィータが意気込んで言うが、「あかんヴィータ」とはやてが首を振る。
「突入するにしても、どうやって近付くかが問題や。向こうは砲撃を丸ごと吸収してまうような状態やで? 突入する前に魔力を全部奪われるんがオチや」
「……ぐ」
「それに、コアを破壊したとしても、その時点で《ユグドラシル》の中に溜め込まれた魔力が消えるわけじゃない。コアの破壊によって溜め込まれた魔力が暴発したら、結局同じことだ。むしろ、かえって突入メンバーが危険なことになる」
 沈黙が落ちる。状況は手詰まりのように思えた。
 問題は2点。ます、魔力吸収機構の暴走によって、近付くことも、遠距離からの攻撃も不可能なこと。それを乗り越えてコアの破壊もしくは機能停止に持ち込むことが出来たとしても、溜め込まれた莫大なエネルギーの処理という問題が残る。
「いずれにせよ、まずはあの魔力吸収機構をどうにかしなければ、どうしようもないというわけか。……近づけないのでは、ベルカの騎士の立場が無い」
 憮然とした表情で、シグナムが唸る。
「……魔力を吸収、外からの砲撃は吸い込まれる……アルカンシェルなら……」
 と、結界内部で治療中のなのはが、不意に声をあげた。
「なのは?」
「ねえ、クロノくん。……アルカンシェルなら届くっていうことは、あの樹の魔力の吸収力にも、限度はあるってことだよね?」
「――なに? ……いや、それは……」
 思いがけないことを言われ、クロノは目を白黒させた。……アルカンシェルなら届くというのは、単なる推測だが。いや、しかし……もし仮に、アルカンシェルすらも全て吸収しきるような力があるなら、周辺数キロの魔力素ぐらいはあっという間に喰らい尽くしてしまうはずだ。……しかし実際、魔力素の減少はまだ十メートル単位でしか進んでいない。ということは、《ユグドラシル》の魔力吸収にも限度はある――
「……ちょっと待て、なのは。まさか君はまた、」
 なのはが何を考えているのか悟り、クロノは慌てたような声をあげる。
 そのクロノに、なのはは至極真剣な表情で頷いた。
「魔力が吸収されちゃうなら、その吸収限界を超える魔力をぶつけて、吸収機構を一時的にでもオーバーフローさせちゃえばいいんじゃないかな。そうすれば、魔力を吸収されずにあの樹に近づけるよね?」
 ――その場の全員が、ぽかんと口を開いてなのはを見つめた。
「な……それはまた、何というか、いつにも増してごり押しな……」
 半ば呆然とした様子のまま、ユーノが呟き。
「……あっはっは! そりゃあいい! いやー、アンタらしいよ、なのはぁ!」
 アルフが大笑いして、なのはの頭をわしわしと掻き回す。
「ど、どうなんだ、エイミィ?」
『それが、今ちょっと計算中なんだけど……あはは、どうも、出来そうだよ?』
 返ってくるのは、エイミィの乾いた笑いが混じった言葉。
 クロノは思わず隣のはやてと顔を見合わせ、そして同時に苦笑する。
「なら、これで問題の第一段階はクリア、やね?」
「……そういうことにしてしまうのはいささか不安だが、そうも言っていられないか」
 大樹の方を振り返り、クロノは眉を寄せる。
「《ユグドラシル》の内部に入り込んでしまえば、魔力が吸収されてしまう心配もおそらくは無いだろう。……となると、残った問題は増幅されたエネルギーの処理だな。それさえ何とかなれば、破壊も可能かもしれない――」
「……待って」
 思わぬ声が、クロノの思考を遮った。声を上げたのは――アリサだ。
「ちょっと待って……お願い、破壊は、待って」
「アリサちゃん?」
 立ち上がったアリサを、なのはが見上げる。
 皆の視線が集まる中で、アリサは叫んだ。
「あの中に、トワがいるの……! あたしの身代わりになって、あたしを助けた、管制人格の、トワが……っ」
 その言葉に、最も強く反応したのは、他でもないはやてだった。
「――管制、人格?」
「あの子、あたしを助けるために、あたしの身体乗っ取って、身代わりになって……まだ、あの樹の中にいるはず……だからっ」
「――――っ」
 アリサの言葉に、はやてはただ息を飲む。
『あ、あのっ、私からもお願いしますっ』
 そこへ割り込んだのは思念通話。その声が本来あるはずのないものであることに、その場が一気にざわめいた。
『なのはちゃん、フェイトちゃん、はやてちゃん。クロノさん、アルフさん、ユーノくん。守護騎士の皆さん。……どうか、トワちゃんを、助けてください』
 その声は、今この場にはおらず、思念通話が使えるはずもない人物。
 そもそも未だに病室で眠っているはずの――月村すずかのものだった。
「す、すずかちゃんっ!?」
「ど、どうしてすずかが……」
 なのはとフェイトに限らず、誰もが驚きの表情を浮かべる中、――しかし、ひとり。
 はやてだけが、真剣な表情のままに、ゆっくりとアリサへと歩み寄る。
「……なんや、色々聞きたいことはあるけど、細かいことは今はええ。……アリサちゃん」
 アリサの肩に、ぽんと手が置かれる。顔を上げたアリサが見たのは――ひどく優しく微笑んだ、はやての顔で。
「大切な、パートナーなんやな? ……助けたいんやな?」
 その問いかけに、アリサは躊躇わず、力強く、頷いた。
「OKや。――なら、絶対に助けるで」
 はやての返答にも、躊躇は無い。一切の逡巡が無い。絶対の意志として、はやては頷く。
 その意志の源が何であるかなど、この場の面々には考えるまでもなく。
 ――誰もが、主の幸福を願い消えた、あの管制人格を思い出していた。
 あの雪の日、愛する主に見守られて旅立った……優しき彼女を。
「……悲しいことを、無くすることは、どうやっても出来んのかもしれん」
 不意に、はやてが呟く。静かに、自分自身に言い聞かせるように、その意志を口にする。
「せやけど――同じ悲しみを、繰り返したらあかん。絶対に、あかん」
 振り返ったはやては、剣十字のペンダントの形に戻ったシュベルトクロイツを、ぎゅっと握りしめて言った。
「……はやて」
「はやてちゃん……」
 ――その悲しみの一端を、自らの手で為したふたりは、ただ名前を呼ぶことしかできず。
 そしてはやては――重苦しくなった空気を和らげるように、不意に相好を崩した。
「どうせ、あの樹の内部に突入せなあかんのやから、ついでにトワちゃんやっけ? 救出する手間ぐらい、どうってことないやろ」
「……全く、君達は毎回毎回とんでもないことを、簡単に言ってくれる」
 呆れたように顔を押さえて、クロノはひとつ嘆息する。
「具体的な救出の方策は……その場で何とかしよう、という表情だな」
 まあ、実際《ユグドラシル》の内部がどうなっているかは突入しなければ解らないわけで、取り込まれたというトワがどんな状態なのかも不明なのだから、どうしようもないと言えばどうしようもない。
「――まあいい。じゃあ、なのはの言った方法で《ユグドラシル》に接近し、内部に突入。管制人格を救出、コアを破壊。ここまでを達成したとしよう。……最後の問題、突入メンバーの脱出と、残された膨大なエネルギーの処理は、どうする?」
「エネルギー自体を闇の書みたいに転送……ってわけにはいかないよね……」
「周囲に被害を出さんようにせんとあかんのやから、押さえ込むんが一番やけど……ここのみんなの力で押さえ込めるんかな」
「その直前に、全員で全力の一斉砲撃をやるんだぞ? しかも《ユグドラシル》内部に突入するメンバーが欠ける。……そうでなくても厳しいだろうな」
 唸り、再び皆が黙り込む。魔導師個人で封印の可能なジュエルシードとはわけが違うのだ。強大な魔力を押さえ込むにはそれ以上の力が必要であり、力は大きくなればなるほど細かな制御は難しくなる。アルカンシェル級の魔力を封印魔法としてぶつけるなど、聞いたこともないし、結局周辺への被害は避けられない。
『みんな、そんなに考え込んでる時間は無いよ! 魔力をぶつけるって言ったって、トリプルブレイカーの射程外まで追い出されちゃどうしようもないんだからっ』
 エイミィの言葉は全くその通り。しかし、そう言われてすぐに妙案が出てくるという様子も既に無く。
 ――ここにいるメンバーだけでは、すぐに結論は出そうにない。
 ならば、あとは……彼の意見を、聞く必要がある。
「…………」
 クロノはひとつ息をつくと、顔を上げて踵を返した。皆の視線が集まる中、ゆっくりとクロノはその人物に歩み寄る。……座り込んだ青年、エディックの元へ。
「――エディック」
 答えない。目の前に立つクロノを、しかし彼の瞳は見ていない。
 その瞳はどこまでも遠く……ただ虚ろに、どこでもない場所を、見つめている。
 クロノは僅かに逡巡して――そして、それを取り出した。
「………………、」
 クロノが手にしたものに、微かにエディックが反応する。
 ――それは、十字の紋章の刻まれた、書籍型デバイス。H2U。
「君に……届け物だ」
 その言葉とともに、目の前に差し出されたそれを……エディックの視線が、追った。
「……………………セレ、ナ」
 その唇が、微かに震えて……デバイスの所持者の、名前を紡ぐ。
 ――瞬間。
 H2Uがクロノの手を離れ、エディックの眼前で薄氷色の魔力光を放った。
 その輝きは、ここにいる誰の魔力光でもない。
 H2Uの所持者だった少女、セレナ・オズワルドの魔力光。
 ――そして。
 音を立ててページがめくられ……開かれた書物から、そこに映像が浮かび上がる。
「…………あ」
 エディックが、クロノが、――それを見ていた誰もが、息を飲んだ。
 浮かび上がったのは、ただひとりの少女の姿。
 在りし日の、セレナ・オズワルドだった。

     ◇

「セレ……ナ」
 全身に言いしれぬ震えが走って、エディックはただその名前を呼んだ。
 目の前に浮かび上がった映像。そこにあるのは、愛おしい人の姿。
 誰よりも大切だった、守りたかった、ずっとそばにいたかった――少女。
 五年前。その命を落とす前、在りし日の姿のままに。
「セレナ……セレナっ!」
 叫び、エディックは手を伸ばす。――目の前にあるのはただの映像、触れられるはずなどないのに、そこに大切な人の温もりを求めようとするかのように。
『……ええと、もしこれを見ているのがエディック・スコールでないなら、このH2Uをエディックに渡してあげてください。……エディなら、久しぶり、って言うべきかな』
 虚空を掴もうとするエディックの手に、まるで答えるように、セレナが口を開く。
『……エディ。あなたがこれを見てるってことは……たぶん、私はもう、あなたの隣にはいられなくなってるんだと思う』
 ――その言葉に、エディックの手が止まり。その目が愕然と見開かれる。
 セレナの言葉。それは――遺言。おそらくはあの日、セレナが最後に、このデバイスに遺した……彼女の最後の、エディックへの伝言。
『言いたいこと、いっぱいあるけど……あまり時間が無いから、ひとつだけ言うね』
 苦笑するように、小首を傾げて。そしてセレナは……ゆっくりと口を開く。
『……もし、私がいなくなっても。エディ、どうか、悲しみすぎないで。エディは泣き虫だから、きっとたくさん泣いてくれると思うけど……いつまでも、泣き続けないで。ほら、泣き虫は管理局に入ったとき、卒業したんでしょ?』
 ふふっ、とまるでいつものように、セレナはエディックの前で笑った。
 最期の言葉を遺そうとしているとは思えないほどに……穏やかに、笑った。
『私はね、前を向いてるエディが好き。弱虫で泣き虫でも、一生懸命前を向いて、頑張ってるエディが好き。……だからいつまでも、私の好きなエディのままでいて』
「――――セ……レ、ナ」
『いつだったか、エディ、言ったよね。どうして執務官になろうと思うのか、私が訊いたとき。――ただ、大切なものを守れるぐらい強くありたい、それだけだって』
 ――ああ、それは。
 脆弱な記憶が見失ってしまった、自分の言葉。
 それが、その記憶が、……エディックの脳裏に甦る。
 そう……守りたかったのだ。ただ、たったひとりの人を、守りたかったのだ。
 それだけだったのだ――
『その強さを、どうか……エディが未来に出会う、大切な人に向けてあげてね。きっと、世界から悲しいことは無くならないけど……せめて、悲しみを繰り返さないように』
「――――――ッ」
 そして、セレナは苦笑するように頬を掻いて。
『何だか、ありきたりなことしか言えてないね。……でも、これが今の私の、素直な気持ちだから。……だから最後も、ありきたりな言葉だけど』
 その言葉を、紡ぐ。

『この世界で一番、エディのことが大好きです。
 だからどうか、あなたの未来に、たくさんの希望と幸福がありますように』

 ――Hope & Happiness to you.
 ふたつのHを、あなたに贈る。
 故に、H2U。

『じゃあね、エディ。……私にたくさんの幸せをくれて、ありがとう。――さようなら』
 そして――セレナは。
 最後まで、笑顔のまま。
 ただ、一瞬だけ……その頬に、一筋の雫が伝って。
 ……映像は、そこで終わりだった。

「ぁ……ぁぁ、ぁ……――――れ、な」
 エディックはただ、かき消えた映像を掴み取ろうとするように、手を伸ばし。
 その目の前で、H2Uはゆっくりと、そのページを閉ざして。
 ……そして、エディックの手の中に舞い降りる。
「セレナ…………セレナぁぁぁぁぁぁぁぁっ!!」
 そのデバイスを、きつくきつく抱きしめて。
 そこに残された想いを、願いを――抱きしめて。
 エディックは、泣いた。
 ただ……泣き続けた。

 それは――ひょっとしたら。
 5年前に全てを失ってから初めて、彼が流した涙だったかもしれない。

 そして。
 H2Uを抱え、うずくまって嗚咽するエディックに、歩み寄る影が……ひとつある。
 その人物は、よろめきながらも、ゆっくりと、彼の元に向かっていく。
「……エディック」
 彼の名前を呼んで。――アリサは、その青年へと、手を伸ばした。



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| 浅木原忍 | 22:09 | comments(16) | trackbacks(0) |
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Comment
>残された膨大なエネルギーの処理は、どうする?

対処法その二。
時の砂礫の利用。
捧げた相応の魔力に応じて過去に戻った様に見せかける幻影を見せるものなら
エディックが何時終るとも判らない寿命が尽きる前に終るかどうかさえ定かではない
幻想の中に取り込まれ続ければセレナとの紛い物の生活を送り続ける覚悟を決めればどうにか成るかも。

使いきれる保証が無いし、下手な牢獄より性質が悪いので
この方法も気が進まないが他に手は在るだろうか。
Posted by: touzitu |at: 2007/03/24 10:45 PM
相変わらずとんでもないことを言いますねなのはは、でもなのはらしいです。今回もまたそれが功をそうしてとりあえずは第1関門は突破できそうで
しかし、まだ問題は残っているしかもトワの救出という問題も追加されて、んー難問に次ぐ難問答えが見つかりません・・
Posted by: |at: 2007/03/24 10:56 PM
 相変わらず、なのはは凄いことを考えますね。僕がクロノ君なら「無茶を言わないでくれ」とか言ってしまいそうです。しかも、トワの救出まで・・・目眩がしますw
 セレナがエディックに残した言葉。それは、愛された人が愛する人へ贈る、当たり前で、大事な言葉でしたね。この言葉を見て、セレナはなのは達に負けないぐらい強い人だと思いました。自分の死の直前に、愛する人へ言葉を贈るのですから。エディックにとっては、この言葉も悲しみに聞こえるかも知れません。ですが、同時にもっと大事なものを見つけたと思います。セレナの想いと言葉を。セレナの、エディックに未来に生きて欲しいという願いを、エディックはわかったはずです。なので、エディックにはセレナの願いを叶えて欲しいです。
 人は一人で死んでいきますが、一人では生きていけません。なので、エディックには、セレナの言葉と想いを支えとバネにして、今までに出会えた人達、新しく出会えた人達と共に、新しい時間を生きて欲しいです。それでは、次回も楽しみにしています。
Posted by: スズメバチ |at: 2007/03/24 11:28 PM
>touzituさん
 相変わらずどうしてそう酷いことばっかり考えつくんですか(笑)。もちろんそんな展開にはなりませんよ……。

>鴇さん
 それはもうなのは「さん」ですから!(ぁ

>スズメバチさん
 セレナが贈った願い。新しい希望と幸福を、エディックは掴み取ることができるのか。どうぞ次回もお楽しみに〜。
Posted by: 浅木原忍 |at: 2007/03/24 11:49 PM
自分のダメ脳がいくら考えても思いつかない答えをどうしてこう彼女はあっさりと…流石なのはさん、
最早脱帽としか言い様が無いですね。トワの救出も含めて実行するには問題がまだありそうですが
期待しています。頑張れみんな〜!

リンディ提督の手腕って凄いなぁと改めて実感です。その権限を生かして色々と手を回す様は
見てきましたが、レティさんを現場に引っ張り出すとはこれまた予想外でした。

「あなたの弟子の不始末で、次元世界崩壊の危機が迫ってるんだけど」

って脅しですかっ!?何かリンディさんの周りを前々から包んでいた「逆らってはいけないオーラ」の
濃さが更に増したような…。
ともあれ、レティさんを呼び出したことにどんな意味があるのか、気になるところですね。

いつになるかと思っていた、エディックが前を向くきっかけ。それは俺が考える中では最も望ましいと
思っていた、セレナの言葉によって
ようやく与えられたようで、何かやっとすっきりした感じです。
自らが残したユグドラシルという名の、過去を追い求めた結果に対してエディックはどうするのか。
H2Uの、2つのH…希望と幸福。それは主に心に届いたのか。最後の決戦の行方は…。
次回がまた楽しみになりました。

最後に。
H2Uの名を初めて聞いた時、俺もhopeかhappinessのどちらかじゃないかと考えていたんですが、
まさか両方とは…またしてもやられたって感じです。ありがとうございました!
Posted by: 霧崎和也 |at: 2007/03/25 12:58 AM
強ingですねなのは・・・でもそれでいつも突破口を開いてきたのだけど。セレナの遺言は感動しました,あとはエディクとアリサのこれからの選択が楽しみです。
Posted by: mayu |at: 2007/03/25 9:47 AM
リンディ艦長・・・・・・。
レティ提督を無理矢理引っ張りだすあたり、何か策があるかと思いきや・・・・・・。
どうしたものか、と言っていますがまあ、何かきっと策があるんでしょう、多分・・・・・・。
それにしても
「あなたの弟子の不始末で、次元世界崩壊の危機が迫ってるんだけど」
確かにこんなこと言われたら嫌でも動かざるを得ませんね・・・・。
リンディ艦長と仕事していると退屈しなさそうです。
魔力吸収量の限界を超える魔力をぶつけて内部に侵入、そしてユグドラシルの機能を停止・・・ですか。
膨大な量の魔力の処理はまだ未解決ですが、頑張って欲しいですね。
そしてかつては偽者、と拒絶した存在である管制人格の少女を、アリサは救うことができるのか。
セレナの遺言には感動しました。
多くの犠牲を積み上げてまで取り戻そうとした、エディックの過去。
しかし、自分が愛し、自分を愛してくれた人が送ったのは、同じ悲しみを繰り返さないために、未来を見つめて、という言葉。
セレナの願いがエディックを支えてくれることを願います。
Posted by: 桜木ナミキ |at: 2007/03/25 10:54 AM
改めてなのはは凄い娘だと思いました。
って、コレ前回の感想とまったく同じ切りだしなんですが、今回は別の意味で凄いと思いましたw

全力全開の力押し!これこそなのはさんの真骨頂ですねw
なのはらしくて非常に良いと思いますww


セレナの優しい想いはエディックに光をもたらしてくれたのでしょうか。
例え本人が望まなくとも、大好きな人に生きていて欲しい、そばにいて欲しいと思うのは当然のことだと思います。
普通はそれが不可能なことだと悟り受け入れるのに対し、エディックの場合はなまじ不可能を可能にし得る力を持っていたがために起きてしまった悲しい事件だったのかもしれませんね。

今回はCrystal Letterを聴きながら読ませて頂きましたが、歌とセレナの想いが重なって感涙の嵐でした(;_;)
セレナさんに惚れてしまいそうですww


次回はついにアリサの激が飛ぶ!…のかな?
Posted by: LEO |at: 2007/03/25 12:11 PM
こんにちわ、クリューゲル=ストランザーです。
うわあ、Crystal Letterがガチ過ぎる……。なんかこう、WA5のEDよりも泣きそうな仕様なのはこれ如何に?浅木原様、あなたは一体何者だ!?
 
我らがリンディ提督。あなたも今回は平然と凄い事を言ってのけてくれましたね。
「あなたの弟子の不始末で、次元世界崩壊の危機が迫ってるんだけど」
いや、不始末って、そうだといえばそうなんでしょうけど……。今回はレティ提督も被害者の一人か?
 
んでもってなのはさん。やはりあなたはこうでなくては。何時でも何処でも誰にでも全力全開でぶつかって行く。それが彼女の強さの秘訣(なんか違うぞ)!ユグドラシルの破壊、トワの救出、残された魔力の排除。難題山積みだけど、自分は彼女らの絆の強さを信じてます。
 
H2U。ようやく意味がわかって一息付く同時に涙腺がが緩み出す。エディック、認められない現実を付きつけられて、手にした力を否定されて(少々語弊あり)、最愛の人の最後の言葉を聞き入れた君に、どうか希望の西風が吹きますように。

それでは。
Posted by: クリューゲル=ストランザー |at: 2007/03/25 2:37 PM
 一度書いたレスがミスで消えたorz

>霧崎和也さん
 H2UのHが希望と幸福のダブルミーニングというネタは、実はつい最近思いついたものでしたw クリューゲル=ストランザーさんの「hopeですか?」というか書き込みで、「あ、じゃあ両方にしちゃえw」というw
 レティさんを呼び出したのにも、ある程度目算があってのことですが、まぁ詳しい話はまた次回w どうぞお楽しみに〜。

>mayuさん
 なのは「さん」はやっぱりこうでないと!w

>桜木ナミキさん
 まぁ元師匠という立場上、ここでは出てきてもらわないとw ということで、レティ提督にも少しばかり活躍してもらいます。
 そしてエディックの元にセレナの願いは届いたのか。どうぞお楽しみに〜。

>LEOさん
>なまじ不可能を可能にし得る力を持っていたがために〜
 はい、そういうお話です。だからこそロストロギアはたくさんの人の人生を狂わせていくわけで。
 Crystal Letterはもうこの場面のためにあるような曲でしたw セレナさん、出番はほとんど無かったですが、エディックがここまで好きになるに相応しい素敵な人だと少しでも思っていただけたら幸いです。

>クリューゲルさん
 H2Uにセレナからの伝言が残ってる、というのは最初の頃からずっと考えていたネタだったんですが、どんな伝言にしようか考えていたときに、ふとCrystal Letterの歌詞を見たらあまりにも完璧で、もうこれしかないとw 「私は笑えるから、笑ってくれませんか」という願いはとても残酷ですが、それを受け止めてエディックは笑うことが出来るか。どうぞお楽しみに〜。
Posted by: 浅木原忍 |at: 2007/03/25 4:16 PM
>Crystal Letter
なんか好評のようなので,某ツベのPVから視聴,たしかに,すさまじくリンク感があります。とどめに『あなたの笑顔が好きだった・・・』うぁー!!エディックが崩れ落ちる叫びか聞こえたかとおもいましたよ。なんか若さとそれからの夢が砕けてからのその反転した闇ぐあいが,なんだか関俊彦さんや,辻谷耕史さんよりも石田彰さんが合っている感じがありますね。(なにせお二方の絶望から闇に染まるキャラを見たことが無いから。)セレナについても少しおねいさん肌の坂本さんや桑島さんがいいですね。ただどっちもいいけど,若干坂本さんかな?  次の更新に期待。
Posted by: mayu |at: 2007/03/25 6:07 PM
さっすがなのは「さん」わかりやすい・・・。
そのなのはさんのセリフそのまんまつかっちゃってるぎりゅうです。
 またまたすごいことを・・・。
まあそこが彼女の魅力なんですが・・・。
 ところでリンディさん。
同じ提督のレティさんに出動命令。
「弟子の不始末」のひとことで来させようとは・・・。
すげーの一言につきます。
 アリサにとってトワはパートナー、それをはやてのセリフで再認識。
やっぱ相棒っていいですね・・・。
 あと変わりますが
このあとエディックはどうなるか。
 ちなみに『この世界で一番、エディのことが大好きです。
 だからどうか、あなたの未来に、たくさんの希望と幸福がありますように』
――Hope & Happiness to you.
 ふたつのHを、あなたに贈る。
 故に、H2U。
セレナのこのセリフ、私は好きです。
なのはの登場人物は憎めるキャラがいないのが魅力のように感じます。
(もちろん、このお話でも)
Posted by: ぎりゅう |at: 2007/03/25 10:16 PM
>mayuさん
 まぁ思いっきり歌詞を意識して書きましたので、シンクロしてるのは当たり前なんですがw 「永遠を願うほどに好きだった 泣きじゃくるくらい好きだった」のあたりなんか本当に。

>ぎりゅうさん
 エディックを真性の悪人、絶対悪としての敵にしないというのはこの作品のひとつのテーマでした。大概やってることは外道ですが、それでも彼にも彼の想いがあって、と。
 そんな彼に贈られた希望と幸福は彼を救うのか。どうぞお楽しみに〜。
Posted by: 浅木原忍 |at: 2007/03/25 11:26 PM
エディックに一応の救済が与えられたのは凄く良かったです。セレナの遺言は、他の何よりも今の彼には心に響くものでしょう。

Posted by: ミヅキ |at: 2007/03/26 2:27 AM
久しぶりでーす。
しばらくパソコンが開けなかったもので。

さていよいよ今度こそ最終回。
暴走した大樹をどう止めるのか。今後の彼女らの活躍に期待。
でも、ひとりふたり大樹の中で自らを犠牲にしてしまいそうなきがする。とくにエディックとアリサあたりが…。

なのはさん、またとんでもないことをいっちゃってくれる…。でもあれで核心を突いてるんだから、意外と彼女は物事を判断する能力に長けているのかも。

リンディさんの救援要請もまさかレティさんだとは。しかも「あなたの弟子の不始末」という一言で無理やり出動させるとは。
しかも先のことは「どうしましょう」って考えてないんかい!?
まあでも、なんとかしちゃうんでしょうねきっと。

エディックへの評価ですが、僕の中では依然悪いままです。たぶんこの評価が良くなることは僕の中ではないと思いますが、エディックが悪いことしたから評価が悪い、というわけではないので。そこんとこ、お願いします。

プロローグの意味がいつわかるのか。これが今僕が一番楽しみにしているところです。

がんばってください!
Posted by: kicchomu |at: 2007/03/26 9:37 AM
>ミヅキさん
 エディックが救われないまま終わってしまっては、悲しみの繰り返しのままなのですよー、というところで。

>kicchomuさん
 エディックに関してはまぁ、同情派と否定派と両方あって然るべきだと思いますので、お気になさらず〜。kicchomuさんがエディック嫌いな理由も解りますので、はい。
 第0話のノートに関しては最終話で触れられますのでお楽しみに〜。
Posted by: 浅木原忍 |at: 2007/03/26 10:33 AM








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DL頒布中作品

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同人誌の委託はこちらにお世話になってます。




このサイトはくろまくみこ(霊夢×レティ)の普及を目論んでいます。

東方SSインデックス

長編
【妖夢×鈴仙】
うみょんげ!(創想話・完結)
 第1話「半人半霊、半熟者」
 第2話「あの月のこちらがわ」
 第3話「今夜月の見える庭で」
 第4話「儚い月の残照」
 第5話「君に降る雨」
 第6話「月からきたもの」
 第7話「月下白刃」
 第8話「永遠エスケープ」
 第9話「黄昏と月の迷路」
 第10話「穢れ」
 第11話「さよなら」
 最終話「半熟剣士と地上の兎」

【お燐×おくう】
りん×くう!(完結)
 ※スピンオフなので、できれば先に『ゆう×ぱる!』をどうぞ。
 1 / 火焔猫燐
 2 / 霊烏路空
 3 / 火焔猫燐
 4 / 霊烏路空
 5 / 古明地さとり
 6 / 火焔猫燐
 7 / 霊烏路空
 8 / 火焔猫燐
 9 / 古明地さとり
 10 / 霊烏路空
 11 / 火焔猫燐
 12 / 古明地さとり
 13 / 霊烏路空
 14 / 火焔猫燐
 15 / 古明地さとり
 16 / 霊烏路空
 17 / 古明地こいし
 18 / そして、地底の恋物語

【勇儀×パルスィ】
ゆう×ぱる!(完結)
 0 / そして、星熊勇儀の孤独
 (1) (2) (3) (4) (5) (6)
 (7) (8) (9) (10) (11) (12) (13)
 14 / 「星熊勇儀の微睡」
 15 / 「水橋パルスィの恋心」
 16 / 「星熊勇儀の応談」
 17 / 「黒谷ヤマメの懸念」
 18 / 「星熊勇儀の懊悩」
 19 / 「キスメの不安」
 20 / 「火焔猫燐の憂鬱」
 21 / 「黒谷ヤマメの奮闘」
 22 / 「古明地さとりの場合」
 23 / 「水橋パルスィの狂気」
 24 / 「古明地さとりの思案」
 25 / 「星熊勇儀の煩悶」
 26 / 「水橋パルスィの意識」
 27 / 「星熊勇儀の虚言」
 28 / 「水橋パルスィの嫉妬」
 29 / 「星熊勇儀の決断」
 30 / 「キスメの幸福」
 31 / 「水橋パルスィの戸惑」
 32 / 「黒谷ヤマメの嫉妬」
 33 / 「古明地さとりの思惟」
 34 / 「キスメの献身」
 35 / 「星熊勇儀の愛情」
 36 / 「水橋パルスィの変化」
 37 / 「火焔猫燐の懸案」
 38 / 「星熊勇儀の失態」
 39 / 「水橋パルスィの存在」
 40 / 「星熊勇儀の審判」
 41 / 「水橋パルスィの幸福」
 42 / 「星熊勇儀の願い」
 43 / 「地底への闖入者」
 44 / 「水橋パルスィの真実」
 45 / 「星熊勇儀の幸福」
 46 / 「星熊勇儀と、水橋パルスィ」
 47 / 「地底の恋物語」

【にとり×雛】
にと×ひな!(完結)
 Stage1「人恋し河童と厄神と」
  SIDE:A SIDE:B
 Stage2「厄神様へ続く道」
  SIDE:A SIDE:B
 Stage3「神々も恋せよ幻想の片隅で」
  SIDE:A SIDE:B(前編)(後編)
 Stage4「秋めく恋」
  SIDE:A SIDE:B SIDE:C
 Stage5「少女が見た幻想の恋物語」
  (1) (2) (3) (4)
 Stage6「明日晴れたら、雨は昨日へ」
  (1) (2) (3) (4)

東方創想話・SSこんぺ投稿作

【少女秘封録】
 真昼の虹を追いかけて
 ヒマワリの咲かない季節
 闇色メモリー
 2085年のベース・ボール
 スタンド・バイ・ユー
 睡蓮の底
 遠回りする傘

【自警団上白沢班の日常】
 折れた傘骨
 おおかみおんなと人魚姫

【探偵ナズーリンシリーズ】
 説法の時は出たくない
 腹の中

【星ナズ】
 貴方のための探し物
 性別とかどうでもいいじゃない
 ナズーリンを縛って目の前にチーズをぶら下げたらどうなるの?

【稗田文芸賞シリーズ】
 霧雨書店業務日誌
 第7回稗田文芸賞
 第6回稗田文芸賞
 第8回稗田文芸賞・候補作予想メッタ斬り!
 第8回稗田文芸賞
 第9回稗田文芸賞
第10回稗田文芸賞

【狐独のグルメ】
<Season 1>
 「人間の里の豚カルビ丼と豚汁」
 「命蓮寺のスープカレー」
 「妖怪の山ふもとの焼き芋とスイートポテト」
 「中有の道出店のモダン焼き」
 「博麗神社の温泉卵かけご飯」
 「魔法の森のキノコスパゲッティ弁当」
 「旧地獄街道の一人焼肉」
 「夜雀の屋台の串焼きとおでん」
 「人間の里のきつねうどんといなり寿司」
 「八雲紫の牛丼と焼き餃子」
<Season 2>
 「河童の里の冷やし中華と串きゅうり」
 「迷いの竹林の焼き鳥と目玉親子丼」
 「太陽の畑の五目あんかけ焼きそば」
 「紅魔館のカレーライスとバーベキュー」
 「天狗の里の醤油ラーメンとライス」
 「天界の桃のタルトと天ぷら定食」
 「守矢神社のソースカツ丼」
 「白玉楼のすき焼きと卵かけご飯」
 「外の世界のけつねうどんとおにぎり」
 「橙のねこまんまとイワナの塩焼き」
<番外編>
 「新地獄のチーズ焼きカレーと豚トロひとくちカツ」 NEW!!

【その他(そそわ無印・こんぺ)】
 記憶の花
 帽子の下に愛をこめて
 レイニーデイズ/レインボウデイズ
 或る人形の話
 インビジブル・ハート
 流れ星の消えない夜に
 或る男の懺悔
 天の川の見えない森で
 花の記憶
 時間のかかる念写

同人誌全文公開(pixiv)

 『流れ星の消えない夜に』
  (1) (2) (3)

 『るな×だい!』
  (前編) (後編)

東方野球in熱スタ2007異聞
 「六十日目の閻魔と死神」
 「グラウンドの大妖精」
  (前編) (中編) (後編)
 「神奈子様の初恋」
 「May I Help You?」
 「決戦前の三者会議」
 「夏に忘れた無何有の球を」
  (前編) (後編)
 「月まで届け、蓬莱の想い」
 「届く声と届けるものと」
 「魔法使いを見守るもの」
 「夏に雪桜は咲かないけれど」
  (1) (2)
 「星の光はすべて君」
 「さよならの代わりに」
  (前編) (後編)
 「野球の国、向日葵の妖精」
  (1) (2) (3) (4)
 「わりと憂鬱な霊夢の一日」
 「猫はどこだ」
 「あなたの人生の物語」
  (1) (2) (3) (4)
  (5) (6) (7) (8)
 「完全なアナタと不完全なワタシ」
 「伝えること届けること」
 『東方野球異聞拾遺 弐』
  (1) (2) (3)


艦これSSインデックス(pixiv)

【第六戦隊】
 ワレアオバ、ワレアオバ。
 衣笠さんは任されたい
 刻まれない過去
 古き鷹は光で語りき NEW!!

【響×電】
 Мой кошмар, нежность из вас

なのはSSインデックス

長編
魔法少女リリカルなのはBURNING

【BURNING AFTER】
 祝福の風と永遠の炎
 フェイトさんのお悩み相談室
 それは絆という名の――
 王子様とお姫様と黄昏の騎士のわりと平和な一日
  (前編) (中編) (後編)

魔法少女リリカルなのはCHRONICLE
魔法少女リリカルなのはCRUSADERS

中編
 ストラトスフィアの少女(完結)
  (1) (2) (3) (4)

 プラネタリウムの少女(完結)
  (1) (2) (3) (4)

短編
【フェイト×なのは】
 キミがくれる魔法
 たまに雨が降った日は
 キミが歌うボクの歌
 お嫁さんはどっち?
 願い事はひとつだけ
 君がここに生まれた日
 stay with me
 私がここに生まれた日
 ハラオウン家の家庭の事情「エイミィさんのお悩み相談室」
 WHITE SWEET SNOW
 冬、吐息、こたつにて。

【アリサ×すずか】
 はじめての××
 TALK to TALK
 少し歩幅が違う分
 好きな人が、できました。
 おとぎ話は目覚めた後にも after
 DOG×CAT?(プレ版)
 第97管理外世界における、とあるロストロギア関連事件に付随した何か(仮)
 9×19=171...?
 Feline days
 貴方の花の名前
 超短編シリーズ

【八神家】
 ある日の八神さんち(メロドラマ編)
 ある日の八神さんち(家族計画編)
 ある日の八神さんち(ホラー編)
 You are my family
 魔導探偵八神はやて「アイスはどこへ消えた?」
 届け、あなたがくれた空に。
 朧月夜の銀色に

【クロノ×エイミィ】
 ハラオウン家の家庭の事情「クロノ・ハラオウンはロリコンなのか?」

らき☆すた

【かがみ×つかさ】
 Sleeping Beauty?
 夢見てた、夢

投稿SSインデックス

投稿規定

「なのはBURNING」三次創作

【沈月 影さん】(影ラボ
 魔法少女リリカルなのはFROZEN
 予告編
 第1話「流転 -Returning End-」
  (1) (2) (3) (4)

【てるさん】(HEAVEN
 ユグドラシルの枝(完結)
  (1) (2) (3) (4) (5)

【緑平和さん】(PEACE KEEPER
 その右手に永遠を

短編

【kitさん】(pure heart
 好き、だから

【mattioさん】
 The parting of the ways
 みんなで奏でるボクの歌
 ボクは親友に恋をする
 白い悪魔事件―なのはは罪な女のコ?なの―
 か け お ち
 約束の桜〜ダイヤ〜
 月剣〜つるぎ〜のち陽盾〜たて〜
 青に魅せられた私―Moondust…―
 ハート オブ エース―AMBITION―
 わたしの日溜り
 春の日、とあるカップルのとある時間のつぶし方
 少し角度が違う分
 大胆はほどほどに
 そして二人は時を忘れる
 注意報「あま風に御用心」
 一番守りたいもの、それは――
 ひっかかって。
 キミのいない平日は
 最近の翠屋において甘い物が売れない理由、それは――
 バカップル法第○条第×項「うっかりは無罪なり」
 正月、とある五人のとある年明けの過ごし方
 スキー大好き! って大好きななのはが言ったのでつい私も好きだし得意だと言ってしまいました。
 親友>恋人・・・?
  ―前夜なの―
  ―臨戦なの―
  ―結末なの―
 桜〜なのは〜の舞う季節―Prince of ・・・―
  予告編 本編
 天使に誓うラブレター
  予告編 本編
 「アツい日」シリーズ
  アリサ先生のアツい一日
  それぞれのアツい午後
  アツかった日の後日。
  アツくない場所で
  アツい日は季節を越えて
  アツみの増した写生会
  アツ力のかかった一日
 木の葉が紅く染まる頃
  (1) (2) (3)

【ぴーちゃんさん】(P'sぷろじぇくと
 ワガママのススメ
 おとぎ話は目覚めた後で

【鴇さん】(It flows.
 
 遠くない未来
 贈り物〜blessing happily〜

【伊織さん】(伊織の詞認筆
 ハラオウン家家族会議
 ケーキより甘い思い出
 八神家家族相談室

【maisyuさん】(ぐったり裏日記
 キミの呼びかた
 素直なキモチ
 この星空の下、貴女と二人

【隅田さん】(NooK
 四つ葉のクローバーを、君に。

【沈月 影さん】(影ラボ
 Pleasure, into the Rain

【クロガネさん】(クロガネの間
 理想な人は?

【フィールドさん】
 The honey holiday
 Dangerous Shower Time

【霧崎和也さん】(Kの趣味部屋
 祝福の花

【HALさん】(交差幻想
 コイメツ

【月翼さん】
 秘密のrouge

【tukasaさん】
 名前を呼んだ日

【フェルゼさん】(Empty Dumpty
 夜長の行き先
 Their party's never over.
 彼女たちのフーガ

【シン・アスカさん】
 メリッサの葉に…

【結さん】
 青い空の下で

【tanakaさん】部屋の隅っこで小説なんかをやってみる
 君が見てくれているから/新年
 知らぬ間に
 なのはさん争奪戦
 いたずらなお姫様
 お願い
 海と水着と……
 何年経っても変わらぬ関係
 越えられない壁
 小さくてもなのはさん
 思春期なんです
 手相占い?
 暗闇の中で
 フェイトちゃんは変態さんなの?
 手を繋いで
 王子様とお姫様のお祭り
 想いと想い

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