素直なキモチ
2007.03.22 Thursday | category:投稿&頂き物SS
maisyuさんからいただきました〜。ポー○ョン(?)を飲んでしまったフェイトさんが……というボリュームたっぷりのなのフェイSSです(どんなや)。
「ふぅ…」
わたしは、開け放った冷蔵庫から出てくる冷気を胸いっぱいに吸い込む。
お風呂あがりの火照った体が、内から適度に冷やされていくようで、気持ちいい。
…やっぱり、魔法の練習を頑張った後のお風呂は、気持ちいいな。
まるで、「仕事を終えた後の一杯はうまい」とでも言うかのような自分の考えに、苦笑する。
「えっと…」
冷蔵庫の中にジュースが無いか探す。
いつもは、エイミィが何かを入れているはずなのだ。
基本的にこの家に必要なものを買うのは、全てエイミィが行っている。それは、ジュースのような小さな小さな買い物も一緒だった。
そうしてエイミィが適当に買ってきたものをわたしやクロノ達が使わせてもらったりするのだ。
わたしは、目に留まった青い液体が入っている瓶を取る。
これは…なんだろう。
瓶を眺めている。ラベルは、無い。エイミィは自分専用のものにはしるしとしてラベルを貼るようにしているから、これは飲んでもいいってことだろうか。
いや…それよりも…。わたしは、手に取ったその瓶をしげしげと見物する。
それ以外にも…何も、ラベルが貼られていない。売られているものなら少しくらいは何か貼ってあってもいいようなものなのに。
それは、まるで空いた酒瓶か何かに、自分で作った液体を入れたかのよう。
それに、この瓶に満たされている青い液体の正体は何だろうか。
冷蔵庫の中から漏れる光に反射して、キラキラと輝いているその液体。
青といえば…わたしは、なのはとの何気ない会話を思い出した。
一昔前、某国民的RPGの中の回復アイテムを模した商品が売られたらしい。
だがそれは、噂によると、実際飲んでみると回復するどころか逆にダメージを受けてしまうような微妙な味らしい、とのこと。
この液体…これはまさか、その、ポー○ョン?
あ…でも…その商品って本当にこんな色してるのかな…。いや、それはともかく…。
わたしは、この液体に少し興味を持ち始めた。これの正体は何なのか。そしてどんな味がするのか…。
コップを手にとり、半分くらい満たす程度にその青い液体を注ぐ。
飲んで、みよう…。
コップを傾け、唇にあてる。においは…あまり感じない。
そのまま、口内を湿らす程度に口に含む。
…甘い…。さわやかな甘さが、口の中に広がる。…それでいて、しつこすぎない…。甘い中にも何処か爽快感を感じる味。
「…おいしい」
それが、素直な感想だった。コップを更に傾け、その液体を一気に飲み干す。
これは…何だったのだろう。結局分からなかった。感じたことの無い味だった…。
けれども、そのおいしさを味わった後では正直、正体などどうでもよくなってきてしまった。
きっと、エイミィが自分で作ったオリジナルのジュースなんだろうな…。後でおいしかったって伝えておこう…。
わたしは、コップを洗ってから自室に戻る。
時間は…10時。もう少し漢字の勉強をしておこうかな…。
そんなことを思いついたけれど、リンディさんに言われた言葉を思い出した。
『フェイトも何だかんだでまだ子供なんだから、夜更かししちゃ駄目よ?無理は禁物。時間は沢山あるんだから、ゆっくり進めばいいのよ』
でも…と反論しようとしたわたしに、リンディさんはちゃんと寝なきゃ大きくなれないとまで付け加えたんだっけ…。
なのはと一緒にいろんなことがしたい。追いつきたい。頑張りたい。
いろいろと焦りは感じていたけど…リンディさんはそんなわたしの心を見抜いていたんだ…。
だから…わたしは、きっと、リンディさん…の言うことを聞くべきなんだ…。
ちゃんと見てくれて、ちゃんとわたしに的確な注意をしてくれる、義母さんなのだから…。
そんな風に考えに耽っていたわたしを、聞きなれたメロディが現実に引き戻す。
…あぁ…。携帯電話の着メロか…。誰だろう…。
わたしは、携帯電話を手に取る。…なのはからの、メールか。
「えっと…ふふ…」
思わず、笑みがこぼれる。なのはからのメールにはただ、「おやすみ、フェイトちゃん!また明日も、頑張ろうね!」とだけ書かれていた。
そんな何気ないやりとりが、嬉しい。これがまるで、ちゃんとこの世界で生活できている証のように思えて…。
わたしも、おやすみメールをなのはに送信する。そうしてから、そっと携帯を机の上に置く。
なのは…。
今日の魔法の練習も、なのはは飛ばしていたなぁ。練習でも手を抜かない…「全力全開」なのはらしい行動だ。
だから、お互いに魔法の試し撃ちをすることになると、わたしも手を抜くわけにはいかない。
それがなのはへ向かっていくことの礼儀だし、それに…なのはには、負けたくないから…。
なのは…。
今、何してるかなぁ…。おやすみメール送ってきたってことは、なのはももう寝る頃なのかな…。
たまにお泊り会する時に、先に寝てしまったなのはの寝顔をなんとなしに眺めていたことを思い出した。
なのは…。いつものなのはの笑顔もかわいいけれど…。無防備な寝顔もかわいいかったな…。
なのは…。
何だか…止まらない…。さっきから…どんどん…なのはのことで頭が一杯になりそうで…。
なんで…こんな…。
頭のどこかではそれに抵抗するものの、大部分では肯定する。この思考の洪水に流されて、溺れてしまいたいという。
ああ…駄目だ…。なのはへの思いが、溢れ出そうになる。
思いの雫は手で受け止めようとしても次から次へと零れ落ちてきて…両手に貯めたそれも段々と、指と指の間から滲み出てきて…。
そして…わたしは…。
「フェイトちゃ〜ん!」
わたしは、マンションから出てきた金髪の女の子の姿を見つけ、声をかける。
わたしの声が届いたからだろうか。…フェイトちゃんが、走って向かってくる。
…朝、基本的にわたしはフェイトちゃんが住むマンションの手前まで来てフェイトちゃんを待つ。
そうして合流してからバス停まで一緒に向かう。これが、フェイトちゃんがこの世界に越してきてからの、朝の行動パターン。
「なのは〜!」
フェイトちゃんが手を振りながら、わたしの名前を呼んでくれる。
…なんだか、フェイトちゃん…いつもより、元気に見えるな…。
「なのは〜!」
フェイトちゃんは走る勢いを殺さず、わたしに向かってくる。
そんなに急ぐ必要は無いのに…。いつも余裕を持って家を出ているから、時間は十分にあるから…。
「なのは〜!!」
ってあれ?フェイトちゃん!?
フェイトちゃんは、わたしのすぐ近くまで寄ってきても走ったままで…そのままの勢いで…わたしの視界が、フェイトちゃんのととのった綺麗な顔で埋めつくされそうになって…。
え?ええ!?
「おはよう!なのは〜!」
気が付いたら、わたしはフェイトちゃんにぎゅっと抱きしめられていた。
背中にフェイトちゃんの腕が回され、少し痛いくらいに強く抱きしめられる。
「なのは〜!会いたかったよ…」
上目遣いで、うるんだ瞳を向けてくるフェイトちゃん。
走ってきたせいか、少し息を荒げて、頬を上気させている…。
えと…フェイトちゃん?
「フェイトちゃん…?どうしたの?」
戸惑いを隠せずに、尋ねる。
「どうしたもないよ…。ただ、なのはに会いたかったの…。それだけ…」
えっと…フェイトちゃん…。まるでずっと会えなかったかのように言っても…。わたしたち、昨日も夜まで魔法の練習してたよね…?
わたしは、抱きしめてくるフェイトちゃんをよそに考え始める。
どうしたんだろう…フェイトちゃん…。朝からこんなに強く抱きついてきて…わたしに会いたかったなんて…。
もしかして、フェイトちゃん…。嫌な夢でも見ちゃったのかな…。例えば…そう、わたしたちがまた…半年間も離ればなれになる夢とか…。
…そう考えてみると、わたしだって、嫌だ…。フェイトちゃんとそんな長く離れるなんて…耐えられないかも知れない…。
「フェイトちゃん…。大丈夫、わたしはずっと、フェイトちゃんのそばにいるから…」
だから、安心させてあげたい。離ればなれになんてならないなんて、伝えてあげたい…。
「なのは…」
フェイトちゃんの瞳から、涙が一粒零れ落ちる。わたしは、人差し指でそれを掬った。
「嬉しいよ…なのは…」
良かった…。フェイトちゃん、安心してくれたのかな…。
「なのは、なのは…」
「わ、わわ…」
フェイトちゃんはいきなりわたしに頬ずりをしてくる。
…フェイトちゃんの、やわらかいほっぺたの感触を、感じる…。
うぅ…。何だか、恥ずかしい…。けれど、それでフェイトちゃんが元気になってくれるなら…。
「じゃあ、そろそろ遅れないようにバス停に…」
「なのは…。じゃあ、わたしの部屋に行こうか…」
わたしの言葉を遮りつつ、抱きしめる腕の力を少し強めて、フェイトちゃんは言った。
え?えぇ?フェイトちゃんの部屋?何で…?
「もしかして、忘れ物?」
「もっと大事なもの、だよ…」
フェイトちゃんはわたしを抱きしめるのをやめて、手を取る。
…フェイトちゃんの手は、この寒さだと言うのに、何だかあったかくて、汗ばんでいた。
「でも…フェイトちゃん。このまま一度家に帰るって言うのも…。もしかしたら、バス来ちゃうかも知れないし、教科書とかの忘れ物なら、わたしが見せてあげるよ?」
フェイトちゃんの言う大事なものが何だか分からないけれど…でも、学校へ持っていくものだったらある程度は貸してあげられたりするんじゃないのかな…。
そんな風に思って言った言葉だったのに、フェイトちゃんは何か不満気に、頬を膨らませた。
…あれ?何か、いけないことを言っちゃったかな…。
「なのは…いじわるだね。でも、分かったよ…。お楽しみは、学校が終わってからにしよう!」
そんな不満気な表情も、わたしが何か言うまえにフェイトちゃんが一人で自己解決してしまったようで…にっこりと笑顔を浮かべながらわたしの手を繋ぎなおす。
…わたしの指と指の間に、フェイトちゃんの指がからんできて…。パズルのピースのようにぴったりとはまる。
…えと…フェイトちゃん?これって…恋人繋ぎ?
見ると、フェイトちゃんはさっき不満気だったのが嘘であるかのように上機嫌になっていて、ハミングしながらわたしの手を引き始めていた…。
フェイトちゃん…この繋ぎ方の意味、知ってるのかなぁ。でも、せっかく嬉しそうなのに無粋なことを言うのも…。
わたしは結局手の繋ぎ方に触れずに、バス停に向かうことにした。
「おはようございま〜す!」
「おはようございます」
わたし達は、バスの運転手さんに挨拶をして、バスの最後尾の席…わたしたちの定常位置に向かう。
そこにはいつも通りに、アリサちゃんとすずかちゃんが先に座っていた。
「おはよ、アリサちゃん、すずかちゃん!」
「おはよう、アリサ、すずか」
「おはよー」
「おはよう、なのはちゃん、フェイトちゃん」
4人でそれぞれの挨拶。わたしとフェイトちゃんは、アリサちゃんの隣に座る。
…ふと、じっと見つめられているような感覚。すずかちゃんが、わたしのことをじっと見ていた。
「すずかちゃん、どうしたの?」
わたしが聞くと、すずかちゃんは一瞬慌てたように手をばたばたさせたが、やがて、わたしとフェイトちゃんの間を指差した。
…あ、わたしたち、まだ…恋人繋ぎしたまんまだったんだ…。
「二人とも…その…今日も、仲が良いね〜」
苦笑いが含まれたような微妙なすずかちゃんの言葉。…見てみると、アリサちゃんはやれやれと言わんばかりにため息をついていた。
「…フェイト、それの意味、分かってる?」
「それって…?」
分かってないのね…。そうつぶやき、アリサちゃんは再びため息一つ。
「それはね…恋人繋ぎよ。つまり、本来はカップルがする手の繋ぎ方なわけ」
わたしは、横目でフェイトちゃんの表情を観察する。…それは、さっきわたしがしようとして、結局止めた指摘だ…。
…フェイトちゃん。いきなりそんなこと言われて、困っちゃったりしないかな…?
だけれども…フェイトちゃんの表情は予想に反して、笑顔から変わらなかった。
「うん。知ってるよ」
…あれ…?フェイトちゃん、知ってたんだ…。
じゃあ、こうやって手を繋いだのは…。いや、そんなこと意識してるわけないよね…。フェイトちゃんは、わたしだからこういう繋ぎかたも大丈夫だっていう、そういうことなんだよね…。
「うわあぁ…じゃあ、もしかして…二人は…恋人同士?」
笑顔で爆弾発言をするすずかちゃんをアリサちゃんはそんなわけないでしょ、とたしなめる。
「ともかくフェイト!…そういう手の繋ぎ方は…なんというか…誤解を招くことになるから、止めたほうがいいわよ!」
「でも…わたし、なのはのこと好きだから…別に誤解されても構わないよ…」
え?えぇ?えええええ!?
ふぇ、フェイトちゃん!?
今度は、フェイトちゃんが爆弾発言。これにはさすがにアリサちゃんもすずかちゃんも、そしてわたしもぽかんとしてしまった。
「あ、あれ?みんな…どうしたの?」
「どうしたもこうしたもないわよ!別にあんたらがいちゃいちゃするのが今に始まったわけじゃないけれど…えーと…なんていうか…」
「フェイトちゃん…その…もしかしたらなのはちゃんも困っちゃうかも知れないし…」
アリサちゃんが詰らせた言葉を、すずかちゃんが継ぐ。
「そ、そうよ!なのは!ちゃんとフェイトにこの世界のことを教えておきなさいよ!」
うぅ…。確かに、アリサちゃんの指摘通りかも…。でも…なんだか…いや…。
わたしは、喉元まで出かかった「今日のフェイトちゃん、何だかおかしいよ」という言葉を飲み込む。
今日のフェイトちゃんは確かに何か、いつもとは違うけれども…それでも…フェイトちゃんはフェイトちゃんだ。
おかしいなんて言って傷付けたくないし…。でも…何か、あったのかなぁ。
そんな思考に耽っていると、急にフェイトちゃんの腕がわたしに伸びてきて、抱き寄せられた。
え?あれ…?フェイト…ちゃん…?
「アリサ…。この繋ぎ方はわたしがしてみたかったから…無理やりなのはに、させちゃったんだよ…。だから、なのはは悪くないから、いじめないで」
フェイトちゃんの声は穏やかだけれども…有無を言わせないような見えない迫力があって…。
アリサちゃんとすずかちゃんは…再び、唖然としたような顔になる。
……結局、わたしたちはそんな不思議で微妙な空気の中、バスに揺られて学校へ向かった。
…朝、会った時からどこかおかしかったフェイトちゃん。
どうしたんだろう。でも、大丈夫だよね…。なんて思ってしまっていたのは、楽観しすぎだったかも知れない。
授業で、生徒に問題を答えさせるのにその日の日付と出席番号を照らし合わせて、それによって誰を選ぶかというのを決める先生は多い。
そして、今日は不運ながらわたしが「よく指される日」であって…。
数学や国語。先生はわたしの予想を裏切らずにわたしに質問を投げかけてきた…。
でも、その先がわたしには予想できなかった。
「では、高町さん。この問題の答えは、何でしょうか?」
一時間目、数学。わたしは、自分の名前を呼ばれて、言われた通りに教科書の問題に取り掛かろうとした。
えっと…この練習問題の答えは…。
ノートに式を書き始めようとしたところで、唐突に左肩を叩かれる。
不意にわたしがそちらを向くと、フェイトちゃんが自分のノートをこちらに向けて開いていた。満面の笑顔で。
…そして、そのノートには丁度わたしが問われた問題の答えが、詳細なプロセスとともに記されていた…。
…そう。フェイトちゃんは、いつの間にかわたしの問題を解き、その上答えをわたしに教えてくれようとしたのだ。
あまりに堂々と教えているので…先生も最初はぽかんとしていたけれど…。さすがに、フェイトちゃんの答えをそのまま読み上げてもズルをしたようでいけない。
だから…―フェイトちゃんの答えを信頼していないわけではないし、むしろ当たっていると確信に近いものをもてたけれども―ちゃんと自分で問題を解いて、その上で先生の質問に答えた。・
だけれども、そんなフェイトちゃんのいつもと違う行動は止まらなかった。
国語の時間でも、フェイトちゃんはその性質上文系はあまり得意ではないはずなのに…わたしが考え始める前からもう答えを用意していた。
そして、体育の時間…。再びドッヂボールをやることになった時に…アリサちゃんの毎回の宣戦布告に目もくれず、いつもエースとして前線に出ていたのに今日はわたしの傍をずっと離れなかった。
そのせいで、どんどんわたしたちの仲間が外野送りになってしまったけれども…フェイトちゃんは表情を崩さずに、わたしの傍を離れずにわたしを狙ってくるボールを全て受け止めた。
そう…それは、まともに受け止めるとダメージ必須なすずかちゃんのパワーショット(なのは命名)でさえも…。
最初は気づかなかったけれども、どうも今日のフェイトちゃんの行動は、わたしを中心にしているかのように見えた。
…さすがに、ここまであからさまだと確信できる。フェイトちゃんに何があったのかはまだいまいち分からないけれども…わたしとずっと一緒にいようとすること以外は、いつものフェイトちゃんのようにも思えた。
…何だか、それを自分で認めるのも、むずかゆい感じがするけれども…だけど、多分、間違いないと思う。
とりあえず、フェイトちゃんに何か悪いことがあったわけでは無いということも分かった。…さっき授業が終わってからすぐに、エイミィさんにメールで連絡をしたから…。
エイミィさんの返信を見る限りじゃ、心あたりがあるようだったし、それほど大きな問題が発生したわけじゃないみたいだし…。
学校が終わったら、フェイトちゃんを直すためにすぐにハラオウン家に来て、とは書かれていたけれども。
そんなこんなで、フェイトちゃんが直るまで昼食と、午後の授業と、掃除の時間があって…。でも、何とかやりすごすしかない…。
「はい、なのは〜!あ〜ん!」
フェイトちゃんが、卵焼きを箸で挟んで、わたしの口の前に持ってくる。
わたしは、恥ずかしさを感じつつも、フェイトちゃんが促すように口をあけて、フェイトちゃんの食べさせてくれた卵焼きを味わう。
…甘くて、おいしい卵焼きだな…。フェイトちゃんが、作ってくれたのかな…。
「えと…おいしいよ、フェイトちゃん」
「良かった…なのはの口に合って。少し不安だったんだ…」
その言い方だと、わたしの予想通り、フェイトちゃんが作ったものらしい。…でも、不安って…。そこまで気を使ってくれなくても…。
でも、今のフェイトちゃんだと、そうなのかな…。何でここまで、過保護だよとわたしの方から思うほどにわたしの事を気遣ってくれるようになったのか、いまいち分からないけれども…。
それでも、やっぱり…こうして、好意を注いでくれるのは、嬉しくて、胸が、あったかくなるよ…。
「でも…フェイトちゃん…。これじゃあ、フェイトちゃんが食べられないよね…」
そうだ。食べさせてくれるのは嬉しいけれども…フェイトちゃんはさっきからわたしに構ってばっかりで自分は一口も食べてはいない。
そんなわたしの言葉を聞いて、フェイトちゃんは静かに首を横に振る。
「いいんだよ…。なのはがお腹いっぱいになってくれれば、それはわたしにとって食事をするより嬉しいことだから…。それだけでもう、わたしも満腹になれるから…」
曇り一つないフェイトちゃんの笑顔。う〜ん…フェイトちゃん…。
わたしは助けを請うように、近くで黙々とお弁当を食べるアリサちゃんとすずかちゃんを見つめる。
すずかちゃんは、わたしに何とも言えないというような苦笑を返して、アリサちゃんは…
『何があったか知らないけど、早くフェイトを直しなさいよ』
と念話でも使っているかのように明確な思念をその視線から感じる。
二人とも…今はどうしようもないんだよ…。
そうしてわたしは、フェイトちゃんにお弁当の中の全てのものを食べさせてもらうという、恥ずかしい昼食の時間を過ごすことになってしまった。
しかも…フェイトちゃんだけ食べられないのはかわいそうだし、わたしもお腹いっぱいになってしまったので…わたしの持ってきたお弁当をフェイトちゃんにあげて…。
フェイトちゃんは何だか、わたしに食べさせてもらいたかったような、そんな目をしていたけれども…時間も無かったし、恥ずかしかったので…。
…やっと放課後になった。いつもなら、放課後になるのもあっという間だなぁなんて思っていたけれども…今日は、何だかずいぶんと長く感じた。
今、わたしはフェイトちゃんと歩いて、ハラオウン家に向かっている。…エイミィさんの連絡通りに、フェイトちゃんを元通りにするために。
…それにしても、今日はアリサちゃんやすずかちゃんにも迷惑かけちゃったな…。
アリサちゃんは別れ際
「フェイトを早く直してきなさいよ〜」
と耳打ちしてくれたし…。今日の夜にでも何があったか、メールで伝えておいたほうがいいよね…。
そんなことを考えていた時だった。
「ねぇ…なのは…。ちょっと、寄りたいところがあるんだけれど、いいかな」
隣を歩くフェイトちゃんが…―今日のフェイトちゃんにしては―控えめに、尋ねてきた。
…本当は、まっすぐハラオウン家に向かうべきなのだろうけれども…別に寄り道しても、問題は無いはずだよね…。
断る理由も無いし…。わたしは、小さく頷いた。
そうして、フェイトちゃんについていってたどり着いたのが…
「ここ…」
海を臨む橋の上。いつかもこうしてフェイトちゃんと一緒に、ここで話をした。
……わたしたちが名前を呼び合って、リボンを交換して…友達になった場所。
そんな特別な場所に…フェイトちゃんは、何の用が、あるのかな…。
「なのは…。お話が、あるの…」
まるで重い話を切り出すかのように、フェイトちゃんは顔を伏せて、少しずつ切り出した。
「うん…。いいよ、わたしでいいなら…。なんでも、話して」
悩み事でもあるのかな…。
わたしの答えに、フェイトちゃんは頷いて小さくありがとう、と言う。
「なのはとは…ここで…半年とちょっと前に友達になれて…。…それで今こうして一緒に居られて…すごく、嬉しい」
「…フェイトちゃん…。うん、わたしも、同じ…。わたしも、嬉しい…」
嘘偽りのない返答。フェイトちゃんと一緒に居られるようになってからの時間は…楽しくて、嬉しくて…ちょっぴり刺激が上乗せされて…。
「なのはは、わたしにとって特別な人。わたしを救ってくれた、恩人…。とっても、大切な人…」
「うん…」
フェイトちゃんは、そう…わたしにとってのフェイトちゃんも、特別な人。
分かりあいたくて、ぶつかり合って、…やっと友達になれて…。
そうして、今…フェイトちゃんがくれたいろいろなものがある。
「でも…気づいてしまったんだ…」
「…何に?」
フェイトちゃんは、わたしの方を向きなおす。
夕日を受けて輝くフェイトちゃんの金髪が、綺麗で…どこか、遠い世界のようなものに感じられて…見入ってしまう。
「わたしの、気持ちに…」
そこで、フェイトちゃんは、一度言葉を切る。
わたしは…フェイトちゃんが、これから言わんとしている事を推し量っていた。
…フェイトちゃんの、気持ち…。
これまで気づかなかった何か?それは…なんだろう…。
そして、フェイトちゃんがわざわざこの場所を選んでこのわたしに話しをしようとする理由…。
「フェイトちゃん…」
「なのは」
話の先を促そうとするわたしの声は、凛としたフェイトちゃんの、わたしの名前を呼ぶ声に掻き消される。
わたしは…フェイトちゃんを、待つ。フェイトちゃんは…多分…これから、大事なことを言おうとしてるんだ…。
…フェイトちゃんは、深く息を吸い込み、ゆっくりと、吐き出して…改めて、わたしを見据える。真正面から。真摯なまなざしで。
「なのは…」
「うん…」
何故か、緊張する。思わず、生唾を飲み込む。様子を見るに、緊張しているのは、フェイトちゃんの方なのに…。
掌が、汗ばんでいるのを感じた。でも、今は、それをぬぐう余裕も無い。
そして、静かに、フェイトちゃんの口が開かれて…
「わたしは、…なのはが好きです。わたしは、高町なのは…なのはのことを、愛しています…」
「……」
息を、呑む。何か…自分が高いところから突き落とされたような、浮遊感。
フェイトちゃんの表情は、まっすぐで…恥ずかしがっているのか、顔は真っ赤だけれども…それでも、逃げないようにと自分を奮い立たせているかのように、ぎゅっとこぶしを握っている。
それは…わたしのことを「友達として」愛しているというわけじゃなくて…ましてや、冗談を言っているような態度にも見えなくて…
つまりは、そういうことだと…わたしに確信を抱かせる。
――フェイトちゃんは、わたしに、本来異性に向けるべき感情を、わたしに向けている…。
不快感は無い。あるはずなんて、無い。たとえそれが他の人に言われてわたしが傷つくような言葉でも、フェイトちゃんなら違うと思う。
フェイトちゃんは、わたしを傷つけようなどと思っていないと信じているし…実際、フェイトちゃんはわたしを大事に思ってくれているから…。
……今…わたしの心の中にあるのは、ただただ、戸惑いだけだった。
人を好きになったことくらいあるけれど…それは、異性に対するものではない。…わたしは、恋に落ちたことが無いんだ…。
だから、今…フェイトちゃんの思いに、どう答えていいかわからない。「恋人として愛したい」が、分からない。
今のわたしじゃ…フェイトちゃんに対する言葉が、用意できない…。
「え、えっと…」
重い空気を何とかしたい…。そんな心のどこかにあった思いを具現化してしまったのか…わたしは、冗談めいた笑みをこぼす。
…でも、すぐに後悔する。…今のこの状況は、ごまかしていいものじゃ、決して無い。今のわたしの精一杯を使って…フェイトちゃんの言葉に、答えなければいけない…。
「フェイトちゃん…」
「はい…」
覚悟を決めたような顔。…これから言わなければならない事に、少しだけ罪悪感。
「今は…わたしは、フェイトちゃんの思いに答えられないんだ…。わたし、恋とか…そういうの、まだ分からないから…」
「…うん」
「だけど…わたし、考えるから…。答えを出すから…。だから…わたしに…時間を、下さい」
「……」
これが、今の精一杯。わたしには、考える時間が必要で…。
フェイトちゃんの思いは、今ここで、その場の勢いで答えていいものであるはずもなくて…。
だから、これが、わたしの答え。
「なのは…」
見ると、フェイトちゃんは瞳に涙をたたえて、でも必死になって泣くのを我慢しているようで…。
それでも耐え切れずに…顔に手を当てて、俯いてしまう…。
「フェイトちゃん…。ごめんね…。酷いことを、言っちゃって…」
フェイトちゃんとしては、できるだけ早く答えが聞きたかったはず…。
でも、その答えを…わたしは、先送りにしてしまった。
「なのは…ごめんね…」
嗚咽に混じって、フェイトちゃんの謝罪が、聞こえてくる。
その「ごめんね」は痛くて重くて…わたしの胸を抉っていくような痛みがして…。
でも、フェイトちゃんの方が、痛いはず…。だから、わたしは、甘んじてこの痛みを受け入れる必要が、ある。
「謝らないで。…絶対、答えを出すし…それに…フェイトちゃんの事は、何があっても嫌いにはならないよ」
うん、うん。フェイトちゃんは、静かにうなずく。
…フェイトちゃんが泣いてるのに…今、抱きしめることは、できない。
それはまるで…彼女にこれまでと同じように「友達として」接していることになるようで…。
まだ結論を出せていないわたしには、何も、できなかった。
ああ…。このフェイトちゃんは…確かに、いつものフェイトちゃんじゃないんだよね…。
でも、これは、そういう理由で言い逃れできない事。必ず考えなければならないこと。
そして…たとえ今日、この後いつものフェイトちゃんが戻ってきても…いつか、同じようなことを考える必要のある日が来る。そう思う。
だから…わたしは…。
「ただいま」
「おじゃまします」
わたしたちはそれぞれ、静かに言いながらハラオウン家に上がる。
リビングで…エイミィさんが待っていた。
「あれ?何だかやけに時間食ったねぇ。何か、あった?」
何かは…確かにあったけれども…。わたしは、ごまかすように苦笑を浮かべた。
エイミィさんは、さほどそれに気にならなかったようで、早速と言って赤い液体が入っている瓶を持ってきた…。
「こ、これは…?」
わたしは、エイミィさんの持つ瓶を指差す。すると、エイミィさんは笑いながら頭をポリポリとかいた。
「いやー、あっはっは!わたしの憶測によると、多分昨日フェイトちゃんはわたしの用意したクスリを飲んじゃったんだと思うんだよね〜。実害は無いけれど…まぁ、今日なのはちゃんが見ていたような状態になっちゃうわけよ」
コップになみなみと注がれる赤い液体…。クスリって…これ、何なのだろう…。
「さ、フェイトちゃん、飲んで」
エイミィさんにコップを差し出され、フェイトちゃんは戸惑う。
「わ、わたしだけ?なのはには?」
「え、えっと…」
「いや〜、これなのはちゃんの口には合わないようで…。フェイトちゃんにも味見して欲しいわけよ。だから飲んで!お願い!」
慌てたわたしにエイミィさんがフォローを入れてくれる。対するフェイトちゃんは…首を傾げつつも、その液体を、飲んでくれた。
「あ、おいしいよ、エイミィ。これ…イチゴ味なんだ」
本当に、美味しそうに飲み干すフェイトちゃん。ますます、その液体って、何だろう…。
そんな疑問を浮かべつつも…こうして…長いようで短い、いつもとは少し違う一日が、終わったのだった。
「ふぅ〜…」
思わず、ため息。今日は、いろいろなことがあった。
フェイトちゃんがいつもと違ってて…フェイトちゃんが気にかけてくれて。
…フェイトちゃんが、わたしに告白して…。
あ…。
思い出してみると…やっぱり何だか、恥ずかしい。でも…。やっぱり、決して不愉快には思わない。
むしろ、胸の中が温かくなって、何だかじっとしていられなくなりそうで…。
あぁ…もしかしたら、わたしの中ではもう…ある程度、答えは出ちゃっているのかも…。
あんなに一途に気にかけてくれるフェイトちゃん…。いつもはあまり意識してなかったけれども、フェイトちゃんは、綺麗で、可愛くて、優しくて…。
フェイトちゃんの事を褒めるための文章を書くだけで一体何枚原稿用紙が使われるだろうか…。
…けれども…。
あの後、赤いクスリを飲んだフェイトちゃんは、どうやら何も覚えていなかったらしくて、今自分がどうしてここにいて、どういう経緯があってわたしがハラオウン家にいるのかも思い出せなかったようだった。
結局、その時刻を伝えて、フェイトちゃんとの日課の魔法練習をし始めるとだんだんと元に戻ってきて…。
わたしが帰る時間の頃には、すっかりいつものフェイトちゃんだった。
そして…わたしに告白したことも、忘れてしまっているはずだ…。
だから、わたしがあの時のフェイトちゃんに考えさせてと言った答えは…返答先が居ない問いになってしまったのかも知れないけれど…。
いや、そんなことは、ないよね。わたしがちゃんと考えをまとめたら…今度は、わたしから、切り出そう。
あの時…確かにあのフェイトちゃんはいつものフェイトちゃんじゃなかったけれど…。
それでも、フェイトちゃんは…体を震わせてた。怖かったんだ…。辛かったんだ…。
だから、今度は、わたしから。わたしも、あの時のフェイトちゃんのように…。
拒絶される時のことを考えると、確かに怖いけれども…それに立ち向かおう。
――それにしても、結局あのクスリは何だったのかな?
エイミィさんに聞いても、ちゃんとした答えはもらえなかった。
ただ、「このクスリの正体、なんだと思う?」
と、いたずらめいた表情を浮かべながら問いかけてくるエイミィさんに、一日のフェイトちゃんの様子を見ていて出した結論…。
魔法使いにありがちな「ホレ薬」だと答えると、エイミィさんは笑いながら否定して、
「なのはちゃんには多分、もっと、きっといいものだよ。だけど同時に卑怯でもあるから…。だから、これは一回だけの大ヒント。なのはちゃん、今日の事…どうにか生かして欲しいかな!わたしは、フェイトちゃんのお姉さんだからね!」
という謎めいたセリフを残していた…。
でも…いや…。それは、きっときっかけにすぎなくて…。
今回のこと関係無しに、きっといつか、言葉にしよう…。
わたしの思いを、伝えよう…。
Comment
…やっぱりエイミィさんは偉大だ…いっそフェイトちゃんあのままで…(マテ
なのはも全く違和感無かったですよwグッジョブmaisyuさんっ(笑)
なのはも全く違和感無かったですよwグッジョブmaisyuさんっ(笑)
Posted by: mattio |at: 2007/03/22 8:14 PM
こんなふうにして,あの鈍感ツンテールを自覚させる方向にするのもいいかもしれませんね。 ちなみにもしなのはが赤のポー○ョンを飲んだ場合どうなるやら。それもまた面白そうな妄想ネタですが。 ありがとうございました。
Posted by: mayu |at: 2007/03/22 9:44 PM
神様、仏様、エイミィ様。あなたは本当にすばらしい方だ。
あのようなフェイトの行動が見れて至福です。
ポー○ョン、ちょっと前にコンビニで見ましたね
あのようなフェイトの行動が見れて至福です。
ポー○ョン、ちょっと前にコンビニで見ましたね
Posted by: 鴇 |at: 2007/03/22 9:47 PM
策士エイミィ・リミエッタ此処に極まれり!って感じですね。
つか、エイミィさんアンタ何者?もしかして影の黒幕?
きっとあの薬は一種の「開放薬」なんでしょうね。心の中に隠しておいたあらゆるものを閉じ込めている扉のカギをこじ開けてしまうような。
自分の思いに心に素直になってしまうような。
まぁある意味「諸刃の剣」のような危険物質ですけどなのはとフェイトにはいい方向へ働いたようで…善哉善哉。
まぁとりあえず、本能のままに行動したらフェイトちゃんは凄いと言う事で(ぇ
あ、この薬、アリサに飲ませたらどうなるんだろう…クスクス…(黒い笑み)
つか、エイミィさんアンタ何者?もしかして影の黒幕?
きっとあの薬は一種の「開放薬」なんでしょうね。心の中に隠しておいたあらゆるものを閉じ込めている扉のカギをこじ開けてしまうような。
自分の思いに心に素直になってしまうような。
まぁある意味「諸刃の剣」のような危険物質ですけどなのはとフェイトにはいい方向へ働いたようで…善哉善哉。
まぁとりあえず、本能のままに行動したらフェイトちゃんは凄いと言う事で(ぇ
あ、この薬、アリサに飲ませたらどうなるんだろう…クスクス…(黒い笑み)
Posted by: LNF |at: 2007/03/22 9:49 PM
ほほほほ〜
いいですね〜いい仕事してますね〜
このクスリのアイディアは面白いですね〜
また、話もなのフェイで最高ですよ〜最高ですよ≧≦
いいですね〜いい仕事してますね〜
このクスリのアイディアは面白いですね〜
また、話もなのフェイで最高ですよ〜最高ですよ≧≦
Posted by: とぅうふ |at: 2007/03/23 1:02 AM
>mattioさん
恋人になった後であの状態ってのも考えましたw
なのはさんは敏感なのか鈍感なのかよく分からない思考になってしまいました…
主人公らしいって言えば主人公らしいですね
>mayuさん
そうですねw強引な手段を使ってみましたよw
素直ななのはさんも見てみたいですねw10分でフェイトを口説き落としそう?
>鴇さん
もっと「大好きだよなのは〜」とか言わせたかったって未練もありますがw
ポー○ョンと言えばしばらく前に賞味期限が切れたものを友人に飲まされました。
…表現しにくい味でしたね。
>LNFさん
実はあのクスリは「素直になる薬」であるとか、エイミィは本当はクロノに飲ませようと用意したので本当に策士だったとか、後日すずかがアリサに飲ませる為にクスリを貰いにエイミィに接触を図ったりとか書こうとしてましたw
そこら辺は長さの都合上切りましたが、そうですね…アリサにってのは確かに書いてみたいかもw
>とぅうふさん
どうもどうも〜。自分的には甘さは控えめな感じですがw
クスリはいろんなキャラで試してみたい話ですね。主にアリサとかすずかとか…。
恋人になった後であの状態ってのも考えましたw
なのはさんは敏感なのか鈍感なのかよく分からない思考になってしまいました…
主人公らしいって言えば主人公らしいですね
>mayuさん
そうですねw強引な手段を使ってみましたよw
素直ななのはさんも見てみたいですねw10分でフェイトを口説き落としそう?
>鴇さん
もっと「大好きだよなのは〜」とか言わせたかったって未練もありますがw
ポー○ョンと言えばしばらく前に賞味期限が切れたものを友人に飲まされました。
…表現しにくい味でしたね。
>LNFさん
実はあのクスリは「素直になる薬」であるとか、エイミィは本当はクロノに飲ませようと用意したので本当に策士だったとか、後日すずかがアリサに飲ませる為にクスリを貰いにエイミィに接触を図ったりとか書こうとしてましたw
そこら辺は長さの都合上切りましたが、そうですね…アリサにってのは確かに書いてみたいかもw
>とぅうふさん
どうもどうも〜。自分的には甘さは控えめな感じですがw
クスリはいろんなキャラで試してみたい話ですね。主にアリサとかすずかとか…。
Posted by: maisyu |at: 2007/03/23 1:17 AM
>「素直になる薬」
その昔、東方シリーズの魔理沙×アリスで全く同じような内容の話(http://d.hatena.ne.jp/asagihara/00000003)を書いた俺が通りますよ!(ぁ
というわけでアリサさんに飲ませるネタは俺が華麗にいただきました(ぇ
一日中ラブラブモード全開でアリサさんがすずかさんにべたべたしまくる話を妄想の赴くままに! 普段すずかさんが言い出すことを全部先に言ってやってしまうアリサさん! おはようのちゅーとか「はい、あーん」とか腕組んだりとか! ……ああっ妄想が止まらないっ!?
……ば、BURNING書きます、書いてますっ!? うああああんっ!?
(夜中なのでテンションがおかしいですご了承ください)
その昔、東方シリーズの魔理沙×アリスで全く同じような内容の話(http://d.hatena.ne.jp/asagihara/00000003)を書いた俺が通りますよ!(ぁ
というわけでアリサさんに飲ませるネタは俺が華麗にいただきました(ぇ
一日中ラブラブモード全開でアリサさんがすずかさんにべたべたしまくる話を妄想の赴くままに! 普段すずかさんが言い出すことを全部先に言ってやってしまうアリサさん! おはようのちゅーとか「はい、あーん」とか腕組んだりとか! ……ああっ妄想が止まらないっ!?
……ば、BURNING書きます、書いてますっ!? うああああんっ!?
(夜中なのでテンションがおかしいですご了承ください)
Posted by: 浅木原忍 |at: 2007/03/23 6:05 AM
>浅木原さん
おぉ…東方のSSも書いてたのですか。
これは…ごちそうさまでしたw
どうぞネタ持っていってくださいw
是非とも見てみたいですよ!普段表に出さないだけで、アリサは心の中ではどれほどすずかを想っているか…。
でも、BURNING執筆もありますから、あまり無理をしないようにしつつ頑張ってください!(何
おぉ…東方のSSも書いてたのですか。
これは…ごちそうさまでしたw
どうぞネタ持っていってくださいw
是非とも見てみたいですよ!普段表に出さないだけで、アリサは心の中ではどれほどすずかを想っているか…。
でも、BURNING執筆もありますから、あまり無理をしないようにしつつ頑張ってください!(何
Posted by: maisyu |at: 2007/03/23 12:29 PM
また、読み返してみて思ったのですけど、もしかしてエイミィ…クロノや自分に…なんてとか思っちゃったりし、夫婦になったことですね。まぁドラマCDでもいいですけど、ヴィヴィオの件含めてこれからどうするかの話があったりするといいでうけど。
Posted by: mayu |at: 2007/07/01 2:59 PM
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