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魔法少女リリカルなのはBURNING 第11話「名前 -eternal blaze-」(7)
 第11話その7。明かされる――真実。









     ◇

 この世界がただの夢ではないということを、誰が証明できるだろうか?
 目に見えているものが現実であることを、誰が保証してくれるだろうか?
 ――そんな果てしなく不毛な疑問が、不意にクロノの頭をよぎった。
「見えて、いない……と?」
 呻くように、エディックが呟き、その背後を振り向く。
 誰もいないはずのそこに、エディックは一体誰の姿を見ているのか。
 そこに何の存在も認識できないクロノには、解るはずもない。
「……何度確かめたって、同じだ。そこには誰も、いない」
 クロノもまた、ひりつくような喉の渇きを覚えながら、その問いに答える。
 ――エディックがこちらを惑わそうとしているのではない。エディックの困惑は本物だ。エディックは、そこに誰かがいると確信している。
 そしてクロノは、そこに誰もいないと確信している。
 乖離する認識。ずれた世界。同一であったはずの光景は、間違い探しのようにすれ違う。
 ならば、そのどちらが正しいのか。
 ――それとも、あるいは。
「…………まさ、か」
 唸るように呟いて、クロノは手元のそれに目を落とした。
 書籍型インテリジェントデバイス、H2U。
 ここから5年後の世界で、クロノが手にし――今はここにあるはずのないもの。
 だが、それは確かにここにあって。
 ……そして、クロノはひとつの仮説に辿り着く。
 自分の見ているこの世界と、エディックの見ている世界が、どこかすれ違っているのは間違いない。同じ場所に、ふたりは異なるものを見ている。
 そして、『時の砂礫』。その時間遡行が記憶に依存するならば。
「――――っ」
 ぶるりと身震いし、そしてクロノはひとつの術式を詠唱する。
 それは、この時間のクロノがまだ習得していないはずの魔法。
 故に手にしたS2Uにも入力されていないはずの――魔法。

「……ストラグルバインド」
『Struggle Bind』

 ――その、記憶されているはずのない魔法を、S2Uが瞬時に発動する。
 そして、伸びた魔力の鎖は、凍り付いたように立ちつくしたエディックに絡みついた。
「…………っ!」
 エディックが息を飲み、――次の瞬間。
 バインドに付加された魔力効果の強制解除機能が、発動する。

 エディックの身体を包み込んでいた、魔力の殻が砕け散り。
 ――そこにいたのは。
 5年前、15歳のエディック・スコールではなく。
 20歳の、エディック・スコールだった。

「な……っ!?」
 エディックが、突如として本来を取り戻した己の姿に、愕然と目を見開き。
 それを見届けたクロノは、今度は自分へとストラグルバインドを発動する。
 ――クロノの身体を絡め取った鎖が、その身を包んでいた魔力効果をはぎ取って。
 その場に現れたのは、16歳のクロノ・ハラオウン。

「……そうか。そういうことか……」
 この時間からは5年後にあるはずの、自分の姿が戻ったことを確かめて、クロノは慨嘆するかのように呟いた。
 ――ああ、なんて悲劇。なんて、喜劇。
 アルハザード。かつて滅びた神秘の都。その秘術の伝説は、どこまで人を踊らせる。
 願いが故に。祈りが故に。……悲しいまでに、人は踊らされ続けるのだ。
「何が、……一体、これは」
 バインドに身を囚われたまま、呆然とその場に膝をつくエディック。
 その元へ、クロノはゆっくりと歩み寄った。
「……命を甦らせること、時を遡ること。それが、魔法技術の二大不可能原則だ」
「それが……何だというのです」
「ロストロギアもまた、魔法技術の産物である以上……それは決して変わらない。そういうことだ、エディック」
 絶望か、憤怒か、理解の拒否か。ただ平坦な表情で見上げるエディックに、クロノは静かにそれを告げる。――自らの辿り着いた結論を。
「ロストロギア『時の砂礫』。その能力は、術者の意識を過去へ遡らせることじゃない」
 ――そう、あのはやての推測は、結局のところ的を射ていたのだ。
 物理的な移動でも、意識の移動でもないとすれば、時間移動という前提が間違っている。
 過去を遡ることなど、ロストロギアであっても……出来はしないのだ。
「その能力は、おそらく時間と空間の認識を錯誤させること」
 エディックの顔が、みるみる歪む。愕然と。呆然と。――拒絶するように。
「使用者と、範囲内の不特定多数に、それぞれの記憶に基づいて、望む形に時間と空間を錯覚させる――それが、『時の砂礫』の能力なんだ」

 そう、問題になった、エディックによるブレイズキャノンの回避。
 あのとき、ブレイズキャノンの発射を見たエディックは、「発射前へ遡って回避し、クロノの背後へ回り込む」ことを望み――エディックの認識する世界は、ブレイズキャノンの発射前に修正された。――そしてエディックは、現実には既に放たれていたブレイズキャノンを回避し、クロノの背後へと回り込んだ。事実はそれだけ。
 そして、エディックへ向けてブレイズキャノンを放ったクロノは、それが「命中する」ことを望んだ。故に、命中の瞬間までエディックの姿は、ブレイズキャノンの弾道上に認識されていた。――既にそこにエディックは居なかったにも関わらず。
 その認識の乖離は、客観的な視点での観測が無い限り、指摘することは誰にも出来ず。
 ジャミングによって観測を阻まれた結果として、幻想は保たれた。
 それが過去へ遡るロストロギアであるという幻想は、認識によって保たれ続けた。

 そして、この5年分の時間遡行も、また等しい。
 エディックはセレナを助けることを望み、その認識する世界は五年前へ遡り。
 クロノはエディックを止めることを望み、その認識する世界は五年前へ遡った。
 しかし、二者の記憶が同一である道理などどこにもなく。
 結果として、『時の砂礫』の構築した過去には齟齬が生じる。
 エディックは、己が助けた少年の姿を記憶しているが故に、少年の姿が見え。
 クロノはその少年を知らないが故に、少年の姿が見えない。

 つまるところ――この再生された過去は、エディックとクロノ、それぞれの記憶に基づいて構築された舞台に過ぎず。……過去そのものではあり得ない。
 それ故に、クロノの元にはH2Uが残り。
 幻想の姿は、ストラグルバインドの効果によって、破壊される。
 ――それだけのことだった。

「………………………………そんな、馬鹿な」
 長い長い沈黙を経て、そしてエディックは、ただ一言そう呟いた。
 その響きは、あまりに低く、あまりに重く、――あまりにも、絶望的に、狂気。
「そんな、馬鹿なぁぁぁぁぁぁっ!!」
 絶叫をあげて――エディックは魔力の戒めを破壊する。
 そして、もはやクロノには目もくれずに、彼は走りだした。
 ただ一心に、走りだした。

     ⇔

 力任せにデバイスごと叩きつけた魔力が、暴力的に結界を破壊する。
 その反動にたたらを踏み、跳ね返った痛みに顔を歪めながらも――エディックは。
 躊躇いもなく、全てを振り払い、走りだす。
 記憶のままの、その光景。クラナガンの駅。5年前のあの日。
 全てはただ記憶のままで、
 ――これが、この現実が、この世界そのものが、幻想だと?
 ロストロギアが見せる、己の記憶のリプレイに過ぎないと?
 今までの『時の砂礫』を用いた実験も、その戦闘時の利用も全て、自分の望む形に錯覚させられていただけだったと?
 そんな馬鹿なことがあるか。――あってたまるか!
「セレナっ……セレナぁっ!!」
 叫ぶ。全てを振り払うように叫んで、ただエディックは走り続ける。
「セレナぁっ――」

 ふと脳裏に去来するのは――過ぎ去った日々の残影。
 初めて彼女と出会った日。内気で気弱だった自分を、強引に外に連れ出して、泥まみれにして笑っていた。泣きべそをかいた自分の頭を撫でてくれた。
 初めて魔法を覚えた日。「すごいすごい、エディは才能あるよ」と自分のことのように喜んでくれた。お互いに色んなことを教え合って、頑張って。
 彼女が壊してしまったデバイスを、手探りで直してあげた日。涙目で「ありがとう」と言った彼女の笑顔が眩しくて――そのときたぶん、自分は彼女に恋をした。
 2人で立ち向かった9年前の事件。彼女に守られてばかりだったけれど、一度だけ彼女の危機を救えたことが、とてもとても誇らしかった。
 管理局にスカウトされて、ふたりで約束をした。一緒に執務官になろうって。
 彼女の背中を追いかけながら、一緒に歩けるだけで幸せだった。
 デバイス工学に夢中になった自分に、呆れたように苦笑していたり。
 模擬戦で負けた僕に手を差し伸べて、いたずらっぽく笑っていたり。
 食堂で苦手なアスパラガスを前に目を白黒させていたり。
 読んだ本が面白かったという話を、念話で延々し続けたり。
 未整理な無限書庫に潜り込んで、目をキラキラさせていたり。
 ――そんな、たくさんの彼女の表情が、そのひとつひとつが宝石のようで。

 好きだった。
 本当に、本当に、彼女のことが好きだった。
 彼女がいるだけで――世界はどこまでも、輝いていた。

 勇気を振り絞って、彼女に好きだと告げた日のこと。
『んー、正直今のエディじゃ、厳しいかな?』
 小首を傾げて、頬に指を当てて、彼女はそんな風に答えた。
『だってねー。身長も魔導師ランクもまだ私より下だし。引きこもりの研究バカだし、人と話すよりデバイス弄る方が好きな根暗だし、見た目には無頓着だし、何日もお風呂入らないでいるし、放っておいたらご飯食べるのも忘れるし。私との模擬戦の勝率は3割台前半だし、泣き虫だしおねしょするし迷子になるし木登りして下りられなくなるし』
 いつの話ですかっ、と叫んだ自分に、彼女はからからと笑って。
『そんなわけで、セレナさん判定によれば、合格ラインにはほど遠いねー。私の理想は高いのですよ』
 ――その言葉に、がっくりと肩を落とした自分に。
 けれど彼女は、とっておきの秘密を耳打ちするみたいな表情で、言ったのだ。
『ま、でも、将来性ボーナスを加算すれば、ギリギリセーフ、かな?』
 何を言われたのか、一瞬自分には理解できなくて。
『先物取引ってトコかな? その代わり、きちんと私の理想に届いてくれなきゃ困るんだからね?』
 ……そこでようやく、気付いた。それが、OKを意味する言葉だということに。
『てゆか、まさか相手になってくれそうなのが私しかいないからとか、そういうオチじゃないでしょうね? それだったら流石に怒るよ?』
 頬を膨らませて言う彼女に、慌てて自分が弁解すると、彼女は急に頬を染めて。
『解ってるよ、エディ。……ありがと』
 ――そう言ってはにかんだ顔は、今まで見たどんな彼女の表情よりも、素敵だと思った。
『ふふっ、真っ赤。エディってば可愛いー』
 そしてまたいつものように、彼女は自分をからかって笑った。
 いつもと変わらないけれど……いつもよりも、少しだけ幸せが上乗せされた。
 そんな……そんな日のこと。

 幸せだった。
 本当に、本当に、幸せだった。
 彼女がいるだけで――世界はいつまでも、煌めいているのだと信じていた。

 未来があると信じていた。
 彼女といる未来が、どこまでも続いていると、あまりに無邪気に信じていた。
 自分も、きっと彼女も。ただ、信じていた。
 それなのに。それなのに。――それなのに。

『エディは? エディはどうして……執務官になろうと思うの?』
 それはいつの問いかけだっただろう。
 ――どうして自分は、執務官になろうと思ったんだろう?

 ああ、それはただ。本当に、今思えば馬鹿みたいな理由で。
 ただ……彼女の理想に近づきたかったのだ。
 彼女のとなりに、胸を張っていられる自分でありたかった。
 そうなれる未来を目指したくて、執務官になろうと思った。
 彼女と同じ道で、彼女の背中でなく、横顔を見て歩けるように。
 そうして――いつか、彼女の理想の、エディック・スコールになりたかった。

「セレナっ……セレナぁ……っ」

 ああ、泣くな。泣き虫は管理局に入った時に卒業したはずだろう。
 彼女に守られる、頼りない弟分のままでいたくなかったのだろう。
 だから泣くな。泣いたらまた笑われる。――彼女の理想から遠くなる。

 セレナ。
 背も、あなたを追い越した。
 魔導師ランクだって、あの頃のあなたより上になった。
 自分はもう、泣き虫で弱虫で根暗でひ弱だった、エディ坊やではなくて。
 ――セレナ・オズワルドを心から愛する、エディック・スコールという男なのだと。
 そう伝えたくて。そばにいたくて。あなたを好きなままでいたくて。

 セレナ。セレナ。――セレナ。
 自分はあなたに守られてばかりだった。助けられてばかりだった。
 最後まで、――最期まで、私はあなたに守られて。
 あなたを守ることが、出来なかったから。
 今度こそ。今度こそ――あなたを守る。
 あなたを助けて、あなたを守って――そして、胸を張って。
 エディ坊やとしてではなく、エディック・スコールとして。
 あなたに好きだと。
 あなたを愛していると。
 エディック・スコールは、セレナ・オズワルドを――生涯愛することを誓うと。
 そう言ったら、きっとあなたは、またからかうように笑って。似合わないとか言って。
 ……けれどきっと、はにかんで頷いてくれるから。
 まだまだ理想には遠いんだけどね、とか言いながら。
 きっと。きっと。――きっと。

 ああ――セレナ。早くあなたの元へ辿り着かなければ。
 もう時間がないのに。もうすぐあなたの人生が理不尽に途切れてしまうのに。
 それを止めるために――あなたを守るために、ここに来たのに。
 そして今も、走り続けているのに。

 ――どうして辿り着けないのだろう?

 走っても、走っても、走っても、走っても。
 辿り着けない。彼女のいる場所に、最後の爆弾の場所へ辿り着けない。
 景色は流れているのに。まるで無限回廊に囚われたように。
 セレナのいるはずの場所へ、辿り着けない。

 だって自分はその光景を知らないから。

 最後の爆弾がどこに仕掛けられていたのか、知っている。
 セレナが死んだ場所がどこなのか――知っている。
 そこは、駅の奥にある機関部。通常は立ち入り禁止の区画。
 だから自分は、そこに入ったことがない。
 機関部の光景など、記憶にない。
 そのどこに爆弾があって、セレナがどんな風に爆弾と対峙していたのかを、知らない。
 全てが吹き飛んでしまったあとの――残骸しか、知らない。

 だから辿り着けない。
 そこが記憶にない場所だから。
 セレナの元へは永遠に辿り着けない。
 ここは自分の記憶が構築した世界なのだから。
 記憶にない場所は、この世界には存在しないのだから。

 自分は決してこの世界でセレナを救うことなど出来ないのだ。

「セレナぁぁぁぁぁぁぁ――――っ!!!」
 吼えるように叫ぶのと――踏み出した右足が滑るのは同時。
 腕が空をかき、足がもつれて――エディックはその場に叩きつけられて。
 そして、咄嗟に顔を庇った瞬間に。――腕時計の指す数字が、目に入る。
 絶望的な数字が、視界を埋め尽くす。

 3時、35分。

 セレナ・オズワルドの、死亡時刻だった。


 そして、地鳴りのような遠い残響が、世界にこだまして――消えた。

     ◇

 細く白い指が、痛いほどにフェイトの手首をきつく握りしめていた。
 崩れかけた大地に爪をたてて、その顔をしかめながら。
 腕一本でぶら下がるフェイトの体重を――プレシアは、その腕で、支えていた。
「かあ、さ……ん」
 呻くようなフェイトの声に、プレシアは答えない。
 ただ――見上げるフェイトを、見つめ返すその瞳は。
 どこまでも……どこまでも、透き通って。

 ああ――どうして。どうして今更。
 今になって、そんな風に。
 そんな……優しい瞳で。
 偽りの記憶の中にあるような――瞳で。

「かあさん……っ」
 フェイトは叫び、そして掴まれた右腕に力を込める。
 この手を、握り返さなきゃ。
 母さんが、掴んでくれた手だから。
 やっと、届いた。
 やっと、やっと、やっと――

 ――再び、世界が激しく揺らいだ。

 掴みかけたフェイトの手が。握りしめていたプレシアの手が。
 突き抜けた衝撃に、ずるり、と。
 どこまでも無慈悲に。残酷に。――滑る。
「――――――ッ!!」
 フェイトの身体が、宙に投げ出されて。
 そして――プレシアの身体もまた、バランスを失って、放り出される。
 落ちる先は、ただ、奈落。
 かつて落ちていった場所に――母の身体が、また、落ちていく。
 今度は、自分と一緒に。

「フェイトちゃん――――っ!!」
 悲鳴のような声も、どこか遠くて。
 重力の中で――ただ、フェイトは手を伸ばした。
 一度離れてしまった手を、もう一度掴み直そうとして。
 母さん。……母さん。母さん。
 今度は、離れないから。
 必ず、最後まで、あなたを守るから。
 だから――

 けれど、目の前のプレシアは、空中でこちらを振り向いて。
 ――伸ばされたフェイトの手を、掴もうとはせずに。

 そして、その代わりに――フェイトの手を、柔らかく小さな手が掴む。

 がくり、と落下が止まり、再び腕にかかった衝撃にフェイトは呻く。
 ――そして、ゆっくりと上昇していく身体。
 認識が、事態に追いつかない。
 ただ――フェイトが見ていたのは。
 虚数空間へ向かって落ちていく、母の身体。
 それはまるで、あのときのように。
 母の身体は、遠く、遠く、果てもない深淵へ――消えていく。

 けれど、ひとつだけ違いがあるとしたら。
 母の瞳が見ていたのは、カプセルに眠るアリシアではなくて。
 ――ただ、こちらを見上げていて。

 消えかかった母の唇が、微かに震えた気がした。
 紡がれたのかどうかも定かでない言葉は、もちろんフェイトには届くはずもなくて。
 けれど――けれど。

「かあ、さん……かあさあああああああああああんっ!!」

 漆黒の深淵は、その悲鳴すらも飲みこんで――プレシアの身体は、闇に、消えた。

     ◇

 そう、全ては欺瞞で、偽善で、どうしようもなく滑稽な喜劇だった。
 結局のところ――自分の為したことは、救えたかもしれないひとりの少女を見殺しにしただけ。ひとりの魔導師が、その全てを賭した希望を、粉々に打ち砕いただけ。
 ただひとりの、どうしようもなく哀れな被害者を生み出しただけ。
 駅全体を揺るがすような地鳴りは、ただその事実をクロノに突きつけるだけだった。
「…………――――――――――」
 目の前で、エディック・スコールが呆然と倒れ伏している。
 全ての理解を拒絶するような、虚ろな瞳で……ただ虚空を見つめている。
 壊れてしまった人形のような、その瞳。
 貼り付けた微笑もない、あまりにも無感情な、――生きることを放棄したような顔。
 これが、結果だ。
 自分の為した選択の――結果だ。
「…………っ」
 口の中に、じわりと鉄の味が滲んだ。その錆を飲みこんで、クロノは顔をあげる。
 無言のまま、その手に取り出すのは一枚のカード。かつての師から託された杖。
 ……ああ、結局自分のしたことも、彼と何も変わらないのだ。
 彼が闇の書の主を、永遠の眠りにつかせようとしたのは、ただ悲劇を終わらせるためで。
 それはきっと間違いでは無かった。
 誰も――間違ってなどいない。
 同時に、正しくもなかった。
「…………エディック」
 かける言葉に、エディックは答えない。その心はもう……何の反応も返さない。

 過去は変えられない。
 為してきた選択に、正解も間違いもありはしない。
 出来るのはただ――為した選択が正解に近づくように、今を戦うことだけだ。

 ――そんな言葉が、何の慰めになるだろう。
 そんな言葉で、誰が救われるというのだろう。

 この世界が幻想だなどという事実も――何の言い逃れにもなるはずはなくて。
 ただ、セレナ・オズワルドは死に、エディック・スコールは壊れてしまった。
 ああ、なんて、喜劇。自分も、彼も……どこまでも、道化でしかない。

「デュランダル」
『Yes, Boss』
 クロノはただ、氷結の杖をその手に顕現させる。
 道化の舞台は、これで終わりだ。出番を終えた役者は、ただ舞台を降りるだけ。
 だからせめて……この手で、喜劇の舞台に幕を引こう。

 そして、ふと思い出す。エディックとともに、過去を目指したひとりの少女を。
 ああ――彼女もまた、どこかの過去で、優しい幻想に抱かれているのだろうか。
 それとも……目の前の彼のように、幻想の前に心を壊されているだろうか。
 解るはずもない。クロノには解るはずもない。……けれど。
「……なのは。どうか――フェイトを救ってくれ」
 祈るように、クロノは呟いて。
 そして、デュランダルを天に振りかざす。

「悠久なる凍土、その棺のうちにて、幻想をも凍てつかせよ――エターナルコフィンッ!!」



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| 浅木原忍 | 14:49 | comments(14) | trackbacks(0) |
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Comment
やはりそういうことでしたか。その能力は対象者の記憶を遡り、望む時へ遡り再生する。ただ、記憶を元にする以上その者知らないことが再生されることはない・・・一度世界が記憶したことを変えることはできない。
エディックもこうなるとかける言葉もありません・・ロストロギアという幻想に惑わされ、いくつもの罪を犯してきた、愛する人のために・・・しかし、それも叶わぬ夢、過去を変えるは世界を変えることと同等それは神ですら不可能なこと、人ができるばずないのことだから

今はクロノと同じ気持ちですね、『フェイトを救って下さい』ただそれだけです。明日が待ちきれません

携帯変えたわいいが打ちずらい・・・
Posted by: 鴇 |at: 2007/03/16 3:38 PM
 久しぶりにネットにつながった……なんだよ残業15時間って、徹夜じゃないか。むしろ家に帰るのも久しぶり……(涙)

 天邪鬼、という言葉が頭の中を通り過ぎました。誰が、じゃなくて、現実が。
 まあ、いくら失われた文明の遺産(ロストロギア)とはいえ、この世に形あり存在ある以上何かしらの制約がつくでしょうね、確かに。哀れ、エディック。彼には更正してほしい、男なら過去如きに負けるな!!


 可能性は所詮可能性、希望はどこまで行っても希望に過ぎず、数多の可能性から掴み取ったそれはすでに現実。そして現実は次の瞬間から過去に成り下がり、次の選択を待ち受ける。悔やんでからでは遅い、悔やまぬ未来が欲しかったのに―――クロガネでした。
Posted by: クロガネ |at: 2007/03/16 4:04 PM
エディックとフェイトが別々の時間に遡行出来たことが引っ掛かっていて、意識遡行出来るなら
「出来損ない」じゃないのになと思っていたのですが…まさかそれが真実だったとは。
砂礫の真の能力は単に、術者が望んだ幻想を見せるだけ。どこまでも人に絶望を与えるような
残酷な物だと思いました。散々踊らされた結果がこれでは…流石にエディックも可哀想です。

人を生き返らせることと、時を遡ること…それは魔法でも出来ないこと、否、出来ては
いけないことなんでしょうね。やっぱり人は、現実を受け入れて前に進むしか無い。
時の砂礫は、それを彼らの眼前に突きつけたように思えました。
一応謎は全て解けたのに、落ち着きませんねぇ(笑)

そしてフェイトの方にも、真実の余波が来たようですね…。2度も同じ悲劇を目にするなんて、
普通の人には耐えられないことだと思います。でも、だからこそ、フェイトには立ち直って欲しい
ですし、なのはにはフェイトを救ってもらいたいです。

明日の更新も楽しみに尻尾を振って待ってますねw
Posted by: 霧崎和也 |at: 2007/03/16 4:30 PM
>鴇さん
 そういうことでしたー。どの段階から見抜かれておりましたかね。
 エディックは最初から本当に哀れな道化でしかありませんでした。この現実は彼の犯してきた罪の報いなのでしょうか、それとも……というところで、次回もどうぞお楽しみにー。

>クロガネさん
 お、おつかれさまです……。
 「世界はいつだって、こんなはずじゃないことばっかりだよ!」と。エディックはそれに立ち向かおうとした。ただしそれは未来へ向かうためではなく、過去へ向かうために。それが過ちならば、この現実は彼への罰なのか。壊れてしまった彼の行く末は、というところで次回もどうぞお楽しみに。

>霧崎和也さん
 ロストロギアとしてはあまりにささやかな「時の砂礫」の力。しかしそれゆえに、その力はあまりにも残酷。突きつけられる過去という名の現実を前に、大切なものを失ったふたりはもう一度立ち上がることができるのか……というところで、どうぞ次回もお楽しみにー。
Posted by: 浅木原忍 |at: 2007/03/16 4:40 PM
何処まで行っても誰も救われない、なんと残酷な現実か。
せめて嘗て交わした約束だけは果たさせてやってほしい。
すずかを救う手立てが在るとエディックがアリサに言った以上
処断の前に治療に関わらせてやらないと二人とも幻想に踊らされていただけの唯の駒になってしまう。
Posted by: touzitu |at: 2007/03/16 4:55 PM
セレナを助ける、という希望をついに果たすことが出来なかったエディック。
意識を再生させる。
多くの人を傷つけ、親友を助けたいという少女をも利用して犠牲にした結果が、ただ意識を再生させるだけ。
セレナを助けるという、ただそれだけの一心だったエディックがとてもかわいそうに見えました。
セレナの死を乗り越えて死んだセレナの分も頑張れていたとしたら、きっとすばらしい魔導士になっていただろうに・・・・・・。
でも、決して過去に戻ってやり直すことなどできはしないから。

そして己の幸福を犠牲にしてまで母親を救おうとしたフェイト。
フェイトもまた、それが幻想であるからまた虚しいですね・・・・・。
母親を救おうとしていても、ただそれは自分の幻想。
フェイトを救うことができるのはなのはだけ。
クロノと同じように、なのはがフェイトを救ってくれることを切に願います。
Posted by: 桜木ナミキ |at: 2007/03/16 5:01 PM
>touzituさん
 エディックは果たして、ただ幻想に踊らされた哀れな道化のままで終わってしまうのか……。彼の物語の行く末を、どうぞ見守ってあげてください。

>桜木ナミキさん
 悲しい幻想、過去の残影に囚われたふたり。エディックとフェイト、ふたりを救えるのは誰……?
 というところで、次回もどうぞお楽しみにー。
Posted by: 浅木原忍 |at: 2007/03/16 5:30 PM
>一応謎は全て解けたのに、落ち着きませんねぇ
まさに、これが魔法少女といいつつも実際には,人の葛藤が生み出す一つのドラマのあじじゃないですかね。
>幻影
まさか,ストラグルバインドの魔法解除機能をここで生かすとはすばらしいです。あとは皆さん同様,なのはがどう包み込んであげる事ができるかたのしみです。
Posted by: mayu |at: 2007/03/16 5:45 PM
これは、予測が当たったのか?な?かな?

続きも楽しみにしています!
Posted by: nanasi |at: 2007/03/16 6:30 PM
えっと、以前僕が予想したのって、当たってたの(汗)? 

まあこれで謎は解けたわけですが…。となると、フェイトがみているのも「ほんのひと時の夢」ってことになって、結局は「プレシアが死んでいる。アリサを殺してしまった」現実に戻ることになって…。
フェイトもまた廃人ですか?

エディックは純粋すぎたんですね。ただひたすらにセレナと遭える方法を探して、それが立たれた瞬間に耐える力根こそぎ奪われてしまった。と僕は思います。

この二人は救われるのか。そしてアリサとすずかはどうなっている?


Posted by: kicchomu |at: 2007/03/16 6:38 PM
>mayuさん
 クロノの魔法は地味に使い勝手が良くて重宝しますw

>nanasiさん
 はい、正解でしたw おめでとうございます〜w

>kicchomuさん
 当たってましたよー(笑)。これだからkicchomuさんの読みは鋭くて恐ろしいですw
 再び現実を突きつけられたフェイトは立ち上がることができるのか。どうぞ続きもお楽しみに。次回はアリサとすずかです。
Posted by: 浅木原忍 |at: 2007/03/16 7:29 PM
酷すぎる・・・。
過去を遡り、現代(今)を別の今にする・・・。でもその当時(過去)あった別の可能性は所詮“もしかしたら”のこと、希望や幻想にも1度起こった時間をかえることはできない・・・。
ということでしょうか?
 今回エディックはたくさんの人を傷つけた。その際に4人の少女たちは心も体もずたずたになりながら戦った。その結果彼の得たものは最愛の女性の意識を復活させたのみ・・・。
エディックに同情はしませんが、今後彼はどうなるのか。
それと同時にクロノの最後のセリフ
「……なのは。どうか――フェイトを救ってくれ」という言葉・・・。
彼はフェイトもプレシアの死を二度も目の前で見たため、エディックのようにならないためになのはにゆだねたのだと思います。
 正直明日が楽しみです。
Posted by: ぎりゅう |at: 2007/03/16 9:32 PM
 なんとなくではありますが、この結果は予想していました。エディックにしろ、フェイトにしろ、恐らく過去は変えられないだろう、自分達の望んだものは手に入らないだろう、と。
 エディックもフェイトもここに来るまで、たくさんの人々を傷つけました。エディックはアリサとフェイトを、フェイトは家族と友達を。やはり、誰かを傷つけて自分の願いを叶えるなんて、許されるはずがないのです。誰が許し、許さないのかはわかりませんが。
 エディック、フェイト、アリサの三人が今回のような行動に出たことは確かにわかります。同感できます。それも過ぎてしまえば、「仕方のなかったこと」と思えます。しかし、特にエディックとフェイトが言っていましたが、「誰かを犠牲にした上での幸せなんて許されるはずがない」という言葉。確かに、それも一つの答えでしょう。しかし、自分は思います。自分達がこうして生きていられることが、大勢の命で保たれていると。極端に言えば、戦争に参加した人たちがいい例です。軍人は、自分達の母国を守るために戦います。なぜ守るか。母国に住む人々の幸せのためです。その想いを双肩に背負い、死んでいく人もいました。そうして、国は守られました。なら、その人たちが犠牲でなくてなんだというのでしょうか。戦争だけではありません。戦いが終われば、人は必ず、「ああ、なんて自分達はバカなことをしたんだ。これからは絶対にしてはいけない」と思います。自分に固く誓います。そうやって、人は戦争を繰り返してきました。その繰り返しのたびに、国を守るために死んでいく人達もいました。その繰り返しで死んでしまう人達を生き残った人々は「名誉」と称えます。ですが、自分は違うと思います。戦いにどんな想いがあれど、どんな理想があれど、どんな信念があれど、それで死んでいった人達は犠牲者です。それも「幸せのための犠牲」です。その人たちのおかげで、今の国が、世界があるのです。 それで幸せになれなかったから、エディックもフェイトもこのような行動に出た。しかし、このような行動に出ている時点で、この二人はもう、幸せになれるはずがなかったと思います。幸せになるための方法は知りません。しかし、幸せになりたいなら、まず自分の不幸を乗り越えるべきだと思います。人は色々な不幸を乗り越え、先を見つめます。その先に幸せを見つけ、その先へと歩いて行きます。それが人が幸せになるための、人ができる幸せの一つであり、自分は思いませんが、フェイトのいう、「幸せになるための資格」なのだと思います。それを拒否し、後ろ向き、後ろに歩いてしまった二人が幸せになれるはずがなかったのです。例え成功しても、幸せにはなれなかったと思います。なぜなら、人間一人で、幸せを作ることなど無理だからです。それで幸せが作れるのなら、世界は「幸せ」という言葉がなくなるぐらい、幸せになっているはずですから。形あるものはいつか壊れてしまうように、「幸せ」も永遠ではありません。ですが、一つだけでもありません。それを見つけられなかっただけか、また失ってしまったこの二人はどうなってしまうのか。次回が楽しみです。最後に、色々と好き勝手なことを書いてしまって申し訳ありませんでした。次も楽しみにしています。
Posted by: スズメバチ |at: 2007/03/17 2:37 AM
>ぎりゅうさん
 We cannot turn back to our past.(過去に戻ることはできない)
 We cannot change our past.(過去を変えることもできない)

 403「Southern Cross」より。残酷なまでにそれは真理でしかなかった、という話です、はい。

 However, we're heading for the future.(けれど俺たちは未来に向かって進んでいる)
 So, let us reach out our hands.....our hands!(さあ、手を伸ばそう!)

 こう続く歌詞のように、彼女たちは未来へ手を伸ばせるのか。どうぞ続きもお楽しみにー。


>スズメバチさん
 「誰かを犠牲にした上での幸せなんて許されるはずがない」というのは、自虐的なようで言ってしまえば非常に傲慢な言い回しなわけで。自分の過去にあるものを見つめた上で2人はもう一度前を向けるのか。どうぞ続きもお楽しみに。
Posted by: 浅木原忍 |at: 2007/03/17 2:03 PM








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DL頒布中作品

『ひふ〜ふ -秘封×婦婦-』
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『レトロスペクティブ酉京都
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同人誌の委託はこちらにお世話になってます。




このサイトはくろまくみこ(霊夢×レティ)の普及を目論んでいます。

東方SSインデックス

長編
【妖夢×鈴仙】
うみょんげ!(創想話・完結)
 第1話「半人半霊、半熟者」
 第2話「あの月のこちらがわ」
 第3話「今夜月の見える庭で」
 第4話「儚い月の残照」
 第5話「君に降る雨」
 第6話「月からきたもの」
 第7話「月下白刃」
 第8話「永遠エスケープ」
 第9話「黄昏と月の迷路」
 第10話「穢れ」
 第11話「さよなら」
 最終話「半熟剣士と地上の兎」

【お燐×おくう】
りん×くう!(完結)
 ※スピンオフなので、できれば先に『ゆう×ぱる!』をどうぞ。
 1 / 火焔猫燐
 2 / 霊烏路空
 3 / 火焔猫燐
 4 / 霊烏路空
 5 / 古明地さとり
 6 / 火焔猫燐
 7 / 霊烏路空
 8 / 火焔猫燐
 9 / 古明地さとり
 10 / 霊烏路空
 11 / 火焔猫燐
 12 / 古明地さとり
 13 / 霊烏路空
 14 / 火焔猫燐
 15 / 古明地さとり
 16 / 霊烏路空
 17 / 古明地こいし
 18 / そして、地底の恋物語

【勇儀×パルスィ】
ゆう×ぱる!(完結)
 0 / そして、星熊勇儀の孤独
 (1) (2) (3) (4) (5) (6)
 (7) (8) (9) (10) (11) (12) (13)
 14 / 「星熊勇儀の微睡」
 15 / 「水橋パルスィの恋心」
 16 / 「星熊勇儀の応談」
 17 / 「黒谷ヤマメの懸念」
 18 / 「星熊勇儀の懊悩」
 19 / 「キスメの不安」
 20 / 「火焔猫燐の憂鬱」
 21 / 「黒谷ヤマメの奮闘」
 22 / 「古明地さとりの場合」
 23 / 「水橋パルスィの狂気」
 24 / 「古明地さとりの思案」
 25 / 「星熊勇儀の煩悶」
 26 / 「水橋パルスィの意識」
 27 / 「星熊勇儀の虚言」
 28 / 「水橋パルスィの嫉妬」
 29 / 「星熊勇儀の決断」
 30 / 「キスメの幸福」
 31 / 「水橋パルスィの戸惑」
 32 / 「黒谷ヤマメの嫉妬」
 33 / 「古明地さとりの思惟」
 34 / 「キスメの献身」
 35 / 「星熊勇儀の愛情」
 36 / 「水橋パルスィの変化」
 37 / 「火焔猫燐の懸案」
 38 / 「星熊勇儀の失態」
 39 / 「水橋パルスィの存在」
 40 / 「星熊勇儀の審判」
 41 / 「水橋パルスィの幸福」
 42 / 「星熊勇儀の願い」
 43 / 「地底への闖入者」
 44 / 「水橋パルスィの真実」
 45 / 「星熊勇儀の幸福」
 46 / 「星熊勇儀と、水橋パルスィ」
 47 / 「地底の恋物語」

【にとり×雛】
にと×ひな!(完結)
 Stage1「人恋し河童と厄神と」
  SIDE:A SIDE:B
 Stage2「厄神様へ続く道」
  SIDE:A SIDE:B
 Stage3「神々も恋せよ幻想の片隅で」
  SIDE:A SIDE:B(前編)(後編)
 Stage4「秋めく恋」
  SIDE:A SIDE:B SIDE:C
 Stage5「少女が見た幻想の恋物語」
  (1) (2) (3) (4)
 Stage6「明日晴れたら、雨は昨日へ」
  (1) (2) (3) (4)

東方創想話・SSこんぺ投稿作

【少女秘封録】
 真昼の虹を追いかけて
 ヒマワリの咲かない季節
 闇色メモリー
 2085年のベース・ボール
 スタンド・バイ・ユー
 睡蓮の底
 遠回りする傘

【自警団上白沢班の日常】
 折れた傘骨
 おおかみおんなと人魚姫

【探偵ナズーリンシリーズ】
 説法の時は出たくない
 腹の中

【星ナズ】
 貴方のための探し物
 性別とかどうでもいいじゃない
 ナズーリンを縛って目の前にチーズをぶら下げたらどうなるの?

【稗田文芸賞シリーズ】
 霧雨書店業務日誌
 第7回稗田文芸賞
 第6回稗田文芸賞
 第8回稗田文芸賞・候補作予想メッタ斬り!
 第8回稗田文芸賞
 第9回稗田文芸賞
第10回稗田文芸賞

【狐独のグルメ】
<Season 1>
 「人間の里の豚カルビ丼と豚汁」
 「命蓮寺のスープカレー」
 「妖怪の山ふもとの焼き芋とスイートポテト」
 「中有の道出店のモダン焼き」
 「博麗神社の温泉卵かけご飯」
 「魔法の森のキノコスパゲッティ弁当」
 「旧地獄街道の一人焼肉」
 「夜雀の屋台の串焼きとおでん」
 「人間の里のきつねうどんといなり寿司」
 「八雲紫の牛丼と焼き餃子」
<Season 2>
 「河童の里の冷やし中華と串きゅうり」
 「迷いの竹林の焼き鳥と目玉親子丼」
 「太陽の畑の五目あんかけ焼きそば」
 「紅魔館のカレーライスとバーベキュー」
 「天狗の里の醤油ラーメンとライス」
 「天界の桃のタルトと天ぷら定食」
 「守矢神社のソースカツ丼」
 「白玉楼のすき焼きと卵かけご飯」
 「外の世界のけつねうどんとおにぎり」
 「橙のねこまんまとイワナの塩焼き」
<番外編>
 「新地獄のチーズ焼きカレーと豚トロひとくちカツ」 NEW!!

【その他(そそわ無印・こんぺ)】
 記憶の花
 帽子の下に愛をこめて
 レイニーデイズ/レインボウデイズ
 或る人形の話
 インビジブル・ハート
 流れ星の消えない夜に
 或る男の懺悔
 天の川の見えない森で
 花の記憶
 時間のかかる念写

同人誌全文公開(pixiv)

 『流れ星の消えない夜に』
  (1) (2) (3)

 『るな×だい!』
  (前編) (後編)

東方野球in熱スタ2007異聞
 「六十日目の閻魔と死神」
 「グラウンドの大妖精」
  (前編) (中編) (後編)
 「神奈子様の初恋」
 「May I Help You?」
 「決戦前の三者会議」
 「夏に忘れた無何有の球を」
  (前編) (後編)
 「月まで届け、蓬莱の想い」
 「届く声と届けるものと」
 「魔法使いを見守るもの」
 「夏に雪桜は咲かないけれど」
  (1) (2)
 「星の光はすべて君」
 「さよならの代わりに」
  (前編) (後編)
 「野球の国、向日葵の妖精」
  (1) (2) (3) (4)
 「わりと憂鬱な霊夢の一日」
 「猫はどこだ」
 「あなたの人生の物語」
  (1) (2) (3) (4)
  (5) (6) (7) (8)
 「完全なアナタと不完全なワタシ」
 「伝えること届けること」
 『東方野球異聞拾遺 弐』
  (1) (2) (3)


艦これSSインデックス(pixiv)

【第六戦隊】
 ワレアオバ、ワレアオバ。
 衣笠さんは任されたい
 刻まれない過去
 古き鷹は光で語りき NEW!!

【響×電】
 Мой кошмар, нежность из вас

なのはSSインデックス

長編
魔法少女リリカルなのはBURNING

【BURNING AFTER】
 祝福の風と永遠の炎
 フェイトさんのお悩み相談室
 それは絆という名の――
 王子様とお姫様と黄昏の騎士のわりと平和な一日
  (前編) (中編) (後編)

魔法少女リリカルなのはCHRONICLE
魔法少女リリカルなのはCRUSADERS

中編
 ストラトスフィアの少女(完結)
  (1) (2) (3) (4)

 プラネタリウムの少女(完結)
  (1) (2) (3) (4)

短編
【フェイト×なのは】
 キミがくれる魔法
 たまに雨が降った日は
 キミが歌うボクの歌
 お嫁さんはどっち?
 願い事はひとつだけ
 君がここに生まれた日
 stay with me
 私がここに生まれた日
 ハラオウン家の家庭の事情「エイミィさんのお悩み相談室」
 WHITE SWEET SNOW
 冬、吐息、こたつにて。

【アリサ×すずか】
 はじめての××
 TALK to TALK
 少し歩幅が違う分
 好きな人が、できました。
 おとぎ話は目覚めた後にも after
 DOG×CAT?(プレ版)
 第97管理外世界における、とあるロストロギア関連事件に付随した何か(仮)
 9×19=171...?
 Feline days
 貴方の花の名前
 超短編シリーズ

【八神家】
 ある日の八神さんち(メロドラマ編)
 ある日の八神さんち(家族計画編)
 ある日の八神さんち(ホラー編)
 You are my family
 魔導探偵八神はやて「アイスはどこへ消えた?」
 届け、あなたがくれた空に。
 朧月夜の銀色に

【クロノ×エイミィ】
 ハラオウン家の家庭の事情「クロノ・ハラオウンはロリコンなのか?」

らき☆すた

【かがみ×つかさ】
 Sleeping Beauty?
 夢見てた、夢

投稿SSインデックス

投稿規定

「なのはBURNING」三次創作

【沈月 影さん】(影ラボ
 魔法少女リリカルなのはFROZEN
 予告編
 第1話「流転 -Returning End-」
  (1) (2) (3) (4)

【てるさん】(HEAVEN
 ユグドラシルの枝(完結)
  (1) (2) (3) (4) (5)

【緑平和さん】(PEACE KEEPER
 その右手に永遠を

短編

【kitさん】(pure heart
 好き、だから

【mattioさん】
 The parting of the ways
 みんなで奏でるボクの歌
 ボクは親友に恋をする
 白い悪魔事件―なのはは罪な女のコ?なの―
 か け お ち
 約束の桜〜ダイヤ〜
 月剣〜つるぎ〜のち陽盾〜たて〜
 青に魅せられた私―Moondust…―
 ハート オブ エース―AMBITION―
 わたしの日溜り
 春の日、とあるカップルのとある時間のつぶし方
 少し角度が違う分
 大胆はほどほどに
 そして二人は時を忘れる
 注意報「あま風に御用心」
 一番守りたいもの、それは――
 ひっかかって。
 キミのいない平日は
 最近の翠屋において甘い物が売れない理由、それは――
 バカップル法第○条第×項「うっかりは無罪なり」
 正月、とある五人のとある年明けの過ごし方
 スキー大好き! って大好きななのはが言ったのでつい私も好きだし得意だと言ってしまいました。
 親友>恋人・・・?
  ―前夜なの―
  ―臨戦なの―
  ―結末なの―
 桜〜なのは〜の舞う季節―Prince of ・・・―
  予告編 本編
 天使に誓うラブレター
  予告編 本編
 「アツい日」シリーズ
  アリサ先生のアツい一日
  それぞれのアツい午後
  アツかった日の後日。
  アツくない場所で
  アツい日は季節を越えて
  アツみの増した写生会
  アツ力のかかった一日
 木の葉が紅く染まる頃
  (1) (2) (3)

【ぴーちゃんさん】(P'sぷろじぇくと
 ワガママのススメ
 おとぎ話は目覚めた後で

【鴇さん】(It flows.
 
 遠くない未来
 贈り物〜blessing happily〜

【伊織さん】(伊織の詞認筆
 ハラオウン家家族会議
 ケーキより甘い思い出
 八神家家族相談室

【maisyuさん】(ぐったり裏日記
 キミの呼びかた
 素直なキモチ
 この星空の下、貴女と二人

【隅田さん】(NooK
 四つ葉のクローバーを、君に。

【沈月 影さん】(影ラボ
 Pleasure, into the Rain

【クロガネさん】(クロガネの間
 理想な人は?

【フィールドさん】
 The honey holiday
 Dangerous Shower Time

【霧崎和也さん】(Kの趣味部屋
 祝福の花

【HALさん】(交差幻想
 コイメツ

【月翼さん】
 秘密のrouge

【tukasaさん】
 名前を呼んだ日

【フェルゼさん】(Empty Dumpty
 夜長の行き先
 Their party's never over.
 彼女たちのフーガ

【シン・アスカさん】
 メリッサの葉に…

【結さん】
 青い空の下で

【tanakaさん】部屋の隅っこで小説なんかをやってみる
 君が見てくれているから/新年
 知らぬ間に
 なのはさん争奪戦
 いたずらなお姫様
 お願い
 海と水着と……
 何年経っても変わらぬ関係
 越えられない壁
 小さくてもなのはさん
 思春期なんです
 手相占い?
 暗闇の中で
 フェイトちゃんは変態さんなの?
 手を繋いで
 王子様とお姫様のお祭り
 想いと想い

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