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『東方野球異聞拾遺 弐』(3) レティ・ホワイトロックの場合(一)
 異聞拾遺2公開中。全12回。










 正直に言えば、自分の中で博麗霊夢の印象は、あまり良いものではなかった。
 春雪異変で長い冬を楽しんでいたら、春を取り返そうとする巫女がいたのでちょっかいをかけてみたのが、彼女との出会い。そのときは問答無用でボコボコにされた。こっちはちょっとした挨拶のつもりだったのに、向こうは一切の容赦無しである。ひどい話だ。
 そんなわけで、「凶暴な紅白の巫女」と記憶していたら、チルノやその友人たちも弾幕りあったことがあると聞き、彼女たちから博麗霊夢という名前を聞いた。
 そして、今回の異変。春眠に入るはずだった自分がチームに加わったのは、チルノたちに無理矢理引っ張り出されたからで。私に対して「キャッチャー向きじゃない? 体型的に」なんて失礼極まりないことを言ったのも、あの博麗霊夢だった。
 初対面の件と合わせて、仕返ししてやろうかと思っていた。しかし春が近付けば近付くだけ、自分の力は弱まるから、弾幕勝負では勝ち目がない。かといって野球でやり返そうにも、同じチームの投手と捕手ではそんな機会も見当たらず。
 そうこうしているうちに、意外と野球が、捕手というポジションが面白いことに気付いて、根に持っていたことはいつの間にか忘れてしまっていた。全く、自分もチルノを笑えない。
 ――そうして、気が付いたら。
 どういうわけか、霊夢とバッテリーを組むことになってしまっていたのだ。


      ◇


「そういうわけだから、これから基本、霊夢が投げるときは貴方にお願いしようと思うの」
 アリスの言葉に、はあ〜、とレティは同意とも反芻ともつかぬ声をもらす。
 ――霊夢は輝夜より貴方と相性が良さそうだから。
 成績も持ち出されて言われては、納得するしかないのだけれども。自分と霊夢が相性がいい、と言われても、レティにはどうにもピンと来なかった。
 確かに霊夢はいいボールを投げる。特にスライダーとフォークのキレはピカイチだ。けれどそれは霊夢の力であって、あの球ならあまり捕手の力は関係無さそうな気もするのだが。
「霊夢がどう思ってるのかは解らないけど、相手によって投げやすさってのはあると思うの。永琳と輝夜みたいにね」
 それは元々の主従関係だから、自分と霊夢とは違うだろう。そうは思うけれど。
「解ったわ〜。出番は無いよりある方がいいしね〜」
「お願いね」
 一応、輝夜と正捕手を争っている身だ。ベンチに座っているよりは試合に出ている方が面白いことは、今までのオープン戦で解っている。出番の確約が貰えるならそれに越したことはない。まあ季節柄、毎日試合に出ろと言われればさすがに体力的に保つかどうかは解らないけれども。
 阿求に呼ばれて去っていくアリスを見送り、レティは小さく肩を竦めた。
「相性、ねえ」
 それだったらむしろ、博麗神社に居候している萃香の方が良さそうなものだが。……いや、萃香じゃ霊夢のフォークは全部後ろに逸らしてしまうか。レティは苦笑する。
 まあ、自分が霊夢と相性がいいというより、輝夜が霊夢と相性が悪いだけなのだろう。性格の悪い同士気の合いそうなものではないかとも思うが。
「誰の性格が悪いって?」
 唐突にかけられた言葉に、レティは驚いて身を竦めた。振り向けば、当の本人――霊夢が半眼でこちらを睨んでいる。口に出てしまっていたのか。レティは誤魔化すように苦笑した。
「ま、別に何でもいいけど。あんたが後逸さえしなきゃね」
 む。意地の悪い言葉に、レティは頬を膨らませる。
「あら霊夢。ランナー出さなきゃ後ろに逸らしたって問題ないわよ〜?」
「そっちこそ、振り逃げって知ってる?」
「私の手の届く範囲に霊夢が投げてくれればいいだけの話じゃない〜」
「そーね。輝夜よりはボールも止めやすいでしょうね、身体の面積広いから」
 かちんと来た。ひどい言いがかりである。そりゃあ、霊夢みたいなスレンダーな体型に比べれば多少ふくよかかもしれないけれど、ふとましいみたいに言われる筋合いはない。
「そうね〜。特に胸のあたりとか、霊夢よりはよっぽど広いわ〜」
「――――」
 あ、ストライクだったらしい。霊夢の額に軽く青筋が浮く。
「あら霊夢、気にしてたの〜? 意外と女の子らしいところあるのね〜?」
 そこでグレイズしに突っ込んでしまうあたり、自分も子供だ、とレティは頭のどこかで妙に冷静に考えていた。
「そこの季節外れの雪女、冬まで土の下に夢想封印してあげようか?」
 ちゃ、とどこからかお札を取り出す。流石にやりすぎた。乾いた笑みを浮かべてレティは後じさる。春先のこの時期、霊夢と弾幕勝負でやり合って勝てる道理は自分には無い。
「はいそこ、言ったそばからバッテリーが喧嘩しない!」
「シャンハーイ!」
 と、そこに割り込んでくるのは上海人形。振り向ければいつの間に戻っていたのか、アリスが腰に手を当てて、呆れたようにこちらを睨んでいた。
「これから試合だっていうのに、全くもう……」
 ――そう、これからオープン戦、阪神戦だ。先発は霊夢。開幕を一週間後に控えて、オープン戦の最終登板である。
「別に、ちょっとしたコミュニケーションよ? ねえレティ」
「え? え、ええ……」
 ころりと表情をいつもの脳天気な笑みに変え、「じゃ、ちょっと肩あっために行ってくるわ」と霊夢はさっさと歩いていく。毒気を抜かれて、レティはぽかんとその背中を見送った。
 なんという変わり身の早さ。というか霊夢もいったいどこまで本気だったのか、レティにもよく解らなかった。
「……大丈夫?」
「え、ええまあ、たぶん〜」
 あはは、と苦笑する。アリスは首を振って盛大に溜息をひとつ漏らした。

 で、試合中。
『タイミング合ってないわ〜。外のスライダーで行きましょ〜』
 出すサインに、しかし霊夢は首を振った。霊夢から出されたサインはフォーク。レティは眉を寄せる。――このイニングで既に5球目である。投げすぎではないか。
『本当にフォークでいいの?』
 確認。霊夢は頷く。――まあ、それなら任せるけれども。
 ミットを構える。霊夢が振りかぶる。放たれたボールは、直球とほとんど同じ起動から、ベースの手前で急速に落ちた。目の前でバットが空を切り、レティはワンバウンドしたボールを押さえ込む。空振り三振、スリーアウトチェンジ。
 3回終了。ここまで霊夢はパーフェクト。上々の内容だった。
「霊夢」
「何よ?」
「フォーク投げすぎじゃないかしら〜? あんまり飛ばしたら保たないわよ〜?」
 負担の掛かる球種だということぐらいは把握している。霊夢のフォークほどの落差のある球なら尚更だ。レティとしてはもう少し要所要所に絞って使いたい球なのだが。
「大丈夫よ。今日は調子いいし、球数もそんなに多くないし」
「それは解ってるけど〜」
「巫女の勘がこれでいいって言ってるの。任せなさいってば」
 それだけ言って、霊夢はベンチに座り水に口を付ける。レティは肩を竦めた。
 まあ、博麗の巫女の勘が優れているというのは聞いている。監督が霊夢にブルペンを任せているのも、その勘を頼りにしているとかなんとか。誰が言っていたんだったか。
 ――しかし、である。
(それなら、リードなんていらないのかしらね〜)
 勘で投げて抑えられるなら、捕手のリードは必要ないだろう。輝夜と相性が悪いというのもそのあたりなのかもしれない。話をしていれば、輝夜は自分のリード通りに投手が投げてくれるのを前提に考えてる節があるし。
 まあ、それならそれで、楽と言えば楽なのだけれども。
 せいぜい、嫌味を言われないよう、後逸だけはすまい。レティはそう思った。

 結局、霊夢はそのまま、8回4安打1失点、10奪三振の好投を見せた。ちなみに奪三振は全てフォークで奪ったものである。
「これなら大丈夫ね。開幕戦、任せたわよ」
「おっけーおっけー、任せといて」
 ベンチに引き上げる霊夢を、アリスが安堵した様子で出迎えた。
「レティ、貴方もお疲れ様。代打出すから、あとは休んでて」
「了解したわ〜」
 アリスの言葉に頷き、ベンチに腰を下ろしてレティは息を吐く。代打のにとりが打席に向かうのが見えた。
「お疲れ」
 と、声に振り向けば霊夢が水筒をこちらに差し出していた。レティは目をしばたたかせて、おっかなびっくり水筒を受け取る。
「やっぱりあんたの方が投げやすいわね。面積が広いせいかしら?」
「またそんな〜。人が後逸しなかったからってその言い方は無いと思うわ〜」
 むくれつつ言い返すと、「ああ、そういやそうね」と今気付いたように霊夢は頷いた。ちょっと待て、さっき言ったことをもう忘れていたのかこの巫女は。レティは溜息をつく。
「ま、開幕戦もよろしく頼むわ。リードにしても何にしてもね」
 自分も水筒の水を口にしつつ、霊夢は飄々とそう言った。
「霊夢の場合、全部自分の勘で投げればいいんじゃないかしら〜?」
「嫌よそんなの。疲れるじゃない」
 全く、これだから。まあ、壁でいいと言われるよりはいいのかもしれない。
「んじゃ、肩冷やしてくるわ」
 立ち上がり、霊夢はダグアウトの方へ歩き去っていく。その背中を見送って、レティが手のひらで水筒を転がしていると、何やら視線を感じた。振り向けば、ルーミアだ。
「なに?」
「レティと霊夢は仲良しなのかー?」
「……そんなことないわよ?」
「そーなのかー」
 うん、そうだ。別に、仲良しなどではない。ええ、それはもう、断じて。
 ただ、投手と捕手としての当たり障りのない会話だ。……そのはずだ。
 手の中の水筒を見下ろす。これにだって、別にそんな、大した意味があるはずもない。
 ――そのはずだ。


      ◇


 そうして、迎えた中日ドラゴンズとの開幕戦。
 霊夢は井上にスリーランこそ浴びたものの、7回を4安打3失点。打線は川上を6回に捕らえて追いつき、レティが満塁から走者一掃のツーベースを放って6対3と逆転。最後は守護神紫が締めて白星スタート――のはずだった。
 結果は、紫が犠打の一死しか取れずに4失点のメッタ打ちで、6対7の逆転負け。霊夢の白星もレティの殊勲打も何もかも、完璧に吹き飛んでしまった。

 中日ベンチが大騒ぎしている傍らで、アリスが呆然とスコアボードを見上げていた。
 その傍らで肩を竦める紫に、霊夢が詰め寄る。そんな様子を、レティはベンチで言いしれぬ脱力感とともに見上げていた。
 今日の霊夢は今までで最高の出来だった。李への四球と、井上への失投。それ以外はほぼ完璧と言っていい。それだけにホームラン一発で3失点というのが、野球の怖さだとレティは思った。うっかりすればそのまま黒星でもおかしくなかったのだから。
 肝心なところで甘い球が入るとああなる。リードする上でも気を付けよう。そう誓う。
 ――まあ、それでも紫に炎上されてしまっては、どうしようもないわけだけれども。
「レティさん」
「大ちゃん。……おつかれさま」
 歩み寄ってきた大妖精に、レティは苦笑混じりに返す。大妖精は困ったような表情で、人の姿のないグラウンドを見つめた。
「……こういうことも、あるんですね」
「まあ、そりゃあ、ね〜」
 こればかりはもう、そう言うほかない。紫の大炎上など想定外もいいところである。
「せっかくレティさんが、霊夢さんのために頑張ったのに」
「え?」
 何か聞き捨てならない発言があった気がして、レティは振り向く。「ほえ?」と大妖精はレティを不思議そうに見上げた。
「だってレティさん、せっかく勝ち越しタイムリー打ったのに……。あれで霊夢さんに勝ち星つくはずだったんですから」
「べ、別に霊夢のために打ったわけじゃないわよ〜?」
「え、違うんですか?」
 いやそんな本気で問い返されても。
 ――そう、別に霊夢のためとか、そういうわけじゃない。ただ珍しくいい場面で打席が回ってきたから、思いっきりバットを振ったらいいところに飛んでくれたという、それだけの話。ここで打てば霊夢に勝ち星とか、別にそんなことは意識していない。……たぶん。
「霊夢さんが抑えて、レティさんが打って勝つなんて、バッテリーの絆っていう感じで格好いいなあって思ったんですけど」
「絆って……そんなんじゃないってば〜」
 変な誤解をしないでほしいものだと思うけれど、大妖精はなんだか釈然としない様子だった。何を期待しているのだ、自分と霊夢に。博麗の巫女と、一介の冬妖怪。この異変まで、一度弾幕りあっただけで、特別交流も無かったところに、いきなり絆も何も無いだろう。
 と、霊夢がやれやれと肩を竦めながらベンチに戻ってきた。もっと怒り散らしているかと思ったら、既にすっぱり気分を切り替えたらしい。相変わらずの変わり身の早さである。
「あ、レティ」
「……なに〜?」
 と、その霊夢に声をかけられて、レティは一瞬息を詰まらせた。
「お疲れ、今日もやりやすかったわ。――あと、紫のせいで吹っ飛んじゃったけど、逆転タイムリー、ナイスバッティングだったわよ」
 と、差し出されるのは右拳。レティが目をしばたたかせながら拳を差し出すと、こつんと軽くそれをぶつけあって、霊夢はにっと笑った。
 ――なんだか急に、顔が熱くなった気がした。
 そうして霊夢は、ダグアウトに引き上げていく。レティは自分の右手を見下ろして、自分でもよく解らないまま溜息のように深く息を吐き出した。
 ああ、もう。――何なのだ、博麗霊夢という人間は。
 怒ったと思ったら、次の瞬間には脳天気に笑って。口喧嘩したと思ったら、次の瞬間には綺麗さっぱりそのことも忘れて。――そうして、あんな風に笑うのだ。
 そんな底抜けの笑顔に、顔が熱くなってしまう自分は、本当にどうかしている。
「レティさん?」
「……何でもないわ〜。私たちも帰りましょ〜」
 ぷるぷると首を振って、余計な思考を振り払い、レティは立ち上がった。
 大妖精は首を傾げたままついてくる。気付かれないように、レティは小さく溜息をついた。

 ――別に、嬉しくなんかない。
 ナイスバッティング、なんて霊夢からかけられた言葉が。
 ただその一言が、嬉しくて仕方なかったなんて――そんなことは断じてないのだ。
 捕手として頑張るのだって、ヒットを打つのだって、霊夢のためじゃない。
 ただそれが楽しいからだ。――それだけなのだ。

 きっと。



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| 浅木原忍 | 21:13 | comments(0) | trackbacks(0) |
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東方SSインデックス

長編
【妖夢×鈴仙】
うみょんげ!(創想話・完結)
 第1話「半人半霊、半熟者」
 第2話「あの月のこちらがわ」
 第3話「今夜月の見える庭で」
 第4話「儚い月の残照」
 第5話「君に降る雨」
 第6話「月からきたもの」
 第7話「月下白刃」
 第8話「永遠エスケープ」
 第9話「黄昏と月の迷路」
 第10話「穢れ」
 第11話「さよなら」
 最終話「半熟剣士と地上の兎」

【お燐×おくう】
りん×くう!(完結)
 ※スピンオフなので、できれば先に『ゆう×ぱる!』をどうぞ。
 1 / 火焔猫燐
 2 / 霊烏路空
 3 / 火焔猫燐
 4 / 霊烏路空
 5 / 古明地さとり
 6 / 火焔猫燐
 7 / 霊烏路空
 8 / 火焔猫燐
 9 / 古明地さとり
 10 / 霊烏路空
 11 / 火焔猫燐
 12 / 古明地さとり
 13 / 霊烏路空
 14 / 火焔猫燐
 15 / 古明地さとり
 16 / 霊烏路空
 17 / 古明地こいし
 18 / そして、地底の恋物語

【勇儀×パルスィ】
ゆう×ぱる!(完結)
 0 / そして、星熊勇儀の孤独
 (1) (2) (3) (4) (5) (6)
 (7) (8) (9) (10) (11) (12) (13)
 14 / 「星熊勇儀の微睡」
 15 / 「水橋パルスィの恋心」
 16 / 「星熊勇儀の応談」
 17 / 「黒谷ヤマメの懸念」
 18 / 「星熊勇儀の懊悩」
 19 / 「キスメの不安」
 20 / 「火焔猫燐の憂鬱」
 21 / 「黒谷ヤマメの奮闘」
 22 / 「古明地さとりの場合」
 23 / 「水橋パルスィの狂気」
 24 / 「古明地さとりの思案」
 25 / 「星熊勇儀の煩悶」
 26 / 「水橋パルスィの意識」
 27 / 「星熊勇儀の虚言」
 28 / 「水橋パルスィの嫉妬」
 29 / 「星熊勇儀の決断」
 30 / 「キスメの幸福」
 31 / 「水橋パルスィの戸惑」
 32 / 「黒谷ヤマメの嫉妬」
 33 / 「古明地さとりの思惟」
 34 / 「キスメの献身」
 35 / 「星熊勇儀の愛情」
 36 / 「水橋パルスィの変化」
 37 / 「火焔猫燐の懸案」
 38 / 「星熊勇儀の失態」
 39 / 「水橋パルスィの存在」
 40 / 「星熊勇儀の審判」
 41 / 「水橋パルスィの幸福」
 42 / 「星熊勇儀の願い」
 43 / 「地底への闖入者」
 44 / 「水橋パルスィの真実」
 45 / 「星熊勇儀の幸福」
 46 / 「星熊勇儀と、水橋パルスィ」
 47 / 「地底の恋物語」

【にとり×雛】
にと×ひな!(完結)
 Stage1「人恋し河童と厄神と」
  SIDE:A SIDE:B
 Stage2「厄神様へ続く道」
  SIDE:A SIDE:B
 Stage3「神々も恋せよ幻想の片隅で」
  SIDE:A SIDE:B(前編)(後編)
 Stage4「秋めく恋」
  SIDE:A SIDE:B SIDE:C
 Stage5「少女が見た幻想の恋物語」
  (1) (2) (3) (4)
 Stage6「明日晴れたら、雨は昨日へ」
  (1) (2) (3) (4)

東方創想話・SSこんぺ投稿作

【少女秘封録】
 真昼の虹を追いかけて
 ヒマワリの咲かない季節
 闇色メモリー
 2085年のベース・ボール
 スタンド・バイ・ユー
 睡蓮の底
 遠回りする傘

【自警団上白沢班の日常】
 折れた傘骨
 おおかみおんなと人魚姫

【探偵ナズーリンシリーズ】
 説法の時は出たくない
 腹の中

【星ナズ】
 貴方のための探し物
 性別とかどうでもいいじゃない
 ナズーリンを縛って目の前にチーズをぶら下げたらどうなるの?

【稗田文芸賞シリーズ】
 霧雨書店業務日誌
 第7回稗田文芸賞
 第6回稗田文芸賞
 第8回稗田文芸賞・候補作予想メッタ斬り!
 第8回稗田文芸賞
 第9回稗田文芸賞
第10回稗田文芸賞

【狐独のグルメ】
<Season 1>
 「人間の里の豚カルビ丼と豚汁」
 「命蓮寺のスープカレー」
 「妖怪の山ふもとの焼き芋とスイートポテト」
 「中有の道出店のモダン焼き」
 「博麗神社の温泉卵かけご飯」
 「魔法の森のキノコスパゲッティ弁当」
 「旧地獄街道の一人焼肉」
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 「人間の里のきつねうどんといなり寿司」
 「八雲紫の牛丼と焼き餃子」
<Season 2>
 「河童の里の冷やし中華と串きゅうり」
 「迷いの竹林の焼き鳥と目玉親子丼」
 「太陽の畑の五目あんかけ焼きそば」
 「紅魔館のカレーライスとバーベキュー」
 「天狗の里の醤油ラーメンとライス」
 「天界の桃のタルトと天ぷら定食」
 「守矢神社のソースカツ丼」
 「白玉楼のすき焼きと卵かけご飯」
 「外の世界のけつねうどんとおにぎり」
 「橙のねこまんまとイワナの塩焼き」
<番外編>
 「新地獄のチーズ焼きカレーと豚トロひとくちカツ」 NEW!!

【その他(そそわ無印・こんぺ)】
 記憶の花
 帽子の下に愛をこめて
 レイニーデイズ/レインボウデイズ
 或る人形の話
 インビジブル・ハート
 流れ星の消えない夜に
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同人誌全文公開(pixiv)

 『流れ星の消えない夜に』
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 『るな×だい!』
  (前編) (後編)

東方野球in熱スタ2007異聞
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 「月まで届け、蓬莱の想い」
 「届く声と届けるものと」
 「魔法使いを見守るもの」
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 『東方野球異聞拾遺 弐』
  (1) (2) (3)


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 たまに雨が降った日は
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【kitさん】(pure heart
 好き、だから

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 The parting of the ways
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 か け お ち
 約束の桜〜ダイヤ〜
 月剣〜つるぎ〜のち陽盾〜たて〜
 青に魅せられた私―Moondust…―
 ハート オブ エース―AMBITION―
 わたしの日溜り
 春の日、とあるカップルのとある時間のつぶし方
 少し角度が違う分
 大胆はほどほどに
 そして二人は時を忘れる
 注意報「あま風に御用心」
 一番守りたいもの、それは――
 ひっかかって。
 キミのいない平日は
 最近の翠屋において甘い物が売れない理由、それは――
 バカップル法第○条第×項「うっかりは無罪なり」
 正月、とある五人のとある年明けの過ごし方
 スキー大好き! って大好きななのはが言ったのでつい私も好きだし得意だと言ってしまいました。
 親友>恋人・・・?
  ―前夜なの―
  ―臨戦なの―
  ―結末なの―
 桜〜なのは〜の舞う季節―Prince of ・・・―
  予告編 本編
 天使に誓うラブレター
  予告編 本編
 「アツい日」シリーズ
  アリサ先生のアツい一日
  それぞれのアツい午後
  アツかった日の後日。
  アツくない場所で
  アツい日は季節を越えて
  アツみの増した写生会
  アツ力のかかった一日
 木の葉が紅く染まる頃
  (1) (2) (3)

【ぴーちゃんさん】(P'sぷろじぇくと
 ワガママのススメ
 おとぎ話は目覚めた後で

【鴇さん】(It flows.
 
 遠くない未来
 贈り物〜blessing happily〜

【伊織さん】(伊織の詞認筆
 ハラオウン家家族会議
 ケーキより甘い思い出
 八神家家族相談室

【maisyuさん】(ぐったり裏日記
 キミの呼びかた
 素直なキモチ
 この星空の下、貴女と二人

【隅田さん】(NooK
 四つ葉のクローバーを、君に。

【沈月 影さん】(影ラボ
 Pleasure, into the Rain

【クロガネさん】(クロガネの間
 理想な人は?

【フィールドさん】
 The honey holiday
 Dangerous Shower Time

【霧崎和也さん】(Kの趣味部屋
 祝福の花

【HALさん】(交差幻想
 コイメツ

【月翼さん】
 秘密のrouge

【tukasaさん】
 名前を呼んだ日

【フェルゼさん】(Empty Dumpty
 夜長の行き先
 Their party's never over.
 彼女たちのフーガ

【シン・アスカさん】
 メリッサの葉に…

【結さん】
 青い空の下で

【tanakaさん】部屋の隅っこで小説なんかをやってみる
 君が見てくれているから/新年
 知らぬ間に
 なのはさん争奪戦
 いたずらなお姫様
 お願い
 海と水着と……
 何年経っても変わらぬ関係
 越えられない壁
 小さくてもなのはさん
 思春期なんです
 手相占い?
 暗闇の中で
 フェイトちゃんは変態さんなの?
 手を繋いで
 王子様とお姫様のお祭り
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